「まっつぐ・鎌倉河岸捕物控」

キャスト

政次(橘慶太):呉服屋松阪屋手代
亮吉(中尾明慶):金座裏の宗五郎親分の元で働く新米の手先。
彦四郎(小柳友):船宿の船頭。
しほ(柳生みゆ):酒問屋豊島屋に勤める看板娘。
宗五郎(松平健):江戸で一番古手の十手持ち、金座裏の9代目親分。
おみつ(南野陽子):宗五郎の女房。
八百亀(苅谷俊介):金座裏で先代から勤める番頭格の手先。
下駄貫(前田健):八百亀に次ぐ年季の入った手先
常丸(嘉島典俊):金座裏に住み込む手先
寺坂毅一郎(山田純大):北町奉行所の定廻り同心。
松阪屋松六(山本學):江戸有数の呉服問屋松阪屋のご隠居。
由左衛門(大浦龍宇一):松六から店を受け継いだ松阪屋10代目主人。
おれん(児玉絹世):松阪屋のわがまま娘
宣太郎(石倉三郎):常盤町の十手持ち。
おとせ(猫背椿):豊島屋清蔵の内儀。
豊島屋清蔵(竹中直人):酒問屋豊島屋の主。

スタッフ

原作:佐伯泰英「鎌倉河岸捕物控」
脚本:尾西兼一
演出:清水一彦・笠浦友愛・周山誠弘

第1回:カタキ討ち:2010年4月17日:73m

寛政9年(1797)初春の江戸は鎌倉河岸で酒問屋豊島屋で看板娘・しほ(柳生みゆ)が人気で主人・豊島屋清蔵(竹中直人)に呉服屋松阪屋手代・政次(橘慶太)が松阪屋主人と娘・おれん(児玉絹世)の到着を告げ、金座裏の手先・亮吉(中尾明慶)と船宿の船頭・彦四郎(小柳友)が来た。
暴れ者を亮吉と政次が争うと金座裏の9代目親分・宗五郎(松平健)が捕らえると、常盤町の親分・宣太郎(石倉三郎)が自分の縄張りの掏摸・ましらの楽太郎だと引取ると言うと金座裏番頭格・八百亀(苅谷俊介)が文句を言うと、おれんが政次を呼び松阪屋隠居・松阪屋松六(山本學)が来て納めた。
おれんが政次を連れて帰り、しほが夜にむじな長屋に帰りせつ(広岡由里子)と娘・うめ(下江莉菜)が迎え、父・江富文之進(堀部圭亮)が金に困らないと言い、金座裏の宗五郎の家で女房・おみつ(南野陽子)が手先を呼びお花婆さん(小林トシ江)が食事を下駄貫(前田健)や常丸(嘉島典俊)や亮吉や伝次(寺井文孝)や波太郎(石塚義之)に出し跡取りがないのが宗五郎の悩みだった。
本船町加賀湯で文之進が殺され、亮吉がしほを現場の宗五郎に連れ北町奉行所同心・寺坂毅一郎(山田純大)が御家人と梅の鉢で揉め斬られたと言い、政次と亮吉と彦四郎がしほを励まし、日本橋松坂屋で政次がおれんに文句を言い、寺坂と宗五郎が御家人が市川金之丞(池内万作)で梅の借り賃のいざこざと言い、しほは母遺品で脇差しと武州川越藩・村上の名を見つけ、政次は松阪屋10代目主人・由左衛門(大浦龍宇一)から武州川越への用事を言われ、宗五郎や八百亀は亮吉からしほが曰く付きと聞き、八百亀が市川の動きが変と言った。
政次は番頭と川越松前家へ行き、宗五郎は寺坂から市川が賄賂でお構えなしと聞き八百亀が市川が薬研掘りに屋敷を買い浪人を雇い盆栽の店を出すと調べ、清蔵が妻・おとせ(猫背椿)に嘆き、政次が松前家隠居・末(二宮さよ子)と話し久保田と村上を聞くと話せば危険と聞き、宗五郎とおみつと亮吉と彦四郎に政次がしほの両親が許嫁だが家老の横槍で逃げ家老や商人や父の死が続き隠居・末がしほに川越を忘れろと伝えてくれと言った。
市川がしほに声を掛けると断り、宗五郎が制止し、政次は不満を告げ亮吉と彦四郎に仇討ちをすると告げ、市川に恨みを持つ者を探し香具師・乾三(木村栄)に市川と争わせ、しほが証文を返して貰いに市川を訪ね、政次らが騒ぎを起こし市川が自分の刀で死に、宗五郎は復讐を見て見逃すが4人を諭した。
川越から田崎(真砂こう太)が来て寺坂と宗五郎に、しほの両親が逃げる時に老中と豪商との取引を見て斬り殺し、不正の証拠を持って逃げたと言った。


