緊急取調室

キャスト

真壁有希子(天海祐希)
梶山勝利(田中哲司)
渡辺鉄次(速水もこみち)
監物大二郎(鈴木浩介)
相馬一成(篠井英介)
郷原政直(草刈正雄)
菱本進(でんでん)
中田善次郎(大杉漣)
小石川春夫(小日向文世)

スタッフ

演出:常廣丈太・本橋圭太
脚本:井上由美子

第1話:2014年1月9日:SP

警視庁捜査1課SIT第3係主任・真壁有希子(天海祐希)は、バスジャック犯の説得を試みが管理官・相馬一成(篠井英介)を無視で解決目指すが不測事態で失敗した。
刑事部長・郷原政直(草刈正雄)から有希子は全責任の形で異動を命じられ、異動先は反りの合わない管理官・梶山勝利(田中哲司)の緊急事案対応取調班の通称「キントリ」で重要認定案件の取り調べの優秀取調官を集めた専門チームで、菱本進刑事(でんでん)・中田善次郎刑事(大杉漣)・小石川春夫刑事(小日向文世)らがメンバーだった。
革手袋男が小学生少女にクッキー缶を交番に差し入れそれが爆発し、警察官1人死亡の事件が発生し、匿名情報と小学生証言で有名弁護士・藤代保に出頭を求めたが否認した。
有希子は捜査1課で、渡辺鉄次刑事(速水もこみち)と監物大二郎係長(鈴木浩介)から情報を集めるが、監物は「キントリ」が気にいらず情報を隠そうとし、たれこみが男(高嶋政伸)からあり会うと知った人物だが催眠ガスをかけられ行方不明になった。
その男が、真犯人を名乗り出頭したが身元を明かさず「僕を思い出せ」と話し爆発物の種類を述べ、ある場所に特殊な爆弾を仕掛けて42時間後に爆発設定したといった。
男の指名で有希子は取り調べるが、男は有希子の追及を逃れるが壮大な目的と言い爆弾場所に3つのヒントを出すから有希子に質問を出させ、最初に屋内の36Fで、そこから静かに眠る友が見え、住所はヒントでなく答えなかった。
目撃少女と母が来て有希子に警官の強制的な聴取であり、頼まれたのは自首男で藤代と同じネクタイだったと言い、藤代は女子大生ストーカー殺人事件の冤罪容疑者・寺尾光一と言い、自宅捜査で有希子は36Fが温度の可能性を考えた。
渡辺刑事と監物係長は遺体安置室と気づくが閉じ込められていた。
<以下、隠し字>
梶山らは相馬らに冤罪の復讐と説明し、小石川と有希子が寺尾の取り調べを担当し小石川は流れに任すと言い始め、寺尾は総監の謝罪を要求し、郷原は取引を提案し、取り調べは膠着し有希子は被害巡査の家族との反応に気づき、渡辺刑事と監物係長が見つかった。
有希子は寺尾の取り調べを続け、3つのヒントを繰り返し、最初に冤罪でプライバシーを奪われたが警察が誰も思い出さず藤代も宣伝にならないと断り、爆発の大きさで罪の深さを知らす実験と語り、次ぎに有希子は母の遺影を裏返した理由を聞き泣き落とそうとしそこで去ると、寺尾は36Fは階でないと言うと有希子は温度で渡辺刑事と監物係長は助けられ爆弾は見つかったと言うと、寺尾は落ちた。


脚本:井上由美子
演出:常廣丈太

第2話:2014年1月16日

キントリで遅刻の有希子(天海祐希)のプロファイルを梶山(田中哲司)・中田(大杉漣)・小石川(小日向文世)・菱本(でんでん)らがしていた。
モデル・霞智子(佐藤寛子)の死体が見つかり被疑者・杉田英治(林家正蔵)が逮捕され、妻・美紀(田中広子)と中学生の娘・はるか(小芝風花)がいる電器店主だが12時間が経過しても黙秘で、菱本と小石川が杉田の取り調べたが完全黙秘だった。
捜査1課・監物(鈴木浩介)と渡辺(速水もこみち)は美紀を訪問し娘に内緒と言われ、美紀が店を営業が気になった有希子はコンビが何かを隠していると考え糾弾すると杉田は真面目で仕事熱心で近所からも慕われ、娘・はるかが心臓疾患を抱え面倒見も良く、黙秘の凶悪犯か病気の娘を気遣う父親かどちらが本当か疑問だった。
有希子は家庭で2人の子と問題を抱え、郷原(草刈正雄)から声を掛けられ、中田と杉田宅に行くと休みで、病院で道永医師(佐藤一平)担当で中田と有希子ははるかと会い突然手術と聞き、看護師からはるかの手術予定を聞き、はるかから杉田に最近貰った靴を見せてもらい、父の方が回復より良いと言い、被害者を追う監物と渡辺と会い智子と道永の関係が疑われた。
<以下、隠し字>
有希子は智子殺害とはるかの手術の交換と考えるが、中田は手術後の取り調べを述べ、梶山は証拠不足と言うが、はるかが行方不明になった。
有希子は中田と杉田の取り調べを始め、はるかの行方を聞くが黙秘で、有希子は子供に全て見抜かれていたと話し始めると杉田ははるかの行方を話し、子供を助けたいと言うが有希子がはるかの気持を伝えると、道永医師が智子を殺す所を見たと言った。


