遺留捜査2

登場人物

月島中央署刑事課
糸村聡(上川隆也)
課長・水沢響子(斉藤由貴)
佐久間裕司(八嶋智人)
長瀬清文(田中哲司)
二宮功一(岡田義徳)
署長・東孝彦(三宅裕司)
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村木繁(甲本雅裕)
日本音響研究所・江藤奈津子(水野真紀)
2012年

第1話:「水上封鎖!!運河に女性警察官の死体!?遺留品にこだわる風変わりな刑事が帰ってきた!!返本された哲学書と破れた柔道着の最期のメッセージ」

糸村聡(上川隆也)は警視庁捜査一課から月島中央署へ左遷された。
水上ボートの盗難事件が発生し捜査中に、昼食を買いに行った刑事課庶務・加賀見恵(黒川芽以)が誘拐さ、父の元刑事・加賀見享(大杉漣)に脅迫が来るが恵は半年前に腎臓移植手術したばかりで薬の服用が必要だった。
同じ頃に恵の服を着た女の死体が見つかり、月島中央署に捜査本部が出来警視庁捜査一課刑事・町田正義(吉田栄作)やが乗り込み、月島中央署刑事課課長・水沢響子(斉藤由貴)や佐久間裕司(八嶋智人)らも捜査に乗り出した。
糸村は殺された女の仲間の部屋の哲学書に目をつけ、密かに勝手に科捜研の村木繁(甲本雅裕)に無理に鑑定を依頼した。
響子らは享が関わった5年前の事件に関係していた人物を知るが、本部は古い事件は無視した、糸村は調べ始めた。
<以下、隠し字> 身代金の受け渡しは糸村が水上ボートの盗難に気づき失敗するが、5年前に殺された刑事・木村(川村亮介)の犯人が誘拐犯と判るが死体で発見された。
ひとり5年前の事件を糸村は調べるが多くの人がいじめと見ていた事と、個人的な別の事実を知った。
再度身代金の要求があったが、糸村は木村刑事の遺物から父親(深水三章)の存在と思い出を示すものを見つけ、会う場所を知った。


脚本:大石哲也
監督:猪崎宣昭

第2話:「15cm×10cmの青い布人気ランナー謎の死」

月島中央署の駅伝チームも出場する社会人駅伝・関東地区大会でレース開始直前に名門「大江戸製鋼」の選手・岸田祐介(水上剣星)が突然死亡した。
岸田は骨肉腫で死亡した弟を継ぎ、アイドルからマラソン選手に転向の経歴を持ち企業の広告塔として注目されていたが、岸田の死後に美談は大江戸製鋼社長のでっち上げと判った。
糸村聡(上川隆也)と同僚刑事・長瀬清文(田中哲司)は岸田の練習姿に納得できず、糸村は岸田が持っていた青い布切れを鑑識係・遠山修介(眞島秀和)に鑑定を依頼し、同僚刑事・二宮功一(岡田義徳)と大江戸製鋼陸上部監督・青柳大介(高橋和也)やチームメイト・松山一郎(中村倫也)や鎌田光男(足立理)の証言から、実力が低い岸田が陸上部で孤立していたことを知った。
鑑識から布に海水成分があり、死因がアレルギー性ショックでドリンクにその成分が含まれており水沢響子(斉藤由貴)や佐久間裕司(八嶋智人)も調べ始めた。
ドリンクは監督が前日に作り保管場所の指紋採取でひとり妖しいものがあった。
糸村は岸田が松山とペアを組み、3年前に千葉で幼少時の恩人と再会してから駅伝をはじめ恩人の思い出の布を持っていた事をしり、岸田と社長の間の契約に疑問を抱いた。
<以下、隠し字>
契約の内容は岸田が広告塔であり続ける事で廃部しない事で、岸田と恩人の約束は廃部しない事と恩人の息子をサポートする事だった。
指紋からドリンクに細工した人物が判った。


