暴れん坊将軍(1)

キャスト

徳川吉宗(松平健)
辰五郎(北島三郎)
長次郎(山本譲二)
山下幸内(浜畑賢吉)
大岡忠相(横内正)
おさい(春川ますみ)
おまち(岐邑美沙子)
おその(夏樹陽子)
藪田助八(宮内洋)
源三(園田裕久)
加納五郎左右衛門(有島一郎)

第1話:春一番!江戸の明星

用人・加納五郎左右衛門(有島一郎)の進言で、紀州藩主から徳川八代将軍となった徳川吉宗(松平健)は改革を目指し、鳶の辰五郎(北島三郎)は知り合いの吉宗の将軍を自慢したいが誰も信じなかった。
江戸城入りの行列にお千代(佐藤美鈴)が訴状を出し、吉宗は辰五郎に娘を預け、お庭番・藪田助八(宮内洋)とおその(夏樹陽子)から放火容疑で捕らわれた伊豆屋(武沢亨)の娘の訴えと知った。
尾張宗春(中尾彬)は南町奉行・松本(金田竜之介)に伊豆屋の様子を聞き同心・鬼沢(天津敏)の調べは厳しかった。
吉宗は城で大岡忠相(横内正)や南町奉行らと会うが事情が曖昧で、お庭番と共に城を抜け出し旗本三男・徳田新之助として町にでて、辰五郎と妻・おさい(春川ますみ)と娘・おまち(岐邑美沙子)らに会いお千代から事情を聞いた。
油の値段が上がるなかで、上げない秋田屋(伊沢一郎)から油屋の名を聞き調べるが怪しいものは見つからず、途中で山下幸内(浜畑賢吉)や大岡と会い伊豆屋の命が危ないとしった。
お千代が特別な味の伊豆屋の油と同じものを秋田屋で見つけ、新之助はお庭番と秋田屋らと鬼沢と闘い、城で南町奉行は吉宗を見て切腹し、秋田屋らと鬼沢らも斬り、大岡が南町奉行になった。


脚本:小川英・杉村のぼる
監督:荒井岱志

第2話:素晴らしき藪医者

吉宗(松平健)は御典医・桜井玄石(南原宏治)の傲慢さと江戸に病が蔓延していると聞き、お庭番・助八(宮内洋)とおその(夏樹陽子)と徳田新之助として市中に出て医師の費用が高いと聞き、悪評の医師・小川笙船(天知茂)を訪ね実は貧乏人から費用を取らないと知った。
巴屋(藤岡重慶)が笙船潰しを狙い桜井と組み、笙船は十海屋(須藤健)に多額の費用を脅し取り、巴屋は番頭から聞き出し十海屋を殺害し容疑を笙船にかけた。
新之助は証人が巴屋の与之吉(宮口二郎)と知り、おそのが黒幕が桜井と突き止め、巴屋一味を捕らえ、城で桜井を自害に追い込んだ。
吉宗は笙船の意見で、小石川療養所を開いた。


脚本:田上雄
監督:黒田義之

第3話:命を的の一番纏

江戸に常火消しと大名火消しのみで火事が多発し多くの被害が出て同時に火事場泥棒が多く出ていて、鳶の辰五郎(北島三郎)の下の新吉(和崎俊哉)と妻・おせつ(今出川西紀)は火事場泥棒を見つけたが襲われた。
大岡(横内正)から現状は対応困難と聞いた吉宗(松平健)はお庭番・助八(宮内洋)とおその(夏樹陽子)と徳田新之助として市中に出て、ヤクザ・伝吉(江幡高志)から虎五郎(小松方正)の仲間入りを誘われた。
虎五郎は加賀藩に加賀鳶の名を借り、火事が起きて虎五郎は悪事を企むが付け火を辰五郎らが消し、大岡と新之助が来て虎五郎一味を捕らえた。
吉宗は町火消しを作り、鳶の辰五郎は火消し「め組」となった。


脚本:結束信二
監督:荒井岱志

第12話:紀州から来た凄い女

吉宗(松平健)は紀州時代に紀州屋のお奈津(美空ひばり)や佐吉(香山武彦)と過ごし、お奈津が江戸に来ると知った佐吉は辰五郎(北島三郎)に纏持ちを断られ、お庭番・助八(宮内洋)とおその(夏樹陽子)と徳田新之助として町に出た吉宗は佐吉とお奈津に会った。
お奈津は長兵衛(村田正雄)から材木の良さを褒められ、相模屋(潮万太郎)の酷さを聞くが、長兵衛は相模屋一味に刺され死に、以降は全ての材木屋が紀州屋との取引を断り、山下幸内(浜畑賢吉)は相模屋の指図と知り、吉宗は事情を加納(有島一郎)から聞くが将軍としては何もせず、徳田新之助として町に出て助八とおそのは相模屋とヤクザ・観音寺(伊達三郎)の繋がりを知った。
相模屋と観音寺は材木値上がりのために付け火を計画し佐吉の利用を狙うが、お奈津が助け逃げ、新之助と辰五郎らが来て助け火を消した。