脚本:尾西兼一
演出:清水一彦

第2回:父母の秘密:2010年5月1日:28m

豊島屋で働くしほ(柳生みゆ)に彦四郎(小柳友)と亮吉(中尾明慶)が藍屋の手代・太助を連れると、豊島屋清蔵(竹中直人)が男女2人の荒稼ぎが出ていると言い、しほが長屋に帰ると武家が家捜しし捕らえようとすると政次(橘慶太)が助けたが川越の関係者と考え、宗五郎(松平健)とおみつ(南野陽子)に連れて預け事情を聞いた。
太助が女に会い見とれると男に襲われ金を奪われ身投げし、宗五郎が行くと宣太郎(石倉三郎)が出ばり、八百亀(苅谷俊介)が宣太郎が派手に動くと言い、宗五郎は政次を囮にして犯人を捕らえようと松阪屋松六(山本學)と由左衛門(大浦龍宇一)に頼むと政次は受け、夕方に掛け取りを始めた。
寺坂毅一郎(山田純大)が田崎(真砂こう太)と若い武士・園村辰一郎(石黒英雄)を連れてしほの従兄弟と宗五郎としほを訪ね、辰一郎は藩の不正を正すためしほの両親の不正の証拠を頼み、似顔絵を描き犯人が判るが証拠は判らなかった。
政次は犯人に会わず独断で動き見張りがまかれ、男女2人に襲われたが宣太郎(石倉三郎)が捕らえ、勝手に動いた政次に宗五郎が目がね違いと言った。


脚本:尾西兼一
演出:清水一彦

第3回:金座裏が動く:2010年5月8日:28m

しほ(柳生みゆ)が宗五郎(松平健)とおみつ(南野陽子)の家に住み込み、亮吉(中尾明慶)ら下っぴきが多数住み込み、辰一郎(石黒英雄)が訪ねしほに川越藩帰ると告げ宗五郎に訳を伝え、しほが何か不正の証拠を隠していると言った。
政次(橘慶太)と彦四郎(小柳友)と亮吉とが豊島屋清蔵(竹中直人)の店で話し、政次がしほを送って帰ると川越藩の武士に襲われ、政次が抵抗し駆けつけた宗五郎が助け素手で武士に向かった政次の度胸に感心し、松阪屋・松六(山本學)と由左衛門(大浦龍宇一)に政次を金座裏の跡継ぎにもらいたいと言い、おれん(児玉絹世)が政次に告げた。
しほの両親の遺品の絵の中から川越藩の不正の証拠を見つけ、宗五郎は寺坂毅一郎(山田純大)に知らせ辰一郎に渡し、宗五郎は辰一郎と藩主・松平直恒(堀内正美)に知らせるべきと川越に行き、藩主に会い家老・根島伝兵衛(若松俊秀)の不正を町に行き自分の目で確かめるよう勧め、藩主は家老と武州屋(エド山口)の不正の現場を目撃し家老派を一掃した。 豊島屋に宗五郎が戻り、一件落着を話した。