脚本:大石哲也
監督:長谷川康

第3話:「船で運ばれた死体!?音の違うカスタネット」

藤本愛(原田佳奈)の遺体が、係留船で発見され頭部・全身を強打の転落死が濃厚で糸村(上川隆也)は遺留品のカスタネットが気になった。
愛の母・藤本信江(藤真利子)は10年離れて暮らしていた。
月島中央署の佐久間(八嶋智人)が橋から船に転落した可能性を調べ現場を見つけた。
そこからダンサー谷口に容疑がかかるが、愛をスカウトしていて殺害時間には城戸さやかとレッスンしていたと言った。
愛が1月前にフラメンコ教室に退会届を出しており、愛はコンクールで優勝を逃して留学の権利を失ったばかりだった。
糸村は愛がフラメンコショーを見せるレストランで踊っている映像を、動画サイトで発見し、カスタネットの音に違和感があり課長・水沢響子(斉藤由貴)と日本音響研究所・江藤奈津子(水野真紀)訪れ、鑑定を依頼した。
<以下、隠し字>
遺体から棒状皮下出血が見つかり、防犯カメラの調査から水沢はフラメンコ関係者を見つけた。
糸村は、レストランで踊るには費用がかかり、愛が友人にフラメンコを止めて実家に帰ると言い最後の舞台だったと知った、そして使用したカスタネットが安価なものであり、思い出の品と知った。


脚本:福島治子
監督:長谷川康

第4話:「セミが告げる殺人!!ミサンガに込められた夢の秘密!?」


料理研究家・白鳥由香里(三輪ひとみ)が自宅マンションの浴室で遺体で発見され、死因は練炭の一酸化炭素中毒で睡眠薬を服用し服装を整えており自殺の可能性が高かった。
佐久間(八嶋智人)は男物ハンカチを見つけ玄関のドアに鍵がかかっていなく、マンションの隣人・平田洋子(高橋かおり)が人影を目撃していて他殺の可能性もあった。
糸村(上川隆也)は、落ちていたフィタ(ミサンガ)が気になった。
月島中央署刑事課・水沢(斉藤由貴)達は由香里が以前にサッカー選手・須川祐介(合田雅吏)と交際していたが、須川は妻・かすみ(上原さくら)がおりフィタは使わずハンカチはコラボ商品で、由香里とは友達であり当日は家にいたと証言した。
平田洋子は由香里は須川と続いており、別に信頼できる友がいると言った。
須川が予定しているレストラン建設予定地に行ったかすみは、須川から自殺をほのめかす電話を受けた。
須川と平田洋子が写っている防犯カメラが見つかったが、練炭コンロの購入者はかすみと判った。
電話に疑問を持った糸村は日本音響研究所の所長・江藤奈津子(水野真紀)に鑑定を依頼し、背後に消防車・学校のチャイム・川のせせらぎ・クマセミの声を見つけ、Nシステムと会わせて場所を特定して須川を助けた。
<以下、隠し字>
糸村は、建築家の証言でフィタがかすみの物で須川が由香里とレストランを行うつもりと言い、犯人は自供し須川は自分のキャリアが傷つくと言うが、水沢は子供の夢が壊れると言った。
洋子は、傷ついていた時に由香里と出会い友達になり、由香里と須川の関係も聞いており現場を見た時に須川のせいと思った、糸村は由香里の出版予定本の原稿に友・洋子と行く屋台の記述を見せた。


