内田康夫・サスペンス:5

探偵

原作は、竹村警部・岡部警部が登場する。
竹村警部は、中村梅雀と寺脇康文が演じる。

信濃のコロンボ事件ファイル9 「乗せなかった乗客」

タクシー運転手・宮下愛子(椋木美羽)が追分学者村で広沢を探す間に客が消え料金が貰えず遠山タクシー社長・遠山修造(岡本富士太)に伝えた、長野県警捜査一課警部・竹村岩男(中村梅雀)は自宅に帰り妻・陽子(原日出子)と会い、愛子は会社に戻り夫の高校教師・宮下智幸(保坂尚輝)が遅く修造の娘・宏美にピアノレッスンをして待った。
しなの鉄道軽井沢駅に智幸が降り愛子と帰り、翌日愛子は警察に無賃乗車を訴え西軽井沢署部長刑事・清水(山西道広)と桜井が調べ篠原を訪ねると死体を発見し、県警刑事部長・大森修治(里見浩太朗)が竹村に修造の妻で遠山タクシー副社長・遠山峰子(内田春菊)の死体発見と捜査を命じ、木下刑事(山下徹大)と吉井部長刑事(加藤純平)から絞殺で殴られた痕も有り兇器は見付からず、修造と愛子から無賃乗車を聞き清水は乗客を疑うが、竹村は目立つ行動が不可解だった。
竹村らは峰子の行動を調べ組合長(鈴木正幸)から小諸から軽井沢に電話で戻ったと聞き、峰子の車が篠原の別荘近くで見付かり、篠原が戻り合鍵保有者のリストを求め、捜査会議で西軽井沢署刑事課長・宮坂(堀内正美)が遠山タクシーは峰子の祖父が起こした会社で5年前に事故で足を怪我した元運転手の修造と結婚したが最近は企業舎弟から買収話しがあると聞き、竹村は警視庁捜査一課警部・岡部和雄(松村雄基)に企業舎弟捜査を依頼した。
竹村らは智幸を送った愛子から事情を聞き遠山夫妻から援助を受け峰子が買収を進めていたと聞き、組合長から松本城で峰子と男の目撃情報で買収相手と聞き似顔絵を作り愛子に聞くが不明だが来た宏美からが家で見たと聞き、浅草で浅草興産社員・柳沢が刺殺され岡部と川島(伊吹康太郎)と所轄・鴨田と依田らが調べ遺留品から白銀商事組長・葛城(武蔵)に会い柳沢が軽井沢のタクシー会社買収に関わると聞いた。
竹村らは岡部から柳沢の会社買収と刺殺を聞き、愛子から空車があるのに何故自分が呼ばれたか疑問で修造から女性指名と聞くが配車録音装置は修理中だった、愛子は智幸も教え子から殺害当日居場所が疑問で、竹村は遠山夫婦間の利権争いを考え吉井から犯人の足跡のサイズが違うと聞き、愛子から遠山夫婦間の争いを聞き足跡のサイズを言うと様子が変で応援の岡部に調べを頼み、愛子は智幸の行動を学校で調べ、竹村は智幸を調べた。
<以下、隠し字>
竹村らは配車録音装置の故障を調べ、愛子は智幸から父の借金の返済を聞き、竹村らは追分学者村からしなの鉄道追分駅の走行時間を計り智幸の携帯の発信場所を調べ、岡部と共に修造と智幸を同行し峰子が先代社長の意向を無視して智幸の父の出資権利を奪い、修造が苦境になり自分の恨みとで協力したと自供し、愛子の利用を認め、白銀組バッジを偽装し柳沢殺害も自供した。


監督:江崎実生
脚本:佐伯俊道
原作:内田康夫
出演者:中村梅雀・原日出子・松村雄基・里見浩太朗・山下徹大・加藤純平・伊吹康太郎・椋木美羽・山西道広・堀内正美・武蔵・内田春菊・岡本富士太・鈴木正幸
制作年:2005年


