子連れ信兵衛2

キャスト

松村信兵衛(高橋克典):浪人。剣の達人。
重助(左とん平):夜鷹そば屋
おぶん(小島梨里杏):重助の孫。
榎戸誠三郎(宮田俊哉):北町奉行所の同心。
本郷美玖(黒谷友香):本郷道場の跡取り娘
平七(鶴田忍):長屋の差配。
源吉(新井康弘):居酒屋・丸源の主で岡っ引き。
おせい(長谷直美):居酒屋・丸源の女将で源吉の妻
折笠五郎左衛門(笹野高史):折笠道場の主
小泉道仙(中村嘉葎雄):町医者。

スタッフ

演出:酒井信行・清水一彦
脚本:いずみ玲
原作:山本周五郎「人情裏長屋」

第1回「女剣士と子育て侍」2016年11月11日

長屋「十六店」で浪人・松村信兵衛(高橋克典)は預かった赤ん坊・鶴之助を蕎麦屋の屋台をひき育て、おぶん(小島梨里杏)ら長屋の仲間の助けを借り鶴之助は成長し、居酒屋・丸源で重助(左とん平)が蕎麦を打ち主人で岡っ引き・源吉(新井康弘)と源吉の妻・おせい(長谷直美)が感心し、皆が物の値上がりをぼやき、信兵衛は剣術道場師範の折笠五郎左衛門(笹野高史)に頼まれ道場破りに本郷道場に行くと道場主は女剣士で本郷美玖(黒谷友香)から父から引き継いだ道場と聞いた。
信兵衛は道場の跡取りを決めると聞き美玖に負けたが、門弟から父の借金を聞き同情するが逆に呆れられ、折笠から父が御前試合の相手事情を聞き美玖に同情したと聞いた、長屋の差配・平七(鶴田忍)が取り立て息子が勤め先の金を使い込んだと聞き調べると詐欺に遇ったと判った、源吉と北町奉行所の同心・榎戸誠三郎(宮田俊哉)からよく有る手口と聞いた。
信兵衛は美玖と男の逢い引きを見た、折笠が美玖に助けたいと言うと道場を守る積もりはなく相思相愛の男が店を出す援助をしたいと聞き、信兵衛は源吉と榎戸から男がたらし屋助次郎で詐欺の元締めと聞き、道場を売ろうとする美玖に金の使い道を問い詐欺と言うが信じなかった。
信兵衛は町医者・小泉道仙(中村嘉葎雄)から助次郎が腕に怪我をしていたと聞き、美玖は助次郎に直ぐに金がいると言われ道場を長屋にする出羽屋に売ると伝え、出羽屋が美玖から権利書を盗み助次郎に渡すと偽で、尾行した信兵衛と美玖が来て榎戸らと一味を捕らえた、美玖が信兵衛に隙が有ったと言うと被害者となぐさめられ道場は借りた先に返すと聞き、信兵衛は美玖に鶴之助の母になりたいと言い寄られ逃げた。


演出:酒井信行
脚本:いずみ玲
原作:山本周五郎「人情裏長屋」

第2回「さらわれた赤ん坊」2016年11月18日:43m

松村信兵衛(高橋克典)の夜鷹そば屋で夫婦の食い逃げに遇い重助(左とん平)やおぶん(小島梨里杏)にぼやくと、本郷美玖(黒谷友香)が十六店を訪ね勝手に鶴之助をあやし折笠五郎左衛門(笹野高史)の手伝いで引越し鶴之助の母になると言い張った。
夫婦・卯之吉(石井智也)とおさと(山下リオ)が食い逃げし浪人に襲われ、見た信兵衛が助け窃盗犯で捕らえ同心・榎戸誠三郎(宮田俊哉)と岡っ引き・源吉(新井康弘)が取り調べた、京橋炭屋河岸居酒屋・丸源のおせい(長谷直美)に店で信兵衛は卯之吉とおさとに仕事を探し長屋に連れた。
両替商・枡田屋惣右衛門(石山輝夫)と番頭・徳兵衛(細川純一)が榎戸と源吉に夫婦を話し、おさとは亡くした子供を忘れられなく卯之吉は大工で働くが慣れず、賭場で小判を使い探していた浪人に見付かり逃げた、信兵衛が見つけ町医者・小泉道仙(中村嘉葎雄)が手当てし小判が見付かり、信兵衛と榎戸が偽金と気づき命を狙われた原因と考えた。
榎戸と源吉は惣右衛門から小判はめっきと聞き見本と考え、信兵衛はおさとから子・多吉を亡くした事情と偽小判は盗み顔を見られたと聞き、榎戸と源吉は偽金の出所を探すと美玖の家だった、卯之吉は長屋の赤ん坊を攫い逃げるとおさとが責めると浪人らに見付かり、枡田屋が卯之吉夫婦の殺害を図ると榎戸らから聞いた信兵衛が来て助け、榎戸らが枡田屋一味を捕らえた。