脚本:井上由美子
演出:本橋圭太

第3話:2014年1月23日

経済産業省のエリート官僚・佐原俊夫(神尾佑)が自宅階段から転落死し、俊夫を母・和子(田島令子)が発見した時、妻・利香(安達祐実)が呆然と座っていた。
有希子(天海祐希)は非番だが梶山(田中哲司)に呼び出され、中田(大杉漣)・小石川(小日向文世)・菱本(でんでん)らと仕事を始め、被疑者が女性で有希子は主取調官に任命された。
俊夫は転落直前に6歳の息子・大地(田中奏生)の玩具の電車で頭部を殴られ、玩具に利香の指紋が付着し利香も自供したが、被害者が国家機密業務担当のためキントリに利香の取り調べ要請があり、開始したが罪を認めたが犯行動機を言わなかった。
しかし利香は、夫からの離婚話しが発端と告白し、愛人・純子と再婚し大地も引き取ると言われ夫を殴り、有希子は同情したが利香の犯行当時の動作は、解剖結果と矛盾した。
捜査1課・監物(鈴木浩介)と渡辺(速水もこみち)は愛人を探し、利香が名を挙げた人物が不倫関係を否定し、有希子が言うと利香は涙ながらに主人に頼まれたと供述内容を変えたが、その供述も嘘だった。
<以下、隠し字>
梶山は嘘は全て潰すと言い、有希子は中田(大杉漣)と大地と和子を訪問し、大地に怪我を見つけ、和子は俊夫と利香が出来ちゃった婚で家に問題はないと言い張った。
利香は菱本に主人に無理心中を頼まれたと言うが嘘で、小石川に好きな人がいて主人が反対と言い出した。
有希子と中田は、幼稚園で教諭から大地の怪我の原因を聞き、中田は殺害は大地で利香が庇っている可能性を言い、凶器に大地の指紋がなく、有希子は利香を取り調べ俊夫の大地への暴力と大地の殺害を自供したが、6歳の息子で罪に問われないと聞くと疑問だった。
一同で取調内容を調べ、有希子と中田は再度利香を取調べ凶器の電車が重く大地には不可能で罪をかぶせようとしたと言うと・・・・・・・利香は本心を話し始めた。


脚本:井上由美子
演出:常廣丈太

第4話:2014年2月06日

衆議院議員・三木本史郎(神保悟志)が贈収賄疑惑で警視庁捜査2課に任意同行し、部長・郷原(草刈正雄)の要望でキントリが担当になり、中田(大杉漣)・元捜査2課の小石川(小日向文世)が三木本の取調べを開始した。
三木本は暴言は言うが贈収賄疑惑は話さず、小石川の追及で献金は第1秘書・菅沼俊樹(泉谷しげる)が受け取ったと供述し、有希子(天海祐希)らは証拠隠滅を危惧し菅沼に会うと三木本の妻・唯(田丸麻紀)に電話し、三木本は自ら留置場に宿泊したが梶山管理官(田中哲司)は目的を疑った。
菅沼は事務所から紙袋を持ち帰宅し、唯に電話し、青酸カリ入りの洋酒水割りを飲み自殺を図り、パソコンの遺書に残すが有希子は昔堅気の菅沼が自筆ではない事に疑問を持ち、梶山も三木本が口封じのためで青酸カリを仕込んだ可能性を考えた。
<以下、隠し字>
小石川・中田は取調べを開始し新聞のニュースを言うと何も答えず、有希子と菱本(でんでん)は三木本の妻・唯を訪れ、監物(鈴木浩介)と渡辺(速水もこみち)と会いグラスに毒の可能性を聞き、菅沼が毎日洋酒を飲むと聞くが、有希子は菅沼と唯の関係を疑い、梶山は遺書は菅沼が最後の1文を書き換えたと考えた。
有希子は三木本の取調べを開始し菅沼は中止とグラスを見せると父の蒐集と言い、有希子は菅沼の遺書を読み、三木本が嘆くが残りがあると言い静止を無視して読み終えた。
菅沼は自殺で三木本を諫め様とし、三木本は立派な菅沼の呪縛から逃げたかったと自供した。
有希子は菅沼は自殺したが死んでいないと言った。


