鍵のかかった部屋

登場人物

榎本径(大野智)・東京総合セキュリティ勤務の鍵師
青砥純子(戸田恵梨香)・弁護士
芹沢豪(佐藤浩市)・純子の先輩弁護士
水城里奈(能年玲奈)・秘書

スタッフ

原作:貴志祐介
脚本:相沢友子
製作年:2012年

第1話:佇む男

弁護士・青砥純子(戸田恵梨香)は「フリードマン・芹沢弁護士事務所」に勤務が決まり、弁護士・芹沢豪(佐藤浩市)に会いに来た。
芹沢は、葬儀会社社長・大石の死亡に不審を持つ大石の友人・円山社長と司法書士・日下部(堀部圭亮)の依頼を受けたが代わりに青砥を行かせた。
警察は、山荘が密室で大石が末期がんで遺書があったので自殺と断定したが、密室以外は疑惑があった。
芹沢と青砥は銀行に遺書等を調べに行くが、金庫に入った芹沢と社長を青砥が閉じ込めてしまい途方に暮れたが、東京総合セキュリティの榎本径(大野智)が来て暗証錠を簡単に開けて、他殺の密室は必ず解けると言った。
芹沢・青砥・榎本は山荘に行き調べ、日下部は遺体発見日の状況を説明した。
日下部と大石の甥で葬儀会社専務・池端(風間杜夫)ら3人が、窓を割って入ると大石が部屋のドアを背に体育座り姿勢で死んでおり遺体は腐敗が進みウジがわいて蠅もいた。
脚の前にガラステーブルがありそれはソファで固定されドアは上から下まで白幕が張られていた。
後日に芹沢と青砥が榎本を訪ねると「備品倉庫室」で山荘の模型を見せ検証していた。
遺書の内容に大石と池端しか知らない内容があり、大石がモルヒネの常習者でもあった。目撃者の少年が現れ、ドアで立っていた人物は大石と言った。
榎本は次元の問題と言い、翌日榎本・芹沢・青砥・池端・日下部で山荘に行った。
榎本は蠅がいた理由と死体がドアを塞ぐ形で座っていた理由から密室ではなく他殺と解いた。
法医学の確認に時間が必要で犯人は特定できないと言ったが、芹沢は他殺ならば遺書の内容から犯人はひとりと言った。


感想: 細部が説明出来ない程の密室謎解きだが、要点だけでも楽しめるだろう。
密室担当が、榎本で、まとめが芹沢で、ワトソン役が青砥に見えた。

第2話:鍵のかかった部屋

芹沢豪(佐藤浩市)家に空巣が入り時計コレクションを盗まれ、調べた榎本径(大野智)はマンションの最上階は狙われやすく、対策を説明し完全な対応は300万円と言った。
榎本径(大野智)は会田愛一郎(中村獅童)と、青砥純子(戸田恵梨香)と芹沢を訪ねてきて、会田の甥・大樹が自室で練炭の一酸化炭素中毒で自殺とされたが妹・美樹(福田麻由子)を残して死なないからと調査交渉を依頼した。
会田は「兄妹の継父で中学校科学教師・高澤(髙嶋政宏)の知らせで来た時は、鍵がかかり中からの反応がなくて、1:高澤が電動ドリルでドアノブの上に穴を開け、2:その穴から会田が工具を差し入れ手間取り鍵を開けたがドアと窓には隙間を埋めてビニールテープが貼られてドアを開けた時にテープがはがれる音がし、3:室内は紙テープの切端がエアコンの風で舞い、4:壁に紙テープの「サヨナラ」の文字がありベッドで大樹が死亡していた」と言った。
3年前に母を亡くした兄妹は継父・高澤に育てられており多額の遺産目当てで殺されたと会田は疑っていた、会田は昔窃盗の前科があり相続の対象外であった。
榎本は部屋を調査して模型を作り、何故ビニールテープか・隙間のない窓に目貼りが必要か等疑問があった。
高澤は科学マジックショーを行った授業を行い3人も見たが、ボイルシャールの法則やコイルの誘導電場等だった。
榎本は美樹に会田の事を聞かれ自分で調べるべきと答え、美樹は黙って持っていたドアの目貼りテープを見せ、会田は服に付いていた一片の紙テープを見せた。
榎本は、青砥・芹沢・会田・美樹と再調査して、ドアの目貼りのみ凸凹で静電気を利用した事・窓は練炭自殺以上の機密性が必要だった事・ドアは鍵がかかっておらず別の理由でドアが開かなかった事・紙テープの破片にドリル跡があった事・・・・・・から謎を解いた。