感想: 複数の犯人側の細工が動機の解明と共に崩れる。
ヒロインの視点が有効に働く。
一部後付けもあるが、そこは無理のし過ぎだ。

信濃のコロンボ事件ファイル8 「アリスの騎士」

小諸市懐古園で死体が見つかり、長野県警警部・竹村岩男(中村梅雀)は妻・陽子(原日出子)に起こされ電話で刑事部長・大森修治(里見浩太朗)から税理士事務所所長・萩原春男(山上賢治)殺害場所に吉井正義(加藤純平)と木下真司(山下徹大)と行き、小諸中央署・瀧澤(高井清史)と寺山(四方堂亘)と中原(松澤一之)から橋から落下と聞き、遺留物のホテル領収書と『軽井沢「アリスの館」』のメモがありそれぞれに行った。
「アリスの館」オーナー・根岸絵里(喜多嶋舞)が土屋工務店社長・土屋勉(林泰文)に壁の修理を頼み、竹村と木下が来て萩原が経理顧問で来たと聞き、画家の夫・根岸嘉男(小沢和義)の絵を見た、上田市のホテルで吉井らが女性と居たと聞き、本部で萩原の妻・房江(林寛子)が仮面夫婦で萩原が危ない事をして女関係が悪いと聞き、竹村は手帳の10日のハートマークの意味を考えた。
竹村らは萩原と女が泊まった宿を探し見つけたが女の顔は見えず、萩原夫妻の最近加入の保険が見付かり、上田市のホテルの女の似顔絵が絵里に似ていた、中原警部らは房江を取り調べ松田に殺害依頼と言うと冗談と言われ、竹村らは絵里に萩原とホテルに居たと言うと嘉男が電話したとアリバイを言った、絵里の姉・黒津由紀(辻沢杏子)らが来た。
竹村は警視庁捜査一課警部・岡部和雄(松村雄基)に「アリスの館」の絵里夫婦の調査を依頼し、由紀夫婦が絵里夫婦に財産相続分与を要求し「アリスの館」の共同経営は拒否され、由紀は絵里に萩原と嘉男の悪口を告げた、竹村は岡部から絵里夫婦の情報を聞き、萩原と女が泊まった宿の従業員から高級口紅の提出を受け不審指紋が見付かった。
竹村は陽子からアリスの童話内容を聞き、絵里に指紋提出を頼むと真相と萩原に贈賄で脅されていて萩原に送られ戻り誰かと会うと聞いたと知り、大森から代議士からの早期解決依頼を聞き、嘉男が絵里に萩原との関係を知っていたと告げ離婚で揉め殺害を疑われ去り、駅で竹村らが嘉男を聴取した。
東京で嘉男が画廊ミキのオーナーの部屋で毒死し岡部らが調べ川島(伊吹康太郎)から根岸嘉男と聞き、竹村に連絡し一緒に長瀬美樹に会い萩原と長く付き合い結婚を勧めたが絵里が夢見る少女でうまく行かず、由紀が乗り込んで来たと聞き、竹村と岡部らは由紀を聴取すると否定されアリバイが成立した。
<以下、隠し字>
竹村は長野から呼び戻され「アリスの館」の手伝いから嘉男と絵里の口論を聞き、中原が絵里が犯人と考え、現場で陽子に会い絵里の幼い頃の思い出で相手が錯覚と聞き、竹村は探し土屋を見つけ父が管理人もしていて、土屋の絵里への想いを調べ岡部とまた絵里を助けに来ると考え黙秘を続けると逮捕になると伝え、土屋に同行を求めると土屋が自供した。


監督:江崎実生
脚本:佐伯俊道
原作:内田康夫
出演者:中村梅雀・原日出子・松村雄基・里見浩太朗・山下徹大・加藤純平・喜多嶋舞・松澤一之・四方堂亘・辻沢杏子・山上賢治・高井清史・小沢和義・林寛子・林泰文
制作年:2005年


感想:

