刑事吉永誠一 涙の事件簿

キャスト

吉永誠一(船越英一郎)
吉永照子(中山忍)
吉永菜摘(須藤菜々子)
 
鑑貴一(小泉孝太郎)
玉田隆一(山田純大)
木島拓也(松尾諭)
牧村仁(河西健司)
 
塚田篤志(金山一彦)
一色理香(平山あや)
小沢慎一(林泰文)
 
鑑貴志(古谷一行)
辰巳耕造(中原丈雄)
片山桐子(眞野あずさ)

第1話

吉永誠一(船越英一郎)刑事は妻・照子(中山忍)と娘・菜摘(須藤菜々子)とスポーツクラブで暴力犯を追っていると鑑貴一(小泉孝太郎)刑事が来て、殺人事件発生を知らせた。
現場は鑑識・塚田篤志(金山一彦)と一色理香(平山あや)と小沢慎一(林泰文)らが調査中で、被害者は占師・須永弥生(玄覺悠子)で、片山桐子(眞野あずさ)班が木島拓也(松尾諭)と牧村仁(河西健司)らと打合中に管理官・辰巳耕造(中原丈雄)が来て吉永と意見が対立した。
被害者と喧嘩した三上達也(夏原諒)に吉永と鑑が行くとアリバイを述べ、被害者と暮らしていた黒木好夫(橋本さとし)は新しい女の家にいたと述べ、鑑は効率重視の捜査をすると言った。
黒木と弥生が詐欺罪で、神保豊(石井正則)と妻・千香(白石美帆)夫婦に告訴され、吉永らが行くと看護師・石原望(入来芙里)と娘・花が心臓移植が必要で、三上と千香は兄弟で募金詐欺に会い、その後で弥生と黒木にまた詐欺に会い家を奪われ、父・豊は別居していた。
吉永は鑑を家で妻子と会わせ、鑑貴志(古谷一行)が管理官・辰巳のライバルと言うが、鑑貴一は家族無視で無関係と答えた。
<以下、隠し字>
神保豊が死体で見つかり、隣人が黒木らしい人物を目撃し黒木は豊が既に死に鈴木という女性に呼び出されたと言い、上着と凶器が見つかり凶器は豊と一部弥生の血もあり、黒木の供述の裏を調べると豊が5千万円の保険に最近入ったが、千香のアリバイは微妙で、鑑は看護師・石原を疑い、吉永は豊の別居が疑問で同じ薬を処方を見つけた。
看護師・石原に任意で履き物を提出させ同行し、千香に死亡保険の告知違反と自殺を問い、豊が立てた計画と凶器破棄の協力者の存在を話し・・。


監督:赤羽博
脚本:田子明弘
原作:黒川博行

第2話

会社員・杉山日南子(木南晴夏)のマンションで恋人・久保田彰(山本剛史)が殺害され、吉永(船越英一郎)や鑑(小泉孝太郎)らが来たが、日南子は縛られ犯行を目撃していて、覆面の下着泥棒が部屋に押し入り帰ってきた彰ともみあい包丁で刺してベランダから逃げたといった。
隣人・田崎正則(神山繁)は犯人はロードバイクで去り、片山班は頻発する下着泥棒の可能性を探り、新聞配達の大学生・柄本繁(森岡龍)が浮かび、柄本は下着泥棒は認めたが殺人は一貫して容疑を否認した。
管理官・辰巳(中原丈雄)は再逮捕を急ぐが吉永は疑問で、片山(眞野あずさ)は慎重で鑑は動機を調べるため久保田周辺の捜査をすると評判は悪く、偶然会った田崎は水道が壊れ修理で揉めていて、吉永は田崎の部屋では下着泥棒のロードバイクが見えないと指摘し隣りにいたと述べ、喧嘩がうるさく文句を言いに行って日南子をかばい殺害し、自首する積もりが下着泥棒が来て偽装したと述べた。
<以下、隠し字>
吉永は日南子の服と柄本の証言とが異なり、鑑を呼び田崎の部屋を調べ、日南子は久保田が日南子に暴力を行っていて、日南子が刺してしまいそこに田崎が来たと言った。
老齢に疲れた田崎が、日南子と孤独同士が友になり希望になり、久保田の死体を見て役に立つのがうれしかったと語った。


