臨床心理学者・火村英生の推理

キャスト

臨床心理学者・火村英生(斉藤工)
推理作家・有栖川有栖(窪田正孝)
刑事・小野希(優香)
女子大生・貴島朱美(山本美月)
鑑識・八十田宗則(マキタスポーツ)
刑事・坂下恵一(清水一希)
諸星沙奈江(長谷川京子)
難波洋(松澤一之)
刑事・鍋島久志(生瀬勝久)
大家・篠宮時絵(夏木マリ)

スタッフ

原作:有栖川有栖
製作年:2016年

#1:2016/01/17:絶叫城殺人事件:58m

大家・篠宮時絵(夏木マリ)は夜中に警察からの電話を英都大学准教授・火村英生(斎藤工)に知らせ、現場で刑事・鍋島久志(生瀬勝久)がマジシャンのニック・ハレルヤ(戸次重幸)を聴取し、火村は友人の推理作家・有栖川有栖(窪田正孝)を連れ現場ホテルに行き刑事・坂下(清水一希)とハレルヤの部屋でアシスタント・金子ジュリアの遺体を見て、鑑識・八十田宗則(マキタスポーツ)が完全密室殺人だと状況を説明し、火村はハレルヤとマネージャー・吉永(音尾琢真)と会い部屋を調べ吉永がマジックワイヤーを向かいの部屋で操作し隠した死体を中央に引き出すトリックと証拠を示した。
英都大学で女学生・貴島朱美(山本美月)らが火村を噂し食堂で会い全員を憶えていて、連続通り魔事件を質問し火村は人を殺したい事が有ったと言い、火村を有栖が訪ね口の中のメッセージの紙切れが残され事件は2週連続火曜日夜で3週目の火曜日夜に第3殺人を予想し、同手口の殺人が発生し火村と有栖は現場で鍋島と刑事・小野希(優香)に会い前2件と同じ状況で犯人のメッセージは「NIGHT PROWLER」で同一犯で「絶叫城」という人気テレビゲームのキャラクターと判明し知識があると考えられた。
有栖はゲームを行い、翌朝に火村と鍋島と坂下と希は「絶叫城」制作会社を訪ね製作者が不満を言い、会社前で団体・シャングリラ十字軍が諸星沙奈江(長谷川京子)解放を要求して騒ぎ鍋島と坂下が止め、難波洋(松澤一之)が沙奈江を聴取し、火村と有栖は火曜日の3日前の第4の殺人現場に行き被害者はフリーライター・大和田雪枝(入山法子)で手口は同じで凶器が残り自身が通報し、紙切れに「GAME OVER」と書かれゲーム「絶叫城」も4人でゲームオーバーのストーリーだった。
希は野次馬に「絶叫城」制作者を見つけ捕らえたが、火村は違う犯罪と考えるが捜査本部は一連の犯行と考え、怪我の弟・大和田英児(高杉真宙)に伝え友人・小室理未を聴取し、火村らは疑問点を列挙し、翌日雪枝の部屋を捜査し日記と写真を見つけ小鳥籠跡を見つけ捨てられていた。
<以下、隠し字>
火村と有栖は英児に会い雪枝は自殺だが偽装で、怪我の英児の部屋でナイトプローラーの証拠を見つけ引き継ぎ自ら連続殺人を終わらせたと言い、英児はバーチャルの世界との境目を知りたかったと自供し鍋島らが逮捕した。