信濃のコロンボ事件ファイル3(新) 「北国街道殺人事件」

長野県警捜査1課警部・竹村岩男(寺脇康文)は2年に1度の野尻湖・ナウマン象化石発掘調査に妻・陽子(麻生祐未)と町医者・丸山(温水洋一)と出かけた、発掘調査現場で首のない白骨死体が見つかった、県警捜査本部で課長・宮崎(螢雪次朗)が身元調査指示し竹村は刑事・木下隼人(川村陽介)から渇水期の野尻湖に水が戻り捜索中止と聞いた。
数月後に竹村は陽子と新潟出雲崎へ旅行し北国街道を巡り良寛と一茶が歩いた道だった、良寛ゆかりの国上山の五合庵への石段で女子大生・田尻風見子(高田里穂)と岡田薫(山﨑萌香)が男2人とすれ違った、竹村は陽子と石段を上ると警察官らが追い抜き竹村は現場へ入り、帰宅後に宮崎に管轄違いと怒られた。
野尻湖の白骨死体の身元が畑野高秀(清水章吾)と家族の提出品で判明し、東京の北澤大学教授で2年前から行方不明で胸部の手術跡から出雲崎病院のカルテで胸骨軟骨肉腫と分かり、畑野の実家の新潟に竹村が東京に木下が捜査に行くことになり竹村は国上山の死体が東京三田大学教授・大沢(宮本大誠)で他殺と知った。
テレビで風見子と薫がすれ違った人物と話し丸山が聞き竹村に知らせ、竹村は風見子と薫を探しにナウマンゾウ博物館に行くとサングラスをかけた男とすれ違い、風見子と薫はカメラを盗まれと気付き男を追いかけ、風見子の車にカメラがあったがメモリーカードが抜き取られ、良寛と一茶を大学の卒論用に調べる風見子と薫に話を聞きすれ違った男が話した「イナンが京都で死んだ」を覚えていて以南(イナン)は良寛と父と聞いた。
竹村は風見子と薫とに東京で刑事・岡部和雄(高橋克典)に会うように頼んだ、東京で岡部が大沢の家を調べ竹村と電話で話し、竹村は北国街道で出雲崎署刑事・直江健三郎(モト冬樹)と会い畑野高秀の甥の嫁・畑野君子(中島愛里)から兄弟が借金で揉めていて胸骨軟骨肉腫で新潟の病院に通うと聞き出雲崎病院に行き事務長・篠原(相島一之)から警察に連絡したと聞いた。
竹村は東京に行き木下と高秀の妻・畑野恭子(井上晴美)から借金返済は家の売却で終え、1億5000万円の保険に入っていたと聞き、風見子と薫が良寛と一茶の替え玉説を話し岡部が来て交換前のメモリーカードを受け取り、竹村は木下と高秀の元の屋敷に行き隣人・刀根鉄子(大島蓉子)から18年前の妻・雅代が佐渡で自殺と聞き、夜に岡部と会い大沢と畑野が知り合いで風見子と薫の写真の寺泊のボート写真に注目し、翌日北澤大学で雅代の保険金で教授の椅子を買った噂を聞き岡部から調書を借り事情を聞いた。
竹村は出雲崎署で直江に会い寺泊の写真のボート借り手は住所は偽で東京の会社社長・谷永が行方不明と聞き、畑野が出雲崎病院の看護師と結婚と聞き篠原が隠したと考えた、竹村は長野の自宅に戻り来ていた陽子から以南の自殺は狂言の説を聞き、テレビで谷永の遺体発見と殺人と知り、岡部は長岡駅の防犯カメラ映像を風見子と薫に見せすれ違った男を見つけ博物館の男が同一かと疑い、竹村は谷永の遺体を直江から聞き自殺を他殺に装い保険金詐欺を疑い畑野と似ていると宮崎に話した。
<以下、隠し字>
竹村は木下と東京で畑野の元の屋敷を家宅捜査し畳の下から白骨を見つけた、岡部が恭子を取り調べ不倫と殺人を疑うが証拠を求められた、竹村は共犯を考え長岡駅の防犯カメラ映像を見て高秀を見つけ遺族持参品自体が替え玉で出雲崎病院の死者と考え、谷永の妻に篠原を装い電話し谷永の生存が判り組織的保険金詐欺と知った。
出雲崎火葬場を竹村は木下と直江と訪ね責任者から記録を調べ火葬許可書と数が合わなくサインが川端(伊藤毅)と聞き戻った所を逮捕した、川端が勝手に家を売った畑野を長岡駅で責めると大沢と会い五合庵で川端が大沢を殺害し、竹村と直江は保険金詐欺の黒幕の篠原を逮捕し、岡部が恭子を逮捕し、竹村は病院で畑野高秀を見つけ雅代の殺害の自供を聞いた。


