内田康夫・サスペンス:4

探偵

原作では、福原警部・竹村警部・岡部警部。
浅見光彦・橋本千晶。

福原警部5

警視庁警部・福原太一(石塚英彦)は、奥多摩署・椿和美刑事(藤谷美紀)とペンション・ローズ奥多摩ガーデンを訪れ奥多摩署係長・小野(渡辺いっけい)と会い、オーナー・根岸絵里(原史奈)と店員・伸子(岩田さゆり)が迎え母親の別荘をペンションに建て替えそのハウジング屋に会った。
公認会計士・萩原(伊礼彼方)や商社マン・高木(黄川田将也)らがきて、主人・嘉男(窪塚俊介)が出かけ、5pmに絵里が出かけ7pmに萩原と会い嘉男の浮気を言われホテルに誘われたがデジタルカメラに隠し撮りを見つけメモリーカードを抜き11:55pmにペンションに戻り嘉男の電話を受けた。
翌朝に林道の車で萩原が絞殺体で見つかり福原も捜査に加わり、署長・南田(宅麻伸)らで捜査会議が開かれ死亡推定時刻は11pm-12pmで、デジタルカメラと新宿のホテルのレストランのレシートが見つかり巡査部長・山崎悠子(原千晶)と刑事・北島(賀集利樹)が調べ、長瀬美貴(京野ことみ)は嘉男から京都に行くと聞いた。
福原と和美と小野は奥多摩ガーデンを訪ね、福原はケーキの味で絵里の心の乱れを見抜き、絵里は前日5pmに外出し8pmに帰宅と話し、高木はアリバイがなく久保田圭介(鈴木裕樹)は有り、嘉男は上野にいて、絵里の行き先は不明で12pmまでアリバイは無かった。
萩原が絵里を狙ったと情報が入り、小野は絵里の兄が死に父が決めた画家の卵・嘉男と結婚したと言い、新宿のホテルで萩原と絵里がいて、絵里は萩原と部屋に入ったが直ぐに飛び出し犯行は否定しメモリーカードは知らないと言い、絵里の姉・島津夕紀(遊井亮子)や夫・広志(小林博)がレアメタルで価値が上がった山の財産を狙った。
夕紀が絵里に財産を要求し嘉男が断り、夕紀は嘉男の不倫写真を見せ、絵里が犯人の証拠が見つかるが福原は犯行が計画的で嘉男が絵里の不倫を知っていたと疑い、福原と和美は久保田から萩原と嘉男が会ったと聞き、翌日に久保田の転落死体が見つかり、福原はハウジング専務・川中(蟹江一平)から喧嘩を聞き相手の高木を訪れ、嘉男のアリバイが嘘でが黙秘した。
<以下、隠し字>
福原は嘉男に何を隠しているか聞き、家に戻し美貴から電話を受けたが会わず、翌朝嘉男の首吊り死体と6年前の書きかけの絵が見つかりモデルが不明で福原は葬儀の客の捜査を依頼し、福原は美貴から嘉男の師匠の娘と聞き絵のモデルと考え嘉男が庇っていると言い当日も会い、嘉男が有利な離婚が出来ると言ったと聞いた。
福原はペンションへ行き絵里は出かけ高木と会い襲われるが川中が止め高木を殺そうとしたが護衛していた悠子と北島が止め、福原・和美・小野も来て川中から絵里を守るため預かっていた予備の鍵を使った連続殺人をしたと福原は言い・・・・・・。


監督:伊藤寿浩
脚本:森宮栄
原作:内田康夫「軽井沢の霧の中で」
出演者:石塚英彦・藤谷美紀・宅麻伸・渡辺いっけい・原史奈・窪塚俊介・黄川田将也・京野ことみ・遊井亮子・蟹江一平・賀集利樹・原千晶・伊礼彼方・鈴木裕樹・小林博・岩田さゆり
制作年:2014年