脚本:尾西兼一
演出:清水一彦

第4回:十四年前の亡霊:2010年5月22日:28m

松阪屋・松六(山本學)が政次(橘慶太)を連れ墓参りに行き、宗五郎(松平健)と辰一郎(石黒英雄)が豊島屋清蔵(竹中直人)とおとせ(猫背椿)の店のしほ(柳生みゆ)を訪ねると彦四郎(小柳友)と亮吉(中尾明慶)も居て家の復興の意向を尋ね、松六と政次は昔居た屋敷を訪ね武士に襲われが政次の機転で助けに逃げた。
おみつ(南野陽子)としほが家の復興を話すと、下駄貫(前田健)が宗五郎に松六が襲われたと連絡し寺坂毅一郎(山田純大)と会うと、松六は命は助かるが頭を打ち目を覚まさず、政次は宗五郎と毅一郎を現場に案内し屋敷を調べ死者を見つけ、3人に襲われたと政次は考えた、松六は松阪屋に戻るが記憶喪失になった。
政次は松六がお参りした墓に行き、僧侶・照念(上田耕一)に会い14年前に賄賂三昧の老中・植村(吉中六)を諌めた旗本・新山善右衛門(須田邦裕)が闇討ちに遭い松六が葬ったと分かり、政次は宗五郎と寺坂に知らせ、宗五郎は政次としほに月形大膳(信太昌之)と金蔵(瀬野和紀)と覆面武家の似顔絵を作らせ、松六が襲われるのを守ると言った。 松六が松阪屋から姿を消し、政次は松六が書き残した判じ物を持ち必死に探した。


脚本:尾西兼一
演出:笠浦友愛

第5回:政次、奔(はし)る:2010年5月29日:28m

政次(橘慶太)は松六(山本學)を探し、おみつ(南野陽子)が下っぴきに松六探しを命じしほ(柳生みゆ)の似顔絵を持ち出かけ、政次は松六が襲われた屋敷に来て探し判じ絵を見つけると月形大膳(信太昌之)と金蔵(瀬野和紀)に会うが逃げた。
由左衛門(大浦龍宇一)が宗五郎(松平健)に14年前の事件を話し、寺坂(山田純大)が死んでいたのが旗本・飯田常春(伊寄充則)と知らせ姉・染が殺された新山善右衛門(須田邦裕)の遺児が居ると言い、政次は判じ物を読み解き場所を知り松六を探した。
宗五郎(松平健)は常春の母・富(白川和子)から新山屋敷で松六に会うと聞き、新山の遺児・麟太郎(私市夢太)を聞き、高田村で飯田麟太郎の住処を聞き松六を見つけると、宗五郎と会うと静岡たく馬(市川勇)ら武士の一団が現れ松六と麟太郎を襲うが、寺坂と捕り方が駆けつけ一団を捕らえた。
数日後、松六は宗五郎を呼び出し、政次に松阪屋を辞めて宗五郎に預けると言った。


脚本:尾西兼一
演出:笠浦友愛

第6回:初手柄:2010年6月12日:28m

松六(山本學)は政次(橘慶太)に付き添い宗五郎(松平健)の家に行き預けると先輩らとおみつ(南野陽子)としほ(柳生みゆ)に話し、八百亀(苅谷俊介)や下駄貫(前田健)や亮吉(中尾明慶)らの弟分になり家に住み込みしほが店に戻った。
宗五郎と政次は豊島屋で寺坂(山田純大)に伝え、清蔵(竹中直人)とおとせ(猫背椿)が驚き、亮吉はしほと彦四郎(小柳友)に話し、政次は子供の掏摸を見つけたが京太郎(石田卓也)は訴状を掏られた事を隠し去り政次が尾行し旅籠を突きとめた。
亮吉はしほに似顔絵を描かせ、辰一郎(石黒英雄)は川越で叔母がしほの婿を探し自分もその1人と言い、政次は峰太郎と作造(有福正志)との宿帳を告げるが亮吉は京太郎と呼ばれたと言い政次は訳ありと言い、宗五郎の指示で子供の掏摸を探し庄太(宮坂健太)の母・さと(弘中麻紀)から話しを聞き見つけ追うと宣太郎(石倉三郎)親分にぶつかり亮吉と政次が謝り引取り、宗五郎に連れた。
宗五郎が京太郎と作造が、駿州のヤクザ・竹松(赤星昇一郎)とぐるの代官がが村人を搾取し藩主に直訴に来たが訴状を掏られ、亮吉は庄太が巽の権造(武野功雄)に脅され掏り権造は竹松の弟分のヤクザと聞き、宗五郎らが権造に乗り込むと手元に無いと聞き京太郎の宿を告げ去った。
宗五郎と政次と亮吉は、京太郎の宿に竹松と権造をおびき出し宗五郎と寺坂が捕縛して訴状を取り戻した、翌夜に豊島屋で宗五郎らが貸し切りのみ庄太は豊島屋で働くが、彦四郎は清蔵(竹中直人)から、亮吉は下駄貫から政次が宗五郎の跡継ぎと言われた。


