「神谷玄次郎捕物控」

キャスト

北町奉行所同心・神谷玄次郎(高橋光臣)
北町奉行所同心・鳥飼道之丞(山崎樹範)
支配役・金子猪太夫(小野武彦)
よし野の女将・お津世(中越典子)
板前・勝蔵(上瀧昇一郎)
女中・おさく(岸本加世子)
岡引・銀蔵(中村梅雀)
女房・おみち(山下容莉枝)
下っぴき・直吉(長谷川朝晴)

スタッフ

原作:藤沢周平「霧の果て・神谷玄次郎捕物控」
脚本:安倍徹郎・武末勝・寺島誓・古田求
演出:本木克英・酒井信行

第1回:「誘拐」:2014年4月4日:42m

北町奉行所同心・神谷玄次郎(高橋光臣)と鳥飼道之丞(山崎樹範)が、鳥飼の岡引・弥之助(西村和彦)に会い手強い相手の時に手伝い、浪人・管生半蔵(前川泰之)をろうそく屋・菊屋の強請で捕らえたが女房が妹と言った、菊屋で娘・八重が人さらいにあい奉行所が張り込み中に店先で暴れた半蔵を捕まえたと言った。
神谷家では女中・おさく(岸本加世子)が怠け者の玄次郎に文句を言い、北町奉行所でも支配役・金子猪太夫(小野武彦)に怠け者といつも言われ父に比較された。
神谷は浅草の小料理屋よし野の女将・お津世(中越典子)の店に女中・おしの(柊瑠美)や板前・勝蔵(上瀧昇一郎)らがいて、お津世から配下岡引・銀蔵(中村梅雀)から下引・直吉(長谷川朝晴)が消えたと聞き、娘の誘拐との関係を疑い、弥之助から見張っていると消えたと聞いた。
神谷は菊屋主人・作太郎(飯田基祐)と女房・より江(陽月華)に会い、子守女・お杉(金澤美穂)から八重がいなくなり後姿だけ見たと聞き、より江は店が借金に追われ金目当てでないと言い、神谷はそばにいたお春とお杉の話しが食い違うと思った。
神谷は半蔵から女を囲う作太郎が気にいらず金は本家にあり、妹・より江も金で買われたと聞き、銀蔵と髪結いの女房・おみち(山下容莉枝)と会い銀蔵に菊屋の内情と弥之助の調べを指示し、14年前に殺された母と妹の命日にまいった。
菊屋に娘の身代金・500両要求の文が届き、神谷は銀蔵から弥之助が金に困りお杉が弥之助の女と知り、作太郎は言いなりにしたいと言い鳥飼をおさえ神谷は弥之助に金を運ばせ帰り、弥之助を銀蔵が尾行し神谷は作太郎の妾の家に行き、作次郎とその妻・お糸(内田もも香)がおり八重を帰し直吉を始末と話すと、神谷が来て皆を捕らえた。


脚本:安倍徹郎
監督:本木克英

第2回:「針の光」:2014年4月11日

お津世(中越典子)が神谷玄次郎(高橋光臣)を起こし、銀蔵(中村梅雀)が殺しと呼び出し錐で殺され1年前に鳥飼道之丞(山崎樹範)が扱った事件と同じ手口で、鬢付け油の匂いがして、金子猪太夫(小野武彦)に伝え武州無宿・茂作(森下能幸)を探した。
矢田藩屋敷で神谷はないないの金を受け取り、おみち(山下容莉枝)の店に銀蔵を訪ね金を渡し直吉(長谷川朝晴)らで調べ、両国でお咲(黒川芽以)と秋月兵馬(中林大樹)が会い旗本らがからかうが神谷が止め壊したそろばんを弁償させた。
直吉が死体がお美濃と判り店は小料理屋・お滝(池谷のぶえ)で神谷は馴染み客を調べさせ、水茶屋の女が通り魔に同じ手口の殺人が続くが、神谷は例繰り方同心・伊佐清兵衛(上田耕一)に聞き茂作でないと気づき、女は小料理屋清水のおゆみで主人(松村利史)から連れ出させた男を聞いた。
神谷はお咲と兵馬に会いお咲は身ごもり兵馬は家を出ると言い、神谷は直吉にお咲と兵馬の事を話し、茂作が大阪で捕らわれ江戸に運ばれ調べられ、殺したかったのは1人だけだったと言った。
直吉は兵馬をつけ兵馬はお咲に大金を渡し、神谷らは人相書きを作り侍が町人髷に結うと聞き、直吉は兵馬が美濃屋に婿入りを決めており、神谷はお咲に兵馬に裏の顔があると伝え、神谷は下手人が判った。
お咲は兵馬に婿入りを聞くが誤魔化され殺されそうになるが、神谷が止めお美濃とおゆみは誰でもよくお咲殺しだけが目標だったと兵馬を捕らえた。