感想: 連続過ぎる殺人だが、捜査的には余りがありそうだ。
犯人自体は1つの理由からしか特定出来ない。
秘密の中には動機はあったのか?。

中央構造帯

ルポライター・浅見光彦(中村俊介)は大学同期・安倍奈緒美(星野真里)と上司で婚約者・田中誠一(長谷川朝晴)に会い、将門塚史跡に隣接の日本長期産業銀行に勤務し「平将門のたたり」を取材し、奈緒美の出身が平将門の生地の茨城県岩井町で、銀行に通称「将門の椅子」があり、その椅子に座った人が2人亡くなったと聞き興味を示し、誠一が会社に戻り奈緒美は今は誠一がその椅子に座ると言い、上司・前原ひとみ(洞口依子)と奈緒美は会社に戻った。
自宅で浅見は母・雪恵(野際陽子)から平将門の歴史を教わり、「八幡の藪知らず」を聞き翌日に千葉県の場所を訪れた、警察がいて銀行員の首つり自殺を聞き須藤刑事(千賀健永)に署に連行され長橋刑事(新井康弘)に会い、奈緒美と前原と会い誠一が自殺したと聞き、長橋らは浅見の兄が浅見警察庁長官(榎木孝明)と知った。
誠一の葬儀で浅見は長橋から他殺でも捜査と聞き、前原から「将門の椅子」は箝口令で誠一が何かを調べさせられていたと聞き、浅見は井田の妻を訪ね誠一も来たと聞き、柏の渡辺の妻から主治医・船曳(品川徹)の診断で心臓麻痺と聞き、船曳を訪ね不良債権処理のストレスと聞き、渡辺の妻から井田の遺書を見せて貰いマニュアルの様だった。
浅見は頭取(大高洋夫)を訪ねるが、頭取は「将門名義の脅迫状」を見ていて浅見に会わないと言い、奈緒美は浅見に誠一に裏の顔があるが自分を裏切らなく、事件日に誠一と奈緒美の祖父・安倍(長谷川哲夫)を見かけたと言った。
浅見は安倍を訪ねると誠一から脅迫状を聞かれ、送った犯人に会うと聞いたと言い、母・雪恵から将門ゆかりの場所は中央構造帯と似ていると言われ、長橋から戦友会名簿から高島(勝部演之)が浮かんだ連絡を聞き名簿に大西・安倍・船曳の名があり、高島は銀行を恨み、船曳が渡辺の死亡診断書を書き、浅見は安倍が男に刺され兄から銀行総務・中町(山田明郷)の関係者・白田だろうと聞いた。
<以下、隠し字>
戦友会に安倍・船曳・高島が集まり、浅見は船曳に誠一が「将門名義の脅迫状」送付者と言い訪れ、取立ての厳しい井田を殴り殺し渡辺も殺したと話すと認め、誠一は内部告発すると言ったが後に殺害されたが自分は告発者になりきれなかったと言った。
後日、船曳は遺書を残し自殺し、浅見と奈緒美は頭取に実行犯・白田の逮捕と誠一の偽装自殺を言い、真実は直ぐに明らかになると告げた。


監督:柿沼竹生
脚本:峯尾基三
原作:内田康夫「中央構造帯」
出演者:中村俊介・星野真里・長谷川朝晴・洞口依子・野際陽子・千賀健永・新井康弘・榎木孝明・品川徹・長谷川哲夫・勝部演之・大高洋夫・山田明郷
製作年:2014年


