京都地検の女9

キャスト

鶴丸あや(名取裕子):(京都地検検事)
鶴丸りん(脇沢佳奈):(あやの娘)
成増清剛(寺島進):(京都府警捜査一課警部補)
成増友子(前田亜季):(成増刑事の娘)
成増清一(福本清三):(成増刑事の父)
井森幸三郎(大杉漣):(検察事務官)
川喜多夏帆(久保田磨希):(検察事務官見習い)
池内弘二(益岡徹):(三条警察署刑事)
平林雅彦(片岡信和):(三条署新人刑事)
高原純之介(蟹江敬三):(京都地検刑事部長)

スタッフ

監督:石川一郎・藤岡浩二郎・長尾啓司・濱龍也
脚本:西岡琢也・岩下悠子・難波江由紀子

第1話 -2013年7月18日(2時間スペシャル)

京都府警捜査一課警部補・成増清剛(寺島進)は娘・成増友子(前田亜季)の帰国に浮かれ、京都地検検事・鶴丸あや(名取裕子)は娘・鶴丸りん(脇沢佳奈)と話し、あやは検察事務官・井森幸三郎(大杉漣)と検察事務官見習い・川喜多夏帆(久保田磨希)と働いていた。
スナック経営・菰田サチ子(青木さやか)は息子・龍之介(岡田篤哉)を井戸水の汚染理由で幼稚園を止めさせ、大学教授・黒木耕司(小倉一郎)遺体の第1発見者で任意出頭し大麻所持の疑いで送致されたが否認し、サチ子は数年前から黒木と土壌汚染問題で抗議活動をしていた。
マンションは化学工場跡地で不動産会社は汚染土壌を掘削除去したと言うが、マンション自治会や市役所の松永健作(有薗芳記)を調べ、ライター・星精一(村杉蝉之介)は黒木とサチ子は敵が多く嵌められ、成増は黒木が死体移動の可能性が高いと言った。
あやは京都地検刑事部長・高原純之介(蟹江敬三)から城山英太郎(勝部演之)と人権派弁護士・大塚真吾(佐野史郎)を紹介され土壌汚染問題は迷惑と聞くがサチ子は冤罪と思っており、大塚は資金稼ぎに城山に関係したと高原は言い、あやは家で成増友子から津村を紹介された。
成増は役所の松永から、黒木から土壌検査結果を要求されたと言い、小沢弘貴(掘内正美)は土壌調査に反対し城山と大塚は対策済みと言い、松永が会社を強請った。
あやはサチ子を不起訴にし、トラブルを避けるアドバイスをした。
松永に脅しがあり、三条警察署に出頭し池内弘二(益岡徹)に会い、その夜交通事故死し、ちんぴら・古田強次(上鶴徹)が出頭し大塚が弁護をすると言うがダミーで殺人と判り、あや・井森・川喜多は全てが一連と考えた。
サチ子に住民有志・山脇裕一(窪田弘和)が土壌調査に賛成したが大塚が介入し、星の原稿も止められ、大塚は手を打ったと報告し、あやはサチ子を訪ね、成増は圧力は無いといい、池内は松永と殺された昼に会い不動産会社を脅していたと言った。
<以下、隠し字> サチ子は水質汚染で死ぬ生物を見、道で火災が起こり、成増と池内は不動産会社総務・笹山由三(遠山俊也)を任意出頭で松永殺人を認め、3つの事件を自分の考えと言い逆に後がいると判った。
あやは町工場主・新庄徳男(阿藤海)から弁護士・大塚が今は人権派活動は行っていないと聞き、あやは大塚と人権裁判から離れ変わったと言い、あやの家をサチ子が訪ね最後までやると言い、サチ子が大塚に松永が残したものを売ると要求し会い襲われるが、あや・成増・池内が駆けつけ暴行で逮捕した。
大塚は黒木の事故死と偽装を自白し、人権派を止めた理由を話すが・・・。
不動産会社は土壌汚染調査を発表し、・・・・。
あやは津村からりんを嫁に求められ、・・・。

