「江戸の用心棒:1」

キャスト

朝霞清三郎(高橋英樹):浪人(江戸の用心棒)
新次(船越栄一郎)
小雪(牛島ゆうき):清三郎の娘
お俊(黒田福美):小料理屋女将
桂木道庵(谷啓)
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おたか(八千草薫)(-7話まで):口入屋・主
久兵衛(奥村公延)(-7話まで):口入屋・使用人
おさん(門田麻希)(-8話まで)
おりは(高樹沙耶)(-9話まで):謎の女(清三郎を手伝う)
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おみつ(岩井由紀子)(10話から)
友吉(原田和彦)(10話から):口入屋・使用人
おはま(うつみ宮土理)(10話から):口入屋・女将


まだ放送回数が多かった時期の作品だが、なんと10話より前に大幅な登場人物=出演者の入れ替わりがある。
小料理屋のメンバーはほぼ変わらないが、口入れ屋のメンバー総入れ替えになり、謎の手助け者・おりはが消えた。
口入れ屋の交代でやりとりが喜劇的になり、おりはの担当を小料理屋のメンバーが行う事になり、こちらも性格が変わって行く。

スタッフ

脚本:柴英三郎・田上雄・中野顕彰・蔵元三四郎・和久田正明・塙五郎・田村多津夫・志村正浩・胡桃哲・藤井邦夫・鈴木生朗・渡辺善則・いずみ玲・ちゃき克彰・峯尾基三
監督:池広一夫・金鐘守・関本郁夫・小野田嘉幹・小澤啓一・斎藤光正・原田雄一・井上泰治
1994年4月12日-1995年3月7日

1:ガマの油とブリ大根

ガマの油売り浪人・大木勘兵衛(渡辺哲)が浪人に襲われ長屋の住人が騒ぎ逃げた。
朝霞清三郎(高橋英樹)と口入屋の辰己屋・久兵衛(奥村公延)は女性踊り(青田典子・藤原理恵・藤森夕子・原田徳子)の仕事を世話するが、お峰(東啓子)が来て用心棒を雇いたいが費用があわないが、おたか(八千草薫)が気にし清三郎が用心棒になった。
勘兵衛が襲われ清三郎が助けるが、奉行所の橋爪格之進(原口剛)が邪魔をした。
清三郎は仕事で小雪(牛島ゆうき)との約束を守れず、おりは(高樹沙耶)を訪ねた。
桂木道庵(谷啓)と新次(船越栄一郎)がお俊(黒田福美)の店で飲んでいると、清三郎が浪人の身元探しを新次に頼んだ。
お峰の気持は勘兵衛に伝わらず、清三郎は勘兵衛の刀に刃がないと示し話を聞き幼少の体験が原因で勘当されたと語った。
新次が浪人の身元を知り、材木問屋・出羽屋軍兵衛(睦五朗)に出入りしており、出羽屋では木場での悪事を木曽屋(久賀大雅)と飛騨屋(浜田雄史)が話し、断るが清三郎が浪人の事で乗り込み、おりはに会い弟子に注意した。
浪人の死体が見つかり、清三郎は橋爪の意見と事なり傷を疑い、橋爪と出羽屋は勘兵衛の処理を相談し、おりはがそれを聞いた。
浪人がお峰親子をさらい、勘兵衛を呼び出し応じ斬られたが、清三郎が来て助け道庵が助け、勘兵衛が舟遊びでの計画を聞いた事を思いだした。
出羽屋と橋爪とを、清三郎は斬り捨てた。


