「右門捕物帖:2」

キャスト

近藤右門(杉良太郎):南町奉行所同心。「むっつり右門」
伝六(岡本信人):右門配下の岡っ引き。「おしゃべり伝六」
美根(高見知佳):敬四郎の妹。
ちょん松(所ジョージ):敬四郎配下の岡っ引き。本作では質屋。
八助(下川辰平):伝六の父親。元岡っ引きの蕎麦屋。
お千代(山田綾)
お春(渡辺有希子)
たか(横山道代):敬四郎の妻。
村上敬四郎(伊東四朗):南町奉行所筆頭同心。

スタッフ

原作:佐々木味津三

10:1983年1月25日・ひとりぼっちの童唄

およし(中原早苗)と小兵衛(砂塚秀夫)夫婦が、お千代(山田綾)とお春(渡辺有希子)の遠縁と言い引き取りに来て右門(杉良太郎)は考えた。
村上(伊東四朗)は坂井家行列を見、上州屋に押し込みが入り娘1人が生き残った。
右門は行列の人数が少なく不審で伝六(岡本信人)に関戸の虎吉の生き残りを探させ、長助から野分けの仙造を知った。
お千代とお春は美根(高見知佳)に連れられ小兵衛夫婦へ行き、右門と伝六は三味線師匠の側の家で仙造を似顔絵で待ち、美根は右門と小兵衛夫婦に土地目当ての可能性を話した。
仙造を伝六がつけて、行列が遠州屋を目指し戸を開けさすが中で右門が待ち一味を倒し、伝六と右門は小兵衛夫婦からお千代とお春を助け出し、夫婦を捕らえた。


脚本:白井更生
監督:林伸憲

11:1983年2月1日・女と女の間には

ちょん松(所ジョージ)が女の身投げを見つけ番屋から人を呼ぶと草履の向きが逆で、右門(杉良太郎)と伝六(岡本信人)は水死体の両親の播磨屋と番頭・宗吉(内田喜郎)から話しを聞いた。
宗吉は浪人から、娘を殺してお京(風間舞子)が代わりに飛び込み、次ぎに播磨屋夫婦を首つりに見せかける指示を受けた。
美根(高見知佳)は村上(伊東四朗)が持っていた草履と向きの疑問を右門に話し、播磨屋の葬式でお京と浪人が来て宗吉と夫婦殺しを狙うが、右門に阻止された。


脚本:岡田光治
監督:高橋繁男

12:1983年2月8日・江戸から消えた女

女が呉服屋の丁稚・三吉から8両分を踏み倒し三吉は右門(杉良太郎)を訪ね会えず死のうとするのをお千代(山田綾)とお春(渡辺有希子)が止め、旗本・大森のせがれ・数馬が美根(高見知佳)から荷物を捕ろうとするのを芸者が止め、大森屋敷に数馬を訴えると脅し金を奪った。
女は女郎仲間に金を渡し、女将は流れ者のお夏(中村久美)と呼び、お夏は眼が悪い老婆を医師に診せて膨大な費用を聞き隠れ女郎屋の女将を脅した。
旗本・大森が奉行所に来て、奉行所で戸川(北原義郎)は旗本より先に捕らえる指示をして、右門はお夏を捕らえるが旗本に襲われたが逃れ牢にいれた。
戸川はお夏を解き放ち、お夏は老中・黒田から将軍の忘れ形見の刀を見せ100両を脅し取り女郎達に渡した。
右門はお夏から話しを聞き調べると、刀の他にお墨付きが必要と知りお夏は捨てたと言い老婆の所に行き、三吉に金を返し、老中と旗本は奉行所にお夏の始末を指示し戸川は右門に殺せと言った。
右門は酔ったお夏を老婆の所に連れて行き、江戸から消える様に説得し翌朝伝六(岡本信人)の舟でお夏は去り、老婆は右門にお墨付きを見せた。


