「八百八町夢日記1」

キャスト

北町奉行・榊原主計頭忠之(里見浩太朗):浪人・榊夢之助
鼠小僧(次郎吉)(風間杜夫)
与力・観音寺伝蔵(長門裕之)
同心・八田真四郎(船越栄一郎)
次郎吉の恋女房・お初(未來貴子)
小料理屋の女将・おりん(中原理恵)
元盗賊・平吉(森川正太)
お松(立原ちえみ)
林備前守(佐藤慶)

第1話:1989年10月17日:娘たちを追って

北町奉行・榊原主計頭忠之(里見浩太朗)は小料理屋の女将・おりん(中原理恵)と夜に河辺を歩き身投げしようとした重蔵(谷村昌彦)を助け山形屋藤兵衛(高城淳一)に娘の5年奉公の金10両を奪われたと言い、おりんが多すぎと言うと榊原は最近似た事が続くと言った。
鼠小僧・次郎吉(風間杜夫)が女房・お初(未來貴子)といるとおりんが呼び、同心・八田真四郎(船越栄一郎)は死者を重蔵に見せると知合の与作だった。
おりんの小料理屋「はの字」には元盗賊・平吉(森川正太)とお松(立原ちえみ)が働き、奉行が町歩きする時の名・榊夢之助(里見浩太朗)とおりんと次郎吉は、山形屋に娘が多数おり探る事にした。
次郎吉が見張ると八田が山形屋に楽な仕事を頼み5両の仕事だ母(風見章子)から叱られ内容を聞くと奉行所の様子を知らせろと言われた、おりんは山形屋を尾行し隠居所に浪人と娘を見つけ重蔵に見せるとその娘もいた。
次郎吉が山形屋に乗り込み強請ると榊が来て追い出し用心棒として住み込み、山形屋は隠居所から全て移動させ、山形屋と身分の高い武士と手下・大石(出水憲司)が準備中と話し、おりんが尾行し白河若狭守(田中浩)と知り、榊が見つかると八田が番屋に連れて行った。
榊は白河が黒幕で中州に女郎町を作ろうとしていると知り、おりんと次郎吉は娘を助け出し、北町奉行・榊原は山形屋と白河を捕らえた。


脚本:小川英・中野顕彰
監督:山下耕作

第2話:10月24日:命を賭けて

武士と千太郎(小野進也)が逃げた花火師・留吉を火薬の試しで殺しまだ威力不足と話していると猟師・小助が聞き逃げて崖から落ちた。
八田(船越栄一郎)は爆発現場を調べたが痕跡が消され、小助を見つけ死ぬ前に見た事と話しを聞き、北町奉行・榊原と与力・観音寺伝蔵(長門裕之)は次に探す花火師を探すと話した。
八田は花火師を探すが見つからず、「はの字」で平吉(森川正太)が知合の花火師・半次が誘われたが断ったと聞き見つけ、榊(里見浩太朗)とおりん(中原理恵)と次郎吉(風間杜夫)は打合せ、榊が火薬職人に化け千太郎に駕篭で連れられおりんがつけたが舟に移り逃し、火薬製造所に連れこまれた。
おりんと八田は川筋の手掛かりを探し、次郎吉は千太郎をつけお時(山下智子)に会うのを見つけたがお時は何も言わず、女房・お初(未來貴子)に別の女・お近の存在と身分の高い者の下で働くと言っていたと知り、次郎吉は千太郎の部屋で見つけた名刀から高坂由良之介(川辺久造)が黒幕と知った。
おりんと八田は榊の残した手掛かりから屋敷を見つけ、高坂が千太郎に指示した火薬試しの人柱を探す指示を受け千太郎をつけお時に近づき、榊は他の職人と逃げだした。
千太郎はお時を木に縛り人柱にしたが、次郎吉が導火線を切り助け、榊は狙いが将軍暗殺と知り、北町奉行・榊原となり高坂らを捕らえた。


脚本:小川英・中野顕彰
監督:山下耕作

第3話:10月31日:盗っ人ざんげ


脚本:鈴木生朗
監督:原田雄一

第4話:11月7日:空蝉が飛んだ


脚本:小川英・山田貴美子
監督:原田雄一

第5話:11月14日:情けをかけて


脚本:小川英・蔵元三四郎
監督:斎藤光正

第6話:11月21日:女賊の恋


脚本:和久田正明
監督:斎藤光正

第7話:11月28日:闇の顔役

影の四天王が岡っ引き・嘉助を殺害し、榊(里見浩太朗)とおりん(中原理恵)と次郎吉(風間杜夫)と観音寺(長門裕之)は与力・戸崎小平太(辻萬長)を見かけ、八田(船越栄一郎)は昔に酒でしくじり代わりに行ったおりんの父が殺された。
嘉助は抜け荷を調べており残した手掛かりから、おりんと次郎吉は丁字屋清兵衛(高野真二)を調べると戸崎がいて、丁字屋は仲間の商人を集め抜け荷を行い、元締めだが背後に黒幕がいると考え、おりんが丁字屋の宴席でお銀(田中綾子)に会った。
次郎吉はお銀を匿うが、丁字屋はおりんを呼び出し闇の顔役と会い戸崎と気づき捕らわれたが、榊は戸崎の正体に気づき一味を斬り捕らえた。


