東野圭吾ミステリーズ

概略

作家・東野圭吾の短編ミステリを原作とします。
一話完結で、一原作短編です。
スタッフ・キャスト共に共作になります。
全編を通したナビゲータがいます。
その部分は短いドラマで、前作を通すと短いミステリになっています。
ただし、本編との関係は有りません。
短編の1時間物は丁度良い長さでしょう。

第1話:「さよならコーチ」

警察が、企業のアーチェリー部コーチの石上純一(唐沢寿明)が見つけた部員の望月直美(田中麗奈)の死体を部室で調べていた。
遺言らしきビデオが残されていて直美は自殺と思われたが、鈴木和真(西岡德馬)警部に石上は望月の自殺の心当たりを聞かれ、望月がオリンピック選考会の落選が原因かもしれないと答えた、部室にフォーム撮影器具はあった。
鈴木警部は自殺に満足せず、石上はアーチェリー部の廃部が決まり会社を辞めると妻の陽子(戸田菜穂)に報告したが、最近石上家に不審な電話がかかっていた。
そして偽メールで呼び出された陽子が襲われて、森山というSEが捕まり、望月に以前メールしたが断られたが最近にメールを貰っていた。
警部は石上に、以前の自殺未遂を知っていたと聞き、石上は自殺を防いだと答えたが、ビデオの指にテーピングがある事から以前のものと指摘した。
石上は、選考会の落選以降に直美は不安定になり、自宅に押しかけたりテープを残していると言ったりしたので、廃部の記念写真を理由にヘアースタイルを変えさせてテープを利用して殺したと白状した。
<以下、隠し字> その後にテープを見た石上は、前にはいなかった蠅が写っていることに気づき直美はテープは新しく取り直し自分が罠にかかったと知った。


監督:河毛俊作
脚本:坂口理子・高橋幹子
原作:東野圭吾「さよならコーチ」
出演者:唐沢寿明・田中麗奈・戸田菜穂・西岡德馬
制作年:2012年


感想: テープに隠された謎は、一度見ただけでは分からない。
石上と同様に警部も罠にかかった。

第2話:「犯人のいない殺人の夜」

岸田家で次男・隆夫(吉田憲祐)が家庭教師・八木由紀子(八木のぞみ)を果物ナイフで刺し、医学部中退の家庭教師・佐藤拓也(坂口憲二)は死体を確認した。
当主の岸田創介(白井晃)は、拓也に証拠隠滅と事件を隠す依頼をし、妻・時枝(雛形あきこ)は隆夫を必死でなだめていた。
拓也はためらうが、多額の金といざと言うときは時枝と長男・正樹(八神蓮)の隠蔽にする事と、方法は拓也に一任で受けた。
拓也と正樹は、八木由紀子を車で運び出し山奥に穴を掘り、顔と手を薬品で焼いて埋め、由紀子のアパートに忍び込み証拠を隠滅し、恋人・河合雅美(関めぐみ)の容姿を由紀子に似せて岸田家に出入りさせた。
創介に、安藤という由紀子の兄という人物から連絡が入り写真を持って訪ねて来た。
拓也は、創介に金額の増加を要求したが、暴風雨で山崩れが起きて女性の死体が見つかり、高野刑事(中原丈雄)たちが調べ始めた。
警察は安藤兄から情報を得るが、安藤や拓也の狙いと役目が不明だった。
<以下、隠し字> 刑事は拓也に、安藤が妹が近く大金が入ると行っていたと言い、死体の状況の疑問を投げかけた。


監督:澤田鎌作
脚本:ひかわかよ
原作:東野圭吾「犯人のいない殺人の夜」
出演者:坂口憲二・白井晃・雛形あきこ・中原丈雄・八木のぞみ・吉田憲祐・関めぐみ・八神蓮
制作年:2012年