演出:中前勇児
脚本:穴吹一朗
原作:内田康夫「北国街道殺人事件」
出演者:寺脇康文・麻生祐未・螢雪次朗・川村陽介・温水洋一・モト冬樹・大島蓉子・村松利史・伊藤毅・井上晴美・清水章吾・相島一之・高田里穂・山﨑萌香・中島愛里・宮本大誠・高橋克典 制作年:2016年


感想: 白骨死体から始まり終わる事件だが意外な展開になる。
良寛と一茶の使い方も必要充分だ。
テーマも追うと深くなりそうだ。

信濃のコロンボ事件18「越天楽がきこえる」

竹村岩男(中村梅雀)と妻・陽子(原日出子)が霧の天狗神社に登ると越天楽がきこえ行くと死体を見つけ、上田北署・坂東秀幸(冷泉公裕)に電話し被害者は協明造林経理課・山口宗男(清郷流号)で連れの女性がいた、山口の娘・山口響子(小沢真珠)が竹村に女を尋ね協明造林経理課・大石武夫(石井英明)と聴取し、坂東が山口の死因は心筋梗塞で病死と言った。
別所温泉で絞殺死体が見つかりコンノプロジェクト社長・今野良江(中村綾)で誰かを待ち、竹村と木下真司(萬雅之)と吉井正義(加藤純平)は協明造林で響子を見かけた、大石と経理部長・笹原邦義(梨本謙次郎)から聴取し、竹村は自宅に響子を呼び今野は知らなく越天楽は山口が好きと聞いた。
今野は東京のホステスから転職し個人は不明で、竹村らは東京で警視庁捜査一課警部・岡部和雄(松村雄基)とクラブ「さざんか」のママ(松井紀美江)に今野を尋ねた、竹村らは長野に戻り旅館の女将(若原瞳)から山口と今野が初めて会ったと聞き、今野が会社が協明造林の金で大きくなったと判った。
笹原は林業開発公団理事長・上條直助(若林豪)から安価の買い占めを命じられ妻・笹原美里(宝積有香)を聞かれ、大石が山口のパソコンを調べ、竹村らは笹原夫妻を聴取しホテルにいたと聞きルームサービスに確認した、竹村は犯人が偽装心中を狙うが山口と今野が山に行き山口が死んだと考え大石に関係を疑った。
大石の墜落死体が見つかり、竹村は響子から山口のパソコンを大石が調べたと聞き、刑事部長・大森修治(里見浩太朗)に岡部が来て竹村に協明造林は木材の中国販売で大きくなり背後に上條が居て娘が笹原の妻と言い、上條が今野の居たクラブ「さざんか」に行ったと聞いた。
竹村らは木更津で元ホステス・吉永久美(片岡明日香)から今野が上條のバックアップで会社を大きくしたと聞き、ホテルで2泊目に笹原がアサリを残したと聞き、笹原に大石殺害時のアリバイを聞くが家にいて、美里が貝を食べないと確認した、竹村は岡部から上條と笹原の情報を聞いた。
響子が笹原と出かけ車で待ち領収書を見つけ笹原に大石殺害を問い詰め、竹村に渡した、竹村はホテルの駐車場で笹原の車を調べ、偽装心中を狙うが山口の病死で計画を変更したと考えた、竹村は大森から上條が捜査に手を伸ばしたと聞き、笹原に自分の推理を話しアサリが嫌いな美里をアリバイに使ったと言うと全てが憶測だと言われた。
<以下、隠し字>
竹村は笹原の車を調べた、笹原が青酸カリで死に美里から手紙を受け取り1人の判断だと書かれていた、竹村は響子と笹原の葬儀で美里に会い、天狗神社に美里を連れ青酸カリのビンに白い毛を見つけ上條宅の犬と告げると東京での上條のプライベートコンサートを聞き、竹村と岡部と響子らが上條に笹原に殺害命令したと言い、美里が上條から封筒を預かり笹原に渡し中身が毒で殺させ許せないと言い、竹村は全ての人は操れないと言った。


監督:江崎実生
脚本:佐伯俊道・外間伸子
原作:内田康夫
出演者:中村梅雀・原日出子・松村雄基・里見浩太朗・萬雅之・加藤純平・小沢真珠・宝積有香・中村綾・石井英明・木村彰吾・片岡明日香・松井紀美江・本田愛子・冷泉公裕・清郷流号・梨本謙次郎・若林豪・若原瞳
制作年:2009年


感想:

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