伝七捕物帳2

キャスト

黒門町の伝七(中村梅雀)
お俊(田中美佐子):伝七の恋女房。
がってんの勘太(徳重聡):伝七の下っ引き。
かんざしの文治(上遠野太洸):伝七の下っ引き。勘太の弟分。
小夏(小芝風花):食事処「菊乃屋」の主人・藤助のめい
正助(風見しんご):幇間>?
お咲(大塚千弘):正助の妻>?
遠山左衛門尉(松平健):江戸北町奉行。
藤助(ベンガル):食事どころ・菊乃屋主人
早瀬市之助(螢雪次郎):同心

スタッフ

演出:吉田啓一郎・宇喜田尚・清水一彦
脚本:森脇京子・山本むつみ・森下直・伊藤崇
原作:陣出達朗

第1回「女将の意地、 涙のにぎり飯」:2017年8月4日:43m

黒門町の伝七(中村梅雀)と伝七の下っ引き・がってんの勘太(徳重聡)とかんざしの文治(上遠野太洸)は値上げせずに米を売る俵屋の女将・お梅(藤原紀香)が同業者・立花屋の米付商人の嫌がらせを追い払うのを見た、数日後に伝七は女房・お俊(田中美佐子)からお梅は客に先に米を売ると聞いた。
伝七らと同心・早瀬市之助(螢雪次郎)は吉原の文使い・喜八が殺害され目撃された男を探し、文使いが殺される直前に俵屋に立ち寄ってと判るがお梅やは「俵屋主人は死んでいて文使いが来る用はない」と否定された。
伝七は身分を隠して吉原に潜入したが目を付けられ、幇間・正助(風見しんご)の助けで聞き込みした、食事処「菊乃屋」で主人・藤助(ベンガル)と藤助のめいで小夏の従姉妹・小夏(小芝風花)が勘太と文治が伝七を待った。
正助は事件に花魁・清花(中島亜梨沙)が絡むと考えた、俵屋が嫌がらせを受け、文治は不審人物を蔵前に追い伝七は札差と考えた、正助は謎の女性・お咲(大塚千弘)と会い、伝七は正助から清花に会い「文がお梅への警告文」と問うが聞けなかった。
お梅は山形屋に米の仕入れを断られ、山形屋は札差・板倉屋浅右衛門と企み、清花は板倉屋に吟味役への身請けを求められた、お梅は故郷に米の買付に行くと襲われたがお梅の妹・清花に頼まれた伝七が助けた、お梅は名主から米を買い、名主は飢饉に女衒に清花が売られて姉妹に助けられたと言った。
お梅は番頭・弥平と板倉屋から俵屋を譲れと要求され、嫌がらせをしたと聞き、伝七と勘太と文治が来て喜八殺害で一味を捕らえた、江戸北町奉行・遠山左衛門尉(松平健)が弥平と板倉屋と山形屋らに死罪を言い渡した、伝七は正助から妻・お咲と聞き長屋の隣に住まわせた。


