西村京太郎・サスペンス17

十津川警部シリーズ5 京都・嵯峨野殺人迷路

警視庁捜査一課・十津川省三警部(内藤剛志)に京都から新宿クラブのホステス・井岡さつき(瑛蓮)から手紙が届き「十津川と京都で3日間過ごし、新宿で暴漢から助けられた」と書かれたが十津川は覚えがなく、亀井刑事(石丸謙二郎)と北村警部補(友近)と清水刑事(岩永徹也)と小川刑事(福田陽一)と杉本刑事(橋本じゅん)と酒井刑事(朝倉あき)らは浮気はないと思うが、十津川の妻・十津川直子(池上季実子)が家を出た。
数日後にさつきが新宿のマンションで死体で発見され、ネットカフェでSDカードがあり「パーティーでの女性が5人と男性が3人映り、男は仮面を被った」ていた、十津川はバーマダム・モモ子(IKKO)から情報を聞き、さつきが勤めた高級クラブで旧知の女医・桐野佐和子(秋本奈緒美)に会いママ・北川悦子を聴取し、常連客の代議士・若杉敏郎(佐藤B作)に会った。
さつきの手紙に別荘で秘密パーティーに参加しトラブルに巻き込まれたと書かれ、ホステス・珠美は秘密パーティーを証言し、十津川は本多一課長(六平直政)三上刑事部長(西岡德馬)に報告し、十津川は酒井刑事と京都・嵯峨野に行き偽名で旅館に泊まり「ニセ十津川とさつきは井上美奈(長谷川るみ)を探し、芸子を訪ねた」と知り、翌日に写真の場所を巡りさつきと美奈を聞き込んだ。
十津川らは帰京し「男は若杉と作曲家・溝田清治(赤塚真人)と病院理事・八木沼勇で、女は井上美奈と弥生(階戸瑠李)ら」と判り、十津川は珠美から「美奈が殺人を見て逃げた」と聞き、ニセ十津川が現れた知らせで十津川と亀井は京都へ行き、京都府警・小野刑事に会い、フリージャーナリスト・渡辺敬一郎(津田寛治)に会った。
渡辺は行方不明の妹・渡辺弥生を捜し殺害を疑いさつきに近づき美奈を探し、十津川らはそば屋主人と民芸品店主が隠し、翌日に杉本と酒井を加え聞き込ぬが十津川らは黙秘され地域の議員・若杉を疑った。
清水と北村は写真の撮影場所を特定し、十津川と清水と酒井は筑波・坂東市で秘密パーティーの別荘を見つけ市内を聞き込み不審な男3人の目撃を知り、茨城県警で山中で発見された刺殺死体が弥生と判り、弥生は妊娠し腎臓が切り取られていた。
十津川らは若杉から桐野は主治医で途中参加と聞き、渡辺が取材で若杉を調べ、北川と八木沼を調べ、腎臓摘出目的を疑いさつきとは異なり、桐野の家を調べ若杉が出入りし、十津川は渡辺の電話を受け亀井と小川は京都に行き仮面の男の目撃を聞き美奈の死体とナイフなどが埋められていた。
<以下、隠し字>
十津川は珠美から美奈がカメラで写したと聞き、茨城の別荘付近を捜索し無く、再度探し見つかり映像を調べ、溝田はコートが違うと告げ、バーマネージャー・秋田を取調べ渡辺を襲うが殺害は否定し、北川は殺害を否定し、若杉は恋愛を認めるが殺害は否定した。
渡辺が桐野を狙い「北川の娘を助ける為に腎臓を摘出した」と聞き出し、別荘に来た若杉を渡辺が襲い「秋田にさつきを狙わせた」と聞き出し、十津川らは別荘にヘリで向かい渡辺を確保して「弥生の兄は病死し、渡辺は元警察官・佐々木幸一で弥生を愛し、犯人を捜した」と告げた。
十津川らは佐々木を筑波の運転手に会わせたが知らず、「佐々木は美奈を尾行し筑波に居て、別荘で弥生を嫉妬で殺害し、京都で美奈を殺害して証拠と埋め、カメラを別荘で発見させた」と告げ、「弥生の写真にネックレスが映るが死体に無く、佐々木が外し付けていた」「弥生の子の父は佐々木だ」と告げた。


監督:池澤辰也
脚本:平林幸恵
原作:西村京太郎「草津逃避行」より
出演者:内藤剛志・石丸謙二郎・津田寛治・友近・秋本奈緒美・佐藤B作・橋本じゅん・朝倉あき・岩永徹也・福田陽一・池上季実子・六平直政・西岡德馬・瑛蓮・IKKO・赤塚真人・階戸瑠李・長谷川るみ・
製作年:2018年


