暴れん坊将軍(3)

キャスト

徳川吉宗(松平健)
辰五郎(北島三郎)
長次郎(山本譲二)
山下幸内(浜畑賢吉)
大岡忠相(横内正)
おさい(春川ますみ)
おまち(岐邑美沙子)
おその(夏樹陽子)
藪田助八(宮内洋)
源三(園田裕久)
加納五郎左右衛門(有島一郎)

第86話:天下御免の大泥棒

弥之助(永井秀和)は頭領・吉兵衛(永井柳太郎)に娘・お貞(大森不二香)の相談されるが断り、吉宗(松平健)は弥之助を尾行する男を見つけ助八(宮内洋)が追うと鳴海屋(北九州男)に入った。
吉宗は大岡(横内正)に弥之助が寄せ場帰りと聞き、牢を破る事件が続き鳴海屋み匿われている噂を話し、吉宗は弥之助を探し用心棒・笹倉鬼十朗(八名信夫)に斬られ助けるが重病で、責任を老中・鷹野備前守(遠藤太津朗)に問われた加納(有島一郎)が事件の解決を安請け合いし、吉宗は囮で牢に潜り込み牢名主(汐路章)に金をばらまき、役人・竹田市之進(守屋俊志)が牢抜けを誘い逃した。
大岡は牢役人・磯部勘解由(高城淳一)にだけ罠と伝え、弥之助が目を覚まし黒幕を話し、吉宗は鳴海屋で竹田に罠とばれるが一味を斬り、黒幕・磯部は切腹になり、弥之助とお貞は結ばれた。


脚本:田上雄
監督:松尾正武

第87話:八百万石を狙う凶弾

吉宗(松平健)が町人に姿を変え、女盗賊が江戸城門近くの屋敷に入り追われて、渡り中間・九郎助(曽根晴美)が門番の中に逃げ込み、口入れ屋利用の警備役・花田右京太夫(浜田雄史)が面目を潰すが負担の多い門番の口入れ屋依頼は仕方ないと言った。
吉宗は口入れ屋・吉田屋(秋山勝俊)でお甲(長谷直美)を見かけ堅気の花売りで「め」組出入りと聞き、家に行くと多くの孤児を養うと知り、大岡(横内正)は口入れ屋と渡り中間は持ちつ持たれつと言った。
花田と長崎奉行争う石黒主膳(小笠原弘)が、九郎助と仕組んだ事でお甲に再度を求め、屋敷に忍び門に逃げ込み、石黒屋敷に連れて行かれると吉宗が来て争い、助八(宮内洋)とおその(夏樹陽子)が助けるが、石黒が吉宗を短筒で狙い助八が的になり吉宗を助けるが死んだ。


脚本:飛鳥ひろし
監督:松尾正武

第100話:天下御免のにせ将軍

大倉屋に秀次(松平健)が銀鉱石を持ち込み、大岡(横内正)は吉宗(松平健)に銀鉱石の流通を告げ遊び人・秀次は吉宗に瓜二つで上州で入手と聞いた吉宗は秀次を将軍の身替わりにした。
おその(夏樹陽子)はお庭番・大月半蔵(和崎俊也)は上州に調べに言ったと吉宗に告げ、吉宗は口入れ屋でお仲(浅茅陽子)を助け秀次と間違われ村に帰る様に言われ、襲われたが尾行したおそのが戸辺弾正(安部徹)と突き止めた。
戸辺は銀山は廃坑と言うが掘っており、屋敷を厳重にして地下で銀細工をしていた、配下から銀山に誰かが潜入を告げ、お仲は上州から米を運んで来た兄に会うが、戸辺屋敷に運びこんだ荷物に銀棒が隠され、半蔵が戻り吉宗に銀山採掘中と告げた。
戸辺は銀棒を運んだ人足を殺そうとするが、吉宗が来て銀棒を証拠に罪を暴き戸辺一味を成敗し、秀次はお仲と兄と上州に戻った。


