横山秀夫・サスペンス2

横山秀夫サスペンス3「密室の抜け穴」

三班警部補・石上(隆大介)らが杉山(眞島秀和)を公務執行妨害で逮捕し家宅捜査し、三班警部補・東出(石橋凌)と巡査部長・松田(田中哲司)が仏壇の灰から薬物を見つけ、本部で三班班長・村瀬(伊武雅刀)に殺しは狂言だと報告し組関係の捜査を命じた。
刑事部長・尾関(寺田農)と課長・田畑(橋爪功)が東出に離婚問題を話し、東出は巡査部長・氏家(光石研)に暴力団対策課異動を言われスナックでママ(伊藤ゆきえ)やホステス(尾崎恵)と話し、東出にホステス・三村多佳子(小林恵)が夢を話し、酔った東出を介抱した。
2年後に東出と松田らは白骨死体が県境の山林で見付かり現場で村瀬らと行き、村瀬が倒れ病院に運ばれ担当医師(狩野謙)が脳梗塞と言い東出が班長代理となり、鑑識(本田次布)と松田と刑事・西山知子(真瀬樹里)が報告し、石上が東出の指示以外の捜査を行い注意したが無視された、東出が中学生の娘・希(赤咲伶奈)に会い東京行きを聞き、歯の治療痕で三村多佳子が被害者と判りカルチャーセンターに通い水商売も行い、カルチャーセンターの仲間を水商売に紹介と聞き、薬絡みで暴力団を調べ組員・早野(鬼丸)が浮かび捜査し、早野の愛人(常石梨乃)を聴取した。
東出は娘から連絡を受けた、東出は早野を張り込み逮捕と決め、尾関と田畑に暴対課の顔をたてろと命じられ課長・小浜(丹古母鬼馬二)と湯浅(中西良太)と氏家の応援を頼み、張り込むが暴対課は不満で移動し、早野が早くに戻り、翌朝に任意同行に行くと消え、マンション内を調べ管理人(江藤漢斉)から誰も見ないと聞き、氏家の連絡で朝に早野と元愛人・岡本華奈子(武藤令子)の接触が判った。
<以下、隠し字>
東出は誰のミスか考え、尾関と田畑と関係者が会議し抜け道が不明で、村瀬が来たが責任のつけあいになり、村瀬が抜け穴を作らすと言い、田畑は早野が逃げた理由が不明と言い、村瀬が散会を認めず東出がミスが無いというなら全戸捜査を命じ決めろと言い、東出が全戸捜査を言い掛けると氏家が電話し、東出が氏家が容疑を知り電話で教え逃げたと見せかけ女を殴ったと言った。
東出と石上はマンションの南美香子(水島かおり)の部屋で娘・南涼子(佐藤夏帆)を人質にする早野を逮捕した。


監督:榎戸耕史
脚本:森岡利行
原作:横山秀夫
出演者:寺田農・橋爪功・石橋凌・伊武雅刀・隆大介・田中哲司・真瀬樹里・古川康太・小川剛・信太昌之・日向丈・大門裕明・松本航平・光石研・丹古母鬼馬二・中西良太・水島かおり・鬼丸・赤咲伶奈・江藤漢斉・眞島秀和・狩野謙・小林恵・本田次布・武藤令子・常石梨乃・伊藤ゆきえ・尾崎恵・佐藤夏帆
制作年:2003年


感想:

横山秀夫サスペンス4「ペルソナの微笑」

主任刑事・古澤(深水三章)と刑事・矢代勲(金子賢)と鈴木(浪花勇二)らが容疑者を逮捕し矢代は怪我をした、本部で刑事部長・尾関(寺田農)と課長・田畑(橋爪功)が迎え、古澤がと田畑に矢代の対応は危ないと言うと、田畑は班長・楠見正俊(段田安則)が連れたと告げた。
楠見が青酸カリが静岡でホームレス(横溝貴之)に使われたと告げ、13年前の事件を思い出し男に騙された阿部(伊達直斗)と阿部光子(田島令子)との息子・勇樹が父親に青酸カリを飲ませ殺害し、警察は犯人を見つけ出さず13年が過ぎた、古澤と矢代は静岡県警係長・安川(佐戸井けん太)に会い事情を聞くと容疑者の似顔絵が似ていて、戻り報告し矢代の現場に行き小学生の矢代(鎌田拓充)と妹・あかり(佐藤未来)が男に利用され誘拐の脅迫状に利用されたと知った。
矢代は光子から矢代と息子・勇樹(高杉瑞穂)が仲が良いと言われ、矢代は楠見から勇樹を見張れと命じられ劇団に熱中するだけと言うが説明されなかった、矢代は4年前に事件の交番にいて楠見に会い刑事を望み、笑った事がなく引き揚げたと言われた。
矢代は田畑から楠見が婚約者・野口京子(木内友三)を車で狙われ以降植物状態で意識がないと聞き、矢代は妹・あかり(三船美佳)が訪ね母・君子(水木薫)から言われ結婚式の出席を望まれ、矢代は勇樹を訪ね芝居稽古しペルソナと言うのを聞いた。
<以下、隠し字>
矢代は容疑者が目撃され犬が毒殺されたと知り勇樹を見張り、講演スケジュールと事件の絡みを調べ、定職屋の女将(松井紀美江)から目撃を聞き、勇樹を県警取調室に連れ静岡でのホームレス殺しを聞くと否定され、名が不明の男が関与し光子が勤めていた店屋の客で勇樹が母の父殺しの計画を変えて父を殺したと言うと父は嫌いと認めた。
勇樹は毒を知らないと言うと、矢代は当日に猫が死に毒の効果を知ったと言うと勇樹はアリバイが有ると言い、矢代は子を使ったと述べると、勇樹は黙り逮捕され、矢代は似顔絵が勇樹の捜索で楠見が疑ったと知った。