監督:池添博
脚本:安藤康太郎
原作:黒川博行

第3話

アパレル会社社長・仙道定男(大西耕治)が自宅で殺害され、第一発見者の妻・仙道亜紀(荻野目慶子)は吉永(船越英一郎)と鑑(小泉孝太郎)に、デパートから戻ったら定男が死んでいたと話すが、定男の部屋から未記入の離婚届を見つけた。
捜査会議で、夫妻と会社とその他を調べる事になり、吉永と鑑は娘・仙道さやか(佐藤すみれ)は亜紀に愛人がいて定男も気づいていたと話した。
秘書・野上利佳子(小橋めぐみ)が社長を訪問していて、デパートの防犯カメラには亜紀が写っていなく、さやかは亜紀と男が会うところを写真に収め金を渡すのを見ていた。
離婚は亜紀から言い出し、さやかは亜紀の連れ子で、定男は亜紀は自分ではない男性を思っていると疑っていたがさやかの父・入江大輔(山本浩司)は19年前に殺されていた。
寺沢一馬(RIKIYA)も亜紀を好いていて、入江大輔が殺され逃亡し、その事件の担当刑事は管理官・辰巳(中原丈雄)で当時の事件は間違いないと言うだけだった。
仙道定男の葬儀に野上利佳子が来てつわりの様で誰の子かが問題だが、社員は定男の要望を聞き入れず利佳子が産むと言っていた。
<以下、隠し字>
亜紀は利佳子に乗り込まれ、離婚を申しいれていたと言うが、辰巳は亜紀が犯人と決めつけており、吉永は辞表と交換に1日の猶予を貰い亜紀が会っているのは寺沢一馬と考え、田丸という男を捜したが別人だった。
吉永らは田丸が入江大輔と判り、玉田隆一(山田純大)と鑑識らは利佳子が仙道定男を殺したと知った。
入江はさやかの父で、19年前の亜紀を襲った寺沢殺害を自供し・・・・。


監督:赤羽博
脚本:田子明弘
原作:黒川博行

第4話

絵本作家・久保寺幸夫(加瀬信行)がスタンガンで襲われ刺殺死し、最近発生のスタンガン強盗と考える中で管理官・辰巳(中原丈雄)は同一犯に絞り、吉永(船越英一郎)は結婚指輪が抜き取らたと妻・久保寺江梨子(黒谷友香)に言うとトラブルはなく財布も盗られていないと言うが、指輪の件は動揺した。
江梨子が被害届けを出し、吉永と鑑(小泉孝太郎)は江梨子に指輪捜しを依頼し、周辺人物に聞き込みを開始し、江梨子は1年前にピアノ教室を止めケアハウスの江梨子の母・池橋鈴子(香山美子)は江梨子から幸夫殺害を知らされておらず、江梨子は一度も見舞いに来ず幸夫だけがたまに来たが鈴子は会わなかった。
スタンガン強盗が発生し、吉永と鑑は現場で不審な男・西沢明(落合モトキ)を発見しロッカーから母・北川明子の骨壺が見つかりネットアクセスも見つかるが釈放になった。
<以下、隠し字>
吉永は妻・照子(中山忍)の指輪を苦労して外し、他人の指輪を取るリスクの理由を疑い、片山(眞野あずさ)は辰巳に反対し辞表を条件に怨恨捜査を続け、吉永は花木幼稚園長(山田スミ子)から幸夫の願いは鈴子と江梨子が仲良くなる事を願っていたと聞いた。
吉永と鑑はケアハウスの鈴子に事件との関わりを尋ね、江梨子に捨てられたと言い、パソコンの余命サイトの人物との交流から西沢の詐欺を見つけ逮捕した。
幸夫の指輪は犯罪証明で脅すために、幸夫を殺害し・・・。