感想: 科学知識を伏線で説明する手法は古くから時々書かれていたが、東野圭吾のガリレオシリーズの手法で、最近もまた書かれる様になった。
芹沢の家での会話や会田の前科も微妙な伏線になっている。

第3話:盤端の迷宮

芹沢豪(佐藤浩市)と青砥純子(戸田恵梨香)に警察の鴻野(宇梶剛士)から棋士・竹脇伸平五段(ゆうぞう)が殺害されて直前に芹沢にホテルから電話していた内容の問い合わせがあった。
芹沢は守秘義務で断ったが密室と聞き榎本径(大野智)をつれて、現場のホテルの部屋に行ったが、鍵がかかりドアチェーンもかかり死体がドアのそばにあった。
室内にマグネット将棋盤等があったが、パソコンや携帯電話はなく竹脇は普段から持っていなかったらしい。
竹脇の恋人といわれ、自宅から電話をしていた来栖奈穂子女流三段(相武紗季)が来て将棋盤にあった駒・1六桂を盤から机に動かした、局面は当日行われていた竜王戦の毒島竜王が指した誰も気づかない妙手の所だった。
奈穂子は竹脇の芹沢への相談内容を聞くが、「不正」と言いかけて芹沢は断った。
プロ入りをかけた三段リーグで奈穂子は年齢制限で、ぎりぎりの成績で競って注目されており、榎本と青砥は将棋会館に見に出かけ、稲垣真理1級にあい、次に会った棋士・中野秀哉四段(忍成修吾)は、竹脇が一度携帯電話を持っていた事や、奈穂子の人気で竜王戦で勝った毒島薫竜王(貴志祐介)の注目が弱いが1六桂はだれも気づかない妙手だと言った。
榎本は将棋・コンピュータソフトの指し手を調べ、榎本と純子はプロ棋士・谷二郎八段(児玉頼信)を訪ねて竹脇を恨んでいる人間は多い事と、竜王戦で1六桂が指された時間を聞いた。
竹脇が殺害現場で竜王戦の1六桂の局面を知りえた機器が消えている事と、ある2人の棋士の将棋の終盤がコンピュータソフトと同じ事を指摘して、ドアチェーンはダイイングメッセージとしての盤面を守る為に被害者が閉めたと言った。
そして、・・・・・・。


感想: フィクションだが書かれた当時ではなく、現在は現実の可能性も全くない訳でなさそうです。
リアルタイム中継と知り得る手段が、密室と繋がる所が工夫です。
現場に残された盤面が、複数回出てくるが、1六桂の利きに近い場所の駒が無いものと有るものがあるのは、ミスだろうが最大のミステリです。