感想: 倒叙形式で進むが、そこに隠された真実は、かなり完全犯罪に近かった。
そもそもの最初の犯罪計画に誰が関わっていて、誰が知っていたのか?。

第3話:「エンドレス・ナイト」

東京のマンションで田村厚子(松下奈緒)は、大阪府警からの夫・洋一(田中幸太朗)が殺害されたという連絡を受け、新幹線で大阪に向かった。
洋一は大阪にアパレルチェーン店を作るために、仕事がありしかも大阪嫌いの厚子と離れて単身赴任していた。
新大阪で厚子を番場十三(大杉漣)と平林刑事が出迎え遺体確認を行い、厚子は現場を見たいと希望し、番場は行儀の良い死体といい最後の接触を尋ね、厚子は一昨日に洋一から電話で大阪に呼ばれたが断ったと話した。
番場と、洋一が暮らしていたマンションへ行くが夜に刃物を手にした男を見て翌日似顔絵を描き、番場と洋一の過ごした所を歩きマチ金と繋がりを知り、その先に田所と判った似顔絵の男の存在の可能性もあった。
妻を刑事の仕事のストレスから失ったという番場に、厚子は小学時に父が借金取りに追われ自殺した為に大阪が嫌いになったと言った。
<以下、隠し字> 番場は田所が既に死んでいる事から、父の借金取りの記憶が幻覚になったと言い、そして洋一の顔からの香水の匂いが厚子の香水と同じと言った。


監督:河野圭太
脚本:田辺満
原作:東野圭吾「エンドレス・ナイト」
出演者:松下奈緒・大杉漣・田中幸太朗
制作年:2012年


感想: 1人称視点の典型的サスペンスだ。
番場刑事の個性が生きている。
キーワードは、なぜに厚子が大阪を嫌うかだ。

第4話:「レイコと玲子」

浅野葉子(観月ありさ)は少年犯罪を専門とし更生を信じる弁護士で、マスコミの批判は大きいが自分の信念を貫き通していた。
マンションに帰った葉子は少女(大野いと)を見つけるが記憶を失っていると思えたが、葉子は自室に招き入れ、少女の持ち物にREIKOと書かれているのを見つけた。
その夜、近くで前村哲也(川井つと)という男が殺害され、捜査の今西警部補(平田満)は現場に若い女がいた目撃情報があり似顔絵を作って調べ始めた。
被害者の夫の元妻は連絡ないと言ったが、翌朝葉子はコンビニで捜査の警官が持っていた似顔絵がレイコに似ていたので、恋人で心理カウンセラーの藤川真一(吉田栄作)に助けを求めた。
葉子に気づき追った今西警部補(平田満)は、戻った葉子が真一にナイフを突きつけているレイコを見つけ、レイコは学習塾の早苗を呼べと言いその恋人を殺したと言い、真一は多重人格と思った。
山下玲子は逮捕されるが誤った人を殺し、ショックで記憶喪失した可能性があったが今西は疑い、真一は多重人格でも人違いはないとして誰かの誘導の可能性を考えた。
前沢の殺人犯が捕まった。
<以下、隠し字> 1年後に、責任能力のない無罪を得た葉子は山下玲子の本当の姿に驚いた。


監督:川村泰祐
脚本:山本健介・川村泰祐
原作:東野圭吾「レイコと玲子」
出演者:観月ありさ・大野いと・平田満・吉田栄作
制作年:2012年


感想: 現在一番多いジャンルだが、原作者は早くから書いていた。
伏線が弱すぎるので、単なるサスペンスになった。

第5話:「甘いはずなのに」

中川伸彦(反町隆史)は前妻との娘・宏子(信太真妃)がエアコンの調子が悪いというのでストーブをつけたが緊急に出かける必要ができてバイクのエンジンをつけたが、急ぐのでファックスで送る事になりコンビニに出かけて強盗に会い殴られて病院に運ばれた。
その間に娘・宏子はガス中毒死した。
伸彦はストーブの灯油が空に近かったが増えていたので発見者の新妻・尚美(加藤あい)を疑っていた。
伸彦と尚美夫婦は遅れた新婚旅行に沖縄に向かい、伸彦は機内で宏子の一周忌前とためらう尚美に結婚指輪をはめ、そんな2人を初老の藤村重雄(北見敏之)と照恵(大塚良重)夫婦がじっと見つめていた。
夕食ごに酔った尚美はすぐにベッドに横になり、伸彦は宏子の死の原因が尚美にあるのかと聞いた。
しかし、尚美は何を言われても無言で否定せず、伸彦はいらだった。
<以下、隠し字> 翌朝、尚美は部屋におらず、伸彦を藤村重雄が訪ねて来て、自分達夫婦の過去の誤解を話し、伸彦は事件を思い返して真実を知った。