脚本:マギー
監督:佐久間紀佳

#2:2016/01/24:異形の客:46m

山間の温泉旅館に泊まり執筆する有栖川有栖(窪田正孝)は英都大学准教授・火村英生(斎藤工)から電話で大家・篠宮時絵(夏木マリ)に金庫の暗号を解くように言われたが断り、宿泊に来た顔全体を包帯で巻いた男を見て宿の人らから相談を受け、難波(松澤一之)が過激派集団シャングリラ十字軍・諸星沙奈江(長谷川京子)に団員・鬼塚を聞くが答えず、翌朝に有栖が散歩で包帯男と出会い、風呂で美容整形外科医・是枝(大河内浩)と話すと、包帯男が泊まる離れで絞殺遺体が発見され宿泊客でなく有栖は包帯男が殺した言った。
英都大学で女学生・貴島朱美(山本美月)らが体の傷を話し、火村は聞いて暗号のヒントを得た、刑事・鍋島(生瀬勝久)と坂下(清水一希)と小野希(優香)ら警察が旅館に到着し深夜の立入は難しく、宿泊客・田ノ上恵里(仁科あい)がチェックアウトを急ぎ止めた男・呉(寿大聡)をストーカーと騒ぎ鍋島らが事情を聞くと希が田ノ上がシャングリラ十字軍の元メンバーと見つけ保護すると火村が来た。
鑑識・八十田(マキタスポーツ)が調べ被害者は大学生・相羽徳明(佐野岳)だが痕跡は見つからず火村は衝動的な殺人でないと推理し、包帯の理由が不明で顔を見られたくない宿泊客と従業員の可能性が出た、鍋島と火村は被害者宅に行き、他が宿泊客の是枝と田ノ上と呉を調べたが相羽を殺す動機がなかった。
火村と鍋島は相羽のアパートで大家から引きこもりだと知るが客の痕跡があり、昨日見かけたと聞き、相羽の友人・幡多瑛助(吉沢亮)が来て実家は相羽殺害旅館で容疑がかかるがアリバイがあり、鍋島は1月前のアリバイを聞くが不明で、宿に戻り有栖に暗号を渡し、翌朝田ノ上と呉が和解し包帯男の妙な行動を聞いた。
<以下、隠し字>
火村と有栖は幡多に鍋島が1月前事件を疑って居ると言い、相羽殺害事件の犯人と仮定した事件を話し相羽に金が持ちすぎで動機があり、相羽と幡多が2人1組の包帯男だと言い相羽が心の病で整形手術費用を求められ実家の旅館に呼び出し金を奪う共犯関係を作ったと言った、警察が1月前事件の目撃者を探し鍋島が幡多犯人の証拠を見つけ逮捕し、相羽殺害の証拠を必ず見つけると伝えた。


脚本:マギー
監督:佐久間紀佳

#3:2016/01/31:准教授の身代金:47m

志摩恵里香(西田尚美)は出張先・九州から京都に戻ると犯人から脅迫電話で俳優の夫・志摩征夫(飯田基祐)を誘拐し身代金3000万円を要求し警察に届けたら志摩の命はないと脅迫されたとマネージャー・城戸(児嶋一哉)に言うと警察に通報し、京都府警の鍋島刑事(生瀬勝久)と坂下(清水一希)と小野希(優香)らと依頼された火村英生(斎藤工)と有栖川有栖(窪田正孝)も志摩の自宅に来た。
志摩はドラマの准教授役が当たり、鍋島が恵里香に事情を聞くと上司・宇田川(猫背椿)から電話が掛かるが切り、差出人不明の荷物が届き消印から恵里香の自作自演は無いと考え、中身は志摩と思われる髪の毛と脅迫状で「身代金をカバンに入れて明日、指定の列車に乗り左の席で赤い目印で窓から落とせ」と書かれ警察がいると志摩の命がないと脅された恵里香は火村と有栖が同行した。
翌日、恵里香と火村と有栖と警察が列車に乗るが犯人は接触せず火村は犯人が警察の介入前提の計画と断言した、大家・篠宮時絵(夏木マリ)が火村に謎を仕掛けると解き、志摩の遺体が廃墟で発見され火村と有栖は発見現場へ行き、鑑識・八十田(マキタスポーツ)は死亡推定時間は4日前で別の場所で殺害後に運ばれ、恵里香が脅迫電話を受けた時点で死んでいたと判明した、恵里香は電話で志摩の声を聞いたと証言した。
火村は犯人の目的が志摩の殺害と推理し、恵里香と宇田川に鍋島らと事情を聞き志摩は蒐集家で完結マニアでチェスの駒が不足で探し、恵里香が本棚を見ないか尋ねると隠し扉で駒が見つかり凶器だが否定し同行された、火村はもう1人の犯人が居ると考え宇田川は城戸を疑い、火村と有栖は城戸に会い仕事を間違われ話しを聞き隠し扉を知っていた。
<以下、隠し字>
火村は電話を受け有栖と志摩邸に行き鍋島と希から恵里香の聴取内容を聞き、火村は待つと城戸から呼び出され恵里香が志摩の台詞を聞き、犯人が盗聴し録音したと考え音で凶器が見れず、火村と有栖を声で間違えたと気づいた火村が罠をしかけた。
火村は難波(松澤一之)に頼み過激派集団シャングリラ十字軍・諸星沙奈江(長谷川京子)と接見すると同じ匂いと言われた。


