アンフェア

キャスト

雪平夏見(篠原涼子):刑事
安藤一之(瑛太):刑事
蓮見杏奈(濱田マリ):刑事・鑑識
安本正広(志賀廣太郎):刑事
山路哲夫(寺島進):管理官
小久保祐二(阿部サダヲ):係長
三上薫(加藤雅也):検視官
牧村紀世子(木村多江)
佐藤和夫(香川照之)

スタッフ

監督:小林義則・高橋伸之・植田泰史
脚本:佐藤嗣麻子
原作:秦建日子「推理小説」

第1回:2006年1月10日:敏腕女刑事VS予告殺人

人質事件で犯人は殺人事件で指名手配中で警察は説得するが人質女性が危機で、捜査1課・小久保祐二(阿部サダヲ)の後ろから刑事・雪平夏見(篠原涼子)が一瞬の隙で人質救出犯人逮捕したが、管理官・山路哲夫(寺島進)はスタンドプレーと言い、雪平に安藤一之(瑛太)が付き、安本正広(志賀廣太郎)や蓮見杏奈(濱田マリ)はなだめた。
新宿中央公園で中年男性・鈴木と女子高校生・龍井の刺殺遺体が発見され、雪平のマンションを訪ねた安藤は子供の写真と全裸で寝る雪平を見つけ殺人現場へ連れ出し、現場で検視官・三上薫(加藤雅也)から遺体はどちらも深くナイフで刺され手口は残忍と聞き、雪平は発見時の状況を確認し、安藤と地面に寝転び被害者が最期に見た景色を見る雪平の儀式で、安藤に植込みから栞を拾わせ出版社の既製物で「アンフェアは誰か?」と印刷され、雪平と安藤は栞の出所の出版社・岩崎書房を突き止め、松本理恵子(小林麻央)は不在で編集者・瀬崎一郎(西島秀俊)に話を聞いた。
捜査本部では被害者に繋がりがなく通り魔殺人と見たが、蓮見が雪平依頼の栞に被害者ふたりの指紋があったと報告し、雪平は同一犯の別の殺人を予告した。
瀬崎は作家・久留米留一郎(井上順)から断られ、ゴーストライター・平井が不満で誠文出版編集者・野口(入江雅人)に交渉するが断られ、理恵子から雪平に尾行の電話があり蓮見に連絡し、行くと犯人が理恵子を襲い逃げた後で、安藤と飲んで寝た。
マスコミ各社に「推理小説・上巻」表題の原稿が送られ雪平は読み、先日の殺人事件が細かに記され、久留米の出版記念の理恵子にメールが届き、雪平と離婚した夫・佐藤和夫(香川照之)は小説の次の殺人がその日で編集者の落下死亡と読み、現場で安藤は栞を雪平に渡し、瀬崎に事情を聞いたが落ち着き「正義はアンフェア」と言った。
山路は雪平に小説の続きの入札連絡を告げた。
(続く)


監督:小林義則

第2回:2006年1月17日:殺人予告を3千万で落札せよ!

雪平(篠原涼子)は「推理小説・上巻」を瀬崎(西島秀俊)に読み、殺された野口(入江雅人)とはライバルで動機はあるが動揺をしなく雪平は興味を持ち、平井は橋野美樹(有坂来瞳)に大きな話しをし、理恵子(小林麻央)に興味を持っていた。
山路(寺島進)と小久保(阿部サダヲ)は、犯人が出版社に小説の続きを3000万円以上で落札を要求している事を話し、全て報道され次のターゲットが「愛する者」とされた。
和夫(香川照之)は雪平に会い新しい家政婦・牧村紀世子(木村多江)を雇い美央(向井地美音)は気に言っていると告げた。
瀬崎を日報新聞記者が近づき、蓮見(濱田マリ)と安藤(瑛太)らが話し、瀬崎は取材攻勢に冷淡で安藤は雪平に似ていると言い、瀬崎は上司から落札を打算された。
捜査会議で、要求が高額で落札は殺人犯に金を払うため出版社はどこも動かず、安藤は警察の落札を言い雪平は囮捜査を提案し、和夫は雪平に美代に会わない様に言った。
岩崎書房部長は瀬崎に入札準備を指示し、雪平の幼なじみで岩崎書房勤務・理恵子は瀬崎に、殺人事件のたびに「T.H.」からメールが届きそれが交際していた平井唯人(眞島秀和)ではないかと言い、理恵子は平井のパソコンに小説があるか確かめると言った。
雪平と安藤は久留米(井上順)からアリバイを聞き、蓮見から全出版社の自主規制を聞き、美央を訪ねたが紀世子になつき、理恵子が平井と飲みアパートに行き調べるが・・。
森川部長は不満だが上司が諫め、和夫は翌日のゼロ入札の原稿を見、雪平は瀬崎から過去の持ち込み原稿に似た文体を見つけ平井唯人で理恵子は知っているだろうと言い、雪平は理恵子の留守電に気づき、蓮見に調査を依頼し、山路に平井唯人が容疑者で理恵子がターゲットの可能性を伝え、駆けつけるが理恵子が殺害されていた。
現場で三上薫(加藤雅也)が検視し、次の小説の落札要求が残されていた。
(続く)