第2話 -2013年7月25日

OL・中野扶美子(七海薫子)が自宅マンションで絞殺され、上司の水沢憲人(天宮良)は被害者と不倫関係の噂で現場から指紋が多数検出され、警察に任意同行された直後に犯行を認めたが会社の顧問弁護士と接見後は完全黙秘で調書もないままに鶴丸あや(名取裕子)に水沢憲人が送致されてきた。
あやの取調べでも水沢は黙秘で、警察の捜査の不備は検察補充捜査で補い始めた。
あやは、水沢の妻・渚(山下容莉枝)と娘・萌(寺島咲)に話を聞き、2人は愛人はいなく良く思っていない人もいると口を揃えたが、あやは13人に印をしたカレンダーが気になった。
その日が萌が結婚式の日と知ったあやは、婚約者・北島芳樹(笠原秀幸)から、事件直後に渚が結婚式は予定どおりに挙げる事を念を押したと言い、渚が結婚指輪をしなく水沢が妻からの差し入れを拒否している事、事件で家族の形を壊したくないという渚の発言等にあやは違和感を持った。
<以下、隠し字> 成増(寺島進)や池内(益岡徹)は中野の同僚から取引先の多田が中野を好きと知り聴取すると犯行を自供し、水沢は釈放された。
萌と北島の結婚式の後で高原(蟹江敬三)から多田の供述内容の疑問(鍵が開いていた・頭が痛いと言い手拭いに血痕が滲んでいた)を聞いたあやは、渚に本当の事を知っている筈と言うと、水沢憲人は傷害を自供して出頭し首を絞めて殺したと聞いてから黙秘したと語った。

第3話 -2013年8月1日

鶴丸あや(名取裕子)は解体工事を見て歴史も壊されると思い、自宅に下宿する成増友子(前田亜季)の悩みを聞くと言ったが今度と言われた。
区役所に数人の男がある男に連れられ訪れ生活保護費用を貰い、溝口(深水三章)や宇田川信吉(北見敏之)が見ていた。
根本徹(山崎裕太)は交際相手・今西ユカリ(大和田美帆)が止めてもヤミ金融業者の赤松義夫に文句を言いに行き、宇田川が死体を見つけ成増(寺島進)らが出動し目撃者が男を見ており弟分・根本徹が逮捕された。
根本は殺害を自供したが鶴丸あや(名取裕子)に殺害したが、ユカリと赤松が関係していると思い込んだが実際はほのめかすメモや電話が度々来ただけで疑ったと言った。
あやは、目撃者・宇田川がなぜ自宅から離れた現場を通りかかったか疑問で訪ね、宇田川はたまたま見かけた男と出くわしたと主張し、バー・マスターは区役所に依存し、住まいを赤松と根本が斡旋し生活保護対象者を集めた貧困ビジネスを行っており、対象者に宇田川がいた。
あやは宇田川を訪ねケースワーカー・佐々木美津江(小柳友貴美)と宇田川に会い、ケースワーカー訪問時のみ部屋を汚し健常者が難しいと言われ、宇田川は赤松と根本の後を継ぎユカリと仲間から襲われたが溝口が警察を装いのがれ、あやは宇田川を訪ねストレスが溜まる仕事と言われた。
<以下、隠し字> あやは警察から宇田川と仲間が喧嘩と聞き、宇田川の部屋で溝口に会い、宇田川の生活保護対象者へのマニュアルでの教育を見、帰り道で赤松残党から襲われ成増は顧客名簿とマニュアルが狙いと言い、病院のあやに宇田川が来てやり直すと言った。
そして数日後、あやが復帰すると・・・・・。

第4話 -2013年8月15日(2時間スペシャル)