脚本:鈴木生朗
監督:金鐘守

第8話:12月5日:強請

おりん(中原理恵)に叱られた平吉(森川正太)が店を飛び出し、用心棒(浜田晃)が巴屋を斬るのを見た。
榊(里見浩太朗)はおりん(中原理恵)と次郎吉(風間杜夫)に卍屋徳兵衛(遠藤太津朗)が埋め立て工事の1人占めを狙ったと思うが証拠探しを命じた。
次郎吉は平吉が目撃したと知り、おりんは徳兵衛の弱みは若い妾・お京(大宰由美子)と知り攫い、助けた芝居で榊が卍屋に用心棒で入った。
佐久間監物(波田久夫)が徳兵衛に始末を急がせ、平吉が徳兵衛と用心棒を強請り、榊が平吉を斬ったと見せかけるがばれたが次郎吉らが来て卍屋と用心棒を斬り捕らえた。
榊は黒幕・佐久間も斬り合い捕らえた。


脚本:名倉勲
監督:松尾正武

第9話:12月12日:我が子を思いて

榊(里見浩太朗)はおりん(中原理恵)と次郎吉(風間杜夫)に夜鴉一味3人が島抜けし、政吉(吉田次昭)に母・おかな(菅井きん)がいると知り、万屋宗右衛門(江見俊太郎)が一味と疑った。
万屋は3人を匿い隠し金を狙い、榊は万屋に乗り込み用心棒でいつき、おりんは万屋が船を沈めたと知るが火付け改め・猪瀬半三郎(原口剛)が尾行し、榊は猪瀬を疑った。
おかなは寝込むが政吉に会いたいと思い、政吉は母に会うために逃げて榊は助けるが先にに隠し金を掘り逃げようとして斬られ、次郎吉は偽っておかなに知らせた。
残りの2人は万屋らと手を組み隠し金を掘りに行きが無く、榊が一味を斬り捕らえた。


脚本:小川英・蔵元三四郎
監督:松尾正武

第10話:12月19日:おりん慕情

おりん(中原理恵)と平吉(森川正太)は秀之助(並木史朗)を見かけ、おりんは秀之助のお尋ね者を殺害を見たが黙っていた。
観音寺(長門裕之)は榊(里見浩太朗)にお尋ね者の死体が他にも見つかり、金を持ったお尋ね者を狙う一味の存在を考えた。
おりんは秀之助が婚礼直前に姿を消し探していて、次郎吉(風間杜夫)は闇の逃がし屋の存在を知り良遍(西山辰夫)らに近づき、榊はお尋ね者に化けて秀之助に近づいた。
小田島弾正(上田忠好)が良遍らに一時仕事を止めると言い、お尋ね者・榊を最後にすると言い、おりんは婚礼前に秀之助が居なくなった理由が自分にある事を知り、秀之助に襲われたが次郎吉がおりんを助けた。
榊は秀之助に自首を勧めるが殺され、良遍・小田島一味を斬り捕らえた。


脚本:小川英・胡桃哲
監督:金鐘守

第11話:1990年1月9日:夫婦舟浮き沈み

お甲(山本みどり)が奉行所に訴え、観音寺(長門裕之)と八田(船越栄一郎)は庄屋の夫・市太郎(横光克彦)の離縁が納得出来ないと聞き呆れるが、奉行はお甲の父・角平衛と市太郎を呼ばせ、榊(里見浩太朗)は次郎吉(風間杜夫)とおりん(中原理恵)に裏を探らせた。
川久保藤十郎(西沢利明)が配下・冬木と村の秘密を話すのを聞き榊は村へ行き、代官・村瀬十四郎(中田博久)と市太郎の話しを盗み聞き河川工事で男が取られていると聞き、奉行所で角平衛は河川工事を言い、上申書を書かせた。
榊は河川工事を調べ襲われ牢に閉じ込められ百姓が市太郎を頼りにしていて、お甲は角平衛が殺された場所で市太郎に会い事情を聞き自訴した。
おりんは隠し農地開墾を知り、榊と百姓を助け、市太郎に事情を話し、奉行は白州でお甲と市太郎のどちらも犯人でないとし、市太郎は全てを話した。
奉行は川久保・村瀬・冬木らを斬り捕らえた。


脚本:小川英・山田貴美子
監督:金鐘守

第12話:1月16日:最後の賭け

八田(船越栄一郎)は橋に爆薬を仕掛けた森山左内(長谷川明男)と坊主(木場勝己)と竜之介(鈴木喜勝)を捕らえたが黒幕を言わなかった。
3月後、榊(里見浩太朗)は次郎吉(風間杜夫)とおりん(中原理恵)に処刑が決まり最後の捜索を告げ、次郎吉が同じ牢に潜入し、おりんは左内の妻と会った。
3人は黒幕を言わないが、それぞれの身の上を話し、秋田屋(中田浩二)との出会いから世直しに乗り出した理由を述べた。
榊は秋田屋に近づき、秋田屋は元若年寄・木下主膳(黒部進)に3人は何も言わず処刑され次の後釜として榊を会わせた。
観音寺(長門裕之)と八田は3人に別々に奉行の名を書かせ、1名でも黒幕の名があれば誰とも言わず釈放と言い、結果そのようになったが、別れた坊主が襲われ次郎吉が助け左内と行くと竜之介は殺害されていた。
左内と坊主が主膳に会うと命を狙われ本心と知り、奉行が来て主膳・秋田屋一味を斬り捕らえた。


脚本:小川英・中野顕彰
監督:金鐘守

このページの先頭へ