監督:小林義則
脚本:坂口理子
原作:東野圭吾「甘いはずなのに」
出演者:反町隆史・加藤あい・北見敏之・大塚良重・信太真妃
制作年:2012年


感想: 変死の捜査がこんなに甘いのかと思うが、伏線はあり、中だるみ的だが一応の出来というべきか。

第6話 :「シャレードがいっぱい」

青山弥生(長澤まさみ)は、元カレ・北沢孝則のアパートに残されていた荷物を返しに行き、死体と手元に血で"A"が書かれていた。
弥生は元カレの友人の尾藤茂久(安藤政信)と会い書道を教えていた中瀬興産社長にも詳しく、社長の・公次郎(志賀廣太郎)に雅之と弘恵(池脇千鶴)が居たが最近に娘・畠山清美(マイコ)が名乗りでた。
弥生が職業を尋ねると尾藤は探偵だと答え、部屋に戻ると荒らされており遺言状を探したと言われた、北沢が恐喝していたらいかった。
2人は、公次郎を見舞い清美が庭の世話までしてると知るが、尾行の刑事から尾藤は偽と聞き、翌日後をつけると秋山祐一という中瀬家の弁護士と名乗った。
弥生は、中瀬弘恵に誘われたが最後は遺言状を求められ池に落とされて、帰る時に北沢の言葉を思い出し中瀬家の庭から遺言状を見つけ、雅之に襲われるが秋山と警察に助けられた。
遺言状を見た弥生は変だと思った。
<以下、隠し字> 遺言状の内容は、全額を畠山清美に残すものだったが、弥生と秋山のトリックで、メッセージと真相が分かる。


監督:石井克人
脚本:鎌田哲朗・山本健介・石井克人
原作:東野圭吾「シャレードがいっぱい」
出演者:長澤まさみ・安藤政信・池脇千鶴・マイコ・志賀廣太郎
制作年:2012年


感想: これはコメディなのだろうか、それならまずまずの出来だ。
主人公達の能力が、判らないので同化できにくい。

第7話:「白い凶器」

ある朝、中町由希子(戸田恵梨香)が働く「みかど出版」で由希子と同じ販売促進部部長の安部孝三(菅原大吉)の転落死体が発見され、通報で刑事・田宮准一(ユースケ・サンタマリア)や部下・西岡勝(満島真之介)が捜査を始めたが傷と4Fからの墜落が奇妙だった。
ビルの守衛はpm9-10は窓が開いていたと言い、死亡推定時刻はpm9-11で販売促進部副部長の佐野行男(木下ほうか)に事情聴取すると安部と森田と由希子が残業で、由希子は安部には変わった様子はなく森田寿(平岡祐太)はpm10前に帰り煙草の煙と節電のため窓を開けたと言った。
田宮は、安部が自殺でないと思うが、他殺なら巨漢の安部を突き落とした方法が解らなかった。
帰宅する由希子に森田は刑事を気にしたが、弟の中町伸治(千賀健永)とも会った。
翌日、販売促進部副部長・佐野がホームから転落して死亡した。
田宮は森田に事務所に戻った理由を聞くが中には入っていないと言い、由希子の過去を調べると4年前入社し1年後母を亡くし、その後中町要一と結婚するが夫は事故死し、当時妊娠していたが流産だった。
中町伸治が自首したが供述はあいまいで、当時の産科医(鷲尾真知子)は流産は普通にある事だが本人は理解していなかったがある日突然に変わり、「赤ちゃんを殺したのは私でなく白い凶器」と言ったと証言した。
田宮はひとりで巨漢を突き落とす方法に気づき、伸治は「姉が赤ちゃんを殺した原因を勘違いしている」と言った。
<以下、隠し字> 森田はガス中毒寸前に田宮に助けられ、田宮は由希子を訪ねるがそこで見たものは・・・。


監督:林徹
脚本:川崎いづみ
原作:東野圭吾「白い凶器」
出演者:戸田恵梨香・ユースケ/サンタマリア・平岡祐太・千賀健永・菅原大吉・満島真之介・木下ほうか・鷲尾真知子
制作年:2012年