脚本:尾西兼一
演出:笠浦友愛

第7回:亮吉 失踪:2010年6月19日:28m

下駄貫(前田健)から政次(橘慶太)が宗五郎(松平健)の跡を継ぐと聞いた亮吉(中尾明慶)は母・おせつ(広岡由里子)と妹に送られ傷を負った小鳥を持って出かけ、八百亀(苅谷俊介)と政次ら金座裏は枕探しの女を探し事件はおえい(長澤奈央)が男を船に誘い薬で眠らせ金を盗む物で、宗五郎は亮吉の様子が変と聞き、しほ(柳生みゆ)が怪我の小鳥を預かり来て、八百亀と政次が大工棟梁・彰五郎(山本紀彦)と弟子・磯次(西村雄正)を連れおえいに磯次が500両の借金返済証文を奪われ金貸し・讃岐屋善兵衛(阿南健治)が証文割り引きと金を要求し出所は言わず、借りたのは小円寺住職・禅永で、宗五郎は人相書と違うと聞き、政次にしほに人相書を書くように命じた。
人相書はおえいではなく、政次は宗五郎に大金を狙うおえいを騙る犯行と告げ、宗五郎は手下に讃岐屋の捜索を命じ、政次は亮吉が居ない事を気にし彦四郎(小柳友)としほはお角違いと言い、金座裏は讃岐屋を張り妻・おたつ(宮田早苗)を政次らが尾行し、寺坂(山田純大)が加わり善兵衛が元番頭で先代が一服盛られた噂がありその後に主人になり、浪人やニセ坊主が出入りし賭場の噂もあった。
宗五郎はしほと小円寺の禅永(井出らっきょ)に会い借金を持ちだすと讃岐屋を言われ、しほが似顔絵を描くと磯次は会った住職が違うと言い、下駄貫らは宣太郎(石倉三郎)親分がおえいを捕らえるのを見、宗五郎は似顔絵の女が善兵衛の妾・おきぬ(磯山さやか)と知り探らせた。
磯次が見た禅永がニセ坊主の眼斎(大島宇三郎)で政次らが尾行し妾宅に行きおきぬを脅し、政次の案で善兵衛とおたつを別々に妾宅に呼び出し、善兵衛とおたつとおきぬが眼斎の前で痴話喧嘩を始め、騒動に宗五郎の手先が善兵衛らを捕らえた。
亮吉は床下で、盗賊が宗五郎を殺し金座を襲う話しを聞いた。


脚本:尾西兼一
演出:周山誠弘

第8回:金座 襲撃:2010年6月26日:28m

板橋で亮吉(中尾明慶)は丹三(山口粧太)が平岩宣十郎(武智健二)に宗五郎を殺し金座を襲う話しを聞き老人と娘から食事を貰い、宗五郎(松平健)が御金改役・後藤庄三郎(真実一路)に金座の手代・助蔵(石井啓太)が板橋で殺され調べを命じられ常丸(嘉島典俊)と政次(橘慶太)を行かせ宗五郎は板橋で死体を見て武家の仕業と知った。
おみつ(南野陽子)は豊島屋でしほ(柳生みゆ)と清蔵(竹中直人)と彦四郎(小柳友)から亮吉と会った征左衛門(野村昇史)と娘・みよ(磯野光沙)に会い、政次と常丸は旅籠で女中・秋世(大村彩子)から助蔵が訪ねたと聞き幼馴染みで急に来て昔金座に居た丹三に会い何かを頼まれたと聞き、金座裏で宗五郎に伝えしほが丹三に似顔絵を描いた。
亮吉は平岩の名を聞き浪人を尾行し、政次と常丸は板橋・寿福寺で彦四郎と会い居たが消え寺男(平尾仁)から拾浄寺で丹三を見たと聞き、亮吉は張り込み瓢箪の猪左衛門(ベンガル)が来て浅草に移り宗五郎始末を言い亮吉を捕らえ、政次と常丸と彦四郎は寿福寺で八百亀(苅谷俊介)や下駄貫(前田健)から逃げたと聞くが政次は手拭いの亮吉のメモを発見し、宗五郎と寺坂(山田純大)が猪左衛門は宗五郎が捕らえ島送りしたが島抜けし命を狙うと知った。
宗五郎は平岩に狙われ斬り合い、政次は逃げた平岩を尾行し、宗五郎一味が隠れ家を包囲すると猪左衛門は亮吉を人質にするが隠れていた政次が亮吉を救い、宗五郎らが猪左衛門一味を捕らえ、宗五郎が亮吉に手柄だと言った。