脚本:井上由美子
演出:本橋圭太

第5話:2014年2月13日

公園の池のスーツケースから詐欺グループ幹部・真木祐介(竹財輝之助)の死体が見つかり、捜査1課・監物(鈴木浩介)と渡辺(速水もこみち)が捜査し、8年前の指名手配犯で事件当夜の目撃者が3人名乗り上げ、春日小夜子(根岸季衣)と望月芳江(茅島成美)と松井蘭子(西尾まり)で主婦で、有希子(天海祐希)が事情聴取した。
3人とも同じで、犯人の人相は40歳前後の男で頬にはほくろがあったといい、梶山管理官(田中哲司)は冷静だが過去に真木を逃がした監物は責任を感じ、渡辺と所轄刑事・石田(正名僕蔵)と防犯カメラをチェックしたが、証言と合致する男は映っていなかった。
有希子は視界が悪い夜で別々の場所だが頬のほくろを指摘し人相が具体的すぎ、主婦3人が口裏を合わせ偽りの証言をしているのかもしれなかった。
有希子らキントリは主婦3人の身辺調査するが、主婦以外に共通点がなく家族を含め接点が無く互いに知らなく、マンションの隣人は不動産屋に立ち退きをいわれ、家族仲が悪かったり、仕事を探していた。
<以下、隠し字>
3人は明らかに嘘を言っており、雑誌の人物と人相が似ていて、共通は真木の被害者の可能性が考えられ、有希子は3人を再度特別取調室に同時に呼び出した。
3人は互いに挨拶せず初めてと言い、有希子は今回は重要参考人で共通点を言い、預貯金の解約が共通と言うと、望月が話すと言い春日が反発し松井も反論し、有希子は主婦は孤独で真木の被害に合いやすいと言った。
3人は真木に誘われたと話しはじめ、被害後に3人が会い真木の隠れ家を見つけたが死んでいた、男に死体遺棄と偽証を脅迫され、似顔絵を作るがばらばらだが石田と判った。


脚本:井上由美子
演出:常廣丈太

第6話:2014年2月20日

ゲーム会社社長・山本真人(佐戸井けん太)が誘拐され、ゲームデザイナー・北原健(満島真之介)が逮捕され、北原はゲーム「ペガサスアドベンチャー」の開発者で、最新作「ペガサスアドベンチャーIV」が販売中止を阻止のため犯行したと思われ、北原は山本の居場所を言わず、キントリは取調べを行うことになった。
梶山管理官(田中哲司)の指示で中田(大杉漣)・小石川(小日向文世)・菱本(でんでん)・有希子(天海祐希)が事情聴取し、北原は取調べは想定で、ゲームは人生だと言い、有希子は怒り、監物(鈴木浩介)と渡辺(速水もこみち)が前歴を調べ、北原は中田が少年課時代に補導し、中田は過去に触れず初対面のふりで北原を取調した。
北原が、「ペガサスアドベンチャーIV」の内容を話し、山本の居場所は僕のゲームの中にあり、発売予定ゲームのペガサスの剣の隠し場所にヒントがあり、会社ではゲームが難解で判らないと言い、渡辺と有希子らがゲームに挑戦した。
<以下、隠し字>
小石川はゲームセンターで伝説のゲーマー少女に頼み解け、母親が住んでいた町工場に行くとガスが仕掛けられ山本が死んでいた。
北原は殺していなく誘拐は社長に誘われ広告効果を狙い事故と言うが、中田は納得せずキントリは再調査で小石川と有希子はゲーマー少女から内容を北原から聞いたと知った。
有希子は山本殺害が北原の目的で、北原が山本の息子で認められなかったのが動機と言うと、偽装誘拐を計画したと言い、中田を思い出し想定外と言った。


脚本:井上由美子
演出:本橋圭太

第7話:2014年2月27日

3人殺害で元ジャーナリスト・真田正巳(浅野和之)に死刑判決が下り、現職議員の覚せい剤疑惑・暴力団との繋がりをネタに真田は恐喝したが、逆に暴力団に元構成員2人とパチンコ店員・向井を殺す要求をされた。
判決直後にキントリに真田の取調要請が来て、真田の供述と向井の白骨死体発見場所が異なり、なぜ真田は向井だけ嘘をついたのか不明で、小石川(小日向文世)や菱本(でんでん)は思いが深く、捜査1課長・相馬(篠井英介)と刑事部長・郷原(草刈正雄)は有希子(天海祐希)を指名し有希子は真田と向かった。
真田は質問をのがれ、有希子たちを取材したいと言い、向井の殺害方法だけが異なり有希子は真田が殺したのは2人とも考えた。
有希子は捜査1課・監物(鈴木浩介)と渡辺(速水もこみち)と向井の妻・時任恵子(伊藤裕子)と息子・拓真(神先朔也)に会い、恵子が真田と同じ長野出身で、拓真が描いた絵を見た渡辺は向井と似ていないと感じた。
<以下、隠し字>
有希子は真田に恵子と知合で不倫関係と聞き、恵子が向井からDVを受けていて、恵子の殺害の可能性を述べ、菱本(でんでん)が興奮を収め、拓真の絵を見せ血液型から拓真は向井の子で、真田が恵子を庇っていたと言うが否定した。
有希子と菱本のなおの説得に恵子を庇ったと言い、恵子は逮捕され、真田は有希子に夫・真壁の事を言い換え、小石川は真田が使った不正を話し信じては行けないと忠告した。
有希子は郷原の狙いを疑い始め、拘置所に真田を訪れた。