監督:池添博
脚本:白石雄大
原作:黒川博行

第5話

吉永(船越英一郎)は妻・照子(中山忍)から結婚式場取壊しを聞き、鑑貴一(小泉孝太郎)の迎えで不動産会社社長・白河雄一郎(難波圭一)の現場へ行きクロスを被され撲殺され、昨晩不動産ブローカー・黒田竜彦(吉田鋼太郎)と黒田斡旋の土地の件で揉めていたと判り、被害者の妻娘・白河美枝子(大沢逸美)と白河七海(緑友利恵)は娘の結婚式に反対だったが一昨日に急に乗り気になったと言った。
片山(眞野あずさ)と辰巳(中原丈雄)らとの捜査会議で黒田に詐欺容疑がかかり辰巳は黒田を逮捕して提出アリバイを暴けと言い、吉永と鑑が黒田を訪問すると事件当夜のアリバイをクレジットカード支払い記録で説明し裏取りで完璧なアリバイであり、鑑が今は亡き鑑貴志(古谷一行)の担当事件で黒田は数年前に似た事件で容疑者だったが証拠不十分で逮捕にはならなかった。
辰巳は黒田を任意同行し2人きりで取り調べ、辰巳の命令で翌日に再度鑑識班が現場と周辺を再捜査すると血痕の付いたハンカチが見つかり、小沢(林泰文)は見逃しを否定し一色理香(平山あや)は証拠保管庫に誰かが入った事を目撃した。
<以下、隠し字>
血痕は白河のもので黒田の唾液も付着し、辰巳は黒田の逮捕状請求を急がすが、理香は鑑に小沢の担当場所を自分も調べたと言い、証拠は辰巳の捏造の可能性があるが辰巳は吉永と片山に黒田が有罪というばかりだった。
片山は再捜査を命じアリバイは崩れず、吉永は鑑と現場に再度行き温熱ファンで死亡時刻偽装を考えたが食物消化の問題が残り、現場でビルの清掃曜日変更を知った。
吉永の家で照子の食事を食べ菜摘(須藤菜々子)が胃が働いていない感じで気分が悪いと言い、吉永は黒田が2度殺したと推理するが証拠不足だったが、理香から現場のドアの指紋の明晰さを聞き、ビルの清掃時間との矛盾を気づき・・・・・。


監督:赤羽博
脚本:田子明弘
原作:黒川博行

第6話

吉永(船越英一郎)と妻・照子(中山忍)は4年前に逮捕し更生した北沢誠二(渡辺大)と白河美羽(杉本有美)の婚姻届の保証人になり子供も出来て正社員になると言った。
誠二の昔の仲間で横浜の半グレ集団の深山哲也(大嶋航平)が殺され、鉄パイプに血液が付着しタイヤ跡あり、辰巳(中原丈雄)は半グレに否定的だった。
吉永と鑑貴一(小泉孝太郎)が運送会社長・小野寺佐助(原田大二郎)と話す誠二から、深山の話を聞くとサブリーダーの堺拓次(阿部亮平)と揉めていて、食堂で元半グレ集団の浜田暁(竹内寿)に昔の仲間が嫌がらせするのを見、元半グレ集団の新堂一馬(載寧龍二)を誠二が尋ねると帰れと言われた。
吉永と鑑が堺が行方不明で愛人とその半グレ集団の同棲人に会い、堺の車が見つかりタイヤ痕が堺の車と一致し、倉庫街で堺の死体が発見され深山殺害は堺で、堺殺害は死体移動と思われ、たれ込みで新堂が誠二の服に血があったと言い、本人は鼻血と言うが吉永が無理に信じようとすると鑑は言い、恐れているとも言った。
<以下、隠し字>
辰巳は家宅捜査令状を取り、吉永はマスク姿の浜田の店で食事し、片山(眞野あずさ)から私情を持つなと言われ、誠二の服から堺の血痕が見つかり会社のトラックから証拠が見つかり誠二は自供した。
吉永は美羽から誠二が何かをやっていて2人とも弱いと言われ、吉永は照子のマスクを見て猫アレルギーと知り、鑑識に協力を頼み浜田の部屋を捜査し堺を匿った事を暴いた。
浜田は怖かったと言い、吉永は誠二に浜田が堺に脅された事故で自首するべきと言ったが、誠二は世間が信じないと言った。


監督:池添博
脚本:田子明弘
原作:黒川博行

第7話

吉永(船越英一郎)は熱を出した照子(中山忍)を病院にタクシーで行きドライバー大杉洋子(伊藤かずえ)に親切にしてもらい、翌朝娘・菜摘(須藤菜々子)と食事の準備をしていたが、フリージャーナリスト・石川孝弘(伊原農)の刺殺体の知らせが入った。
付近に募金活動の緑色の羽があり、吉永と鑑貴一(小泉孝太郎)は妻・絵里(阿南敦子)から別れ話があり石川は大金が入ると言い、現場付近を一台のタクシーが通りそれは吉永が乗り合わせた大杉のタクシーで今日強盗にあいSDカードも含まれていた。
山口の部屋から大物女性政治家・立花真弓(野村真美)の資料が発見され、辰巳(中原丈雄)の反対に反して片山(眞野あずさ)は捜査を続け、立花と秘書・森田智治(風見しんご)は石川が接して来たが会わなかった言い、大杉は病気の夫・明(川島秀明)に会い、立花議員のテレビを観た。
<以下、隠し字>
タクシー強盗・磯村が捕まり、大杉の件も自供したがSDカードは盗んでいないと言い、吉永と鑑は大杉を探すが不在で病室からSDカードが見つかり映像に札束が写っていた。
石川のパソコンから贈賄の証拠が見つかるが、互いの接点は無かった。
吉永は転校を考え、立花と大杉の繋がりが見つかり、立花は大杉を探していると言い、吉永はSDカードからバイクのテールランプを見つけそれから大杉を拉致した森田が浮かび立花議員の容疑事項は森田が行っており、吉永が押し込み捕らえた。