監督:小林義則

第3回:2006年1月24日:女刑事と容疑者!危険な愛の行方

山路(寺島進)は記者会見で被害者・理恵子(小林麻央)と、容疑者・平井(眞島秀和)の指名手配を述べ、理恵子の司法解剖に雪平(篠原涼子)は立合い、「推理小説・中巻」がマスコミ各社に届き、3日後に殺人を行い、小説の続き落札の最低入札価格が1億円で、次のターゲットは「か弱き者」だった。
蓮見(濱田マリ)は雪平に久留米(井上順)の口座情報を知らせ、雪平と安藤(瑛太)は久留米が平井の口座に振り込みを言うと、平井はゴーストライターと言い、秘書は平井の愛人は岩崎書房・美樹(有坂来瞳)と言うが美樹は知らなかったと言い、瀬崎(西島秀俊)と話した。
和夫(香川照之)は紀世子(木村多江)に遅くなると謝り、検視官・三上(加藤雅也)は理恵子の司法解剖結果から死亡推定時刻が、犯人が出版社へ要求した入札結果を見る前に殺害していたと分かり、犯人はメディア関係か警察内部の可能性もあった。
警察は、瀬崎(西島秀俊)の勤める出版社・岩崎書房とおとり捜査を計画し、各出版社が1億円以上で入札をして、岩崎書房が2億5000万円を提示し小説の続きを落札し、警察は原稿を回収し、岩崎書房は平井の没原稿を出版すると考えた。
「か弱き者」が狙われていると知った雪平は、和夫と暮らす娘・美央(向井地美音)の様子を見にマンションへ行き、家政婦・紀世子(木村多江)に会うが顔を出した美央は雪平を見て部屋へ戻った。
雪平は岩崎書房で瀬崎と会い部屋に連れ、蓮見・三上・安藤が目撃し、瀬崎は美央の写真を見、雪平は久留米が書けないリアリティを望む瀬崎に犯人か聞き、和夫は入札価格が高騰と聞き、紀世子は美央を誘った。
和夫は岩崎書房に警察が集まり囮と思い、岩崎書房に犯人が囮捜査と電話し殺害場所を通知し、雪平は和夫から電話を受け美央がターゲットの可能性を聞き、犯人の通話が理恵子の携帯電話と判った。
(続く)