演出:吉田啓一郎
脚本:森脇京子
原作:陣出達朗

第2回「めぐり逢い、悲しき草笛」:2017年8月11日

男が奉公人の女を引き込み役に使い殺害して商家を襲った、黒門町の伝七(中村梅雀)は女房・お俊(田中美佐子)から長屋の幇間・正助(風見しんご)の女房・お咲(大塚千弘)が針仕事を知らず駆け落ちを疑い、油問屋・佐野屋が襲われて、伝七と下っ引き・がってんの勘太(徳重聡)とかんざしの文治(上遠野太洸)は奉公人らがお菊が入れた薬で眠らされ、同心・早瀬市之助(螢雪次郎)はうつぼの嘉兵衛一味の3度目と犯行と考えた。
伝七は奉公人・お松からお菊と男を出会い茶屋で見たと聞き、伝七と勘太は志摩屋の奉公人・お幸(瀬戸さおり)といる男を見つけて尾行すると襲われた、伝七と文治は志摩屋を張り、政吉(山田悠介)は襲った男から岡っ引きを殺すより使うと聞いた。
伝七はお幸を尾行すると襲った男に江戸北町奉行・遠山左衛門尉(松平健)の屋敷に連れられ、配下の隠密同心・辻村左内(寺島進)で嘉兵衛一味の潜入捜査中と聞き、伝七は遠山から嘉兵衛は表に姿を現さないと聞くが引き込み役が殺されると考え、伝七と勘太と文治は政吉と会った徳松(浜田隆広)を張った。
菊乃屋主人・藤助(ベンガル)とめい・小夏(小芝風花)は知らないお咲に料理を教えた、辻村は政吉と会うお幸を見て思いだし、伝七は辻村が関わった火事を調べ母が死に娘が行方不明で役人に捕らえられ死罪になった盗賊の妻子と聞いた。
伝七はお幸から14年前の火事は憶えておらず苦労し父を恨むと聞き、お俊はお咲が子を孕むと知った、辻村は徳松から押し込み先を聞いたが伝七に材木商・北村屋と知らせ、一味が志摩屋を襲い辻村はお幸を殺したと偽り、金を運ぶと政吉と簑吉(白井滋郎)と徳松らにばれて辻村は現れた嘉兵衛(谷口高史)らに襲われたが伝七が来て一味を捕らえた。
辻村はお幸に父と明かし、伝七はお幸に辻村の想いを告げた、遠山は一味を死罪と遠島にして、お幸は辻村と伝七の願いで江戸払いにした。


演出:吉田啓一郎
脚本:森脇京子・伊藤崇
原作:陣出達朗

第3回「謎の仇(あだ)討ち、瓦版騒動始末」:2017年8月18日:43m

黒門町の伝七(中村梅雀)と下っ引き・がってんの勘太(徳重聡)とかんざしの文治(上遠野太洸)は瓦版屋九つ屋・朝吉(中村靖日)が直太郎(渡辺大)が話し、産気付いた女を伝七らと運び、産婆の伝七の女房・お俊(田中美佐子)と隣のお咲(大塚千弘)が三つ子を産ませた。
直太郎は子の似顔絵を描き、幇間・正助(風見しんご)が直太郎はお座敷に呼ばれた質屋の大店の息子と言い、勘当された直太郎は朝吉の相棒になった。
姉・玉山香苗(成瀬綾乃)と弟・冨治郎(藤山扇治郎)が父・主水の仇の浪人・小山十太夫(入江毅)にあだ討ちして、南町奉行所同心・山田右門(白井哲也)は仇討ち願いを見て2人を連れた。
食事処「菊乃屋」で小夏(小芝風花)と藤助(ベンガル)が伝七らとあだ討ちを話題にし北町奉行所同心・早瀬市之助(螢雪次郎)が「南町与力・北岡半左衛門(大河内浩)が調べ、姉弟は江戸で直ぐに会い名乗り覚悟した小山を討った」と言うが伝七は香苗の腕前が疑問で、その場に居合わせた朝吉が瓦版に書くと人心を惑わせた罪で北岡から手鎖の刑になった。
伝七は直太郎から「姉弟が江戸に前から居て商人に化けて古着を買い」正助から「小山は吉原の客・萩原平助」と聞き、伝七は早瀬から小山を北岡役宅で見て北岡は賄賂で目こぼしする噂があると聞き、瓦版に「不都合な真実」が書かれたのが原因と気付いた。
早瀬は山田に囮の偽の瓦版を見せた、賊が九つ屋に闇討ちに入ると伝七らが待ち伏せて姉弟と判り捕らえた、江戸城で江戸北町奉行・遠山左衛門尉(松平健)は南町奉行・鳥居甲斐守(榎木孝明)に「萩原は北岡の密偵で仇にすり替わった」と言い詮議を預けた、遠山は伝七に「北岡は萩原に悪行を強請られ、仇討ちに見せかけて殺害した」告げた。


