忠臣蔵の恋

キャスト

きよ(武井咲)・喜世(武井咲)・左京の方(武井咲)・月光院(武井咲)
礒貝十郎左衛門(福士誠治):浅野家の家臣。
浅野内匠頭長矩(今井翼):浅野家三代当主。
阿久利(田中麗奈)・瑤泉院(田中麗奈):長矩の正室。
村松三太夫(中尾明慶):浅野家家臣
堀部安兵衛(佐藤隆太):浅野家家臣
堀部弥兵衛(笹野高史):浅野家家臣
ほり(陽月華)弥兵衛の娘で、安兵衛の妻。
浅野大学長広(中村倫也):内匠頭の弟。
佐藤條右衛門(皆川猿時):きよの叔父。浪人。
勝田善左衛門(大東駿介):きよの兄。浪人。
大石内蔵助(石丸幹二):浅野家筆頭家老。
仙桂尼(三田佳子):きよの叔母。
片岡源五右衛門(新納慎也):浅野家家臣
吉田忠左衛門(辻萬長):浅野家家臣
不破数右衛門(本田大輔):元浅野家家臣
勝田元哲(平田満):きよの父
木屋孫三郎(藤木孝):きよの親代わり
前原伊助(山本浩司):浅野家家臣
原惣右衛門(徳井優):浅野家家臣
吉良上野介(伊武雅刀)
つま(宮崎香蓮)
落合与左衛門(山本龍二)
毛利小平太(泉澤祐希):浅野家家臣
富子(風吹ジュン):上野介の妻
儒学者・細井広沢(吉田栄作)
唐澤(福井裕子):大奥
古牟(内藤理沙)右近の方(内藤理沙):綱豊側室
江島(清水美砂):大奥
甲府宰相綱豊(平山浩行)徳川家宣(平山浩行)
須免・大典侍の方(野々すみ花):綱豊側室
岩倉(ふくまつみ):御年寄
新井白石(滝藤賢一)
間部詮房(福士誠治)

スタッフ

脚本:吉田紀子
原作:諸田玲子「48番目の忠臣」

第1回「初恋」2016年9月24日:34m

元禄15年12月14日にきよ(武井咲)らは浅野家筆頭家老・大石内蔵助(石丸幹二)から吉良邸仇討ちの成功を聞き、きよは礒貝十郎左衛門(福士誠治)に本懐と言うと息災でと言われた。
きよは江戸・浅野家上屋敷に行き、堀部安兵衛(佐藤隆太)が殿の御前で琴を弾くと妻・ほり(陽月華)と堀部弥兵衛(笹野高史)とに言い、礒貝十郎左衛門が鼓を合わせ、正室・阿久利(田中麗奈)が当主・浅野内匠頭長矩(今井翼)の計らいと言い、内匠頭の弟・浅野大学長広(中村倫也)は見事と言い片岡源五右衛門(新納慎也)は遠慮がちで長矩は風流事は無用と言った。
小石川・無量院できよの叔母・仙桂尼(三田佳子)が弔い、きよは阿久利の代参で会い長矩が質実剛健を守ると聞き作法を身に付けろと言われ、町で浪人・佐藤條右衛門(皆川猿時)に会い安兵衛から兄・勝田善左衛門(大東駿介)の試合が始まると聞き、堀内道場で見て相手が礒貝と知り、佐藤が権六が腕を上げたと言い、負けた勝田が喧嘩をしかけきよが制止し礒貝に謝った。
きよは礒貝に琴の時に気づいていたと言われ自分は気づかなかったと答え、弥兵衛から浅野家に推挙され風流は封じていたと聞き別れ、それは殿の寵臣との身分違いの秘められた恋の始めで、代参時に印を決めて人目を忍び会うようになったが、ある日を境に会うことが出来なくなった。
女中らが礒貝が参勤交代で国元の赤穂へ帰ると噂し、弥兵衛が礒貝の側用人への出世を話し、きよは廻りの目に注意を言われ、翌日に別れの宴が行われきよは琴を間違い、礒貝から誘われ国に帰るまでに会いたかったと言われ、肌着を交換した。