監督:植田泰史

第4回:2006年1月31日:真犯人現る!すべてのナゾが今…

犯人は「か弱き者」の命を奪うと宣言し、「夕日を背にして東京タワーが見えるビルの屋上で殺害する」というが該当するビルは4000棟以上で蓮見(濱田マリ)は、懸命に特定するが判らず、平井(眞島秀和)の行方もつかめず、山路(寺島進)は警察がおとり捜査に失敗したことをばらす事になると増員出来なかった。
雪平(篠原涼子)と安藤(瑛太)は該当ビルを探し、和夫(香川照之)は紀世子(木村多江)を探すが見つからず、安藤はマスコミ公表を提案するが拒否された。
和夫は紀世子の同僚に会い、瀬崎(西島秀俊)と岩崎書房に久留米(井上順)が来て小説の内容を聞き、雪平は瀬崎の電話でおとり捜査の流出を知り、犯人の電話を分析した検視官・三上(加藤雅也)が背後のノイズからエリアを探し、蓮見はビルを特定した。
雪平は特定したビルへ急行すると、そこに栞を持って殺された平井がいた、犯人に脅された紀世子が和夫に電話連絡し雪平も知り、現場で「推理小説・下巻」を見つけ、安藤が久留米(井上順)のゴーストライターが平井というと山路やは久留米を追った。
森川部長は瀬崎に「推理小説・下巻」入手を命じると屋上で殺害し、雪平が来て会いアンフェアと言い「推理小説」を書いたと言い理由を聞いた。
瀬崎は社会を揺るがしどこかに希望を得ようとした答え、森川部長を殺そうとするが雪平は撃って阻止し、瀬崎のポケットから小説の結末が有った。
三上と小久保祐二(阿部サダヲ)らが証拠を集め、久留米がゴーストライターを使い続け、和夫が帰ると誰も居らず、雪平は電話で娘・美央(向井地美音)誘拐を知らされた。
(続く)


監督:小林義則

第5回:2006年2月7日:愛娘が消えた!衝撃の募金型誘拐

娘・美央(向井地美音)が誘拐され、雪平(篠原涼子)に電話した犯人は警察に届けたら娘は死ぬと言うが雪平は和夫(香川照之)に確認し、安本(志賀廣太郎)に伝え極秘捜査を始め、管理官・山路(寺島進)と小久保(阿部サダヲ)は雪平の娘が誘拐されたと聞いた。
雪平の指示で自宅待機の和夫は自分の新聞社編集長(大河内浩)に休暇を願い、和夫は口外しない条件で誘拐のことを話し、編集長は約束を破りスクープにした。
捜査本部で雪平は山路に呼ばれ、誘拐捜査を専門特殊班に任せ10日間の自宅謹慎を言い渡され去り三上(加藤雅也)は雪平の監視を言われ、和夫を安本を訪れ準備をした。
小久保はマスコミ報道を行わず、和夫は武田編集長がスクープを報道すると知り、雪平に助けを求め、武田編集長は知る権利をかざすが、警察が報道協定を連絡してきて記事は止まった。
一夜明けて自宅待機の雪平に犯人が携帯電話で誘拐事件を公表を言い公開捜査も同じと部屋を出て和夫に会い、報道協定が解かれ、雪平は蓮見(濱田マリ)から紀世子(木村多江)の調査データを受け取り、電話は海外サーバを経由しその技術に長けていた。
美央が紀世子の縄を解くが犯人が来て殴り縛りなおした。
雪平は紀世子の部屋を調べ、公開捜査になり、犯人からテレビ局に電話があり「募金型の誘拐で美央を助けたければ国民ひとりが10円総額で12億円の身代金を払い雪平の口座に振り込め」と要求し「アンフェアなのは誰か」と電話を切った。
(続く)


監督:高橋伸之

第6回:2006年2月14日:衝撃の誘拐犯の正体!ナゾの要求

雪平(篠原涼子)の娘・美央(向井地美音)に対し募金型身代金要求事件が起き、犯人が「アンフェアなのは誰か」と言い、連続殺人犯・瀬崎(西島秀俊)と繋がる人間か、警察関係者しか知らない内容だった。
山路(寺島進)は口座開設は控えるが、安本(志賀廣太郎)が引き出し時がチャンスと言い小久保(阿部サダヲ)と三上(加藤雅也)らは同意し捜査本部が開かれ、蓮見(濱田マリ)は雪平に協力を言い紀世子(木村多江)のパソコンの調査を引き受けた。
雪平は蓮見からパソコンには何もないと聞き預け、和夫(香川照之)と話し、自宅で待機し、雪平の携帯電話に犯人は「午前7時東京タワー下に行け」と告げ、雪平が現場へ行くと公衆電話で別の場所を指定し、そこに美央が描いた東京タワーの絵が貼られていた。
身代金の振込み先の雪平の口座番号が公表に、雪平が来て募金は不要で犯人を捕まえると言うが口座は公表され、和夫は電話をかけ、雪平は犯人にコンタクトを取らせる作戦だと言うと、犯人から連絡があり娘で駄目なら一緒にいる紀世子で同情を買えと言い、2年前夫と娘が犠牲になった事故の加害者を探し真相を明日の朝刊に載せろといった。
安藤(瑛太)が雪平を迎え、和夫に伝え、紀世子の夫と娘の事故の加害者・広田(伊藤洋三郎)に会い、山路は小久保に広田の事件のもみ消しを指示し蓮見が安藤の電話を通し広田のデータのロックを伝え、和夫は広田の父がもみ消したと知り雪平に伝え、翌日の新聞に掲載し、広田の会社・広真建設の株が急落し、急激に募金が集まった
紀世子と犯人が連絡を取り合い、広田の父・正信がもみ消した記事を見せた。
犯人から雪平に募金で「広真建設」の株を買えとの指示が有った。
(続く)