感想: 将門伝説や中央構造帯と事件の関係は不明。
将門のたたりが、動機というのは他の内容と合わない。
継続する組織犯罪と、戦友を絡めると消化不足は避けがたい。

浅見光彦52・神苦楽島

「旅と歴史」ルポライター・浅見光彦(中村俊介)は飛鳥のルポが好評で再度世界一周旅行の取材を編集長・藤田克夫(小倉久寛)に頼まれ、兄・陽一郎(榎木孝明)と母・雪江(野際陽子)と須美子(藤田瞳子)に話し、ショッピングモールで女性が浅見の前で倒れ「モスケ」と呟き死に、警察で浅見は課長・長谷川(佐戸井けん太)から女性が中田悠理(上野なつひ)というOLで本籍地は淡路島で死因は毒物と聞き、浅見は被害者と最後に通話した国交省職員・三浦(山崎銀之丞)が聴取で携帯は昨晩紛失と証言し、三浦が淡路島出身と知った浅見は「モスケ」を聞くが知らなく毒物が遅効性で、浅見は編集長に世界一周は中止で淡路島行きを頼まれた。
淡路島で浅見は取材中に「モスケ」が獅子舞の踊り手と知り、長谷川に三浦の嘘を電話すると行方不明と言われ、浅見は紀淡海峡の要塞を取材し三浦の死体を発見し取材中のCATVのディレクター・松雪真弓(安達祐実)と武井(篠田光亮)に撮影され、淡路警察・佐俣(モト冬樹)らが長谷川の連絡で誤解を解き、浅見はホテルで藤田の甥の記者・藤田次男(隈部洋平)から協力依頼と聞き、CATVの山元部長(菊池均也)から真弓を案内係と紹介され、相島(木下ほうか)が真弓に報道はやらないと言い、浅見は悠理の父(堀内正美)と母(鈴川法子)に会い真弓が悠理の親友で、襲われた次男が土地開発疑惑を調べていたと藤田が言い、町で拝屋に会い三浦もその家系と聞いた。
真弓と浅見は、陽修会で事件が続き土地開発賛成になったと聞き、代表・新宮(津川雅彦)が中心で悠理も会員で、相島は15年前に帰った三浦が拝屋で予測し陽修会元代表・加藤の遺体が見つかり皆が祟りと思い、浅見は藤田が太陽の道を土地開発が縦断と言い、工事関係者は陽修会は太陽の道を称えると言ったと答え、相島の出張日が悠理殺害日で、伊勢神宮で陽修会の本部ビルと新宮を見つけ、相島が鳴門で溺死体で見つかり遺書で自供し、浅見は医師から15年前の毒薬を聞き相島も調べており、偽装殺人を疑い陽一郎に知らせ、相島が15年前陽修会と知った。
<以下、隠し字>
三浦が15年前に加藤の拉致を見て拝屋で予測し、三浦と悠理が証拠を隠したと考え学校で教師(島かおり)から親友の拝屋の写真を見て「モスケ」が面も指すと聞き、悠理の面から映像を見つけ、新宮と政治家と工事関係者が会い、会合にCATVが行き浅見は事務所宛の脅迫電話が有ったと聞くが新宮が進めさせ、浅見が新宮に伝説より家族を優先は正しいが私利私欲は許せないと言い、悠理と三浦と相島殺害者を探し脅迫電話が15年前と同一で山元が犯人で相島に罪を着せたと言い、新宮から引き立てる約束で手伝ったと自供し否定する新宮を襲い浅見が止め、新宮が犯人の証拠録音を流した。


監督:葉山裕記
脚本:寺田敏雄
原作:内田康夫「神苦楽島」
出演者:中村俊介・安達祐実・島かおり・堀内正美・小倉久寛・モト冬樹・山崎銀之丞・木下ほうか・佐戸井けん太・菊池均也・隈部洋平・篠田光亮・津川雅彦・上野なつひ・藤田瞳子・鈴川法子
製作年:2015年