監督:長谷川康
脚本:久松真一
原作:横山秀夫
出演者:寺田農・橋爪功・段田安則・金子賢・鎌田拓充・深水三章・浪花勇二・木内友三・高杉瑞穂・佐戸井けん太・三船美佳・佐藤未来・水木薫・松井紀美江・武発史郎・伊達直斗・横溝貴之・田島令子
制作年:2004年


感想:

横山秀夫サスペンス6「モノクロームの反転」

2斑斑長・楠見正俊(段田安則)は刑事・矢代(金子賢)と古澤(深水三章)と手配中の強盗発見を部長・尾関(寺田農)と課長・田畑(橋爪功)に伝え、機捜隊手配で待機を命じられたが車で逃亡をはかられ楠見が確保を命じ2斑は突入して確保した。
県警には3斑有り逮捕率は高いが対抗意識が強く、3斑刑事・東出(石橋凌)と班長・村瀬(伊武雅刀)がいて、2斑が帰り楠見は田畑に逃亡の可能性で確保と告げ、村瀬がいやみを言い、楠見は婚約者で中央厚生病院入院患者・野口京子(木内友三)を見舞い医師・大塚(青山勝)から危険状態と言われた。
深見西駐在所・南(遠山俊也)が弓岡雄三(庄司哲郎)と妻・洋子(高橋かおり)と息子・悟(茂木智哉)の死体を発見し、田畑は村瀬ら3斑に出動させ尾関に2斑も出したと連絡した、遅れて到着した2斑の矢代らは弓岡家の向かい・安田(三浦哲郁)を調べ、村瀬は検視官・戸田(斎藤歩)に死亡推定時間を尋ね東出は隣人から雄三が遊び洋子が可哀相だと聞いた。
楠見が安田から2時過ぎに悲鳴が聞こえ現像室の排水穴から白い車が停まり誰かが戻り車が去るのを見たと聞き、南から小学校のモニュメントが壊されたと聞いた、村瀬は電話発信が洋子の同級生で深見中学校教師・久米島(津田寛治)と洋子の同級生のとび職・持田(堀部圭亮)宛てと知り、持田から金を貸し利息の白いチューリップの球根を受取に行ったが居なかったと聞いた。
楠見と2斑は山梨県警深見警察署で洋子の小学校卒業アルバムを調べタイムカプセルが荒らされ為に同級生を調べさせ、合同捜査本部で深見署長・桂木(石田太郎)が始めたが村瀬も楠見も語らず、尾関が田畑に2斑と3斑の対立を注意し、2斑は洋子の深見在住の同級生を調べ楠見と古澤は白い車の持ち主・持田と洋子との関係を調べさせた。
矢代らは同級生(永堀剛敏)から多くが洋子に金を貸していたと聞き、安田宅で車の色の実験をし、村瀬らは久米島を聴取し、矢代と古澤は同級生らが居酒屋店・吉松(秋田宗好)に集まり、東出が古澤に情報交換を持ち掛けたが断り、東出は村瀬の後遺症を心配すると楠見は潜入捜査で京子が襲われ植物状態だが負けられないと言われ、村瀬は東出に持田同行を命じた。
<以下、隠し字>
矢代は楠見に3斑との協力を言うが拒否され、安田が盗撮の常習犯で監視し、楠見は村瀬の病を知り、田畑は尾関に2斑外しを命じられ京子が危篤で楠見への連絡を病院から受け、弓岡一家の葬儀に両班が行き楠見は霊柩車が光反射で白く見え、3斑が持田と久米島を同行し、楠見と矢代は安田の部屋から穴で外を見た。
楠見が村瀬に情報の摺り合わせを求め安田が見た車は反射光で白でなくタイムカプセルが掘り出され犯人が洋子に書いた文があると言い、村瀬が久米島に雄三と口論殺害し見られた洋子と息子を殺害しタイムカプセルの手紙掘り出しを言い、玄関のチューリップ球根は白でないと言うと、久米島は洋子に金を渡し抱き雄三に脅され刺したと言った。