第4話:黒い牙


和菓子店社長・桑島が死去し、借りていた部屋にペットが残され、桑島の妻・美香(白石美帆)は世話せず、桑島の友人のライター・古溝(松尾諭)が申出た引渡しも断っていたので、古溝は同じマンションの青砥純子(戸田恵梨香)に相談した。
純子と芹沢豪(佐藤浩市)の交渉で美香は古溝が桑島に預けていた二匹は引渡しを認めた。
純子と芹沢は、美香・古溝と桑島のペット部屋にきたが、窓が閉め切られ水槽が並んでおり異様な空間だった。
純子たちの前に、古溝が差し出したのはタランチュラであり、桑島は飼っていた毒グモにかまれて死亡したらしく、警察は水槽内の土に刺さっていたピンセットから、桑島は猛毒を持つクロドクボシグモにエサをやろうとして指をかまれ死んだと推測した、エサの生きたコオロギが居た。
榎本径(大野智)は、純子と芹沢から話を聞いて、毒グモを扱うにしては桑島があまりにも不注意と言い、芹沢も毒グモにかまれて手を引っ込めたからピンセットが垂直に土に刺さっていた事に疑問を持ったが、部屋が密室だったために警察は事件性はないと判断した。
榎本は内部に仕掛けがある密室の可能性に気づき、ペットショップでタランチュラの毒性が種類で大きく異なる事や1ヶ月くらいは餌なしで生きる事や、つがいで売られる事が普通だと言うこと、コオロギは精々餌なしでは1週間の寿命と聞いた。
ペット部屋から全部の引渡しを美香が同意し、榎本・純子・芹沢・美香・古溝が集まった。
榎本は猛毒性のタランチュラが1匹しかいない事を指摘し、美香は以前に死んだと言ったが、コオロギが何故まだ生きているかの疑問から、密室内の仕掛けを見破った。


感想: 所謂、内出血密室だが機械でなく毒蜘蛛が利用されている事が特徴だ。
毒性の異なる種類のタランチュラと、餌なしでは長く生きられないコオロギが生きていた事が解決に導く。

第5話:鍵のかかっていない部屋」

青砥純子(戸田恵梨香)と榎本径(大野智)は純子の友人が新婚で住む部屋のセキュリティを調べて、手抜き工事の見分け方も榎本は教えた。
芹沢豪(佐藤浩市)は三井取締役から、提携先の社長の死から提携見直しを言われた。
高校教師・杉崎(新井浩文)の結婚用新築の家が震度4の地震で大きく歪んで施工会社にクレームをつけて、調査に行った社長の竹本(田窪一世)が部屋で死んだ。
窓は施錠され、ドアは家が歪み内部からソフトハンマーで叩いて漸く閉まる状態であり、他には2つの7.5cmの通風孔があり、壁に奇妙なテープ跡があった。
榎本を呼んだのは、刑事・鴻野(宇梶剛士)であり事故死の確認だった。
杉崎は野球部の練習のアリバイがあったが、会った婚約者・飯倉加奈は結婚キャンセル予定と言った。
純子はキャンセル理由が疑問で、杉崎のアリバイに空白を見つけ、榎本は部室に行き謎が解けた。
3人は杉崎を歪んだ部屋へ呼び芹沢はボールがあったと言うと杉崎はテニスボールを床に置いて傾きを調べたと言ったが、榎本は部室にあって殺害日になかったある道具でテニスボールを通風孔からドアに強く当ててドアを閉めて、壁のテープ跡からボールも外から回収した。
結婚キャンセルと歪んだ部屋が殺害の動機を生んだ・・・。