脚本:尾西兼一
監督:猪崎宣昭

第5話:「フクロウが見た!?復讐の銃弾が刑事を狙う!!」

永井修平(岡田優)は女子高生にいたずらをしていたが拳銃で撃たれ即死で見つかった。目撃者によると犯人は「あの世で娘に謝れ」と言ったという、永井は少年刑務所を出たばかりだった。
長瀬清文(田中哲司)は妹・紗英(原田夏希)から恋人・野本淳也に会う約束を果たしておらず、妹と会った課長・水沢響子(斉藤由貴)は良い相手だと言い、長瀬本人も相手を探す時期と説得した。
糸村聡(上川隆也)は同僚の佐久間裕司(八嶋智人)や長瀬と永井が過去に殺した女子高生の家へ行くと父・河田裕一(伊藤洋三郎)が自殺し、「銃を川に捨てた」遺書が残され、糸村は落ちていた鳥の羽を見つけた。
糸村は科捜研の村木繁(甲本雅裕)の鑑定で、ふくろうの羽にチョークが付着していると判った。
佐久間と長瀬たちは課長・水沢の指示で川で拳銃を探すが見つからず、深夜の公園で、銃声が鳴り見つけた銃弾は永井殺しの銃だった。
被害者の会を調べると、糸村の見つけた羽とチョークから山崎和夫(徳井優)が浮かび上がった。
<以下、隠し字>
長瀬は、その時の加害者の井上良平(尾上寛之)に会うが刑期は終えたと答えた。
山崎の家宅調査から河田が殺人後に、銃を山崎に渡して偽の遺書内容を残したと判り、井上の保護に動いたが、山崎が井上を撃つのを阻止しようとして長瀬が撃たれて死亡した。糸村は長瀬の持ち物から交換書を見つけ、長瀬が妹と婚約者の為に購入したプレゼントだった。


脚本:尾西兼一
監督:長谷川康

第6話:「天才外科医の遺したもんじゃのハガシ!!」

月島中央署刑事課をまとめたい佐久間裕司(八嶋智人)は部下の二宮功一(岡田義徳)・仙堂卓己(正名僕蔵)・遠山修介(眞島秀和)らを屋形船に誘ていたが、佐久間は剣道教室の教え子・中尾亨(川野直輝)が岸辺で男を殴っている現場を目撃して止めるため佐久間らは急いで岸へ行くが到着すと男の遺体と、亨のイニシャルが入ったパイプレンチがあった。
被害者は東都大学病院心臓外科医・深山隼(東根作寿英)で糸村聡(上川隆也)は財布の中のもんじゃ焼きのハガシが気になった。
深山は死んだ亨の母親の心臓バイパス手術の執刀医で、亨は医療ミスと疑っており凶器の指紋から刑事たちは亨が犯人であると思った。
糸村は、ハガシが約20年前にみ作られ女性客に配ったと知った。
連行された亨は殺害を否認し、医療ミスについては病院関係者を名乗る男からの密告電話で知ったと証言し、電話でカチカチとライターの音がしたと言った。
糸村は、ネットの同窓会サイトで同窓生を見つけそこから、中尾が付き合っていたといわれる前田友美(伊藤裕子)を見つけ友美が借金で母と夜逃げ同然に逃げ今は、債権回収で知られる弁護士・松下孝介(今井朋彦)の妻だった。
友美はハガシは自分がプレゼントした物で10年後に神社で会う約束だったが深山は来なかったと言った。
佐久間は、亨の母の手術後に病院を辞めた佐々木看護婦から手術時間が長かった理由を聞き、向井医師が深山を強請っていたしりライター音から同行を求め、向井は弁護士に頼まれたと言い、亨の仕事場から他人の毛髪を見つけた。
糸村は課長・水沢響子(斉藤由貴)と深山の家宅調査をして詳しい記録や松下孝介宛ての出金記録などを見つけた。
<以下、隠し字>
糸村は、友美に夫のDVに会っている事と深山が約束を憶えていたが、個人事情で果たせなかった事を説明し、松下が深山の友美への愛を恐れていたと言った。