演出:酒井信行
脚本:いずみ玲
原作:山本周五郎「人情裏長屋」

第3回「おぶんの涙」2016年11月25日

捨五郎(金井勇太)と彦蔵(加藤虎ノ介)が金を盗み別れて逃げ、松村信兵衛(高橋克典)の夜泣き蕎麦を北町奉行所同心・榎戸誠三郎(宮田俊哉)が食べ、通り過ぎた捨五郎を追うが逃げられ、酒問屋・美濃屋七兵衛(杜澤だいぶん)が榎戸と岡っ引き・源吉(新井康弘)に捨五郎の仕業と言い、番頭に口入れ屋に責任を取らせれろと命じ、榎戸と源吉は2人組と知った。
信兵衛と鶴之助はおぶん(小島梨里杏)の両親の墓参りに行くと花が供えられ毎年お参りする人がいると聞くが若い男を見かけ意外で、信兵衛は重助(左とん平)に墓参りの男を聞くが答えず、榎戸と源吉は捨五郎を話し信兵衛は墓参りで見た男が捨五郎だと見抜くが逃げた家の老婆・おつね(中村玉緒)は否定し、おつねは捨五郎を代参の礼で匿い、おぶんは重助に墓参りを聞かれるが何も教えて貰えず不満を榎戸に話し、信兵衛は源吉におつねと捨五郎を話し、盗み聞いた榎戸がおつねと捨五郎を調べるが逃げられ、町医者・小泉道仙(中村嘉葎雄)に治療され信兵衛は源吉に話した。
信兵衛はおつねから「おぶんの両親の火事の死後に墓参りし、今年は捨五郎を匿い代参を頼み、おぶんの母・おしま(高橋まゆみ)と絵師の父・弥助(片岡信和)に首つりを止められたが祖父・重助がおしまと弥助を死なせ許せ無い」と聞き、おぶんは榎戸からおつねを聞き、彦蔵が居酒屋で飲むと捨五郎が来て2両受け取り、彦蔵がおつねに捨五郎を匿ったと押し込み見たおぶんが助け様とし捕らわれ、信兵衛は道仙から2両でおつねを診る投げ込みを聞き、おつねとおぶんを彦蔵から助け美濃屋への恨みを聞き、捨五郎の自訴で知った榎戸と源吉が来て彦蔵を捕らえた。
道仙がおつねを診察し、重助がおつねに礼を言いおぶんにおしまと弥助の仲を認めずおぶんが生まれても許さないままに火事で死んだと悔やみ、おぶんは重助を1人で苦しんでいたといたわり、榎戸と源吉は美濃屋七兵衛に30年前に囲っていた女が産んだ彦蔵に会おうせず見捨てたと責めた。