脚本:飛鳥ひろし
監督:荒井岱志

第122話:知るや南のうらみ節

吉宗(松平健)と辰五郎(北島三郎)は薩摩の者に襲われた女を助け、薩摩藩主・島津義貴(井上昭文)は開聞党の首領・仙波隼人(汐路章)に任務遂行を命じた。
江戸で女流しが琉球民謡を歌い、吉宗と辰五郎が知りて行くと開聞党に襲われる所で助け、「め組」に連れ島津に騙された聞き江戸は異なると言うと自分は琉球の安南姫(桂木梨江)と名乗り琉球の島津により餓えていると訴えた。
吉宗は大岡(横内正)とおその(夏樹陽子)と半蔵(和崎俊也)に島津は何をするか不審で監視を命じ、島津義貴は仙波に江戸に火付けを命じ火消しの好きに安南姫を襲わせるがおそのと半蔵が待ち受け吉宗が来て斬り捨てるが仙波は逃れた。
安南姫は辰五郎から吉宗が将軍と打ち明けられ、薩摩屋敷にしのびで行き島津義貴に安南姫を会わせ言葉巧みに10年6割の減税を認めさせ、残りの4割は将軍家が持つと告げた。
吉宗らが安南姫を船に送り出すと、島津に追われた開聞党が襲うが斬り捨てた。


脚本:迫間健
監督:松尾正武

第143話:俺は天下の鼻つまみ

無頼者・車坂の権九郎(志賀勝)と不二松(うえだ峻)が女郎・琴糸(高田優子)を足抜けさせて久松(高木吉春)と船で逃がし吉原に狙われるが、見かけた吉宗(松平健)が助け金を払い、不二松はおえん(北川恵)を見つけ後を追い家を見つけた。
無役旗本・高見沢(灰地順)が勘定奉行を狙い美濃屋(加賀邦男)がおえんに指図し、辰五郎(北島三郎)と権九郎が喧嘩になるが吉宗が仲裁し、田島屋(秋山勝俊)をおえんが殺した。
権九郎に不二松はおえんの人殺しを見たと言い、吉宗は大岡(横内正)から権九郎がお助け小屋で孤児を養っていると聞き、材木問屋の似た殺しが続くとも聞き、不二松はおえんを脅し金を狙い殺された。
吉宗はおその(夏樹陽子)と半蔵(和崎俊也)からおえんが美濃屋の妾と聞き行き、おえんは美濃屋は高見沢へ言ったと聞き、権九郎が高見沢へ殴り込み囲まれたが吉宗が来て白状したおえんを証拠に咎め一味を斬り成敗し、権九郎は将軍と知った。


脚本:和久田正明
監督:松尾正武

第153話:男が火花を散らすとき

火事で町火消しと大名火消しが競い、加賀藩江戸留守居役・斉藤(田口計)が加賀鳶にめ組の辰五郎(北島三郎)が纏を立てた所に押し入ろうとしたが加賀鳶・松五郎(伊吹吾郎)が火消しの約束事と拒んだ。
吉宗(松平健)は火消しの揉め事に悩み、おその(夏樹陽子)と半蔵(和崎俊也)は寺社奉行・堀田内膳正(唐沢民賢)が斉藤と昵懇と言い、斉藤は堀田に大岡(横内正)の対応を聞き、相良重太夫(浜田晃)は松五郎を咎め斉藤が松五郎の妹・おさよ(叶和貴子)にぞっこんと言った。
おさい(春川ますみ)と加賀藩中間がおさよに言いがかり止めて喧嘩しめ組に広がり松五郎が礼に来て、吉宗と辰五郎は斉藤の出方を心配し、火事で松五郎が纏を立てるが加賀鳶は助けようとせずめ組が助け、松五郎はおさよを辰五郎に預けるが加賀藩配下に襲われめ組に辿りつき死んだ。
おそのが斉藤と堀田の付け火計画を聞き半蔵と防ぎ、斉藤はおさよを呼び出し辰五郎が止めに来るが囲まれたが吉宗が加賀藩主の書状を見せ指示と斉藤と堀田一味を成敗した。


脚本:迫間健
監督:林伸憲

第164話:心の鎖は人情(なさけ)で裂け!

甲府金山探索隠密からの連絡でおその(夏樹陽子)は不審な動きを吉宗(松平健)・大岡(横内正)に伝え、半蔵(和崎俊也)と探索指示を受け出発し、吉宗も町へ出て男とおきた(大信田礼子)が商家を脅し逆に脅されるの見た。
甲府で、荒木左内(金井信二)山に向かい尾行した半蔵は役人や流れ者や忍びに襲われ、甲府代官・牧野監物(外山高士)は用心棒・北浜小弥太(原口剛)にまた公儀隠密が来たと伝えた。
吉宗は半蔵とおそのから山の疑いを聞き向かうが、尾行して来たおきたに襲われ、おきたと北浜らが鉄砲で吉宗を捕らえ牧野は牢に入れたが、おきたは屋敷の地下での金の精錬作業を見た。
半蔵とおそのは金鉱山を見つけ規模から代官の上の黒幕を考え、吉宗が捕らえられたと聞き、おきたは代官・牧野に捕らえられ吉宗と手鎖で繋がれ野ざらしにされたが半蔵とおそのに助けられ逃げたがおきたは鉄砲の楯になり死んだ。
吉宗は半蔵とおそのと金山を見て、黒幕・建部周防守(中村竜三郎)と代官・牧野ら一味を成敗した。