演出:伊勢田雅也
脚本:吉田紀子
原作:諸田玲子「48番目の忠臣」

第2回「縁談」2016年10月1日

再会を誓って1年経ち元禄13年5月に浅野内匠頭長矩(今井翼)は大石内蔵助(石丸幹二)に留守の国元赤穂を頼み、奥女中・きよ(武井咲)は阿久利(田中麗奈)の準備に呼ばれ堀部安兵衛(佐藤隆太)と奥付用人・落合与左衛門に到着時間を尋ね、一行が到着しきよは村松三太夫(中尾明慶)を見かけ、夜に長矩を迎え宴が行われた。
浅野大学長広(中村倫也)からの贈答に長矩は不快で、赤穂で内蔵助は吉田忠左衛門(辻萬長)と今年は物入りと話し対策を話し、阿久利は長矩から世継ぎがなければ大学と言われ、きよは礒貝十郎左衛門(福士誠治)を探し会うが一目があり次に延ばし、きよの兄・勝田善左衛門(大東駿介)が元浅野家家臣・不破数右衛門(本田大輔)に誘われ、きよが叔父・佐藤條右衛門(皆川猿時)に呼ばれ堀部弥兵衛(笹野高史)とほり(陽月華)の前で善左衛門が怪我し死んだ犬の試し斬りで見付かり逃げたと聞いた。
父・勝田元哲(平田満)が善左衛門を責め、きよと條右衛門が謝り止め、死んだ母が父と兄を思っていたと告げ、数日後にきよは仙桂尼(三田佳子)に代参し親代わりの木屋孫三郎(藤木孝)から縁談を言われ相手は村松三太夫で断れずに困った、きよは礒貝に結婚を言われ少し待って欲しいと言われ善左衛門に会いに行くが出かけていた。
きよは礒貝に縁談があると言えず兄の事で迷惑を心配し、きよは叶わぬ事かと悩みほりに尋ね無理に結婚したが今は幸せと聞き気がかりと心配され、きよは阿久利と琴を練習し、礒貝は善左衛門を見つけ前原伊助(山本浩司)に尋ね、身内を考えると言いきよの縁談を聞き、きよは阿久利に縁談を相談した。


演出:伊勢田雅也
脚本:吉田紀子
原作:諸田玲子「48番目の忠臣」

第3回「画策」2016年10月8日

きよ(武井咲)は阿久利(田中麗奈)に縁談があるがしばらく仕えたいので引き延ばしたいと伝え、きよはほり(陽月華)に呼ばれ堀部安兵衛(佐藤隆太)から兄・勝田善左衛門(大東駿介)が前原伊助(山本浩司)の家に居ると聞き、前原から善左衛門は礒貝十郎左衛門(福士誠治)に連れられ出て行ったと聞き、きよは堀部弥兵衛(笹野高史)に縁談を聞かれ、十郎左衛門は村松喜兵衛と嫡男・村松三太夫(中尾明慶)を見た。
その年浅野家では浅野大学長広(中村倫也)の縁談が決まり、浅野内匠頭長矩(今井翼)に片岡源五右衛門(新納慎也)や原惣右衛門(徳井優)が派手にと伝えると長矩と長広が言い争い、成瀬(押元奈緒子)が女中らに性格の違いを嘆き、滝岡(増子倭文江)がきよとつま(宮崎香蓮)に阿久利に琴を命じ、きよは阿久利から縁談に関する文を仙桂尼(三田佳子)宛てに預かった。
仙桂尼はきよから阿久利の文を読み縁談を先に延ばし、忠義は女にもあると言われた、きよは十郎左衛門に縁談を話し先延ばしと伝え、好意を踏みにじったと反省し、十郎左衛門は内匠頭に話すので待って欲しいと答えた。
元禄13年11月に内匠頭は心労で発作を頻繁に起こし十郎左衛門は内匠頭にきよとの結婚を言い出せなかった、元禄14年元旦は日蝕で明け、2月4日に内匠頭は勅使饗応役に任命され、家老・藤井又左衛門らが目出度いと言うが出費と健康不安があり、指南役は吉良上野介(伊武雅刀)は京で不在で準備が進め、質素堅実の内匠頭は予算を抑え知った大石内蔵助(石丸幹二)は変更を求めるが遅く準備が進められた。
きよは阿久利を気遣い、2月29日に上野介が江戸に戻り内匠頭が十郎左衛門を呼び、きよは十郎左衛門から文を受け取り饗応役終了後と知り、内匠頭が上野介に700両では不足と笑われ、3月10日に内匠頭は饗応屋敷に泊まり込む事になり阿久利らが送った。