監督:小林義則

第7回:2006年2月21日:急転!恐怖の銃弾が刑事を襲う!

犯人から雪平(篠原涼子)に募金で「広真建設」の株を買えとの細部の指示が有り、「広真建設」は、紀世子(木村多江)の夫と娘の事件の加害者・広田(伊藤洋三郎)が社長を務め、事件のもみ消し疑惑報道以来、株価は下落し、捜査会議で、三上(加藤雅也)は株価を吊り上げる仕手戦と考えるが、雪平は和夫(香川照之)に広田の事件が気になると言った。
捜査から外された雪平は、安藤(瑛太)と三上の協力で閲覧禁止の広田の調書を見ると、不審はないが調書自体書き換え可能性があると安藤が言い、警察幹部レベルが関わったナゾが有り、和夫が倒れ病院に雪平が行き、安藤が独りで広田の事件捜査に行き、購入した株は値上がりした。
安藤はパソコンを盗み出し2年前のデータの復元を試み、蓮見(濱田マリ)が山路(寺島進)に話しかけ、和夫が眼を開けると雪平に出かけた。
紀世子は警察が広田の事件を全面否定と知り、相棒を装った蓮見は逃げ、紀世子は雪平の携帯電話に広田の事件の再捜査を要求し、三上は複数人物だと言い、小久保(阿部サダヲ)は再捜査を否定した。
雪平は山路に、広田の事件のもみ消しは山路が行ったと言い、調書を証拠として見せ和夫は山路と交渉するが、紀世子のパソコンが蓮見で自動発信され、犯人の開放メッセージが流れ全員が出動し、仕組みに気づいた安藤は警察署の地下室で紀世子を見つけたが拳銃で撃たれた。
雪平は安藤からの電話で警察署の地下室に向かい重傷の安藤と犯人のメッセージを見つけた。
(続く)


監督:根本和枝

第8回:2006年2月28日:女たちの執念!悲しき犯人の最期

警察署の地下室で紀世子(木村多江)に撃たれた安藤(瑛太)は重体で、手術中に雪平(篠原涼子)と三上(加藤雅也)は犯人が警察内部で複数で、雪平の娘・美央(向井地美音)と紀世子の誘拐事件にも関連と考えた。
捜査本部で安藤が地下に行った理由が議論され、蓮見(濱田マリ)は電話の逆探知の結果が警察地下と分析し、山路(寺島進)も誘拐犯は警察内部とするが、地下2階は係長以上しか入出できず、雪平から電話で安藤が息を引き取ったと言った。
紀世子に電話で開放されたと言えの指示で、美央と警察に保護され和夫(香川照之)に抱かれ、雪平は和夫に紀世子解雇を言うが断られ、雪平が家に戻ると三上と安藤がいて紀世子犯人と聞いていた。
美央は紀世子に犯人と蓮見が同じ匂いと言い紀世子は内緒と答え、翌朝和夫は雪平と和夫の夫婦狂言誘拐説が出て、「広真建設」株が急落し取引中止になり、捜査本部は記事が話題になり、紀世子が事情聴取に来て雪平は犯人がなぜ紀世子の夫と娘の事故の再調査を警察に要求した聞くと、紀世子は警察は何もせずにうれしいと答え、仮に犯人名と再調査とを交換と言うと山路は再調査しないと答え、「アンフェアなのは誰だ」の雪平の質問に警察だと言って紀世子は去った。
蓮見に犯人から告発のメールが届き、山路は蓮見に雪平が犯人の名を安藤から聞いて泳がせていると伝え、和夫は紀世子に美央にも紀世子にも家族が必要だったと言い、紀世子は電話で呼び出され雪平と三上と安藤が尾行した。
紀世子は港南倉庫で電話に蓮見と呼ぶが邪魔と言われ狙撃され、逃げた紀世子は安藤を見つけ、「広真建設」の社長・広田(伊藤洋三郎)に向かい狙撃して夫と娘の事故の事実を認めさせ殺そうとしたが雪平の説得に撃てず逮捕されたが、連行中に何者かに狙撃され雪平につぶやき死んだ。
(続く)