脚本:高橋稔
監督:荒井岱志

第18話:江戸一番の乱れ打ち

吉宗(松平健)は祭りに辰五郎(北島三郎)との約束で出掛けるが、途中で源太を探す万作(中野誠也)と会うが足を挫き家に送るとおせい(野口ふみえ)がいて、源太が村人を騙し探しに来た者も殺され帰らないと聞き、尾行され国分屋の成らず者に襲われかけた。吉宗はめ組の辰五郎・おさい(春川ますみ)・おまち(岐邑美沙子)らに匿って貰い、飢饉でお上からの見舞金を騙し取った詐欺師・源太のことを知った。
吉宗は大岡(横内正)から代官が今の勘定吟味役・浅井与四郎(菅貫太郎)で詐欺師が源太で今は国分屋源次郎(穂積隆信)で、浅井は源次郎に火事を起こし空のめ組を襲わせようとした。
吉宗はお庭番・助八(宮内洋)とおその(夏樹陽子)が見つけた江戸城の古井戸の出口が浅井の屋敷に通じていると知り、源次郎が火事を装いめ組を襲うと防ぎ、浅井屋敷に現れ浅井と源次郎らを成敗した。


脚本:結束信二
監督:河野寿一

第21話:纏は見ていた

備前屋(伊東亮介)が火事の時に火消し・新吉(和崎俊哉)が3人の不審者と火盗改を見て、金の入った手文庫が盗まれていて、大岡(横内正)やお庭番・助八(宮内洋)とおその(夏樹陽子)に調べさせ、大岡から火盗改長官・才賀源四郎(川辺久造)と聞き、謎の用心棒・一色十郎太(栗塚旭)と会った。
不知火の伝蔵(山岡徹也)は源太(塚田真三)や勘次(綾川香)や幸吉(香山武彦)に火事場泥棒をやらせ、幸吉は病気の妹・おとき(吉本真由美)の為にやっていたが辞めようと思っていたが、一色は幸吉に出歩くなと言った。
源太はまた火事を起こし才賀の合図を待つが、め組が行き新吉はまた目撃したが才賀の小束で傷つき吉宗(松平健)がまといを立て、伝蔵に辞めると言った幸吉は襲われたが一色が助け、吉宗が来て才賀らを成敗し、幸吉はおときに話してから自訴した。


脚本:結束信二
監督:荒井岱志

第23話:怒れ!!魚河岸野郎

吉宗(松平健)は食事が不味いので調べると準備と毒見に無駄が多く捨てるものが多く関係者があまったものを持ち帰ると知った、真砂屋源造(西山辰夫)は太吉(桜木健一)らの魚屋に公儀の御用買いが多くて品薄で儲からなく値段が上がると言った。
吉宗は大山帯刀(安部徹)に改めを指示するが帳尻あわせだけで、一向に変わらず太吉は怒り、北町奉行が真砂屋を捕らえ、吉宗はおその(夏樹陽子)から大山就任頃から高くなり始めたと聞き御用買いが深川に運ばれていた。
助八(宮内洋)が岩見(加賀邦男)や吉田(原口剛)がいくらでも儲かると話し、水戸家の祝事で鯛が高騰すると買い占めを指示するのを聞いたが気づかれ傷を負い逃げ、その後大山も見かけた。
岩見は各藩に高値で鯛を売りつけ儲け、大山らが儲けを話すと吉宗が来て一味を成敗し、真砂屋は釈放され、御用買いが見直され、吉宗は大岡(横内正)の進言で魚河岸を増やした。


脚本:飛鳥ひろし
監督:河野寿一

第27話:柳生一族を斬る女

秋山惣右衛門(内田朝雄)の稽古は厳しく門弟が辞めて少ないが、紀州屋・お奈津(美空ひばり)が来た。
吉宗(松平健)は柳生飛騨守(土屋嘉男)と稽古をするが面白みがなく、大岡(横内正)から柳生の免許状が出回っていると聞き調査させ、柳生玄蕃(今井健二)は仲間・蜂屋(中田博久)らと金で上杉左近(荒谷公之)に免許状を出した。
秋山とお奈津が上杉と玄蕃らと揉めたが、吉宗が止め秋山と親しくなり免許状が出回りが本当と知り、飛騨守は望月(大木悟郎)から玄蕃が免許状を売っていると聞いた。
玄蕃らは秋山を多人数で闇討ちにし、め組の者が目撃し、見つけたお奈津は上杉左近の仇討ちを決意して公儀に届けたが、果たし合いと届けられ認められず、柳生道場に果たし合い状を出し、飛騨守は玄蕃の闇討ちを知り、吉宗は助八(宮内洋)とおその(夏樹陽子)から玄蕃のみの仕業と知った。
お奈津は果たし合いに乗り込み上杉左近らを撃ち、飛騨守が立ち合うが吉宗が止めると、飛騨守は玄蕃を斬り、吉宗は飛騨守の切腹を認めず、お奈津に果たし合いは罪にならないと言った。


脚本:高橋稔
監督:荒井岱志

第28話:明日に咲いた影の花

金沢(石橋蓮司)や吉武(鏡五郎)や川本(三島猛)らは謀反を企て金沢軍学塾を開き、軍資金集めに盗賊を働いた。
吉宗(松平健)は大岡(横内正)に盗賊を聞き、辰五郎(北島三郎)にも聞いた、町で一之進と間違われ、盲目の姉・おみよ(中村玉緒)に会った。
金沢らは将軍暗殺を計画するが、小沼(嶋田順司)は反対したが、残りで参内する将軍を襲い重傷を負わせ城で死に、吉宗は影の存在をしった。
吉宗は辰五郎の紹介と聞き、姉・おみよを訪ね一之進として一緒に過ごし、金沢軍学塾を知り助八(宮内洋)とおその(夏樹陽子)に調べさせ、おみよを慕う小沼を知った。
金沢らは大店を襲う計画を立て小沼を誘い、小沼から聞いた吉宗と大岡は一味を捕らえた。
おみよは弟が偽と知っており、命は諦めていたと言い、吉宗は謝り、おみよと小沼は長崎に旅だった。


脚本:宮川十郎
監督:荒井岱志

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