脚本:山野四郎
監督:高橋繁男

13:1983年2月15日・さむらい教育

星野(原口剛)と息子・平太郎が道場仲間の右門(杉良太郎)を訪ね、妻が亡くなっただけ言い、藩上屋敷に行き家老・矢萩(瀬川新蔵)に作之進(石田信之)の事を聞かれ、出ると指南役(宮口二郎)らが追い斬り合いになった。
星野の死体が見つかり、右門が平太郎に星野の刀を渡すと出かけ、長屋で作之進と会い父の仇と言うが作之進は剣術は全く出来なかった。
作之進は右門に、勘定方で不正を見つけ家老・矢萩に報告した帰路に襲われたと言い、右門は矢萩が星野・平太郎・作之進の仇と知り、道場主・正木の立合で矢萩・指南役らと立合い指南役を斬り、平太郎が矢萩を斬るのを止め失脚させ、正木に預けた。


脚本:池田一朗
監督:林伸憲

14:1983年2月22日・罠にはまった敬四郎

村上(伊東四朗)はお藤(長尾深雪)に惚れた。
盗賊一味が出没し、源吉は村上が仇と聞かされ、お藤は村上を呼び出し眠り薬を飲ませ十手を奪い、それを見せて大店に押し込み、お藤にまだ仕事を伝えた。
村上は右門(杉良太郎)に助けを求め、病気で家に籠もり、右門と伝六(岡本信人)はお藤の繋ぎの元太を見張った。
盗賊・十兵衛(堺左千夫)一味がまた押しこむが、元太が止めて襲われたが右門と伝六が助け、伝六が隠れ家を見つけた。
十兵衛はお藤を利用し騙していたと言い始末しようとしたが、右門が来て村上の十手を取り返し、一味を斬った。


脚本:大久保昌一良
監督:林伸憲

15:1983年3月1日・伝六の初恋

盗賊一味が一家皆殺しを行っていたが、右門(杉良太郎)は顔を出さず村上(伊東四朗)が調べた。
右門は荷車跡から田舎の食べ物やのおはま(芦川よしみ)と話し、伝六(岡本信人)は不満だが八助(下川辰平)は右門が言った場所の張り込みを伝六にさせた。
伝六は、おはまに一目惚れしてそこの店の客を調べるが、おはまが似顔絵が上手だった。若村平蔵(人見きよし)と三治(佐伯徹)は伝六をつけて、目明かしと知り、次の最後の仕事を急いだ。
右門は似顔絵から若村平蔵が盗賊・高山三左衛門と知り、尾行し繋ぎと押し込み先を知り、待ち伏せて一味を捕らえた。
右門は、おはまに礼金を渡し、同業と知った伝六は落ち込んだ。


脚本:池田一朗
監督:番匠義彰

16:1983年3月8日・闇からの挑戦

牢の火事で解き放たれた中の4人が戻らなく、与力長屋に脅迫状が届き、村上(伊東四朗)は長屋に閉じこもり備えた。
右門(杉良太郎)は被害のない脅迫が疑問で、4人の中の源二郎(山下洵一郎)の女・おきわ(藤山律子)をはると出かけた。
4人の牢仲間から、山城屋を狙うと知り、与力長屋に脅迫状が奉行所を手薄にする狙いと見抜き、待ち伏せて捕らえた。
源二郎はおきわに利用しただけと言った。


脚本:白井更生
監督:番匠義彰

17:1983年3月15日・少林寺から来た凄い奴

未登録


脚本:岡田光治
監督:小澤啓一

18:1983年3月22日・老盗、木枯し源次

右門(杉良太郎)はおみつ(奈良富士子)・正三(早川保)夫婦に誘われた。
上州屋に引き込みを使った押し込みが入ろうとすると源次(多々良純)が止め、残った息子・弥吉(剣持伴紀)に本物の盗人のやり方を見せて千両箱を庭に残し逃げた。
右門は事件を聞き木枯らしと気づき、八助(下川辰平)と源次を訪れ弥吉にも会い、伝六(岡本信人)は長屋の隣で張った。
源次は弥吉を止めさせようとするが無理で、本物の盗人のやり方を教えようとするが、無視し、右門がつけて仲間(中田博久)らと会うのを見た。
弥吉は店の女中を手なずけ押し込み後に殺し、伝六が見張り夜に一味が出かけると尾行し襲う店を右門に知らせ、右門は一味を斬り、女中を人質にした弥吉も斬った。