演出:清水一彦
脚本:いずみ玲
原作:山本周五郎「人情裏長屋」

第4回「十手の誇り」2016年12月2日

折笠五郎左衛門(笹野高史)が稽古帰りに殺害を目撃し松村信兵衛(高橋克典)に助けを求め、岡っ引き・源吉(新井康弘)が岡っ引き・伝兵衛と知り、常磐津師匠・おとよが弟子を見送り来た男に殺され、源吉と北町奉行所同心・榎戸誠三郎(宮田俊哉)が同一犯と考え与力・園部甚太夫(伊吹吾郎)が5年前のおとよの夫・清吉殺害犯を捕らえたのが伝兵衛で、下手人が島流しから戻ったと聞いた。
居酒屋・丸源で信兵衛は榎戸と源吉から島帰りの又八(武田航平)の逆恨みと聞き死罪を免れたのが不審だった、折笠が長屋を訪ね重助(左とん平)と重助の孫・おぶん(小島梨里杏)に会い信兵衛に用心棒を頼むと来た本郷美玖(黒谷友香)が来て用心棒になり、榎戸は園部から直々に狙う者の警護を頼まれ、町医者・小泉道仙(中村嘉葎雄)が声を掛けられるが避けられ信兵衛と源吉に告げた。
信兵衛は呉服問屋・田島屋で又八を見つけ、榎戸と田島屋与左衛門(東根作寿英)から又八が命を狙い5年前に清吉殺害を訴えた為と聞き、又八は否定し詮議の記録が残らず先代田島屋が金を奉行に渡した噂を聞き、榎戸が殺害された与左衛門を見つけ、信兵衛は源吉に5年前の事件を聞き他の下手人がいると疑い役人を考えた。
榎戸は園部から急がされ、長屋の差配・平七(鶴田忍)やおかつ(川俣しのぶ)らが警戒し、信兵衛は源吉から榎戸の亡き父が残した書き付けを見せられた、榎戸と園部が又八を探すと現れ伝兵衛とおとよだけで清吉も殺していなく園部が罪を着せ与左衛門殺害と告げ、向かい合う榎戸を信兵衛と源吉が止め、源吉が又八を捕らえると「園部が田島屋が奉行に金を渡したと荒立てるなと頼まれた」と聞いた。
又八は金で罪を着せた伝兵衛とおとよを殺したと言い、信兵衛は園部が清吉殺害を自訴しようとした与左衛門を殺したと金の亡者だと言い榎戸の亡き父の書き付けを見せ、詮議せずに死罪を言う園部に反対し直に奉行に話し遠島になったと言い、榎戸は園部を批判し信兵衛と役人らが捕らえた。


演出:酒井信行・清水一彦
脚本:いずみ玲
原作:山本周五郎「人情裏長屋」

第5回「まことの親子」2016年12月9日

松村信兵衛(高橋克典)と鶴之助に、鶴之助の伯母・猪熊川里緒(櫻井淳子)が来て実父・沖石主殿(原田龍二)を言い猪熊川家の跡取りに鶴之助を養子に迎えたいと言い、おぶん(小島梨里杏)と本郷美玖(黒谷友香)が隠れ聞き反対し、信兵衛は戸惑い町医者・小泉道仙(中村嘉葎雄)に話し鶴之助を武家の跡取りになってほしい気持に迷った。
水茶屋・喜助茶屋でおぶんは美玖から折笠道場の主・折笠五郎左衛門(笹野高史)の代稽古が楽しいと聞き、おすず(河内美里)が茶を持ち来て見目が綺麗と話すと茶屋の主・喜助(おかやまはじめ)が戻りおすずに猪熊川久右衛門(羽場裕一)が逢いたいと告げ、おぶんと美玖は名に驚き尾行するとおすずが若松屋に行った。
おぶんと美玖は信兵衛におすずと久右衛門との逢い引きを話した、信兵衛がおすずに旗本の客を尋ねると喜助に否定され、里緒から久右衛門に話していなく外に女を作り子が出来る不安を聞き、居酒屋・丸源で主の岡っ引き・源吉(新井康弘)と重助(左とん平)とおぶんに話すと源吉の妻・おせい(長谷直美)から大きな問題だと言われた。
北町奉行所同心・榎戸誠三郎(宮田俊哉)らがおすずが評判と噂し、源吉は喜助が遣り手で器量良しを集め客を集めると言い、久右衛門がおすずに金を渡し逃げろ言うと喜助がさえぎり襲い、美玖が見て助け道仙と信兵衛に連れあくどい店と言うと、久右衛門はおはつ(河内美里)という若い時に思った女とおすずが娘と知り、助けたかったと聞いた。
信兵衛は榎戸と源吉から喜助が飽きられた娘を岡場所に売り払うと聞き、久右衛門が捕らわれたおすずを助け逃げるが喜助一味に捕まると、信兵衛が助けると喜助はおすずが実の娘で侍になびいた母を手籠めにしたと言い、信兵衛が子を自由にする喜助を親で無いと責め、榎戸らが喜助を拐かしで捕らえた。
久右衛門がおすずが自分の娘だと言い、信兵衛が里緒に鶴之助の養子を断り、里緒は久右衛門におすずの母になると言った、信兵衛は美玖に鶴之助の母になる事を考えて欲しいと言った。