監督:金鐘守
脚本:田上雄

2:そば一杯の用心棒

口入屋の辰己屋・久兵衛(奥村公延)とおたか(八千草薫)に新次(船越栄一郎)がそば一杯の用心棒を頼みに来て、天狗山一党を目撃したそば屋・与平(すまけい)を口止めし、新次は奉行所に乗り込んだが管轄違いで断られた。
清三郎(高橋英樹)が引き受け、お俊(黒田福美)と桂木道庵(谷啓)が聞き、天狗山で山岡玄蔵(伊藤高)が北沢幸太郎(六浦誠)に与平殺害を命じた。
与平は金の無い親子から金を取らず、黒川(伊東達広)は幸太郎に清三郎は強いと言うが斬り込むが防ぎ同心(荻原郁三)に追われた幸太郎はおりは(高樹沙耶)の部屋に逃げ込んだ。
母が幸太郎を呼び止めるが聞かずおさん(門田麻希)が気づき、おたかと清三郎が手当てしまだ間に合うと言い、黒川は幸太郎に抜けろと言い、新次は世直しは嘘と言った。
そば屋に幸太郎が来ると清三郎らはそばを食べさせ、与平はお袋の味と言い、雨で店終いになり、清三郎は黒川に会い大事の前の小事で手を引けと言った。
天狗山がおりはを料亭に呼ぶと幸太郎を渡せと言うと応じた、幸太郎はおたかと清三郎を訪ねおりはを助けてくれと頼み、自分を悔いた。
おりはを料亭で笛を吹き、玄蔵が絡むと清三郎が来ておりはは幸太郎を連れて行き、玄蔵は黒川以外を与平殺しに向かわせ、黒川は斬られ清三郎に与平助けを伝え、斬り込んだ天狗一味を清三郎が防ぐが幸太郎が斬られた。
清三郎は天狗山に乗り込み一味を斬った。


監督:金鐘守
脚本:中野顕彰

3:金貸し婆の最期の一両

辰己屋・久兵衛(奥村公延)とおたか(八千草薫)に金貸し婆・おかね(園佳也子)が用心棒を頼みに来て清三郎(高橋英樹)を紹介した。
新次(船越栄一郎)がお俊(黒田福美)と桂木道庵(谷啓)に清三郎の用心棒を言い、おたかは金の方に取った家に誘い別の用心棒・袴田新左衛門(赤羽秀之)に襲わせ腕を試し、1人で金を隠し、清三郎を雑用に使い止めた。
おかねは清三郎と借金取り立てに道場破りに行き取り立て、おりは(高樹沙耶)の笛が聞こえ、道場の松前(成瀬正孝)は袴田に金の在処を聞き、桂木道庵(谷啓)の借金を待った清三郎をくびにした。
袴田はおかねの金を探し見つけるが、おかねが見つけ揉み合うが袴田の守り袋を見て、清三郎が犯人と言い捕らえられたがおたかが昨夜の居場所を知り助けた。
清三郎は袴田に会い、金を盗むために拾われた者に用心棒に入れられ、道場の奉行・及川(外山高士)を同心・佐々木(唐沢民賢)が訪ね松前の手下・袴田と金の用意と袴田殺害を告げるのを、おりはが聞いた。
清三郎はおかねを見舞い訳を聞くと、袴田の守り袋を見せ自分の子と言い、おりはが清三郎に及川と松前の悪行を伝え、佐々木が袴田と会わす条件で金を奪い斬り、清三郎が駆けつけたが袴田を頼み死に、清三郎が奉行ら一味に来て斬った。


監督:関本郁夫
脚本:蔵元三四郎

4:まやかしの花嫁衣裳

辰己屋・久兵衛(奥村公延)が新次(船越栄一郎)と遊ぶ清三郎(高橋英樹)を呼びに来て、おたか(八千草薫)は付け馬・お蝶(吉川十和子)の亭主で瓦職人・小平次(螢雪次朗)の世話でぴったりと言った。
清三郎が小平次とお蝶を訪ね、お蝶は頼み仕事に出かけ、頭領・銀蔵(立川三貴)が来て、瓦屋・丸屋の娘・お蝶と銀蔵の弟弟子・小平次が駆け落ちし、お蝶の父の死後に家に戻ったが2月前に小平次が足を滑らし屋根から落ちたと言った。
神谷十内(五味龍太郎)が小平次の命を狙い、清三郎が助け小平次は覚えがなく、久兵衛は先代が大川に落ち死んだと言い、小平次が抜けだすと玄徳(岡田正典)が命を狙うが清三郎が助け、新次(船越栄一郎)に見張りを頼んだ。
お蝶は奉行が銀蔵に大きな仕事を頼むのをみて、清三郎はおりは(高樹沙耶)に人探しを頼み、小平次は新次に銀蔵の所で働くのがいやで元親方の死が不審だった。
おりははつぼ八(勝野賢三)を見つけ、お蝶は銀蔵に小平次の命を狙っていると掛け合いが逆に迫られ、銀蔵はつぼ八らに小平次の命を取りお蝶との祝言を狙い、お蝶は銀蔵からの取り立てを頼まれ小平次が知り、清三郎はおりはから銀蔵を疑った。
玄徳・つぼ八らが小平次の命を狙い、銀蔵の先代殺し・小平次の怪我を言うが、清三郎が助け、お蝶の助けを頼まれた。
お蝶が丸屋に行くと銀蔵は花嫁衣裳を着る条件を出し、祝言を押しつけると清三郎が来て銀蔵一味を斬った。