監督:長谷川康
脚本:久松真一
原作:横山秀夫
出演者:寺田農・橋爪功・伊武雅刀・石橋凌・段田安則・金子賢・小川剛生・古川康大・永田良輔・木内友三・堀部圭亮・石田太郎・遠山俊也・斎藤歩・三浦哲郁・庄司哲郎・渡辺航・永堀剛敏・秋田宗好・青山勝・津田寛治・高橋かおり・猫田直・茂木智哉
制作年:2005年


感想:

沈黙のアリバイ

山梨県甲府郊外で現金運搬車が襲われ1人が殺害され3000万円が盗まれた、山梨県警は容疑者・湯本直也(忍成修吾)を逮捕し主犯・大熊悟(脇知弘)を捜した。
現金輸送車強盗事件公判初日に刑事部長・尾関守(岩松了)は捜査1課長・田畑昭信(平田満)に検挙率の高さを告げた、山梨県警本部強行班の3捜査班の中でも検挙率100%を誇る一班係長・朽木泰正(仲村トオル)と刑事・森隆弘(尾上寛之)と島津正人(音尾琢真)らがいた。
朽木は傍聴席で湯本の公判に行き、検事・根来一成と弁護士・斉藤秀男と裁判長・石塚清が来て開廷し、湯本は容疑を否認し取調べで語らなかった「アリバイ」を主張した。
2月半前に一班主任・田中誠二(飯田基祐)と刑事・矢代勲(白石隼也)と殿村勝(内田朝陽)とらが臨場し、車が見つかり、2日後に被害者を聴取し大熊を手配したが逃亡した、大熊の愛人のソム・シィーを調べた、一班は共犯容疑で湯本の身辺捜査し、盗難車が見つかり、朽木は別件で逮捕して2課から異動したばかりの島津が取調べた。
島津は湯本に現金輸送車強盗事件を別件で取調べ、7日目に黙秘し、22日目に湯本を再逮捕して20日の拘留延長した、35日目に湯本が自供を始めた。
現在、強行班三係(三班)班長・村瀬恭一(岸谷五朗)は笛吹中央署・大谷に初動48時間が勝負と告げ、公判での湯本の否認を知った。
警務部警務課調査官・一谷秀幸(石井正則)らは物証が無くアリバイは弁護士も知らなかったと対応を話した、朽木は島津からアリバイは無いと確認し、村瀬は島津に朽木の過去の事件を告げた。
検察庁で朽木と田中は根来から「大熊のもう1人の愛人のジョナリンの部屋に湯本が居たアリバイ」を聞き、一班はジョナリンを捜し、朽木と田中は取調べ映像を調べて自白の任意性に疑問があり島津が誘導していた、朽木は湯本の作戦での芝居と考えた。
一班はジョナリンの住まいを見つけたが不在だった、朽木は村瀬から記者に知られていると聞き、田中は映像で「大熊については進んで見取り図を書き証言した」と告げた、朽木は島津から「37日目に湯本から島津から終わりになる、42日目にアリバイがある。毛をジョナリンの部屋に置けと言われ拒否した」と聞いた。
<以下、隠し字>
田畑は島津に「15年前に朽木は耳に障害がある子供が母から飛び出し車ではね、母(水崎綾女)から笑うなと言われた。朽木は母を疑い、5日後に母が自殺した」と告げた。
朽木は一谷から電話で「斉藤弁護士は湯本の兄に金を借りている」と聞き、村瀬から無意味なアリバイは無いと言われ、田中と再度映像を見て車を直ぐに捨てに行けなかった理由があったと考えた、一班は斉藤の映像を捜し湯本の土地鑑のある地域を捜した。
裁判官らはジョナリンの住まいで湯本の証言を聞き、朽木は湯本が斉藤に毛を置かせた、大熊とジョナリンを車で運んで殺したと告げた。


監督:麻生学
脚本:青島武
原作:横山秀夫「沈黙のアリバイ」(『第三の時効』所収)
出演者:仲村トオル・岸谷五朗・音尾琢真・忍成修吾・飯田基祐・内田朝陽・尾上寛之・白石隼也・脇知弘・石井正則・東根作寿英・水崎綾女・岩松了・平田満
製作年:2020年 95m


感想:

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