監督:高橋伸之

第9回:2006年3月7日:新章!忍びよる黒幕と禁断のキス

広真建設社長・広田(伊藤洋三郎)に夫と娘の事故の事実を認めさせた紀世子(木村多江)は射殺されたが、雪平(篠原涼子)は紀世子が口にした「バツ」という言葉を考え、和夫(香川照之)に美央(向井地美音)に真相を話さない様に言った。
警察は紀世子は誘拐事件の口封じに狙撃され真犯人は誘拐事件共犯者と断定し、警察内部犯行の可能性が強く、三上(加藤雅也)は映像から何も見つけられず雪平は安藤(瑛太)から待ち合わせの言葉と聞いた。
和夫は編集長・武田(大河内浩)に退職届けを出し後を部下・今井(榊英雄)に託し、蓮見(濱田マリ)は美央を狙うが会えず、雪平と安藤が捜査本部で小久保(阿部サダヲ)・山路(寺島進)・安本(志賀廣太郎)らに会い、安藤は蓮見に最後だけ盗聴の理由を聞き、監禁場所の文字の筆跡が似ている理由で雪平も疑われた。
広田殺害の報で刑事らは遺体発見現場に行き、三上は雪平に死体の手のバツ印の傷を見せ雪平は和夫に美央に会いたいと言い家政婦紹介所を訪れ美央に雪平は黒いマスクの人を聞くが紀世子から言うなと言われていて首をふり、蓮見もそこを知り、雪平は安藤と美央が熱を出し再度訪れ連れ帰った。
雪平は捜査本部で、殺害された広田が事件の夜に日報新聞の記者を名乗る男と会った報告があり、その時にバツ印の付いた死体発見の連絡が入り、安藤は蓮見に電話で呼び出され蓮見は美央のいる雪平の部屋に入り探した。
日報新聞社の地下駐車場で編集長・武田が殺害され、現場で雪平は発見者の今井から和夫が会社を辞め、武田と和夫は美央の誘拐事件でもめていたと聞いた。
蓮見を和夫が呼び止め、紀世子のメールを見せ誘拐犯だと言うと認めたが殺人は否定し、三上が映像に蓮見を見つけ、安藤が美央から聞き出し誘拐犯が蓮見と判り、雪平が蓮見のマンションに行くと倒れ手の甲にバツ印の傷があった。
(続く)