演出:宇喜田尚
脚本:山本むつみ
原作:陣出達朗

第4回「伝七、狐に化かされる」:2017年8月25日

岡っ引き・黒門町の伝七(中村梅雀)と下っ引き・がってんの勘太(徳重聡)とかんざしの文治(上遠野太洸)は掏摸を捕らえ、女と男が見守り、掏摸は盗賊の頭・縄手の十蔵(六角精児)が江戸に来ると噂を言い、十蔵一味に襲われた商家は皆殺しに合った。
禁止の博打を商人らが秘密に行い、供侍に化けた手下・辰治(松尾諭)が濱田屋主・徳兵衛(曽我酒家文童)に奥女中を休息に連れ、女は賭場に入り賭金を巻き上げ、客の1人が徳兵衛に知らせ、徳兵衛は女が盗賊・白狐のお仙(野々すみ花)だと言うと、お仙は秘密の賭場をばらすと居直り、伝七に伝えろと言い残した。
伝七は徳兵衛から客に1人不審な者がいたと聞き、同心・早瀬市之助(螢雪次郎)から調べを命じられ、「菊乃屋」藤助(ベンガル)と小夏(小芝風花)がお仙は変装の名人と噂し、伝七は茶店で商家の女将に化けたお仙に羽織を盗まれ、伝七の女房・お俊(田中美佐子)は芸者に化けたお仙に伝七と深い仲と言われた。
幇間・正助(風見しんご)とその妻・お咲(大塚千弘)は驚き、お俊と伝七は羽織を見て揉め、伝七はお仙の仕業と知った、お仙は辰治に岡っ引きへの恨みを話した。
伝七らと早瀬は十蔵一味に襲われた須崎屋を調べ、伝七は主(藤田功次郎)から「お仙は20年前に死んだ薬問屋の内儀・お波に似て、主は毒を混ぜた疑いをかけた岡っ引き・橋場の峯吉を刺し、娘が居た」と聞いた。
伝七と勘太はお仙を調べ、伝七は墓に向かい、お仙は両親の墓に参ると15年前の頭・縄手の十蔵の一味に囲まれ、仲間に戻れと脅され断り逃げた。
お仙は伝七と出会うと十蔵の一味に囲まれ、怪我をしたが伝七に助けられて逃げた、「母に横恋慕した橋場の峯吉が父親を罠で捕らえ母を脅し、母は自害し父は峯吉を殺し自害した」「十蔵に拾われたが、逃げた」と言うと、伝七に代わりに謝られた。
伝七とお仙は十蔵の一味に見つかり争うと、辰治から聞いた勘太と文治と早瀬ら奉行所追っ手が来て一味を捕らえ、お仙も縄を受けた、江戸北町奉行・遠山左衛門尉(松平健)は十蔵一味を死罪にしてお仙を遠島にした。


演出:宇喜田尚
脚本:山本むつみ
原作:陣出達朗

第5回「鬼か仏か、屋台騒がす手拭い侍」:2017年9月1日

屋台を狙った辻斬りが起きて、黒門町の伝七(中村梅雀)と下っ引き・がってんの勘太(徳重聡)とかんざしの文治(上遠野太洸)と同心・早瀬市之助(螢雪次郎)が調べゴマ油の残り香が有った、伝七らは菊乃屋主人・藤助(ベンガル)とめい・小夏(小芝風花)からうまい屋台に現れると評判の朝顔の「手拭い侍」を聞いた。
伝七は女房・お俊(田中美佐子)から屋台巡りと言われ、幇間・正助(風見しんご)とお咲(大塚千弘)に会い、「手拭い侍」を尾行し侍は勘定組頭の旗本・澤口兵右衛門(平泉成)の屋敷に入り、早瀬から兵右衛門と息子・澤口兵庫(青山草太)に悪い噂があると聞いた。
辻斬りが起きて朝顔の手拭いとゴマ油の残り香が有った、伝七は手拭い侍が入った屋台の味がうまく感心して兵右衛門だと知り事情を打ち明けた、伝七は江戸北町奉行・遠山左衛門尉(松平健)から兵右衛門に対立勢力があると聞き、罠と考えた。
伝七は兵庫と道場主の娘・美穂(渋谷飛鳥)に会い、伝七は兵庫を屋台に連れて「手拭い侍」の父が見極めたと告げ、親子は勘定組頭・堀江市蔵(斎籐歩)の意趣返しで苦しみ兵右衛門が城の火除け地選定で屋台で反対したと聞いた。
勘太らは堀江宅に澤口の中間・久助が入り元は堀江に勤め、矢場で浪人・浜平蔵と会うのを見た、伝七は聞いて久助が密偵と考えた、兵庫は兵右衛門と久し振りに食事し、伝七は屋台で兵右衛門に屋台道楽の目的を告げて覚悟を聞き、兵右衛門は城で火除け地は不服と述べ堀江を批判し「手拭いとゴマ油」と言った。
兵右衛門は久助と浜に襲われ、伝七が止めて争うと「手拭い侍」が現れて峰打ちで倒し伝七が捕らえ兵右衛門は兵庫と知った、遠山は伝七に「久助は辻斬りを白状し、堀江は密かに切腹し、火除け地は取りやめ、兵右衛門は隠居した」と告げた。