脚本:マギー
監督:明石広人

#4:2016/02/07:ダリの繭

火村英生(斎藤工)と有栖川有栖(窪田正孝)は、宝石商・堂条秀一(岩城滉一)がレストランで女性と一緒に見かけ、画家のダリの様なヒゲを生やす秀一はテレビ等に出演し名が知られ、火村は連れの女性を有栖の理想のタイプと言い有栖はその女性に自分の思い出を重ねた。
数日後に秀一が殺害され、火村と有栖は事件現場の秀一の自宅へ行き鍋島刑事(生瀬勝久)から遺体発見者は秀一の弟・堂条秀二(合田雅史)と秀一の秘書・鷺尾優子(内田理央)で優子はレストランでの秀一の連れで、遺体は繭と呼んでフロートカプセルの中で見つかり特殊液体が満たされ秀一はしばしば中に入っていた、火村は秀一が優子に特別な感情を抱いていたと推測するが優子は仕事上と主張し、小野希(優香)は彼女は宝飾デザイナー・長池伸介(忍成修吾)との噂も言った。
火村と有栖は現場を調べ鑑識・八十田(マキタスポーツ)から遺体の写真を見せられ頭めった撃ちで裸にされヒゲを剃られた状態と聞き違和感を感じ、坂下(清水一希)が秀一の弟・吉住則夫(渋谷謙人)を調べ、吉住は火村と有栖の大学同級生で有栖の友人で容疑がかかるが無実を訴え、火村は吉住にやっていないならすべてを話せとと言った。
難波洋(松澤一之)が諸星沙奈江(長谷川京子)と接見するが情報を得られず、火村は有栖にちぐはぐと告げ、鍋島と希と火村と有栖は長池を聴取し優子の関係を否定し、関係者にアリバイが無く、火村は優子と有栖を2人だけにし有栖は初恋の相手に似てると言い過去を話し、最中に有栖は吉住に呼び出され火村と会うと秀一の血が付いた服を見せられ同行され当日カプセルに入り寝て起きると秀一の死体を見つけカプセルに入れ、服を持ち去ったと言い服と凶器は持ち去られたと言った。
<以下、隠し字>
凶器の女神像と靴が見つかり、吉住が長池の持ち物と言うが長池が否定し、火村と有栖は女神像を売った店に行き、秀一の家に関係者4人と鍋島刑事らを集め、凶器の女神像を買ったのは変装した秀一で髭がなく付け髭で、秀一がアリバイに吉住を呼び別の人物を呼び殺害予定だったが、秀一が駄目出しし吉住が持ち帰ったデザインを犯人が見て話したと言い、優子を巡る争いと言うと長池が犯行を自供し当日秀一に襲われ争い殺害し凶器と靴を持ち出し処分したと言い、有栖が秀一が長池殺害後に長池宅に運び女神像を入れ替える予定だったと話した。


脚本:佐藤友治
監督:浅見真史

#5:2016/02/14:ショーウィンドウを砕く

火村英生(斎藤工)は難波(松澤一之)と過激派集団シャングリラ十字軍・諸星沙奈江(長谷川京子)と会い通り魔事件を尋ねると遺体から復讐を感じなく子供の興味だと言われ、有栖川有栖(窪田正孝)は小説の動機に悩みサイコパスを考え、夕狩正比古(宅麻伸)がタレント・愉良(小島梨里杏)を訪ね窒息死させ現場を荒らし金品を奪い去った。
有栖は大家・篠宮時絵(夏木マリ)から宝くじを見せられ、社長・夕狩は社員・酒井に愉良のCMを任せ女社員・玲奈がサイコパス診断を行い、夕狩は愉良を訪れ死体発見を装い警察に連絡し、火村は有栖から殺害動機の相談を受け貴島朱美(山本美月)が来て部屋に差し込む夕陽を怖がると火村は幼児期の火事を言い当て、朱美は15歳に放火で叔父が死ぬのを見、2年前に知人が殺されたが事件が迷宮入りと話し火村は調べると答えた。
愉良殺害現場に火村と有栖が行き鍋島刑事(生瀬勝久)と小野希(優香)と会い、部屋を調べ発見者・夕狩から希が話を聞くと、部屋を訪ね応答がなく合鍵で入り死体を見つけ鍵は愉良の2つと正比古が1つで愉良は2日前に鍵を落とし拾ったのが犯人と言った。
火村は夕狩に昼食や移動手段と宝くじを尋ね犯人が靴を脱いだのが疑問で、有栖と夕狩を喫茶店に誘い雑談で火村は夕狩と千円札を交換し、現場に鍵が無く犯人がスペアキーを持ち去る理由がなく侵入時間が在宅中が疑問と言い火村と有栖は去り、夕狩に希らが愉良が鍵を落とさず夕狩が容疑者と言い火村は強盗偽装犯偽装を言った。
<以下、隠し字>
火村は夕狩と新札と交換し、それの指紋を調べ愉良と店員も見つかり、昼食と移動に札を使っていない可能性が高く入手の為に有栖と芝居したと言い、夕狩は破産状態で愉良が離れ空のガラスケースが残るのが嫌というと、火村は否定し夕狩は何もなくても殺意を持った可能性を言い、有栖は愉良の未来も未来の夢も奪ったと言い、火村は明白な動機が全てでないと言った。