監督:関本郁夫
脚本:和久田正明

5:馬の脚、めざし一匹三千両

清三郎(高橋英樹)は芝居を只見しようとして、ひいきの中村仲蔵(石倉三郎)と妻・おふみ(平淑恵)に会った。
大口屋藤兵衛(穂積隆信)が口入屋・久兵衛(奥村公延)と清三郎に用心棒を頼みに来て、おたか(八千草薫)の口添えで引き受け、昼間に味噌樽で小判を運ぶが新次(船越栄一郎)が仲間に入った。
おふみに金で妾の話を持ちかけた松吉(広瀬義宣)をやっつけるが、その間に加賀藩からの迎えを装った盗賊に白煙筒を使用して騙され奪われ、評判を落としおたかは借金で払った。
おたかは清三郎がわざと逃がしたと言い、清三郎は仲蔵に会い落ち込みを励ますが、仲蔵はおふみに役者を止めて男芸者になると言い、清三郎は市川団十郎(小泉のぼる)に役を掛け合って貰い、新次は人が見ない弁当幕の役と言い仲蔵は小判を出すが清三郎がつけた傷があり、大口屋はとぼけるが、おりは(高樹沙耶)が大口屋を見張り、藤堂左馬介(浜田晃)を訪ね小判の傷を話した。
仲蔵は役の工夫を考え雨と傘から思いつくが、藤堂が仲蔵を捕らえおふみを質に一座を罪に陥れ、南町筆頭与力・藤堂が大口屋に助けを求めたおふみを斬り、大口屋は松吉(広瀬義宣)・大場陣十郎(福本清三)に、おふみを辻斬りに見せさせるが、おりはが助け口入屋に運び道庵(谷啓)が手当てをした。
清三郎はおりはから大口屋の別宅を聞き、雨の中を乗り込み斬り・・・・・・。


監督:小野田嘉幹
脚本:塙五郎

6:哀れ! 結び文の謎

清三郎(高橋英樹)と新次(船越栄一郎)は作事奉行・神谷采女正(宮口二郎)と薬研堀の女郎を見、六実屋・駒蔵(山田吾一)と妻・お政(島村晶子)に投げ文があった。
おたか(八千草薫)と久兵衛(奥村公延)の前で小雪(牛島ゆうき)と羽子板で遊ぶ清三郎に用心棒の仕事が来た。
結び文が3通目で紅という死んだ娘の名で来て、小紫(高田有基)の怪我で用心棒を頼まれ、お俊(黒田福美)は心配した。
清三郎は同心・安川六郎太(石倉英彦)に会い、六実屋に行きぼたん(越智静香)・曙(桂木麻智)・小紫に会い清三郎を酔わせ、薄情な六実屋への3人の狂言と知った。
神谷采女正・但馬屋(幸田宗丸)・仙吉(大村波彦)が結び文の筋書きで2人を殺し奉行が入り、清三郎はぼたんから誰にも話していないと聞き、但馬屋が六実屋買収を狙っていると聞いた。
清三郎は仙吉を疑い新次に調べさせ、おりは(高樹沙耶)から薬研堀全体の買占めと調べ、ぼたんは仙吉に確かめた。
仙吉は但馬屋と繋がり、同心・安川と作事奉行・神谷が来たのを新次が見た。
おりはと新次は第二の吉原作りを聞き、安川らは六実屋を殺し、次ぎに仙吉はぼたんを狙い、清三郎は4人を斬った。