脚本:和久田正明
監督:井沢雅彦

第187話:天下御免!虚無僧変化

長崎奉行・土屋掃部(波田久夫)が虚無僧・日向(今井健二)の催眠術で殺害され、与力・内藤兵庫(長塚京三)が江戸の老中・小笠原図書頭(北村英三)に訴えるが無視され姿を消した。
江戸で多数の娘が姿を消し、小笠原は次の長崎奉行に日下部大学(田中浩)を推薦し三宅外記(小林勝彦)が取り入り、おまち(岐邑美沙子)が虚無僧に眠らせられかけ辰五郎(北島三郎)らが目を覚まさせ、慈善家とされた大村屋(南原宏治)は土屋との面識ないと言い、おくみ(風見りつ子)が寝込み虚無僧に誘い出されるのを「め」組衆が見た。
半蔵(和崎俊也)とおその(夏樹陽子)は日下部の悪い評判と土屋が潔癖で商人の誘いを断り大村屋が含まれる報告し、虚無僧はおくみを誘拐した、
吉宗(松平健)は虚無僧寺の下総・一周寺に調べに行き、虚無僧になった内藤から誘拐は無関係と聞き、1日のみ一周寺支配の虚無僧を止めると伝え、吉宗・半蔵・おそのは虚無僧・日向一味を見つけ斬った。
大村屋と日下部が船で攫った娘を運ぶ計画するが、吉宗らと内藤が阻止して一味を成敗した。


脚本:迫間健
監督:松尾正武

第202話:ずっこけ勘八功名噺

甲府城金蔵に盗賊が入り、宿場役人・安斉勘八(ハナ肇)は妻・いし(北川恵)から取締を聞くが無関係を祈り、甲府支配・二階堂但馬(御木本伸介)は隠す為に十時軍兵衛(剣持伴紀)に巡検使を探しを命じ、半蔵(和崎俊也)とおその(夏樹陽子)が甲府に向かい吉宗(松平健)も追った。
襲われ逃げた半蔵とおそのは途方に暮れる勘八に会い、配下・斗六(うえずみのる)から川止めの仲に盗賊が混じっていると聞き如何にそれ以外を離すか悩むと吉宗が来て、芸事が得意なら利用しようと言われ奉行所の役人に化けた盗賊になりすます事になった。
勘八と斗六は、虚無僧が入ったばかりの船止め小屋に行き一組事に事情を聞くと連れだし、盗賊だけになると踏み込むが反撃されるが虚無僧に化けた吉宗が盗賊一味を捕らえ、そこに軍兵衛が来るが引き渡しを拒んだ。
大岡(横内正)が巡検使として来て、軍兵衛が盗賊を使い金蔵の金を運ばせ領外で始末する企みを知り、吉宗らは二階堂と軍兵衛が金を運ぶ所に現れ一味を成敗した。


脚本:迫間健
監督:松尾正武

第207話(最終回):しばし名残の八百八町

中山道碓井関所で直訴を目指す治助(加藤嘉)が関所代官・佐竹伝八郎(中田博久)や助十(山岡徹也)の罠で関所破りにされ、辰五郎(北島三郎)は治助の訪問を受け目的を聞いたが、代官・木幡将監(川辺久造)が送った半次(平泉征)・周六(成瀬正)・甚左(芦田鉄雄)に捕らわれた。
吉宗(松平健)は半蔵(和崎俊也)とおその(夏樹陽子)を碓井に送り、国送りの治助を追って旅に出た辰五郎を追った。
松井田宿で半次は利兵衛(河合紘司)を騙し辰五郎が治助を裏切った噂を流すが、後で来た辰五郎が解いて利兵衛を見方にし、合流した吉宗と治助の家の娘・おきく(小椋寛子)に会うと誤解で襲われたが半次を捕らえ白状させた。
吉宗と半次は佐竹らに襲われ半次は弓で撃たれたが、代官・佐竹にに半蔵とおそのと利兵衛らと討ち入り助け、代官・木幡に乗り込み一味を斬り治助を助け謝った。
吉宗は町に繰り出すのを控えて享保の改革の実現の為に御定書百箇条に着手した。


脚本:迫間健
監督:井沢雅彦

感想:

207話の中の28話の選集だが、多様な内容と定番の形が出来ている。
4年以上だが、これから続くシリーズの幕開けだった。

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