監督:池添博
脚本:安井国穂
原作:黒川博行

第8話

妻・照子(中山忍)は吉永(船越英一郎)と娘・菜摘(須藤菜々子)に出産の準備を話した。
現金輸送車が覆面の2人組に襲われ3億円が奪われ、鑑貴一(小泉孝太郎)は吉永を迎え、2人組はガードマンを撃ち銃弾が5年前に殉職した鑑の父・鑑貴志(古谷一行)刑事から奪われた拳銃の銃弾と一致し、当時鑑刑事が担当し捜査中に殉職した「資産家夫婦強盗殺人事件」と同一犯の可能性が高まった。
片山(眞野あずさ)は5年前の事件を班員に確認させ、見つかった逃走車両は数日前の盗難車だが金の入った袋が残っており、紙幣から指紋が見つかり関係者指紋との照合がされた。
監視カメラに不審車両が見つかり捜査を始めた。
吉永は尊敬する鑑刑事が拳銃を奪われた事が気にかかり、片山は辰巳管理官(中原丈雄)が当時監察に事情を聞かれ、鑑刑事と辰巳の間に噂があったことを吉永に告げた。
1つの指紋だけ不明で鑑識の塚田(金山一彦)と理香(平山あや)は造幣局に協力を申し出て調べを続けた。
不審車両の捜査中に交通課婦警が撃たれ、捜査班が駆けつけたが、鑑に心臓を患っていた母・佐和子(多岐川裕美)が発作で病院に運ばれた電話があり、皆にいわれ向かった。
吉永と片山は辰巳に5年前の事を聞くと、鑑貴志の対立を語り、発作が起きたが無視し、吉永と同じと言った。
理香は最後の指紋が造幣局の関係者指紋と見つけた。
箱根で犯人らしき車が発見され、片山班が駆けつけ吉永は車と犯人を見つけ、辰巳の命令を無視して別荘に乗り込んだが、鑑が撃たれた。
(続く)


監督:赤羽博
脚本:田子明弘
原作:黒川博行

第9話:最終話

(承前) 覆面の2人組を追いつめた吉永(船越英一郎)・鑑貴一(小泉孝太郎)・玉田隆一(山田純大)は、ピエロの覆面の男に鑑が銃撃され、吉永は犯人に銃を向ける玉田を制止して身柄の確保を考えたが逃げられ、鑑が撃たれ犯人を逃がした。
現場は手袋痕ばかりだがコーヒー空缶が見つかり、銃撃音がした方向で逃走車が見つかり、体中をガムテープで巻かれた前園尚人(村杉蝉之介)が発見され、覆面男達に襲われ車を奪われたと言い、証言方向でパンダの覆面男が遺体で発見され西野明彦(松永博史)と判り、空缶の指紋が一致した。
辰巳管理官(中原丈雄)は吉永の行動を非難し捜査から外れろと言うが、片山(眞野あずさ)は仕事のミスは仕事で取り返すと言い、辰巳は犯人を逮捕できなければ片山班解散と言った。
鑑が怪我を無視し強行に復帰し父が拳銃を探す夢の内容を語り、前園から話しを聞き、理香(平山あや)は前園のガムテープにガラスの破片を見つけ、ブローバックでピエロが鑑を撃った時のガラスの破片と考えられたが前園はピエロからしばられた時に付いたと言った。
<以下、隠し字>
鑑は吉永に照子(中山忍)の病院に行き、菜摘(須藤菜々子)の宿題と三角定規を見て、現状を作る方法を知り、現場検証を前園と行い、木島(松尾諭)は独りで体にテープを巻き付けた。
吉永は推理を話すと、前園はピエロがガラスの破片を浴びたと言い・・・・。
付近の捜査で金と拳銃が見つかった・・・・。


監督:赤羽博
脚本:田子明弘
原作:黒川博行

感想

涙は無理に見えるし感情の激しさも同様だ。
原作(原案)は関西弁の刑事だが舞台を変えたシリーズの連続化です。
多数人の捜査は45分では短い事が多いが、謎を絞るとまとまる。

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