監督:小野田嘉幹
脚本:ちゃき克彰

7:清さん、女難の相あり

川波屋に忍びこんだ市助(沖田浩之)が、留守居役・梶川平左衛門(亀石征一郎)らの集まりで江坂屋惣兵衛(中田浩二)が銀の話を始めたのを聞き斬られ逃げた。
千代若(芦川よしみ)に江坂屋のヤクザが絡み清三郎(高橋英樹)が止め、辰己屋でおたか(八千草薫)と久兵衛(奥村公延)が清三郎を待ち千代若に送られてきたが、おたかと知り合いで用心棒を頼み清三郎がなった。
新次(船越栄一郎)がお俊(黒田福美)に清三郎が千代若の用心棒になったと言い、お俊と千代若がやり合い、千代若が江坂屋で市助が居ないと聞き、清三郎はヤクザを見た。
千代若は市助との出会いを死んだ弟との思い出と重ね、仕事を止めたのが不思議で、清三郎は望月小十郎(出水憲)と斬り合い、新次に調査を頼み、お俊は物の値上がりをぼやき、清三郎は急に銀相場が上がったと聞き、市助は大店の若旦那で両親が店がつぶれ自殺し江坂屋が絡んでいるとにらんだ。
市助は和尚(徳田興人)とおりは(高樹沙耶)に助けられ譫言を言い、調べ始め新次を助けた、茶屋の女将・おかつ(三浦徳子)とおたかが会い、市助が千代若に江坂屋の悪行の文を渡すが千代若が攫われ、市助は清三郎とおりはに言い残し死んだ。
清三郎らはおかつの店に目をつけ乗り込み、・・・・。
おたかは故郷の父母の病で旅だった。


監督:小澤啓一
脚本:田村多津夫

8:残酷!拝領妻

清三郎(高橋英樹)は口入れ屋の仕事し、八田敬四郎(河原崎建三)は金貸しから高利を要求され、お俊(黒田福美)の店で新次(船越栄一郎)・道庵(谷啓)・清三郎が飲み借金で夜逃げの話をしていると八田が来て送ると妻・みさと(森恵)と会った。
みさとは仕事が増えそうで幸せだと言い、黒松伊賀守(西田健)に伊勢金(山口幸生)が金を渡し、八田の借用証書を見せた。
金貸しの取り立てにみさとは命を投げ出ししのぎ、金貸し杢兵衛(日高久)が伊勢金に殺されるのをおりは(高樹沙耶)が見て、金額が多過ぎて疑問と清三郎に話した。
清三郎は八田に悩みを聞き、伊勢金からの取り立てから逃げ生まれは黒松藩でみさとは拝領妻だったが返せと言われ藩を逃げたと言った。
名取兵庫(黒部進)と大鳥助之進(柳原久仁夫)がみさとを迎えに来て、拒むと八田の脱藩を糾弾すると言い、黒松伊賀守に会ったみさとは断った。
清三郎はおりはから藩の後だてと聞き、八田が脱藩で捕らえられ、みさとは家老に連れられ、おりはは黒松藩が後だてと知り、八田は放免され、伊勢金が助けを求めに来てみさとが話を聞き、家に戻ると八田が飛びだし、会った清三郎は自害しようとしたみさとを八田と止めた。
清三郎はやり直しを言い、黒松藩武士を向かい討ち・・・・、そして藩屋敷に斬り込み・・・・。


監督:金鐘守
脚本:和久田正明

9:当たり千両富くじ娘

清三郎(高橋英樹)はおつる(佐藤友紀)から誘われたが金を渡し断った。
大吉(不破万作)は千両の富くじに当たったと、長屋衆や清三郎・新次(船越栄一郎)・道庵(谷啓)らとお俊(黒田福美)の店で騒ぎ、大吉はおつるの事をぼやくが借金の為だと新次は言った。
おつるが大吉を連れて帰り、大家(邦保)や取り巻きにもてはやされるが、清三郎は心配しおつるは声を掛けたのは初めてと言い、富くじを買う金がないと言った。
大吉が千両富くじを無くし、備州屋伊三次(小林勝彦)は決まりと言い寺社奉行・新井兼継(深江章喜)は次の回まで待つと言った。
大吉が富くじ売りの源八(井上茂)と話をし、浪人に斬られのをおつるは見たため襲われたが清三郎が助け、大吉はおつるが富くじを隠したと思い、おつるはそんな大吉では駄目と清三郎に言った。
清三郎は富くじがいかさまと疑い、大吉は源八に前日にくじを預かったと明かし、おりは(高樹沙耶)が備州屋を調べた。
女衒(真田実)が大吉におつるをかたに借金を申し出、おつるは富くじを焼き吉原に行くが、大吉は富くじを買い外れたが借金も女衒も知らないと言った。
大吉はおつると富くじと代わりに備州屋に呼び出され、当たり千両の娘と言い清三郎が助けた。