感想: 説明が多く、偶然が多くなり焦点がぼけた。
テーマと犯罪の食い違いはよく有るが、動機が説得性が弱い。
太陽の道は生かせなかったか。

浅見光彦シリーズ35 風のなかの櫻香

櫻香は5歳の時に養護施設から尊宮寺に引き取られ、御前様・朝比奈慶尊(高林由紀子)の庇護で春日経円(佐藤仁美)を母代わりに普通の女性で育てられ19歳となった。
浅見光彦(速水もこみち)は母・雪江(佐久間良子)や兄・陽一郎(風間杜夫)らに告げ、尼僧の暮らしを取材に奈良の尊宮寺に向かい、途中で櫻香(志田未来)に出会い、尊宮寺は男子禁制だが慶尊に取材を許され、櫻香に寺を案内され尼僧になるかは櫻香の意思だが得度式を受けると決めたと聞き、捨て子の櫻香の境遇に興味を持ち、慶尊から「櫻香を出家させるな」と書いた手紙を見せられ櫻香の力に頼まれた。
光彦は尊宮寺を取材し、帰りに寺の様子を伺う男を見かけるが現れた女性が連れ去った、翌日に経円に男を尋ねるが知らず、雪江が尊宮寺に来て慶尊と旧知で櫻香の出生を聞き、「櫻香の母は、恋人が大王崎から飛び降り自殺で死に養護施設に櫻香を置き逃げ、母の名は高原紫」と聞いた。
櫻香は光彦と母を探し志摩で高原紫の名前で聞き込み回ると尊宮寺で見かけた女性を見つけ、豪邸・月舘家に帰り執事・荒井元博(前田吟)が業界紙記者・葛谷(趙珉和)と言い合い、荒井から女性はお手伝い・七原聖子(石野真子)と聞くが高原紫は知らないと言われ、櫻香を奈良に帰し聖子から話を聞き「紫は月舘家のお手伝いだが、息子・月舘春行(二階堂智)と愛し合い、紫との結婚を当主・正行(品川徹)に許されず自殺し、紫は春行の死後に産んだ櫻香を施設に預け自殺した」と聞き、経円と櫻香に告げた。
光彦は雪江から、櫻香は月舘正行の血縁者と話し謎の男と会い、春行の遺体が発見されず生きていて手紙の主が春行と考え、志摩に光彦が行くと漁港で水死体が発見され春行らしく、光彦が土田刑事(斎藤歩)に怪しまれ連行され捜査1課警部・越智(岡田圭右)に追求されるがシンポジウムで三重県に来た陽一郎に会い、正行は聖子と荒井から春行とその子・櫻香を聞き、光彦と雪江と櫻香は春行の現場に花を供え、光彦と櫻香は月舘家に行き聖子と荒井に春行が育った家を見せて貰い当主・正行に会い、光彦は荒井に春行が葛谷から櫻香を聞いたと告げた。
<以下、隠し字>
光彦は土田刑事から葛谷の捜査を聞き、尊宮寺で櫻香が行方不明になり、1億円の身代金要求の脅迫電話が月舘家に入ったと聖子から聞き、陽一郎から荒井が駄道で学生時代事件を起こしたと聞き佐賀県で調べ、葛谷が殺害され土田刑事に連絡を受け、荒井に櫻香の無事を確かめ葛谷に裏切られ殺害したと聞き、櫻香が聖子と帰り荒井に事実を尋ねると、「駄道が京の名家の娘と結婚し1年で別れ娘は自殺し、20年後に紫と名付けられた娘をお手伝いで月舘家に招き、紫は春行を好きになるが結婚出来ず春行が消え紫は子を産み自殺し、春行は月舘家に戻らず自殺した」と語った。
光彦は櫻香と尊宮寺に戻り、翌朝初恋と言われ尼僧になると告げられた。


演出:村上牧人
脚本:石原武龍
原作:内田康夫「風の中の櫻香」
出演者:速水もこみち・佐久間良子・風間杜夫・志田未来・石野真子・佐藤仁美・高林由紀子・岡田圭右・前田吟・趙珉和・二階堂智・品川徹・斎藤歩
制作年:2016年


感想: 3部構成の雰囲気だ。
捜査はないに等しいので、素人探偵向きだ。
真相プラス1が、事件解決になる。

このページの先頭へ