脚本:武末勝
監督:酒井信行

第3回:「疑惑」:2014年4月18日

神谷玄次郎(高橋光臣)と銀蔵(中村梅雀)は音吉が寄せ場から戻り迎え、一色堂の勘当息子・鉄之助(山下徹大)を後妻・おるい(雛形あきこ)が迎えた。
絵草子屋一色堂の主人・庄兵衛(伊庭剛)におるいは鉄之助の勘当を解くように頼むが断られ、息子・与一郎が育てば鉄之助は不要と言い、銀蔵が神谷に庄兵衛が殺されたと伝え、弟・弥吉(木下ほうか)が来て、神谷と鳥飼道之丞(山崎樹範)らは庄兵衛の隣で寝ていたおるいに会い、木戸は閉まり女中・おつる(高橋真唯)は閉め怪しい者は見ていないと言った。
神谷は銀蔵から、おるいと鉄之助の仲を聞き、鳥飼はおるいを調べるが否認を続け、直吉(長谷川朝晴)と銀蔵は鉄之助を捕らえ庄兵衛の事を聞くと悪口ばかりだが、殺害は否認したが鉄之助の家から証拠の凶器が発見され、鉄之助が下手人と聞くとおるいが鳥飼に犯人が自分と言い出した。
神谷は銀蔵に、鉄之助が凶器を持っていた事もおるいが側で寝ていた事も不思議で、鉄之助は裏木戸が開いていたと言い3年前の事件も言わず、おるいは庄兵衛が我慢ならなかったと言い、神谷は伊佐清兵衛(上田耕一)から3年前の事件の調書を見せて貰った。
神谷はおるいに、おるいと鉄之助は下手人でなく3年前の事件を話す様に言い、おるいは昔の男に金を脅し取られ男を鉄之助が殺したと言い、神谷は鉄之助がおるいを好いていて、おるいが誰かに嵌められたと言った。
銀蔵は一色堂に弟・弥吉を呼び、鉄之助とおるいの共謀を示す証拠がないと言うと、弥吉は弁天の五郎蔵(新井康弘)の娘・おつるに話し、聞いた五郎蔵は手を打つと言い、おつるが手紙を隠すのを銀蔵が捕らえ、五郎蔵と弥吉らを神谷と鳥飼と奉行所が捕らえた。
神谷はおつるが眠り薬をのませ木戸を開け、五郎蔵らが刺し殺し、鉄之助が凶器を持ちだし事件が複雑になったと言った。


脚本:寺島誓
監督:酒井信行

第4回:「闇の穴」:2014年4月25日

深川で直吉(長谷川朝晴)は商人と子を脅す、浪人らを松葉屋主人・伍平衛が仲裁しようとするが、盗賊の音止めの松五郎(でんでん)が止めて浪人を蹴散らした。
神谷玄次郎(高橋光臣)は銀蔵(中村梅雀)と直吉から聞いて出かけるが、お津世(中越典子)に死んだはずの夫・峰吉(山口馬木也)が3年ぶり戻り、神谷は伊佐清兵衛(上田耕一)から松五郎の事を聞いた。
神谷はお津世から峰吉が帰ったと聞き、津世にわびる峰吉に会い神谷はお津世から身を引き、お津世は幸せになれるはずだった。
鳥飼道之丞(山崎樹範)と銀蔵(中村梅雀)とおみち(山下容莉枝)らが話し、峰吉がしばしば出かけると疑い、小料理屋よし野でもおしの(柊瑠美)や勝蔵(上瀧昇一郎)が心配し峰吉が出かけると直吉が尾行し長屋で松五郎の仲間のいの(水澤紳悟)に会い、直吉と銀蔵は神谷に伝えお津世の身に降りかかると言った。
神谷と鳥飼は3年の事件の目撃者を峰吉を見せると同一と言い、金子猪太夫(小野武彦)は一味全体を狙い、神谷は松五郎の狙いが松葉屋とにらむと松五郎が近づいており、罠を仕掛けた。
神谷はお津世を呼び出し、峰吉を捕らえると伝え、正体が見抜けなかったと謝った。
松五郎と峰吉といのらが松葉屋の茶会を話すが、神谷と鳥飼ら奉行所が押し込み斬り捕らえた。
神谷はお津世を訪ねると、峰吉は3年前に死んでいると答えた。


脚本:古田求
監督:本木克英

第5回(最終回):「霧の果て」:2014年5月2日

堀井家家臣・印南数馬(朝倉伸二)は同僚・橋本兵助(内浦純一)に江戸には金の出場所があると言い飲み明かし、印南は浪人・鶴木右膳(豊原功補)に斬られた。
神谷玄次郎(高橋光臣)は鳥飼道之丞(山崎樹範)や銀蔵(中村梅雀)や直吉(長谷川朝晴)に金目当てなら武士は選ばないと言うと、堀井家家臣・村井籐九郎(河野洋一郎)らが来て死体を持ち帰り捜索を不要と言った。
神谷はお津世(中越典子)に愚痴をこぼすと、橋本が来て個人の頼みと捜索を依頼し現場にいたと言い、鶴木という名を言い残し14年前に火だねがあり札差・井筒屋(岡本富士太)と関係があると言った。
神谷は父・勝左衛門の日記を見て、14年前に父が内偵していたが母と妹が斬られ父は札差・井筒屋の不正を追い、井筒屋と会うが無関係と言い名も知らないと言った。
鶴木右膳はお寿賀(大河内奈々子)から金を受け取り、お寿賀は病の元老中・水野康方(西田健)から亭主の顔を見た気分を聞かれ、神谷は金子猪太夫(小野武彦)に犯人が母と妹を斬った者と同じでそこを追うと圧力を掛けた者も判ると言った。
神谷は銀蔵に浪人・鶴木右膳の捜索を頼み、お津世から橋本の預かり物を見て追うが斬られたと知り戻るが忍び込んだ鶴木に襲われお津世が間に入り止め、神谷は銀蔵から鶴木が駆け落ちもので井筒屋の用心棒になり、井筒屋が誰かに女を謹上したと告げた。
神谷は鶴木の家に行き、後の黒幕を聞くと地獄に落としたのは女・お寿賀と言い戻れないと言い、神谷はきりをつけろと言い元老中・水野と聞いた。
神谷は伊佐清兵衛(上田耕一)から米相場の操作を知り井筒屋を捕らえ、鶴木はお寿賀と水野を斬り、神谷と立合い斬られて死んだ。


脚本:古田求
監督:本木克英

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