脚本:井上由美子
演出:常廣丈太

第8話:2014年3月06日

殺人罪で拘留中の元ジャーナリスト・真田(浅野和之)から亡き夫・匡(眞島秀和)に関する取材手帳の存在を聞いた有希子(天海祐希)は、電話からラーメン店・嘉納肇(堀部圭亮)と会い、昔は小石川(小日向文世)の部下で真田に嵌められ警視庁を追われ。
嘉納は手帳は翌日公園で渡すと言い、有希子は有給休暇を取り、指定された場所で嘉納が何者かに殺され、通行人に警察へ連絡を頼み、嘉納のポケットから取材手帳を抜き取り姿を消した。
郷原(草刈正雄)が来て、監物(鈴木浩介)と渡辺(速水もこみち)が有希子の目撃証言を伝え、小石川は真田を介して有希子と嘉納が関わったと考え、中田(大杉漣)・小石川・菱本(でんでん)は有希子探しと、管理官の梶山(田中哲司)を調べた。
小石川と菱本は嘉納の現場で、梶山が有希子を探し、昨日有希子が嘉納と会ったと知り、監物と渡辺と小石川と菱本が有希子を見つけ、有希子は子供に会いたいと言い小石川に夫の汚名回復と上部の圧力を話し、小石川から有希子は逃げ、中田は匡の事件を調べ、小石川と菱本は有希子の子供らに会った。
郷原と相馬一成(篠井英介)は梶山の報告で有希子が嘉納殺しの重要参考人となり、中田は小石川と菱本に匡事件と管理官の疑問を話し合った。
有希子が真田に面会に行き、梶山に捕まり特別緊急取調室に連れて、梶山と中田が取り調べを始め、小石川は逃す前に有希子から手帳と数字の謎を聞く様に頼まれていて、真田に面会に行き数字を聞いた。
梶山は有希子に手帳の提出を求め、中田と有希子は手帳のような物が何故手帳と判るのかと、もう信じられないと言い、手帳を出した。
小石川が撃たれた。
(続く)


脚本:井上由美子
演出:本橋圭太

第9話:(最終回):2014年3月13日

(承前)
8年前の有希子(天海祐希)の夫・匡(眞島秀和)の死の謎を解く手がかりは、元警察官嘉納(堀部圭亮)が持つ真田(浅野和之)の取材手帳にあったが手帳の記述には謎も多く暗号数字の羅列だが、嘉納殺しの重要参考人となり梶山(田中哲司)から取り調べを受け、小石川(小日向文世)は真田から聞いたが銃撃され意識不明の重体になった。
防犯カメラ映像を確認した渡辺(速水もこみち)は、嘉納殺しの真犯人の男に覚えがあり、元警察官・堤だったが死体で発見された。
堤から見つけた拳銃は小石川と8年前匡を撃った物で、中田(大杉漣)・菱本(でんでん)は銃は押収品で真実を明かすべきで郷原(草刈正雄)が関わっていたと考えた。
郷原は梶山の要請に応じ、キントリで梶山と中田の聴取が始まり、郷原は匡が警察改革の裏金を脅迫し堤に殺させたと言った。
梶山は有希子に取調べの交代を行い手詰まりになり、小石川が気がつき暗号番号から菱本・監物(鈴木浩介)と渡辺が銀行の貸金庫を調べ相馬(篠井英介)が最後に開けていて、小石川らが相馬に帳簿の提出を要求した。
<以下、隠し字>
梶山が郷原に真実を求め郷原は梶山に話させ、匡は強請っていなかったが恐れて仲間に誘うが断られ組織を守る為に殺害した。
有希子は正義のない警察を否定し、郷原も認めたが1人の責任で止めた。


脚本:井上由美子
演出:常廣丈太

感想

特捜の1形態だろう。
取り調べ内容が法的に有効になるかは微妙だ。
自白主義はドラマ向きだ。
捜査過程を略す手法としては、ありえる。

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