シェアハウス放火事件の目撃者の吉沢瑞希(保田美帆)・青柳サトル(加治将樹)の証言で成増(寺島進)らが近所のパート女性・園田えり子(朝加真由美)を逮捕し鶴丸あや(名取裕子)に送致する理由を述べず犯行前料理の材料を購入し不自然だった。
あや・成増・池内(益岡徹)が調べ不審が見つかり、あやが更生させたカフェオーナー・三浦直太郎(須賀貴匡)の店で落書きがあり、三浦は昔不良だったが居場所のない若者に保健室カフェを開放し、あやに三浦は嫌がらせ電話を言い、新聞記者・若村敏樹(井之上チャル)の取材を受けたが捏造を受けた。
えり子が取調中に緊急入院し持病を放置で、成増と成増友子(前田亜季)はあやの自宅に落書きを見つけ、あやはシェアハウスに泊まり脱サラのシェアハウス・オーナーの矢野祐一(河相我聞)は住民のルール破りに厳しく、自己主義の後藤大地(山田健太)は追いだされ、吉沢・青柳・本田英一(金井勇太)・山口リナ(万里紗)の意見も割れていた。
矢野が死体で見つかり三浦は嫌がらせが矢野と言い逮捕され、成増は若村が何故わざと捏造記事を書いたが疑問で、池内は江川を落書き犯で捕らえた。
あやに三浦は黙秘し、成増は保健室担当・坪井喜久子(田岡美也子)から不良の居場所にしていたが本当の目的を忘れていて22年前の高橋の病死を語り親のDVと保険室に三浦らがいて入れず死んだと語り、三浦は高橋の死に無関心だろうと言った。
<以下、隠し字> 成増は、高橋と若村が同級生で、シェアハウスであやは天球儀から高橋と矢野が趣味仲間と知るが、事件が続く事に疑問だった。
三浦は高橋の死を無視した事を非難した若村を想い出し、あやは吉沢に放火事件を聞き成増は青柳に聞き、えり子が入居者2名にとまどっていたと想い出し本田を調べ自首した。
矢野が本田を疑い、三浦が矢野に会いに行くと矢野が本田に22年前の事件を語り放火事件を黙る要求を拒否して刺されるのを見た。

第5話 -2013年8月22日放送-

成増(寺島進)刑事と池内(益岡徹)刑事が、金券ショップの事件に行くと強盗を店員・今村祐次(内田朝陽)が金を奪われるのを防ぎ強盗に刺され、逆に強盗を刺し殺したと言うが、防犯カメラでは今村の正当防衛は判断できなかった。
強盗が元詐欺犯の出月昌也(増田広司)で被疑者死亡で書類送検されたが、鶴丸あや(名取裕子)は核心部分がカメラの死角か疑問に思い、成増らと入院中の今村の事情聴取に行くと、前に弁護士の三津屋清美(かとうかず子)が来て、三津屋は自ら弁護を申し出て、今村を擁護し、正義のヒーローにまつりあげていた。
あやと成増刑事は金券ショップに行き、金庫の開け方を今村は知らず何故非常ボタンを押したのか疑問で三津屋は強盗が納得しないと言うがカメラでは何も話していなかった。
あやは、何故出月が直ぐに今村が非常ボタンを押すのを留めなかったか疑問だった。
<以下、隠し字> 池内は今村が渡辺ひとみ(永田沙紀)に暴行を働いていたと聞き成増が聞き、清美も同じ事を聞き、清美が高原(蟹江敬三)に成増とあやにひとみへの被害届け強要で訴え、2人は外出禁止になった。 成増は父から、隠れて非常ボタンを押さない事が疑問と言われ、池内は今村と出月の関係を調べ、成増はひとみに会い、ネットで犯罪計画を知り、清美がひとみを脅したと知った。

最終話 -2013年9月5日放送-

連日、残業で徹夜続きの鶴丸あや(名取裕子)は、取り調べでもミスを連発し、事務官・井森(大杉漣)が心配するほど疲労していた。
京都地検刑事部部長の高原(蟹江敬三)は、取り立て屋の河村(榊英雄)から息子で弁護士の荻原良(松尾敏伸)が詐欺に関わっているというウワサを聞いた、良は高原とは長く別れて暮らしたがかつてあやのもとで司法修習した経験があった。
雨の夜、帰宅途中のあやが自宅前で腹部を刺され、迎えに出た成増友子(前田亜季)に助けられ命は取り留めた。
息子絡みで金を要求された老女が、息子は知らないと池内(益岡徹)らに連絡して、待ち伏せ逮捕すると荻原良だった。
<以下、隠し字> あやを指した犯人・岩崎亜弥(西尾まり)が捕らえられたが、夫が鶴丸あやには世話になったが浮気して名前があやだったので誤解したと言った。
友子は何事にも正面から向かうあやを見て検事を目指すというと、成増(寺島進)刑事の元に戻って話し合う様に言われた。
荻原良の聞き取りを行ったあやは、罪状以上に法を行う者が罪を行う事の大きさと研修の成果が守られ無かった事を残念と言った。

感想:

主婦の勘で自ら捜査する女検事は、周囲は厄介だ。
上席検事や刑事らが適度の対応で、目こぼし気味だ。
事務官には迷惑だが、研修生も巻き込み変わらない。

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