感想: ハンマーの代わりで通風孔から使える道具とは何か。
歪んだ部屋は常識を歪ませる状態だ。

第6話:密室劇場

芹沢豪(佐藤浩市)はクライアントから娘の水城里奈(能年玲奈)を秘書で預かっていたが実は本人の希望で演劇を行っていたが隠していた。
青砥純子(戸田恵梨香)は水城里奈が出演する演劇「密室に囚われた男」に榎本径(大野智)を誘って観に行った。
演劇の前のパフォーマンスが特徴的で、演劇も60分ほぼ全員出ずっぱりで背景は島で密室といえた。
里奈が途中でセットにぶつかるハプニングがあったが2人は楽しみ、榎本はトリックは物理的で判ったと言った。
パフォーマンスは4人で行い、その後で下手の楽屋に行った薬師寺が舞台の小道具と見分けにくい木刀で殺された。
他の3人は上手の楽屋に戻り、里奈の恋人の井岡(桐山照史)は眠り、畑山(堀内敬子)は劇場の後で観ていて、脚本家兼役者の鬼塚(坂本昌行)は本を読んでいたと証言した。
事件から3日が経ち、警察は事件の真相が判らなかったが純子から事件を聞いた芹沢は里奈が絡んでいて恋人の井岡が容疑者のひとりと聞き、榎本を呼び調べ始めた。
現場の劇場は、練習が再開されていて、純子は楽屋に舞台をはさみ上手と下手があり、鬼塚から下手は薬師寺専用と聞いた。
薬師寺が死んだ下手から外へは、1:売店があるロビーを通るか、2:舞台上を横切るしか方法がなく事件発生時上演中で売店に店員がいて客席には200人の観客がいた。
井岡が密室の本を持ち、鬼塚は台本は心理的トリックを使ったと言った。
純子と里奈は井岡のパソコンから脚本を見つけ、榎本は里奈にセットにぶつかった事を聞くと普段無いセットがあったと言い、舞台でゆっくりしたパフォーマンス動作練習中の鬼塚に続けられる時間を聞いた。
里奈から純子に井岡が任意同行されたと連絡が来て、畑山からも連絡があった。
榎本はゆっくり過ぎる変化は人間には認識されないと言い、舞台上を横切る方法を示した。
そして、・・・・。


感想: トリックの伏線を隠し難い題材だが、映像ではむしろ説明はし易いかもしれない。
クイズでしばしば出される問題を、トリックに応用しているが舞台背景からは効果的だ。
原作からトリック以外は異なるがまずまずだ。

第7話:狐火の家

モナコへ旅行の芹沢豪(佐藤浩市)から任され青砥純子(戸田恵梨香)は榎本径(大野智)を連れて、依頼者の遠藤(平田満)と殺人のあった家主・西野真之(吉田鋼太郎)の長野の古い家に来た。
先日、西野の長女・愛美(森迫永依)が殺され、第一発見者の西野が容疑者として連行されていた、遠藤は西野の長男・猛(郭智博)を疑っていたが現場の密室は破れていなかった。
西野邸は玄関が特殊な鍵で泥棒とは無縁の田舎にはふさわしくなく、合鍵は使用されていなく、犯行時刻に100メートル離れたリンゴ園で女性も侵入者は見ていなかった。
遠藤は、愛美が電話しながら帰宅したとき室内に誰かがいた可能性があると言い、玄関以外は1箇所だけ開け放たれた窓のみだが榎本は足跡がないと指摘した。
金塊が盗まれていて、2階の中差錠が壊れていたが外からは差し込めなく、リンゴ園の脚立が前日の雨に濡れていたが当日は使用中だった。
遠藤家に泊まった純子はトイレで狐火を見て驚き、遠藤は前日に猛を見た者が複数いると言った。
東京に戻った2人と芹沢の元へ、東京の猛の部屋が判り金塊が見つかったと連絡があったがきっかけは、防犯アラームが解除されなかった為だった。
純子は幽霊と思い、榎本は密室は破れないが犯人は判った。
事件の前日に猛が脚立で2階から忍びこみ、玄関から脚立を戻し潜んでいた所に、当日愛美が帰ってして殺害したが、その後帰った者に殺害され、家のトイレに金塊を重しに埋められた。
全て密室だが、窓をあけたが足跡に気づかず偶然に密室状態に戻ってしまった。
そして・・・・。


感想: 近代的な鍵と抜け穴だらけに見える古い家屋と、それを密室にする周囲の状況です。
田舎の警察らしい抜けだらけの捜査の方が現実性がありそうです。

第8話:犬のみぞ知る!