脚本:白井更生
監督:小沢啓一

19:1983年3月29日・暗殺

奉行所が道の整理をし、勅使・道邑(北浦真司)一行が通り村上(伊東四朗)に声を掛けた。
老中から町奉行へ依頼があり、与力・渡辺(青木義朗)が忍びでの少数警護での町の巡視の指示を受け、村上に対応を命じた。
村上に勅使暗殺と書いた手紙を持った一八(中屋敷鉄也)が来て門前で武士に斬られ、追った右門(杉良太郎)は柳生真陰流と知った。
右門と伝六(岡本信人)は一八出入りの芸者(堀越陽子)から、京都弁の2人と江戸弁の1人が客で江戸弁の男が一八と出かけたと聞き、帰りに矢で狙われた。
勅使忍びの日に、伝六とちょん松(所ジョージ)は畳を積んだ大八車を用意し、弓を避け右門が弓を射た勅使側人・高山(港俊一)を斬った。
右門は芸者に似顔絵を描いて貰い、勅使と高山と渡辺と知り、勅使と幕府への反乱を狙った渡辺を斬った。


脚本:池田一朗
監督:井上梅次

20:1983年4月12日・白浪五人男

お銀(一之瀬玲奈)が村上(伊東四朗)を誘い一晩過ごし、その間に村上に化けた者が名前を騙り一味が大店に押し入り、村上は与力に右門(杉良太郎)の名が使われたと報告したが、江戸から出た気配がなかった。
おゆき(葉山葉子)の夫・秀次(小宮健吾)が島帰りし、店にたか(横山道代)らが呼ばれている時に男が同心長屋に忍び込んだ。
右門は伝六(岡本信人)に芝居小屋を調べさせ、文七(松橋登)一座を見つけるが逃げた後で、文七は村上に恨みを持ち筆頭与力・寺島(玉川伊左男)に投げ文で村上の家を調べさすと小判が見つかり蟄居になった。
右門は村上が捕らえた秀次と文七が島で同じと知り、おゆきと秀次が文七一味に襲われたのを助け、訳を聞いた。
右門は一座の出し物が白浪五人男と知り、文七らは変装して江戸を出て集まるが、気づいていた右門は一味を捕らえた。


脚本:高階航
監督:井上梅次

21:1983年4月19日・天狗うらみ唄

山城屋の次男・利平(石山律夫)とお市(丸山秀美)が心中して助けられ、お紋(有吉ひとみ)がお市を引き取り、山城屋(石井茂樹)が利平を引き取った。
お紋はお市に利平との関係が長いと聞き、八助(下川辰平)は山城屋が急にお市の身元を調べ始め、お紋の家にお時・お文・お近が集まり、年1回山城屋が天狗に金を渡すと話し合い、お紋はお市と掏摸の稽古を始めた。
右門(杉良太郎)は伝六(岡本信人)にお市の出身地を調べさすと、蚕の値下げに応じなかった家が天狗に殺され5人の娘だけが助かったと判った。
茶々丸(渚まゆみ)は右門から頼まれ、山城屋に天狗の話をすると浪人(須藤健)に襲われたが右門が助けた。
お紋らは浪人の財布の中の証文を狙うが掏ったと見破られ斬られかけたが右門が助け、お紋は全て話した。
山城屋は浪人らに江戸を離れる相談をすると、お紋らが斬り込み包囲されるが、右門が浪人を斬り、山城屋を捕らえた。


脚本:白井更生
監督:林伸憲

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