感想: 3時間SP

鉄道捜査官(18)

警視庁鉄道捜査隊東京駅分駐所鉄道捜査官・花村乃里子(沢口靖子)は同僚・立花広太郎(金子昇)と内海早苗(大塚千弘)と望月春樹(長谷川朝晴)と課長・野川一郎(筧利夫)らと捜査した。
鬼怒川温泉駅で生命保険会社調査員・田代美由紀(佐久間麻由)は電話を受け、きぬ120号に乗った、乃里子らは東京駅パトロール中に悲鳴を聞き、女性が死に男追跡し、乃里子は所轄署時代の元先輩刑事・滝本裕介(別所哲也)を確保した。
滝本は14年前に警察を辞め、警視庁捜査1課・塩崎正彦(六平直政)と徳島仁(草薙仁)が取調べたが黙秘し、乃里子と早苗は保険会社で調査課長・河島充子(国生さゆり)と課員・磯部綾乃(石原あつ美)から「休暇の美由紀からの朝10時の電話で汽笛の音が聞こえ、美由紀は調査が緩いが最近変わり、滝本を目撃した」と聞いた。
乃里子と早苗と立花は浅草駅で監視カメラを調べ「美由紀は浅草駅ホームで『けごん21号』の写真を撮った」、滝本のスマホから美由紀を1週間尾行したと知り、釈放された滝本が女性(中島ひろ子)と接触し行方を消し、乃里子と野川は「てまり」で手塚真理絵(山村紅葉)と板前・大沢次郎(山口竜央)と滝本の事を話し、「美由紀は当日に鬼怒川温泉駅から『きぬ120号』で終点・浅草で降り東京駅に来た」と判った。
蓮和建設常務・前園清志(飯田基祐)を滝本は張り、乃里子と立花と望月は滝本の部屋を調べ、翌日に乃里子と早苗は鬼怒川温泉駅で店を調べ、真理絵から「14年前に滝本が女に電話した」と聞き、ホテルでカメラマン・奥田忠則(黒田大輔)を知り会うが隠した。
乃里子らは磯部から「美由紀は半年前に調査を終えた転落事故を調べた」「蓮和建設社員・入江健吾が転落し歩道にいた浅井奈津子(楊原京子)と共に死に、事故死となった」「美由紀は入江の妻・入江正美(中島ひろ子)と会った」と聞いた。
乃里子と立花は前園と社員・窪塚力(大高雄一郎)に会い、転落現場のビル屋上から東武線が見え『けごん21号』から奥田が写真を撮した可能性を考え、正美に会い「美由紀から再調査を持ちだされ」「世間から殺人者と攻められ」「滝本は美由紀から仲間と紹介された」と聞いた。
望月は奥田が恐喝者の噂を見つけ、翌日に乃里子と立花は龍王峡に行き自宅で滝本と揉めたと聞き、奥田を追い列車で下今市に行き近くで死体で発見した、野川は14年前の滝本が辞めた事件の被害者遺族・浅井奈津子の為に調べたと知り、乃里子は奈津子の親戚・三枝和代(水木薫)の家で娘・里奈(内田未来)に会い河島に過失を責められ脅されたが滝本に励まされたと聞いた。
乃里子は河島の腕時計は前園とペアと疑い、滝本と会い「里奈はビル屋上から作業服の男を見たが保険会社から否定されたと知り美由紀に調査を頼み」「奥田の会社恐喝を知りけごん21号のヒントを聞いた」と知り、滝本を東京駅分駐所に連れた。
<以下、隠し字>
美由紀の現場で滝本は若い男を目撃し、奥田殺害時に前園と河島は近くに居たがアリバイが有り、乃里子は奥田のアリバイ写真が他人が取ったと考えた。
前園と河島と窪塚に「河島は奥田と同じ列車に乗り取引で呼び眠コーヒーを飲ませ眠られ、代わりに写真を撮り、時計で奥田が傷つけ途中で降りた」「奥田は終点まで眠り、窪塚が起こし降り車で下今市に運び殺した」「半年前に窪塚は作業員で入江を殺害し、見返りで秘書になった、奥田が撮し、窪塚は美由紀を殺した」と告げ、滝本は前園を責めたが乃里子は制止した。


監督:村川透
脚本:深沢正樹
原作:西村京太郎「十津川警部 西武新宿線も死角」
出演者:沢口靖子・別所哲也・国生さゆり・飯田基祐・中島ひろ子・金子昇・大塚千弘・長谷川朝晴・山村紅葉・筧利夫・佐久間麻由・六平直政・黒田大輔・山口竜央・草薙仁・水木薫・大高雄一郎・石原あつ美・内田未来・楊原京子
制作年:2018年