感想: 巨漢の人物の墜落死の謎から始まる連続死、死亡する男性の共通点が何か。
そこに短い期間に中町由希子に起きた多くの事とそれが何を引き起こしたか。
キーワードにいつ気づくか?。

第8話:「小さな故意の物語」

高校三年生の中岡良(三浦春馬)と佐伯洋子(波瑠)と行原達也(大野拓朗)は、小学校からの幼なじみでサッカー部の最後の試合が終わってしれぞれの道へ行く事になった。
実際は気持がバラバラになってきていて良は、別れて自由になれると感じてたが、洋子と達也が東京の同じ大学を目指すと達也が言い交際を始めたと言った。
ある日、達也が校舎の屋上から転落死し目撃生徒によると、達也は屋上の縁を歩き急にバランスを崩し落下したと言った。
捜査の刑事たちは自殺と思っていたが、良に事故も自殺も考えられなく達也の死の原因が知りたかった。
達也のロッカーが荒らされ、私物を片付ける洋子動揺していたが、人影があった。
良は屋上に行くと後に女子生徒がやって来て気づかれ慌てて去り、追いかけた良は担任・井本五郎(近藤公園)に遮られた。
良は井本から、女子生徒が笠井美代子(三吉彩花)と知り、その後井本の盗撮を見つけ達也にも見つかった事をしった。
写真の中に光る物をもつ笠井を見つけ、美術室に行くと屋上が見え、達也を鏡で照らしたと言い、飛び降りようとするが止めた、確率的に低い事で屋上にもう一人いる必要があった。
良と洋子は事件を忘れる事にした。
<以下、隠し字> 休みに洋子が戻って来て、良は疑問を投げかけた。
洋子は、つきまとう達也から自由になりたく、実は良が好きだったと言った。


監督:並木道子
脚本:川崎いづみ
原作:東野圭吾「小さな故意の物語」
出演者:三浦春馬・波瑠・大野拓朗・三吉彩花
制作年:2012年


感想: 未必の殺意がもたらす、青春の出来事を、客観的にみれない主人公の目から描く。

第9話:「結婚報告」

30歳を控えた飯田智美(広末涼子)は失業中だったが、友人・山下典子(山口紗弥加)から封書が届き、の結婚報告で夫の蝶の標本収集以外は幸福とかかれてたが同封された写真は典子ではない女性が写っていた。
電話連絡がつかない智美は、小田原に会いに行くがアパートは不在で、帰宅した隣家の桜井祐二(平岳大)は写真は典子夫婦だと答えた。
典子宅に連絡先のメモを残すが、誰かに見られている気配を感じ、不動産屋では夫が契約し鍵の交換について聞かれた。
智美は夫・昌章(大倉孝二)に電話すると何かを隠している様子で、夜に呼び出されたが崖から突き落とされたが、病院で昌章は呼び出していないと言った。
典子から電話があり東京から戻って来て、堀内明代という夫の前の女が来て話の途中で夫から電話があり、帰った時に明代と携帯電話が無かったと言った。
隣家の桜井に会い小学の先生で、付近に不審な女を見かけると聞き、夜に電話で山下家に呼び出された。
<以下、隠し字> 桜井は、山下に珍しい蝶の標本を要求して監禁していた。
明代の行方や写真の謎も分かった。