脚本:マギー
監督:佐久間紀佳
原作:ショーウィンドウを砕く(「怪しい店」収録)

#6:2016/02/21:朱色の研究(前)

貴島朱美(山本美月)から2年前の未解決事件の捜査依頼を受けていた火村英生(斎藤工)に電話がかかり、有栖川有栖(窪田正孝)とオランジェ橘の806号室へ行くと、空部屋ばかりで不気味で若い男とすれ違い、男の香水が気にかかり、火村は部屋で男の遺体を発見した。
火村は鑑識・八十田(マキタスポーツ)から遺体は後ろから絞殺で、鍋島刑事(生瀬勝久)から鍵穴にピッキング跡があり周囲が空き室で物音証言は取れないと聞き、坂下(清水一希)と小野希(優香)が大学で朱美を探し、鍋島は同僚・緒方(阿南健治)担当の2年前の黄昏岬殺人事件を思い出し、ピアノ教師・大野夕雨子(上野なつひ)が黄昏岬の崖下で遺体で発見され2度殺された痕があり、一緒に別荘にいた人々に容疑がかかり全員にアリバイも動機もなかった。
火村は朱美を事件現場に呼び遺体確認をすると朱美の叔父・山内陽平(大高洋夫)で、2年前の事件と関係と考えられ、朱美と陽平と朱美の従兄弟・宗像正明(鈴之助)と正明の母で陽平の姉・宗像真知(高橋ひとみ)と正明の後輩・六人部四郎(山本裕典)で、正明に話しを聞くと真知が文句を言い香水が同じで、すれ違った男は六人部と判明した。
六人部が来て鍋島らと火村らに手紙で指示されオランジェ橘の806号室へ呼び出され連絡を待ち何もなく部屋を出たと言い、坂下が306号の岩田から何も知らないと聞き、火村は6年前の放火事件も関係と考え、勝村英男(成宮寛貴)と霧島さくら(菜々緒)が京都を歩き公園で火村と有栖が朱美を猫カフェに連れ大家・篠宮時絵(夏木マリ)が迎えた。
火村と有栖に朱美が火事を夢で見ると話し、鍋島は六人部を聴取し脅迫文の秘密を尋ねると放火事件の犯人が六人部と書いて有ったと打ち明け、八十田がDNA鑑定の結果を伝え、坂下が判り火村は六人部とオランジェ橘で実験し806号室へ行く朱美が景色が違うと言い、906号室で六人部が居たと判ったエレベータートリックを説明した。
(続く)


脚本:マギー
監督:明石広人
原作:「朱色の研究」

#7:2016/02/28:朱色の研究(後)