芹沢豪(佐藤浩市)は情報番組に企業法務コメンテーターとして出演していたが、3日前の事件の遺族が警察の自殺判断に疑問で番組に来ていて、成り行きで事件を引き受けた。
芹沢・榎本径(大野智)・青砥純子(戸田恵梨香)は遺体で発見された人気漫画家・中田文恵の家に依頼者の姪・友香(志田未来)の案内で来たが、犬が激しく吠えて友香は懐かない人に激しく吠えると言った。
文恵には、1年前からの橘麻美(岩佐真悠子)と10年間一緒の安西理佳子(MEGUMI)の2人のアシスタントがいて文恵の家に毎日通っていて合鍵も持っていた。
文恵が亡くなった日、麻美は朝から午後5時頃まで仕事をして帰宅し、午後10時頃に来た理佳子が作業場で死亡している文恵を発見し通報したと言い、近隣住民の証言で午後5時に麻美が帰宅後、午後10時に理佳子が来るまで犬は一度も吠えていなかった。
自分はやっていないと麻美がきて、その後庭で犬が吠え理佳子がやってきたが、犬が苦手いう理佳子は超音波の犬撃退道具を持っていた。
時計マニアの芹沢はコレクションの1つが止まっていると気づき、純子はビール等のレシートを見つけ、隣人から空き巣が多く防犯カメラの設置を榎本は依頼された。
純子はレシートから2人居たと推定し榎本は玄関の補助錠が開いていた事が不審だったが芹沢は自殺と言う、しかし押しかけた報道に他殺と言ってしまった。
純子は友香から文恵とアシスタントには問題ないが、アシスタント同士は仲が悪いと聞いた。
中田文恵の家が荒らされ理佳子の犬撃退道具が見つかるが、榎本は隣の防犯カメラで侵入者が麻美と判り、麻美は理佳子が犯人で早く捕まる様に細工したと言い、理由を述べた。帰り道に公園で純子は暴走族撃退のモスキート音に悩まされるが榎本はそれで真相に気づいた。
純子と榎本は理佳子に、麻美が文恵が理佳子を解雇すると言ったのは嘘と言い、榎本は理佳子が犬を餌つけして吠えなくし発見を装った後に犬撃退道具で再度嫌われた、その時に時計の1つが周波数が合って壊れたと言った。
理佳子が通報時にも犬は吠えていたといったが、芹沢は逆の証拠を示した。


感想: 信頼関係を築くのは長い時間が必要だが壊れるのは一瞬という言葉が、全編に登場する。
犬が作る密室は信頼関係が鍵だった。

第9話:はかられた男

榎本径(大野智)が鍵と防犯カメラを設置していた貿易会社の依頼で青砥純子(戸田恵梨香)と芹沢豪(佐藤浩市)が法律相談に訪れたが、社長・富樫(岩松了)の会社は元やくざの会社だった。
取締役・野々垣(哀川翔)の話しで3日前に事務所で副社長が撃たれて死亡しており、榎本は自殺ならこめかみを撃つのが自然だと言い、他殺の容疑者は八田(鈴木亮平)であり、事件発生時別の部屋から副社長室に駆け込むと死んでいたと証言した。
榎本・純子・芹沢は八田の娘・八田美沙に会い、榎本は珍しい日本酒を貰った。
3日後、事務所で野々垣は玄関に車を犬山(佐藤祐基)回させ、電話番の八田を呼び止め、野々垣は禁煙中だが犬山にタバコをくれと言ったのを同僚・坂口(高杉亘)が見た。
そこに銃声がして密室状態で八田が死んで見つかった。
八田美沙が芹沢の事務所に捜査依頼に来て、榎本と純子は調べるが完全な密室であった。榎本は美沙に八田の生活習慣とそれを知っている人物を聞き、芹沢は犬山から相談を受けて調べた。
榎本は、美沙と八田の水鉄砲遊びと毎夜の電話習慣から謎が分かり、密室内でおもちゃと間違って実弾を撃たされた事を指摘した。


感想: 人の好みと生活習慣を利用すると、操る可能性が出来る。
催眠術ではなくとも操って、自殺に見せかけられる。

第10話:硝子のハンマー(1)