脚本:尾西兼一
演出:周山誠弘

第9回:引札屋おもん:2010年7月3日:28m

豊島屋清蔵(竹中直人)が引札屋おもん(佐藤藍子)と知合いになり有頂天になり、亮吉(中尾明慶)と政次(橘慶太)は豊島屋でしほ(柳生みゆ)と彦四郎(小柳友)と会い清蔵がおとせ(猫背椿)に引札を作ろうと言た。
政次と亮吉と彦四郎としほは帰途に刺された女を見つけ、宗五郎(松平健)とおみつ(南野陽子)に呼び出し状を見せ死ぬ前に和吉と言ったと告げ、しほの似顔絵で女の身元を探し、清蔵はおもんに引札を頼み、八百亀(苅谷俊介)と政次が建具師親方・華平(ダンカン)と仲蔵(高橋宇無)に会い凶器が弟子の和吉(里中隼人)と聞き、寺坂(山田純大)に知らせた。
一番弟子の仲蔵は和吉も親方の娘・おえみ(レナ)を好いていたと言い、園村(石黒英雄)が豊島屋で清蔵と引札屋おもんを見たと言い、清蔵はおもんと引札の件で会い、金座裏では仲蔵に別の女・お糸がいて疑い宗五郎は仲蔵を狙う和吉を誘いだそうとした。
仲蔵が手紙で誘い出されると、和吉が来て仲蔵がおゆみを殺したと言い、喧嘩になると金座裏の面々が来て和吉を止めて、仲蔵を捕らえた。
清蔵はおもんに出かけ、船に誘った。


脚本:尾西兼一
演出:清水一彦

第10回:清蔵の恋:2010年7月17日:28m

豊島屋清蔵(竹中直人)と引札屋おもん(佐藤藍子)は屋形船で引札を打ち合わせ金を渡し、恋仲になり後見を頼まれ、政次(橘慶太)と亮吉(中尾明慶)と彦四郎(小柳友)としほ(柳生みゆ)は夜桜で飲み亮吉は清蔵を疑い、松阪屋松六(山本學)が宗五郎(松平健)に清蔵とおもんの仲を相談し、宗五郎に寺坂(山田純大)が寺社奉行配下探索方・飯干正太郎(尾美としのり)を連れて訪ね、千社札を小石川安寿院で葵の御紋の上に佃屋与五郎(原金太郎)の千社札が貼られ、佃屋は否定したが謹慎させられた。
彦四郎は武家を船で運び清蔵とおもんを見て、金座裏は大店が旗本から千社札を貼ると脅されている噂を聞き政次は狙いが金と考え下駄貫(前田健)が無視するが調べ、彦四郎としほがおみつ(南野陽子)び相談すると放って置くと言われ、宗五郎はおもんを訪ね千社札の作者を聞き菊造と聞き出し帰り、おもんは宗五郎の用事が捜査以外もと感じた。
政次と亮吉らが大店が強請られていたと宗五郎に言い、旗本らが千社札を作らせたと言い松阪屋も狙われつと知れ、旗本・北村季唯(大鶴義丹)と用人・市岡幸兵衛(櫻庭博道)が来ると飯干と武士に化けた政次が来て取り押えた。 おもんは清蔵に別れの手紙を残して京に旅立った。


脚本:尾西兼一
演出:笠浦友愛

第11回:日和下駄:2010年7月31日:28m

女を強請った治助(若山慎)がおしまに刺し殺され日和下駄が片方残され、下駄貫(前田健)は豊島屋で清蔵(竹中直人)と亮吉(中尾明慶)と彦四郎(小柳友)としほ(柳生みゆ)らが、政次(橘慶太)におれん(児玉絹世)が弁当を食べさせるのを見て一波乱有ると予想し、おれんが怒って逃げ出した。
政次と亮吉は八百亀(苅谷俊介)らの調べる殺害現場に行き遺留品を見て推理し、死人が治助と知り、政次と亮吉は包丁の出場所を見つけるが盗まれたもので、宗五郎(松平健)と寺坂(山田純大)は報告を受け計画的と考え、治助を捕らえたことのある宣太郎(石倉三郎)からえびす楼のよね(岡野真那美)を聞き、おしま(山田まりや)が治助に苦界に沈められ恨んでいたと突きとめた。
政次と亮吉が八百亀と下駄貫に尾張屋十右衛門(山崎海童)がおしまを身請けしたと告げ、豊島屋で清蔵と松六(山本學)とおみつ(南野陽子)とおとせ(猫背椿)に政次にやっかむ相手を聞き宗五郎の考えを相談し、下駄貫が政次をぼやき娘・夏世(秋山菜々)が止めると荒れた。
尾張屋が帰り、おしまがもう一方の日和下駄を川に捨てようとすると政次と亮吉が取り押さえ、おしまは治助殺しを白状した。