感想:

西村京太郎トラベルミステリー69 金沢~東京・殺人ルート

10年前に亀井定夫刑事(高田純次)は強盗犯・高村守(久保酎吉)を逮捕し十津川省三警部(高橋英樹)と取調べ、高村は誘われて強盗に加わったと自白したが心臓発作を起こし死亡し、金沢から娘・高村園子(財前直見)が来た。
現在に亀井は1年ぶりに金沢を訪れ、旅館の仲居の高村園子と共に高村の墓に参り、亀井は園子が手配したグリーン車の切符で金沢駅から帰りの北陸新幹線に乗ると、若い女性から「座席を交換して欲しい」と頼まれ、亀井は応じて「かがやき」の最上級車両のグランクラスに代わった。
亀井は富山を過ぎ元の席に行くが誰もおらず、長野で男が隣席に乗り込み、東京駅で降りる直前に男が丸の内公園を告げてアタッシェケースを亀井に押し付け去った、ケースに3000万円の現金があり亀井は十津川に連絡を入れ、公園で男は背中を刺され殺害され、亀井と十津川と刑事・柿沼浩輔(葛山信吾)と久保田あかね(伴アンリ)と小林宏昌(佐藤正浩)と北条早苗(山村紅葉)らが来て調べた。
亀井と十津川は六星建設総務部長・田口恭一(和田聰宏)と秘書課・篠宮から被害者は専務・中山正昭(貴山侑哉)と聞き、「中山は不倫相手のホステス・三木夕子(澁澤真美)を誘拐した電話があり、3000万円を持ち北陸新幹線に乗り、犯人の指令で「隣席の男」の亀井にアタッシェケースを押し付けた」と知った。
三木が見つかり証言でホスト・石岡利樹(碓井将大)を聴取したが無関係と否定され、十津川らはチケット購入者を販売機の映像で調べ、指紋から謎の女が金沢のプログラマー・白石雅美(黒川智花)で数年前に傷害事件を起こしていたとわかった。
十津川と亀井は金沢に向かい、石川県警刑事・橋爪周作(伊藤洋三郎)から白石の資料を聞き、白石に自宅で会い「ネットのセクハラ退治募集に応じ、チケットを買い、席交換指示を受けた」と聞き、「ホステスを懲らしめるホスト募集」もあり石岡は認め、十津川と亀井は園子を訪ねた。
十津川と亀井は田口と篠宮から中山と対立した派閥の副社長・小田島幸次(信太昌之)を聞き、小田島から「中山の金沢の工事での収賄の噂と、2年前に香林坊で社員が通行人に斬り掛かった事件」を聞き、当時の映像で「犯人・伊東孝久(黒木真二)が刑事・横山茂光(梨本謙次郎)と揉み合い刺し、自殺した」と知り、北陸開発営業部長・片桐雪乃(松岡依都美)に会い元社長・中山と伊東の事を聴取した。
十津川は伊東の友人から交際相手がいたと聞き、亀井は横山の娘・亜美を訪ねると園子と親しく、園子と白石にも事情を問うた、白石は「伊東は中山と片桐から営業成果を要求され虐められ追い込まれた」と思い出し、片桐が刺殺された。
<以下、隠し字>
十津川と亀井は東京で田口に会い、金沢では白石と園子が消えた、白石が意識不明で海で見つかり園子が崖で目撃された、十津川と亀井は園子から電話で「白石と親しくなっていたがが最近に様子が変わった」「中山と片桐を社会的に抹殺する計画を聞いた」「二人は利用された」と聞いた。
十津川と亀井は片桐の行動を監視カメラで調べ隠した書類を見つけ、湾岸工事現場で田口と小田島に会い片桐が残した不正証拠を見せて「伊東を追い込んだ張本人だが白石を騙し利用し、中山と片桐を殺害した」と告げ逮捕した。


監督:村川透
脚本:深沢正樹
原作:西村京太郎「北陸新幹線殺人事件」
出演者:高橋英樹・高田純次・財前直見・黒川智花・葛山信吾・山村紅葉・和田聰宏・梨本謙次郎・伊藤洋三郎・伴アンリ・佐藤正浩・久保酎吉・貴山侑哉・信太昌之・松岡依都美・碓井将大・黒木真二・澁澤真美
制作年:2018年


感想:

十津川警部シリーズ6 日光・恋と裏切りの鬼怒川

十津川省三警部(内藤剛志)は激務が続き、通り魔事件容疑者・吾妻郁夫(井上裕介)を捜査1課刑事・清水刑事(岩永徹也)と北村警部補(友近)が取調べ、十津川は亀井定雄刑事(石丸謙二郎)に勧められて妻・十津川直子(池上季実子)と日光の鬼怒川温泉に出掛け、旅館で女将(早瀬久美)に迎えられた。
捜査1課・本多一課長(六平直政)と亀井と酒井刑事(朝倉あき)は捜査につまずく清水を宥め、直子と別行動の十津川は馬老寺で偶然に同宿の女性(吉井怜)が石仏に祈るところに遭遇し、十津川は女性が「思い出ノート」に記入した「私は彼を殺します」「ゆみ」を見た。
十津川は女将から宿泊名簿を見せて貰い、「高木亜木子」と東京の住所を知り、亀井に調査を依頼し、赤坂の法律事務所に弁護士・高木亜木子(星野真里)が実在したが心当りがないと答えた。
翌日に十津川はゆみを探し「まっくら滝」で刺殺体を見つけた、栃木県警・石野刑事(ベンガル)と沢渡刑事(皆川健太郎)は捜査し、十津川は東京に戻り杉本刑事(橋本じゅん)と小川刑事(福田陽一)らと調べ、十津川と亀井は亜木子に女と実家の日光を聞くが否定された。
十津川と亀井はモモエ(IKKO)の店で話し、三上刑事部長(西岡德馬)から弁護士事務所から抗議されたと聞いた、捜査一課に被害者を知る匿名電話が入り、翌日に都内の公園で刺殺死体が発見され、匿名電話の背景の列車音から鬼怒川からと判り、石野から石仏の作者が病院院長・相沢圭一郎(林海象)と知らせが入った。
十津川と亀井は日光へ行き、能楽師・市村隆信(河合雪之丞)の薪能が行われ、市村と相沢に竹宮流家元・竹宮雪道(山野史人)の甥・竹宮吾郎(伊嵜充則)が来て跡目争い中だと知り、相沢は女からの石仏製作依頼の手紙を翌日渡すと約束した。
十津川と亀井は女将に誘われて旅館に泊まり杉本と清水と酒井が加わり、その夜に自宅で相沢は射殺され手紙が消えた、十津川と亀井は日光彫り工房で高木文子(根本りつ子)を探し、亜木子に父親が不明の息子・正志がいると判った。
杉本と清水と酒井は匿名電話の発信公衆電話を探し、亀井は亜木子の姿を見つけ追うと何者かに銃で撃たれ負傷した、亀井の妻・亀井公子(烏丸せつこ)が心配して病院に来た、十津川は東京に戻り匿名電話の公衆電話を絞り、石野から亜木子と市村が高校の同窓生と聞いた、吾郎は竹宮流家元を狙った。
十津川と酒井はゆみが唄い踊った歌を調べ、北村と清水は吾妻に曲を問い、講演したダンスグループを知り主催者・佐原琢郎(鈴木裕樹)から岡部ゆみ(吉井怜)の身元が判り、一時にダンスグループに参加していた市村の公演で目撃されていたと知った。
<以下、隠し字>
匿名電話の死者が竹宮流門弟・小林克彦(河合穂積)と判り、市村は亜木子から殺害を疑われた、十津川と酒井と清水は日光に行き、十津川は市村と吾郎に会い、酒井と清水は文子に会い亜木子の居場所を聞き、十津川は亜木子を呼び出すと市村が現れ、「ゆみは市村と恋仲になるが離れ、襲うが殺された」「仲を知った小林を殺し」「ゆみの身元を知る相沢を殺した」と告げるが証拠を求められた。
十津川は保護した亜木子から「相談者・ゆみから市村が相手と聞き断り」「市村が犯人と信じず事情を調べた」と聞き、囮捜査の協力を求めた。
亜木子は市村を呼び出し、亀井が復帰し捜査に賛成し、十津川らは市村の舞台稽古に行くと市村がすり替わり、市村と亜木子が消え、十津川は亜木子が中禅寺湖に向かったと考えた、亜木子は市村に自首を求めたが銃を向けられ、十津川らが来て止めると市村は亜木子を質に取るが十津川から亜木子の思いを聞いて説得された。


監督:池澤辰也
脚本:赤松義正
原作:西村京太郎「京都・恋と裏切りの嵯峨野」より
出演者:内藤剛志・石丸謙二郎・友近・岩永徹也・六平直政・朝倉あき・橋本じゅん・福田陽一・西岡德馬・池上季実子・烏丸せつこ・IKKO・星野真里・吉井怜・早瀬久美・ベンガル・皆川健太郎・河合雪之丞・伊嵜充則・山野史人・林海象・井上裕介・根本りつ子・鈴木裕樹・河合穂積


感想:

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