脚本:大石哲也
監督:伊藤寿浩

第7話:「衝撃スクープが盗まれた!!天才が捨てたボールペン!?」

雑誌で女性タレント・永沢美沙の大麻所持疑惑が報じられていた頃、月島中央署管轄内の路上でフリーライター・相田徹(加藤虎ノ介)が突然倒れて死亡し、死因は頭部損傷による脳挫傷で、いつどこで頭部を損傷たかは不明だった。
糸村(上川隆也)は相田がフリーライターの仕事道具を所持せず、古いボールペンを遺留品とした。
月島中央署は事故と他殺の両面で捜査を開始し、仕事仲間のフリーライター・寺崎慎也(堀部圭亮)から証言を取るも、誠実かつ優秀な相田の評判は良く、トラブルもなかった。糸村と水沢響子(斉藤由貴)は家宅捜査で相田のデスクからボールペンの替え芯とUSBメモリーを見つけ戻り再生すると法務大臣と不審な若者の画像だった。
糸村と水沢は寺崎に会い、「ボールペンは10年前の原点」と言っていたが、詳しくは昔漫才コンビを組んでいた芸人・中村賢二(マギー)に訪ねろと言ったが、中村はボールペンを知らず、ディレクターは最近中村へのクレームが多くあやういと言った。
佐久間(八嶋智人)らは相田の当日の行動を追いカフェに立ち寄っていたと知り、法務大臣の息子・川島公彦が遊び人で大麻疑惑バーに立ち寄り、そこでカフェのマスター・峰岸を見つけた。
糸村はポールペンのイラストから10年前の芸人時代に得て大事な品と突き止めるが中村は知らないと言い、中村の高価な時計が永沢からの物と知った。
カフェと峰岸を調べ、相田が川島と取引の途中に誰かに襲われ、永沢>中村>相田>寺崎と流れた大麻疑惑の次のターゲットの川島から中村に嫌がらせがあり、相田が川島と取引をしようとしていたと糸村・水沢・佐久間たちは考えた。
<以下、隠し字>
スクープを狙い相田を襲った犯人は逮捕され、中村は相田の気持を知った。
相田と寺崎の集めた情報は警視庁4課に渡された。


脚本:田中孝治
監督:伊藤寿浩

第8話(最終話):「屋形船が乗っ取られた!!母を殺した江戸切子グラス」

月島中央署管轄内を運行中の屋形船に、銃を持つ男が乱入し客・鈴木洋介(平田満)を撃ち、客と従業員を人質に立てこもり、乗客の中に証券会社員・中野真理(安藤玉恵)とお見合い中の刑事・佐久間裕司(八嶋智人)がいた。
長崎は交渉相手に警視庁の高山刑事部長(矢島健一)を指名し、2週間前に自殺と処理された「晴海陶器」社員・西田紀子(春木みさよ)の他殺犯人を12時間で逮捕せよと要求した。
紀子が自殺と判断した渋谷北署へ行った糸村聡(上川隆也)は、紀子の父・西田英也(笹野高史)が受取りを拒んだ遺留品を見て、江戸切子のお猪口を見つけた。
西田英也は江戸切子の職人で、紀子は過労で死んだ母の連れ子で、過去に英也は大手との業務提携を断っていた。
彼女は半年前まで商品開発部にいたが、父と江戸切子を激しく嫌っていたという。
佐久間は乗っ取犯の写真を撮り素性が長崎雄彦(瀬川亮)で西田紀子の同僚と判り説得中に、鈴木洋介が動きだし外に出て、長崎は警察に射殺された。
納得ゆかない佐久間は鈴木を調べて、1月前に角紅物産を止めており硝子材料を扱っており、「晴海陶器」とも取引があり西田紀子が担当だった、渋谷北署は紀子のテレビがギャンブルチャンネルになっていた点は疑問だった。
<以下、隠し字>
糸村は、鈴木が納入していた硝子材料が専門店より晴海陶器が品質が劣り紀子に見つかっていた事、事件で一時急落した晴海陶器の株売買で儲けていた事を知り、長崎を口封じで殺さす自作自演と知った。
糸村は西田英也に紀子が全て知っていて、江戸切子を習い始めた事を告げた。


脚本:大石哲也
監督:猪崎宣昭

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