監督:小林義則

第10回:2006年3月14日:絶望の涙!黒幕と運命の対決へ

雪平(篠原涼子)は誘拐事件共犯者・蓮見(濱田マリ)がマンションで手の甲にバツ印の傷を付けられ倒れ、室内に紀世子(木村多江)を狙撃したライフルと和夫(香川照之)の名刺が残され、重体の蓮見は病院へ搬送された。
捜査本部で広田(伊藤洋三郎)と日報新聞・武田(大河内浩)と蓮見の事件が「バツマーク連続殺人事件」で同一犯と三上(加藤雅也)が報告し和夫の犯行の見解も出されたが、雪平は和夫や蓮見を擁護するが刑事たちは納得させられ無かった。
蓮見の病院で雪平は、眠る蓮見に語りかけ、安藤(瑛太)に雪平は逆の罠を告げ、雪平は病院内に医療スタッフに変装の捜査員を配備していた、雪平にバツマークの殺人の連絡が入り被害者は、雪平が瀬崎(西島秀俊)を撃った時に人質になった岩崎書房編集者・森川(大高洋夫)だが、和夫との接点も面識もなかった。
蓮見の病院に、白衣の男が入り発炎筒を転がし非常ベルを叩き、雪平は別方向へ走り和夫を見たが、否定し逃げ雪平は顔を見なかったと言い、帰り安藤に病院に和夫が現れたと言い動機が判らないと言った。
翌日バツマーク殺人が起き、被害者は作家・久留米(井上順)で、小久保(阿部サダヲ)ら刑事は、和夫が正義の名で次々に殺していると雪平を責めるが確証をつかむまで信じ、蓮見を取調べてサイトを聞き出し、サイトで「アンフェアは誰か」のメッセージを見つけパスワードを解析し始め、雪平を見つけそこで全員が繋がっていて管理人は佐藤和夫だった。
和夫は美央(向井地美音)に会い去り、それを知った雪平はサイトに和夫に会いたいと書き込み、和夫が現れたが犯行も全てを否定したが、雪平は和夫を撃った。
(続く)


監督:高橋伸之

第11(e)回:2006年3月21日:今夜すべての真相が!

雪平(篠原涼子)は、和夫(香川照之)を呼び出すが全て否定し雪平に銃を構え、雪平は銃の引き金を引き和夫は倒れた。
1日前、安本(志賀廣太郎)が雪平の父の遺体現場に行き、連続殺人事件容疑者として和夫が指名手配され、山路(寺島進)は佐藤和夫が犯人でないとどうすると聞くと小久保(阿部サダヲ)は自信を見せた。
安藤(瑛太)は今井(榊英雄)に佐藤和夫デスクのことを聞かれたが否定し、雪平は和夫に呼ばれ蓮見(濱田マリ)からサイトを聞き、雪平も同時にサイトに辿りつき管理人は佐藤和夫と言うが否定し、和夫は小説型予告殺人・募金型身代金要求事件・バツマーク連続殺人事件の3つの事件の犯行動機が雪平を中心で考えると理解出来ると言った。
雪平を利用しての個人的な恨みを晴らす復讐と聞かされ衝撃を受け、犯人は雪平を陥れ雪平から和夫を含め愛するものを奪うことのが目的だと言い、本当の黒幕とサイト管理人がいると言い、犯人は雪平が和夫を射殺するのを見に来ると言い、射殺後に最初に現れる人間が黒幕だと言った。
和夫は雪平にサイトへの送信を指示し、雪平は真犯人と会うために指示に従い賭けのり和夫を撃つと安藤(瑛太)が現れた、雪平は安藤を問い詰めると和夫が起き上がり、安藤は殺害を認め、紀世子(木村多江)には協力しただけと言った。
安藤は雪平と和夫に未成年殺人犯・豊が施設の友で、不当に扱った店員らを殺し人質にした未成年殺人犯は安藤を庇って行い、射殺した雪平への復讐を狙い、雪平へ銃を向けるが雪平は気が済むなら撃てと言い、そこに待ちくたびれた美央(向井地美音)が現れた。
安藤は美央を雪平と和夫に渡し、逃走し雪平は山路に連絡して追撃し、安藤は誤報を流し小久保は雪平の単独行動を止めるが山路が許可し、未成年殺人犯殺害現場に安藤と雪平が向かい、店長を殺害しようとする安藤を雪平は撃った。
三上(加藤雅也)らが安藤の部屋を調べると、雪平への手紙がありコインロッカーの鍵があり、和夫と美央は雪平に会うが安藤を尋ね雪平は安藤の手紙を渡し・・・。
山路が全ての責任を負い、蓮見に死ぬなと言い、雪平に情報者匿名で和夫に書かせる様に広田の事件の隠滅資料を渡し、雪平は安藤が残したビデオを見た。


監督:小林義則

感想

原題ともドラマの題とも異なる内容。 サスペンスでも警察小説でもない。 犯罪小説かリドル小説だろう。 劇場型の特徴でテーマが途中でなくなる。 捜査はなく、犯罪の進行で展開するという異次元の世界だ。

このページの先頭へ