演出:清水一彦
脚本:いずみ玲
原作:山本周五郎「人情裏長屋」

第6回「約束の白い花」2016年12月16日

若者らの窃盗が矢場を襲い去り、通りかかった松村信兵衛(高橋克典)が店の客・鉄平(向井康二)に会った、北町奉行所の同心・榎戸誠三郎(宮田俊哉)と岡っ引き・源吉(新井康弘)が調べ度々襲っていると言った、本郷美玖(黒谷友香)が信兵衛の「鶴之助の母になってほしい」の申し入れに悩み聞いた折笠五郎左衛門(笹野高史)が驚き、おぶん(小島梨里杏)も沈んだ。
美玖が鉄平を信兵衛に会わせ、居酒屋・丸源で女将・おせい(長谷直美)が源吉が亭主と言い話しを聞くと弟子にしてくれ頼まれた、差配・平七(鶴田忍)が窃盗犯がうろつくと言い、信兵衛は鉄平につきまとわれたが消えた、伊代吉(成田瑛基)らが鉄平を疑い痛めると信兵衛が助け連れ帰り窃盗犯の一人と判った。
信兵衛は鉄平から逃げたかったと聞き店を探っていたと考え、金を貯めてある「約束」を守りたいと聞き罪を償えと諭した、鉄平は井戸端の白い花を見て表情を変え逃げだし、吉原でおゆう(小川あん)に会おうとして男らに殴られそれを信兵衛は平七から聞いた。
信兵衛は平七から金を借りて吉原でおゆうに会い鉄平の行き場所を尋ね幼馴染みと聞き、榎戸と源吉を逃がしたと聞き、鉄平は伊代吉らに見付かり命を狙われると信兵衛が助け町医者・小泉道仙(中村嘉葎雄)に連れ治療した、信兵衛はおゆうに鉄平が寄場送りだと言った、信兵衛が鶴之助を連れ美玖を祭りに誘った。


演出:酒井信行
脚本:いずみ玲
原作:山本周五郎「人情裏長屋」

最終7回「人質奪還大作戦」:2016年12月23日

松村信兵衛(高橋克典)と鶴之助とおぶん(小島梨里杏)と本郷美玖(黒谷友香)は盗賊の頭・阿修羅の駒太郎の市中引き回しを見て北町奉行所与力・飯塚左門と同心・榎戸誠三郎(宮田俊哉)らが行い、居酒屋・丸源の女将・おせい(長谷直美)と岡っ引き・源吉(新井康弘)と重助(左とん平)が悪徳と噂すると、盗賊一味が襲い取り返し榎戸が大けがを負った。
町医者・小泉道仙(中村嘉葎雄)が榎戸を手当てし、榎戸がたれ込みで駒太郎を捕らえたと言い、盗賊一味と猿渡房之介(四方堂亘)が駒太郎を責めた、信兵衛はおぶんから榎戸の心配を聞き、榎戸と源吉は猿渡に斬られた駒太郎を見てけて何故助けたか不思議と考えた。
盗賊一味と猿渡らがおぶんと身重のおたえとおせいらを人質に丸源に立て籠もり、美玖は道場主・折笠五郎左衛門(笹野高史)に父の墓に行くと言い出かけ、信兵衛は榎戸から聞き丸源に駆けつけると奉行所から押し込めと指示が出た。
信兵衛と長屋衆と差配・平七(鶴田忍)は人質を助けようとし、頭を殺し付近をうろついた訳を考えると美玖が破門された元門人・猿渡だと言い酒屋の中に入り、美玖が猿渡を説得した、榎戸が熱を出し診療所に運ばれ、源吉が堀に盗み隠した小判を見つけ一味が駒太郎から聞き出したと知った。
美玖が猿渡が堀の小判を引き渡す要求を告げ、信兵衛が美玖に翌朝と連絡させて船を繋がせた、美玖は猿渡の過ちを責め道場を継ぎたい思いが他にもいて争ったと聞き、一味が駒太郎をたれ込むが金の在処が判らず取り返し猿渡が聞き出したと言った。
信兵衛らは船で破り酒屋に乗り込み、信兵衛と美玖が一味を外に追いだし、信兵衛は猿渡と斬り合いとおぶんが人質にされた、おぶんが猿渡を自分を許せと説得し信兵衛も鶴之助がおぶんが一番好きで返せと頼むとおぶんを放ち、おたえが子を産んだ。


演出:酒井信行
脚本:いずみ玲
原作:山本周五郎「人情裏長屋」

感想:

浪人が長屋で赤ん坊を育てる。
事件が起きれば捕物をして、剣客とは斬り合う。
だがテーマは、人情話しだ。

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