監督:金鐘守
脚本:蔵元三四郎

10:天高く死者訪れる秋

新次(船越栄一郎)・道庵(谷啓)が辰己屋の新女将に会いに行くと清三郎(高橋英樹)と小雪(牛島ゆうき)が待ち、おはま(うつみ宮土理)と友吉(原田和彦)が来た。
お俊(黒田福美)は辰己屋に入って店を、おみつ(岩井由紀子)に任す積もりだが取り立てが厳しかった。
清三郎と小雪が離れから追い出され、おはまの荷物から伝兵衛の死体が出て、南町同心・北川茂左衛門(長門裕之)が来て調べ疑いは晴れたがおはまは清三郎に調べろ言った。
おはまの前の家に行くと怪しい浪人らがいたが黒幕がいるとにらみ、上州屋が一家心中し、北川がお役ご免と言ったが村山主膳(小沢象)が勘定奉行・内藤紀伊守(長谷川明男)に連れてゆき勘定方を頼んだ。
新次は浪人が内藤屋敷に入るのを見、道庵は内藤紀伊守の借用証書がないと言い、清三郎は新次の後をつけた浪人を捕らえた。
北川は引き継ぎのない借金を無視し、清三郎を妻・八重(南田洋子)に会わせ、清三郎は内藤に金を騙し取られた者が多いと言い、唐木屋(原田清人)が内藤に直談判するが追い出され、北川は村山主膳から早田軍兵衛(石倉英彦)宛ての手紙を預かり渡し、早田は唐木屋を斬り、北川は新次や清三郎の言葉を聞かないが利用されていたと気づくが殺され、八重も自害した。
清三郎は内藤・村山らを斬り捨て・・・・・。


監督:齋藤光正
脚本:志村正浩

11:仕官の道の甘い罠

清三郎(高橋英樹)は、おはま(うつみ宮土理)から子守りの仕事に出され小雪(牛島ゆうき)が手伝うと行ったが出産だった。
司屋(北見唯一)が3両の大福大食い大会を行い、清三郎は滝川太兵衛(江藤潤)と残ったが、さよ(山本みどり)を見て勝ちを譲り、さよが滝川の仕官の準備金が出来たと礼を言った。
阿片の密輸を知った船頭・うの吉が殺され、清三郎は死体の首の傷でお俊(黒田福美)と新次(船越栄一郎)に探索を頼むが断られ、水島藩に仕官した滝川とさよに会った。
清三郎は潮の流れを調べ手拭いと粉を見つけ道庵(谷啓)が阿片と言い、新次は妹・お時(村上理子)から薬問屋・小倉屋(森章二)から高価な薬が貰えると聞き訪問すると滝川を見かけた。
新次は与力・稲村軍兵衛(井上高志)をつけると水島藩上屋敷に入り家老・鏑木兵部(西沢利明)と会うが殺され、清三郎は密輸には通詞が必要で滝川を考えた。
お俊は芸者になり稲村と小倉屋に会い阿片を匂わすと追い出され、狙われるが清三郎が助けたが犯人は消され、滝川に会い問いただした。
一家を質に悪事に荷担したが清三郎とさよに説得され出掛けるが、佐久間(笹木俊志)らに襲われ清三郎に阿片の在処を知らせ道庵に運び、清三郎は水島藩上屋敷に討ち入り・・・・。