演出:清水一彦
脚本:森下直
原作:陣出達朗

第6回「駆け比べ、女飛脚走る」:2017年9月8日

「菊乃屋」の主人・藤助(ベンガル)とめい・小夏(小芝風花)が黒門町の伝七(中村梅雀)と下っ引き・かんざしの文治(上遠野太洸)に下っ引き・がってんの勘太(徳重聡)の見合いを話すと、勘太は思う相手があると告げた。
伝七と恋女房・お俊(田中美佐子)が飛脚問屋一二三屋の娘・お文(松浦雅)に行くと、主人・五兵衛(小野了)は借金取りから「飛脚問屋の駆け比べで最下位になり飛脚が他所に移った」と言われ、飛脚姿のお文が飛脚となり店を立て直すと言った。
伝七と勘太と文治と同心・早瀬市之助(螢雪次郎)は彫り物のある刺殺死体・駒吉(高島和男)を調べ、勘太はお文を励まし、伝七らは駒吉は元飛脚と知り長次郎一家の親分・長次郎(渡辺哲)に賭場の出入りを問い、お文と五兵衛は太物問屋鳴海屋政右衛門(東根作寿英)と手代・弥助(大石明弘)から定期的な仕事を頼まれた。
お文は次第に慣れて速くなり長屋に手紙を運びお咲(大塚千弘)の代筆した返事を運び、お俊は幇間・正助(風見しんご)とお文を話し、品川宿飛脚問屋真砂屋主人(真砂京之介)から伝七は駒吉が大阪からの鳴海屋の荷物を運び消え、5日に1度の名指しだが鳴海屋が奉行所に訴えなく、一二三屋・お文が引き継いだと知り秘密の荷物を疑った。
勘太は長次郎一家に商人がこっそり集まると知り、伝七は北町奉行・遠山左衛門尉(松平健)に「駒吉が荷物を盗み長次郎から金を強請った」「禁制の阿片」「鳴海屋に殺された」と告げ、伝七らはお文から駆け比べに出ると聞き、遠山は真砂屋で鳴海屋の荷物を改めさせたが何も無かった、
伝七は駆け比べが品川から日本橋と知り、駆け比べが始まり途中でお文は長次郎一家に襲われたが伝七らが助け捕らえて文箱から阿片を見つけた、お文は勘太に励まされて駆け比べに戻り、伝七ら鳴海屋一味を捕らえ、お文は11番目に入った、一二三屋は飛脚が増えて繁盛し、お文には決まった相手がいた。