(承前)
貴島朱美(山本美月)の叔父・山内陽平(大高洋夫)が殺害された「夜明け前の殺人」と2年前のピアノ講師・大野夕雨子(上野なつひ)が殺害の「黄昏岬殺人事件」と6年前に朱美が遭遇した「真夜中の放火犯」が繋がると考えた火村英生(斎藤工)は有栖川有栖(窪田正孝)らと黄昏岬へ向かい、鍋島刑事(生瀬勝久)と小野希(優香)らも向かった。
火村と有栖と鍋島刑事らは黄昏岬殺人事件を調べ、夕雨子は撲殺され石を投げ落とされ残忍で不可解な方法で殺され、火村らは元京都府警刑事・吉本(平泉成)に行き2年前の話しを聞き絵を借り、別荘に行き朱美は従兄弟・宗像正明(鈴之助)と正明の母・宗像真知(高橋ひとみ)と正明の後輩・六人部四郎(山本裕典)を思い出し、火村は朱美に話を聞き6年前以来悩まされている悪夢の深層心理を解こうとした。
朱美は夢に亡くなった宗像庄太郎(田口主将)にガソリンをかける陽平がでて、自分が庄太郎を憎むと火村に打ち明け、火村は朱美の夢の光景が現実に見たと指摘し、火村は全ての事件関係者を呼び出し中に犯人がいると犯人に挑戦状を突き付け、朱美の夢が起きた事と考え、真夜中の放火犯と黄昏岬殺人事件との繋がりを考え、鍋島らは緒方の思考を考え、吉本は火村の狂気を執念と考えた。
<以下、隠し字>
火村は思考をめぐらせ翌朝に全員を呼び出し、「黄昏岬殺人事件」で夕雨子の死亡時刻を吉本の絵からトラックの影の中に夕雨子が座り太陽に動き筈だが動かず最初の短い間と言いアリバイがないのは六人部と朱美で撲殺と落石は別人と言い、「真夜中の放火犯」の目撃者が「黄昏岬殺人事件」の落石犯と言うと朱美が陽平の放火を見たと言い、六人部が否定すと火村は自作自演と言った。
火村は六人部に真実を伝える最後のチャンスと言うと、六人部は誘惑された夕雨子に惹かれかける自分を恐れ夕雨子を殺害し、「夜明け前の殺人」で陽平が「黄昏岬殺人事件」の不能犯と知り六人部が口封じしたと言った。


脚本:佐藤友治
監督:明石広人
原作:「朱色の研究」

#8:2016/03/06:アポロンのナイフ

過激派集団シャングリラ十字軍指導者・諸星沙奈江(長谷川京子)が難波(松澤一之)を人質で脅し送検時に配下・鬼塚竜三(竹内涼真)と城照文(今野浩喜)と大石安奈(仁村紗和)らが奪回し、沙奈江は火村英生(斎藤工)をターゲットにすると言い、鍋島刑事(生瀬勝久)らは難波を聴取し火村の接見が沙奈江を変え警察内の内通者を言い、小野希(優香)に鍋島は火村の接見がきっかけと考えるが秘密にした。
有栖川有栖(窪田正孝)が火村に、東京でシャングリラ十字軍の若者2人が殺された事件で、犯人が高校生との噂が拡がり少年の顔写真が拡散し「切り裂き王子」「アポロン」と呼ばれ、大家・篠宮時絵(夏木マリ)が京都で見たと言い、犬の散歩中の安納守之(泉谷しげる)が高校生・尾木紫苑と座間剣介の刺殺死体を発見した。
鑑識・八十田(マキタスポーツ)が調べ、鍋島と希と火村と有栖が現場で、同じ学校の生徒で剣介が紫苑にメールを送るが彼女は既に死に、待ち合わせた2人が同じ通り魔に殺されたと考え、アポロンが京都に現れた情報がネットで広まり連続殺人もアポロンの犯行との噂が流れ、全国各地でのアポロン目撃情報が続出した。
有栖は時絵とアポロンを探し、火村と有栖は坂下刑事(清水一希)と安納に話しを聞き生徒と顔見知りで警察がアポロンを指名手配するべきと聞き違和感を感じ安納の家族を調べ未成年の報道の意見の理由を知り、朱美(山本美月)は公園で少年に声を掛けられ読書を話し言動に不穏さを感じ、火村は鍋島から沙奈江の逃亡を聞き、東京の連続殺人と京都の高校生連続殺人の資料を見た。
<以下、隠し字>
朱美は少年がナイフを持つと知り、火村は鍋島らに4つの事件の犯人の感情の違いを伝え傷が異なり別人で、剣介が好きだが拒否された紫苑を殺害し自害しナイフが持ち去られたと言い、安納に会い犬からナイフを見つけ加害者・剣介を被害者に偽装したと言い安納が認め、朱美は少年を警察に通報し、火村は鍋島らと少年を見た。


脚本:マギー
監督:佐久間紀佳
原作:アポロンのナイフ(「菩提樹荘の殺人」収録)