介護サービス会社「ベイリーフ」の社長室に空気銃が撃ち込まれて脅迫状が来たと芹沢豪(佐藤浩市)・青砥純子(戸田恵梨香)に相談があったが、上場を控えて内密にして防犯を強化する事になった。
榎本径(大野智)は純子と会社を訪問したが、榎本は純子に社長とは面識があると言った。
社内を調査した榎本は、必要なシステムを説明し、後日に工事が行われることとなった。数日後、榎本が工事にくると、ビルの掃除用ゴンドラから清掃会社スタッフの佐藤学(玉木宏)が社長室で誰か死んでいると連絡があった。
連絡を受け駆け付けた純子と芹沢に、穎原の甥で副社長の穎原雅樹(鈴木一真)は、穎原の死因が頭部打撲による脳出血であり、社長室が密室だったと言った。
萬田刑事(丸山智己)は、社長室に唯一出入可能だった専務の久永を警察署に連行したが、久永が犯行を否認し芹沢は榎本に事件の調査を依頼した。
「ベイリーフ」では介護ロボットと介護猿を開発しており、榎本の検証中に純子と芹沢も事件を考えたが榎本に否定された。
榎本が、雅樹らに銃撃事件ついて説明を始めたとき、鴻野刑事(宇梶剛士)が来て過去の榎本と穎原の関係を指摘し警察に同行を要求した。
榎本は窓外の掃除用ゴンドラの清掃会社スタッフの佐藤学(玉木宏)を見つめた。
(続く)

第11話:硝子のハンマー(2)

(承前)
榎本径(大野智)が警察に連れて行かれている間に青砥純子(戸田恵梨香)と芹沢豪(佐藤浩市)は事件の検証を行ったが、榎本は犯人ではないと純子が断言した時に榎本釈放の連絡が入り、専務の久永が犯行を自認したと聞いた。
純子は久永と接見したが心労で弱気に見えた。
榎本は、副社長・穎原雅樹(鈴木一真)・純子・芹沢らに、社長の狙撃事件の自作自演は社長室に何かを隠していたからと推理し、榎本を告発出来た誰かが犯人で久永では無いと言った。
榎本は、第一発見者の窓拭きのスタッフ・佐藤学(玉木宏)に会い、社長はゴンドラが上がる時に見えたと言った、窓を拭かずにゴンドラを上げた事が不審で、犯行は介護ロボットを使用したと推定した。
穎原は不審な金の流れがあり社長が原因と言い、久永に接見した純子は横領金を貴金属に変えた事を聞き、純子・芹沢は社長を窓から見た佐藤を調べ始めた。
純子は清掃会社を調べるが写真が全くなく、芹沢は鴻野刑事(宇梶剛士)から本籍を聞き出すが同時に多くの盗難場所に榎本がいた写真も見せられた。
純子は本籍に行くが誰もおらず、ようやく見つけた知人から見せられた写真は、佐藤ではなく椎名明という人物であり、彼はエリートコースからやみ金絡みで別の世界に墜とされていた。
純子は椎名の物取りが動機と言い、芹沢は介護ロボットの安全システムを使った犯行方法を思いつき検証したが、カウチごと社長を持ち上げる案はアームが70センチの制限があり無理だった。
榎本は社長室に介護ロボットを置いていた理由をリフト替わりと見て隠し扉を見つけたが空だったが、強風で揺れる窓硝子を見て謎が分かったと言った。
翌日、椎名の後をつけて会った榎本は盗聴器仕掛け方法や殺人方法を示し、ダイヤを奪って隠している場所も示した。
椎名は動機を言い自首し、久永は釈放されたが、純子・芹沢は榎本に連絡が取れなかった。
そして、・・・・。


感想: 複雑で精巧な長編原作のかなりの部分を使っている。
原作の発表順は、「硝子のハンマー」・「狐火の家」・「鍵のかかった部屋」の順であり、映像とは異なる。
同じ設定での、続編が難しい終わり方と言える。

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