脚本:尾西兼一
演出:誠弘

第12回:下駄貫の意地:2010年8月7日:28m

下駄貫(前田健)は政次(橘慶太)が宗五郎(松平健)の跡継ぎになりそうで反発し、下っ引きらと酒を飲み、五人組の引ったくりが豊島屋に乗り込み清蔵(竹中直人)と揉めると彦四郎(小柳友)らが来てしほ(柳生みゆ)が助けを求めると外で盗みを働き、政次と亮吉(中尾明慶)が追うが逃がし、しほが似顔絵を描いた。
襲われた老婆を亮吉と彦四郎としほが船で送り、政次が宗五郎と寺坂(山田純大)に告げ捜査を言われ、八百亀(苅谷俊介)とおみつ(南野陽子)と宗五郎と寺坂が下駄貫の態度を気にかけ、下駄貫を娘・夏世(秋山菜々)がなだめた。
松阪屋のおれん(児玉絹世)と助けた宣太郎(石倉三郎)が5人組に襲われ刺され、下駄貫が後をつけ、政次が寝込んだおれんを見て松六(山本學)や寺坂が捕らえろと言い、下駄貫が五人組を見つけたが独りで乗り込み、品川の料理屋息子・春太郎(中山卓也)が首領格と知り取り押さえようとするが逆に見つかり刺し殺され十手を奪われた。
翌朝に金座裏の宗五郎らが下駄貫が殺されと知らされ書き残した春太郎の名を知り、政次は自分のせいだと夏世に謝ると岡っ引きが好きでそれを全うし政次を認めていたと言い、金座裏や豊島屋の面々は犯人の逮捕を誓った。


脚本:尾西兼一
演出:周山誠弘

最終回(第13回):若親分誕生:2010年8月14日:28m

金座裏でおみつ(南野陽子)らが下駄貫(前田健)を弔い、寺坂(山田純大)と宗五郎(松平健)に八百亀(苅谷俊介)が犯人が品川の料理屋息子・春太郎(中山卓也)ら五人組だと伝え、下駄貫の葬儀後に政次(橘慶太)は独りで下駄貫の敵討ちに行こうとするがしほ(柳生みゆ)が自惚れだと言うと亮吉(中尾明慶)らも同意し皆が探索と言った。
亮吉らは政次の指図で探索を行うと言い、政次は春太郎(中山卓也)らが立ち寄る先を探しに向かい、松六(山本學)や清蔵(竹中直人)がおれん(児玉絹世)を見舞い政次らが探索を噂し、彦四郎(小柳友)はしほがおれんと政次の為に百度を踏むのを見た。
政次と亮吉は品川の料理屋松屋で祖母・つた(長内実那子)から春太郎が仲間にそそのかされていると聞き、甘やかされて育ったと知り、高飛び前に春太郎の祖母の家に来るとにらみ宗五郎の指図で見張り場を借り、遠州屋(岩田丸)が十手で脅す五人組に狙われ、3人が見つかり彦四郎と金座裏連中が捕らえ、政次と亮吉が待ち伏せると春太郎らが現れ、乱闘の末に寺坂と八百亀(苅谷俊介)らが来て捕らえた。
おれん(児玉絹世)が気がつき、政次ら金座裏一同は下駄貫を弔い夏世(秋山菜々)から励まされ、金座裏に松六や清蔵が呼ばれ宗五郎が手先たちの前で政次を養子にして金座裏の十代目を継がせると言った。


脚本:尾西兼一
演出:清水一彦

感想:

感想: 幼馴染み3人プラス1が成長しながらそれぞれの道を進む。
今は少ない30分捕り物と、複数回繋がりが混ざる。
捜索過程を省く事でめりはりが付く構成だ。

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