#9:2016/03/13:地下室の処刑

5時間前に有栖川有栖(窪田正孝)がシャングリラ十字軍の指導者・諸星沙奈江(長谷川京子)と構成員の鬼塚(竹内涼真)と城(今野浩喜)と安奈(仁村紗和)と嵯峨(野間口徹)に拉致され、火村英生(斎藤工)は逮捕された剣介を聴取し、有栖に電話をかけると沙奈江が取り、異変を感じた火村は有栖の危機を気づいた。
有栖が廃ビル地下室で縛られ拘束され、沙奈江はターゲットは火村で目的には有栖を殺すと言い、沙奈江は安奈に有栖の携帯電話で有栖の写真とメッセージを火村に送らせ、受け取った火村は有栖が沙奈江に拉致と知り、鍋島刑事(生瀬勝久)と小野希(優香)らに連絡すると公安・井出(渡邊紘平)が担当すると言い対立し、嵯峨が有栖に話しかけ、沙奈江は火村と警察の動きを予測し、鬼塚に有栖の処刑を行うと言った。
沙奈江と鬼塚は有栖の処刑を言うと同時に嵯峨を拉致し嵯峨は作家で取材と言い、坂下刑事(清水一希)が火村と鍋島に発信地を告げ、沙奈江は嵯峨を仲間に誘うが毒殺し、城と安奈を有栖と残し沙奈江と鬼塚は去り、火村と警察が来て助けられた有栖は火村に沙奈江の伝言を告げた。
<以下、隠し字>
有栖は嵯峨殺害状況を告げ、沙奈江と鬼塚は殺す意志が無く城と安奈を疑うが、火村は銃の処刑を信じたと疑問で、安奈は鬼塚が殺す気がないと言い城は安奈を疑い、鑑識・八十田(マキタスポーツ)が城の薬購入履歴を調べ苦しまず死ぬ薬・天使を入手し、火村は城が嵯峨に天使を試したが青酸カリでと突き止めた。


脚本:マギー
監督:浅見真史
原作:地下室の処刑(「白い兎が逃げる」収録)

#10:2016/03/20(e):ロジカル・デスゲーム

諸星沙奈江(長谷川京子)から火村英生(斎藤工)は貴島朱美(山本美月)と篠宮時絵(夏木マリ)と小野希(優香)の誰かを狙う手紙を受け、有栖川有栖(窪田正孝)は警察に連絡し保護を依頼し、公安・井出(渡邊紘平)が鍋島刑事(生瀬勝久)に捜査優先を述べ、火村は有栖を危険にさらした事を悩み、関係をホームズとワトソンに例えた。
火村が下宿に帰ると沙奈江が待ち挑発し殺人願望を告げ、鬼塚(竹内涼真)に京都府警を爆破させて火村にゲームを持ちかけ、3つのグラスにワインを入れ致死量のトリカブトを1つに入れて火村に選ばせ、沙奈江は楽しみグラスを選ぶチャンスは2回と言い、火村は後略法を考えた。
火村が赤を選ぶと沙奈江は綠を飲み干し、他の2つから選ばせると青に変え2人は飲み干すと沙奈江に毒が回り、火村は鍋島に連絡し救急車を呼ばせ倒れた、有栖と希は火村を搬送し鍋島は消え、公安・井出が沙奈江を搬送し内通者を疑った。
<以下、隠し字>
火村は有栖と希と朱美と時絵にゲームをロジカル・デスゲームと内容を説明し、最初は1/3で2回目は変えると2/3となると説明した、火村は沙奈江に隠れてワインを混ぜてどちらも致死量以下にしたと言い、火村は沙奈江がもう一度競うチャンスを与えたと考えた。
有栖は病院で鑑識・八十田(マキタスポーツ)に会い、沙奈江を搬送する井出が銃を運転手に向け止めさせると鍋島が内通者と見つけたが、沙奈江が目覚め鍋島を撃ち逃亡し、連絡を受けた火村は有栖に独りでの決着を告げ渓谷に出かけ、沙奈江は仲間と別れ向かい、火村は沙奈江と渓谷に行き、出会った夫婦の目撃情報で警察と有栖らが渓谷に向かい、沙奈江が火村に銃を渡し殺せと言い他の銃を向けた。
警察と有栖らが駆けつけると銃声が2発し誰も居なかった、下宿で執筆する有栖に火村が戻った。


脚本:マギー
監督:佐久間紀佳
原作:ロジカル・デスゲーム(「長い廊下がある家(光文社)」収録)

感想

ロジックが薄く一部となり、心理サスペンスが全体を覆う。
そこには必然性が薄くなった世界が存在する。
原作を一部にパーツとして使用した、サスペンスは効果が薄くなった。

このページの先頭へ