監督:村上正則
脚本:寺田俊雄
原作:東野圭吾「結婚報告」
出演者:広末涼子・山口紗弥加・大倉孝二・平岳大
制作年:2012年


感想: 伏線が十分のミステリだが、ユーモアな会話を中心に作られている。
動機以外は推理出来そうだ。

第10話:「二十年目の約束」

山岡亜沙子(篠原涼子)は、村上照彦(田辺誠一)と同棲して自由だったが将来の約束はなかった。
亜沙子に子宮筋腫が見つかり医師は直ぐに手術すれば子供を産めると言ったが照彦は子供はいらないと言っており話せなかった。
亜沙子は深夜に照彦がうなされているのを見て不安を感じ、誰かと電話で会う約束をした照彦を尾行し地方の飲食店に着きそこの主人・浩一と墓に照彦は参った。
浩一の同居人・文子から声をかけられ、墓が20年前に死んだ春美という子供で、浩一と照彦はその頃からの知りあいで何かがあると言った。
翌日、亜沙子が西野家へ行くとぼけた西野すみ子(キムラ緑子)がおり、主人・行雄(平泉成)がなだめに来て、浩一と照彦を昔2人が遊び場にしていた所に連れて行った。
2人は、春美と会いその両親を無視して遊んでいた、ブランコを直すと約束した日が雨になり行かなく、春美を探していた行雄にも何も知らないと言った。
そこで事故で春美が死んだ。
<以下、隠し字> すみ子が悲しむのを見た浩一と照彦は、自分達は子供は持って幸福になれないと思った。行雄は2人に春美の日記をみせた、そして・・・・・。


監督:宮本理江子
脚本:川崎いづみ
原作:東野圭吾「二十年目の約束」
出演者:篠原涼子・田辺誠一・キムラ緑子・平泉成
制作年:2012年


感想: 良い方向の落ちの話なのだろうか。
20年が何をもたらしたか、2組の男女に。

第11話(最終話):「再生魔術の女」

クリニック院長の中尾章代(鈴木京香)に、根岸峰和(小澤征悦)・千鶴(西田尚美)夫婦が養子縁組する赤ちゃんに会いに来て、千鶴は喜ぶが峰和は章代の言葉に躊躇したが連れて帰った。
会社専務の峰和は、社長・根岸義政(竜雷太)の婿養子で強引に出世して来て、社長に章代とは後腐れのないようにしておけと釘を刺された。
峰和は章代に呼び出され、養子縁組の5条件を確認されそこに夫婦に犯罪歴がないことが有り、何故代理妻とか精子の冷凍保存とかを選ばなかったのかと言った。
章代は調べた峰和の経歴が自分に似ていると言い、本郷姓時代の事からアパートの娘・弓子(矢田亜紀子)との恋と死の殺人者とされた強盗団と手口が異なる事や、恋人の名前が本郷と本に書き込んでいた事を話した。
<以下、隠し字> そして、犯人が残した精液を冷凍保存し男の遺伝子を分離して章代の卵子で代理妻で生まれた子供と言った。
いずれ、顔が似てくるだろうと・・・。
そして・・・。


監督:河毛俊作
脚本:篠崎絵里子
原作:東野圭吾「再生魔術の女」
出演者:鈴木京香・小澤征悦・西田尚美・竜雷太・矢田亜紀子
制作年:2012年


感想: 男と女・女医の心理的競争が主題だ。
男は真実が分からないと言う、永遠の課題がひとつのストーリーとして最新科学的に語られる。

東野圭吾ミステリーズ

1:「月刊ホワイダニット」編集長の倉敷(中井貴一)は、自社の編集長室でオムライスを食べた直後に死んでいた。
死因は毒物死で、死に納得いかない倉敷は幽霊で犯行現場に戻ってきて、自分を死に至らしめた現実を見て、死体発見者を疑った。
2:発見者の他に2時間前に金の使い込みを責めた男を思い出した。
3:警察の実地捜査が始まり老刑事(蛍雪次郎)が登場した。どこか頼りない、遺書が発見されるが自分は憶えがなかった。
4:家政婦が登場するが信頼できなかった。
5:妻が登場するが信用できず、次にミステリー作家が登場した。
6:ミステリー作家のダイイングメッセージの解釈は間違いだらけだった。
7:副編集長(相島一之)が登場するが、編集長への見方が全く事実と異なっていた。
8:娘・みさとが登場するが、父が嫌いで何でもケチャップをかけるのが特に嫌いで、自殺は自分が原因といった。
9:家族と職場仲間が写真からは、真の関係が判らない。
10:皆が知らない所で繋がっていた。遺書は昔キャバクラで遊んだ時の反省文の一部だ。ラーメン屋が来た。
11:餃子の出前だが副編集長が自分が頼んだと言った。
11(E):ラーメン屋が再度来て「ケチャップを忘れていた」と言った。副編集長もケチャップ派に変わったのかとつぶやいた。刑事は、再調査を始めた。


ナビゲーター
倉敷編集長(中井貴一)
監督:鈴木雅之
脚本:森ハヤシ
制作年:2012年

このページの先頭へ