演出:清水一彦
脚本:森下直
原作:陣出達朗

第7回「引き裂かれた絆、夫婦湯のみの契り」:2017年9月15日

廻船問屋・千歳屋清右衛門(西園寺章雄)が殺され、16才の大工見習い・太一(西井幸人)は同心・早瀬市之助(螢雪次郎)と黒門町の伝七(中村梅雀)と下っ引き・がってんの勘太(徳重聡)とかんざしの文治(上遠野太洸)に犯行は否定し、太一の母・お駒(床嶋佳子)も否定した。
伝七らは大工・留三(吉田輝生)と棟梁と千歳屋の番頭・助三郎(新井康弘)を聞き込み、幇間・正助(風見しんご)は小田原藩上屋敷勤番・波佐間左近(宇梶剛士)に亡き弟・篠崎勝之進(津村知与支)の溺死の他殺の疑いを問うと、お咲(大塚千弘)と一緒になれと言われた。
お咲の伯父の普請方・相沢征四郎(柴俊夫)は正助を尾行して長屋に来て、伝七と女房・お俊(田中美佐子)は正助から名は篠崎正太郎と事情を聞き、相沢はお咲を小田原に連れ帰ると言い、「菊乃屋」主人・藤助(ベンガル)とめい・小夏(小芝風花)は納得しなかった。
勘太と文治はお駒と清右衛門と昔に関係があり、千歳屋に跡取りがいないと調べ、伝七はお駒の店に行き醴(あまざけ)屋の屋号を問い、太一は清右衛門の子か尋ね、伝七は店に来た相沢から16年前にお駒と恋仲だったが国に呼ばれて捨てたと聞いた。
伝七らは逃げた太一を追い、相沢は太一を諫めると太一は「清右衛門は息子と思いこみ跡取りにしようとした」と告げた、伝七は北町奉行・遠山左衛門尉(松平健)から次の問屋頭取・相模屋の疑いをきいた。
相模屋忠太郎(林泰文)らは助三郎に千歳屋を継げと言い、伝七は相模屋と助三郎を疑い、相沢は太一の道具を見て江戸と上方で違うと言い、伝七は兇器の道具が留三の物と知り道具に血を見つけ、助三郎は留三に金を渡し、伝七らは助三郎と留三に「清右衛門を殺して太一に罪を被せた」と告げ一味を捕らえた、遠山は助三郎と留三を死罪にして太一を無罪にした、相沢はお駒を訪ねて「太一は自分1人の子」と言われた。
正太郎はお咲の脇差しに小田原勘定奉行の証文と印を見つけ、相模屋忠左衛門(小野武彦)は忠太郎から千歳屋は店を召し上げられたと聞き、相沢は正太郎とお咲に長屋で暮らすことを許した。
(つづく)


演出:吉田啓一郎
脚本:森脇京子・伊藤崇
原作:陣出達朗

最終回(8)「新たなる命、旅立ちの時」:2017年9月22日

(承前)
篠崎正太郎(風見しんご)は亡き弟・勝之進(津村知与支)の妻・お咲(大塚千弘)を長屋に残し出かけ、お咲は黒門町の伝七(中村梅雀)の女房・お俊(田中美佐子)と話し、伝七は正太郎の長屋に盗賊を見つけたが逃がした。
正太郎はお咲に子が産まれたら小田原に帰り育てる様に告げた、食事処「菊乃屋」主人・藤助(ベンガル)とめい・小夏(小芝風花)と伝七とがってんの勘太(徳重聡)とかんざしの文治(上遠野太洸)が子の誕生を話し、南町奉行・鳥居甲斐守(榎木孝明)は相模屋忠太郎(林泰文)と弟の小田原藩勘定吟味役・篠崎忠次郎(溝呂木賢)から問屋寄合の賄を聞いた。
回船問屋・相模屋忠左衛門(小野武彦)は謀書・謀印の証拠の取り戻しを忠太郎と忠次郎に命じ、正太郎はかつての同僚・波佐間左近(宇梶剛士)から証文を預けろと言われ、帰途に襲われ怪我をして伝七らが助けた。
伝七はお咲から事情と「勝之進が相模屋に殺された」と疑いを聞き、相模屋がお咲を籠で連れ去り、忠次郎はお咲に勝之進を波佐間に殺害させたと告げた、北町奉行・遠山左衛門尉(松平健)は同心・早瀬市之助(螢雪次郎)に「鳥居から相模屋の問屋寄合の賄を聞いた」と告げた。
伝七らはお咲が拉致された相模屋の寮を見つけ、お俊は屋敷に忍び捕らわれてお咲に会い、伝七らは屋敷に忍び込み、正太郎はお咲を人質にした波佐間を闘い斬り、相模屋は問屋寄合を開き、正太郎が来て問屋らに証文を見せ、伝七は偽証文を見せて早瀬らと相模屋一味を捕らえ、忠左衛門は自害した。
お咲は長屋に戻り子を産み、正太郎は証文を持ちお咲と子と小田原に旅立った。


演出:吉田啓一郎
脚本:森脇京子・伊藤崇
原作:陣出達朗

感想:

シーズン2で、長屋に来た謎の夫婦が裏の事件だ。
二人の手下と女房がほどよく絡む。

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