監督:齋藤光正
脚本:胡桃哲

12:天下を分けた女の斗い

おはま(うつみ宮土理)と友吉(原田和彦)と小雪(牛島ゆうき)に起こされ清三郎(高橋英樹)は質屋・上総屋の店番に行くと姑・お勝(波乃久里子)と嫁・おしげ(五十嵐いづみ)が揉めていた。
お俊(黒田福美)とおみつ(岩井由紀子)と新次(船越栄一郎)と道庵(谷啓)に話していると、友吉が清三郎が質屋の姑と嫁に相談されそうと伝えた。
徳之助(ひかる一平)は楓(佳山まりほ)に誘惑された。
お勝が辰己屋を訪ね小雪(牛島ゆうき)に会い清三郎におしげを里に帰す相談をするが諭され、おしげがお俊の店で待っており皆の応援でお勝の愚痴を言った。
楓は徳之助に天女と言い魔性と言う。
旗本・高見沢監物(原口剛)は数寄屋坊主・寺岡宗風(佐藤京一)とその娘・楓に質屋・上総屋の徳之助を虜にしたと言い美人局が楽と言った。
お勝とおしげは徳之助に付け文を見せ迫り、清三郎に浮気の探りを相談した。
宗風が楓と徳之助を見て、数寄屋坊主の娘に手出ししたと因縁を付け金を要求し、徳之助の様子にお勝とおしげは浮気以外を感じ、清三郎に頼み徳之助が金を盗むのを止め事情を聞き、新次とお俊に調べさせ楓の男遊びと高見沢との中と他の美人局計画を知った。
清三郎にお勝が来て、お俊におしげが来てそれぞれ悩みを言って寂しいと酔った。
新次とお俊が美人局の常習を掴み、お勝・おしげ・徳之助が3千両を運び宗風に居直るが清三郎が来て止め、高見沢に斬り込み・・・・・・・。


監督:原田雄一
脚本:和久田正明

13:調子がよくてすねた奴

新次(船越栄一郎)は駕篭屋をしている清三郎(高橋英樹)に乗り、相棒の銀太(坂上忍)は金にうるさく、小雪(牛島ゆうき)が辰己屋のおはま(うつみ宮土理)に人探しを頼み清三郎が探す事になり息子・捨三(西尾塁)は父・仙七(赤城太郎)が半年前に大口屋喜平次(須永克彦)に仕事を頼み姿を消していた。
銀太は奉行所に行こうとした老人・吾平から小判を預かり追っ手が連れ帰り、新次はおみつ(岩井由紀子)とお俊(黒田福美)と人相書きを見、新次は小判を貰った老人が似ていると言い、大口屋は仙七は行方不明と言った。
銀太は首つりかけの吾平に小判をやったが偽金で吾平は捕らえられ、老人を襲った眉月(和崎俊哉)が奉行所に入り吾平を殺し、帰りを新次がつけ船宿で蔵に入り偽金を作っていた。
新次とお俊は船宿に忍び込み、蔵から死体を捨てるのを見、清三郎は偽金作りと考えた。銀太は捨三を諭していると侍が襲うが清三郎が救い、船宿の蔵に斬り込み仙七ら職人を助けた。
清三郎は眉月一味に斬り込み、・・・・・。


監督:原田雄一
脚本:蔵元三四郎

14:大奥(秘)怨み節

辰己屋はおはま(うつみ宮土理)と小雪(牛島ゆうき)が清三郎(高橋英樹)を基準に用心棒探し、結局清三郎が山城屋(川津祐介)で大奥から帰る藤尾(藤代宮奈子)の用心棒を頼まれた。
お俊(黒田福美)とおみつ(岩井由紀子)に道庵(谷啓)が医者・渡辺を紹介し、侍が道庵の代わりに医者・渡辺を連れていき懐妊と言ったが止めおかれた。
山城屋は藤尾は若年寄筆頭・立花出雲守(川合伸旺)の世話になっていると言い、医者・渡辺が帰ってこなく、道庵・新次(船越栄一郎)は立花の屋敷を突き止めた。
立花出雲守は息子・伊織を責めるが藤尾には優しい言葉をかけ、山城屋に藤尾が帰らず道庵が清三郎に立花屋敷の事を言い、立花は医者・渡辺と藤尾を桶で溺れ殺し2人が揃って見つかり、大谷が立花家には寄っていないと言い、新次が大谷の顔と2人を運び出すのを見ており偽装心中だった。
立花は町奉行・三浦刑部大輔(伊吹剛)を呼び山城屋の始末を持ちかけ、清三郎は酔った伊織に藤尾の幽霊を見せた。
数日後、三浦が山城屋の取りつぶしを謀り清三郎は山城屋の自害を止め、三浦がそれを聞き疑惑を持ち立花に掛け合いが辰己屋の取り潰しを言われた。 清三郎は立花出雲守一味に斬り込み、・・・・・・。


監督:金鐘守
脚本:志村正浩

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