演出:伊勢田雅也
脚本:吉田紀子
原作:諸田玲子「48番目の忠臣」

第4回「事件」2016年10月15日

元禄14年3月12日江戸浅野家上屋敷で、きよ(武井咲)は勅使饗応儀式が12-14日まで行われ阿久利(田中麗奈)と待ち、長屋で堀部弥兵衛(笹野高史)と堀部安兵衛(佐藤隆太)とほり(陽月華)から吉良上野介(伊武雅刀)のいじめで浅野内匠頭長矩(今井翼)を心配した。
最終日の朝に松の廊下で内匠頭は上野介と準備の遅れを聞き上野介が内匠頭にしくじりと責め、きよと阿久利と滝岡(増子倭文江)と成瀬(押元奈緒子)は「内匠頭が城内にて吉良に刃傷」の報を聞き、きよは堀部弥兵衛から内匠頭が城内で詮議と聞き前原伊助(山本浩司)と落合与左衛門は詳細不明と言い、弥兵衛は城内の刃傷は覚悟が必要と言った。
阿久利は家臣を集め、村松三太夫(中尾明慶)が供の衆の帰りを告げ、きよは礒貝十郎左衛門(福士誠治)から全て無になったと忘れてくれと言われ、浅野大学長広(中村倫也)が阿久利らに報告し、阿久利は上野介の生死を問うが不明で急報が赤穂に向かい、家老・安井彦右衛門と藤井又左衛門が内匠頭の切腹で浅野家はお取りつぶしで上屋敷を引き払いが決定されたと告げた。
仙桂尼(三田佳子)は知らせを受け、家臣は悲しみ途方に暮れ、内匠頭は遺言を残し切腹し、阿久利は知らせを聞き立ち退きの支度を命じ、きよはつま(宮崎香蓮)から片岡源五右衛門(新納慎也)や十郎左衛門らの近習らに何が起こるか判らないと聞き、きよは十郎左衛門に会い死なないで欲しいと言うが答え無かった。
泉岳寺で源五右衛門や十郎左衛門らが内匠頭を埋葬し遺言を読み、阿久利は髪を切ろうとした。


演出:伊勢田雅也
脚本:吉田紀子
原作:諸田玲子「48番目の忠臣」

第5回「誓い」2016年10月22日

きよ(武井咲)は礒貝十郎左衛門(福士誠治)に生きて欲しいと望み、阿久利(田中麗奈)は自ら髪を切り、きよらは滝岡(増子倭文江)から勤めの終わりを聞き、きよとつま(宮崎香蓮)は阿久利に呼ばれ、泉岳寺へ代参する成瀬(押元奈緒子)の供を命じられ、つまに側に使えきよに耳となり赤穂や江戸の家臣の動向を知らせるよう頼まれた。
その夜に阿久利は実家の三好浅野家に移り名を瑤泉院と改めた、きよは成瀬と泉岳寺に行き仙桂尼(三田佳子)に会い墓に向かい、途中で十郎左衛門らの殉死を止めたと聞き、佐藤條右衛門(皆川猿時)と墓に参ると、元浅野家家臣・不破数右衛門(本田大輔)と勝田善左衛門(大東駿介)が墓に来て家臣らと揉めると同じになったと言った。
僧が本堂に皆を呼び、十郎左衛門は赤穂に行き大石内蔵助(石丸幹二)に会い浅野内匠頭長矩(今井翼)の無念を晴らすと言い、きよは阿久利の耳となり参加したいと言うと関わるなと言われた。
浅野大学長広(中村倫也)が謹慎になり、夜に家臣らが泉岳寺に集まり僧の配慮と聞くが納得しないが堀部安兵衛(佐藤隆太)が内部に諍いを止め、やっかみの批判があるが條右衛門と墓に参り気持を話し、きよは仙桂尼と宿坊に泊まり、阿久利が内匠頭の恥辱を晴らすと考え耳となる事は一生忠義を尽くす事で生易しくないと言われ、情に流されるよりも浅野家を守る事が一番大事と聞いた。
きよは実家に戻り父・勝田元哲(平田満)に会い母の墓に参り兄から十郎左衛門の赤穂出発を聞き行き会い、阿久利に仕え続け十郎左衛門への気持も変わらないと伝えた。


演出:伊勢田雅也
脚本:吉田紀子
原作:諸田玲子「48番目の忠臣」

第6回「覚悟」2016年10月29日

きよ(武井咲)は礒貝十郎左衛門(福士誠治)が江戸に戻らない心配をし、赤穂城に江戸からの早駕籠が届き大石内蔵助(石丸幹二)と吉田忠左衛門(辻萬長)と重臣らは事件を知り、夜に原惣右衛門(徳井優)らが早駕篭で着き内匠頭の切腹と浅野家の断絶と赤穂城を開城命令を聞き、きよは父・勝田元哲(平田満)に身を寄せると村松三太夫(中尾明慶)が来て赤穂行きを聞き母と弟を頼まれた。
きよは父・元哲に村松の赤穂行きを告げ縁談無きように頼み、出かけ堀部弥兵衛(笹野高史)の変名の家に行き佐藤條右衛門(皆川猿時)とほり(陽月華)と弥兵衛から堀部安兵衛(佐藤隆太)が赤穂に行きほりから覚悟を聞いた。
赤穂では切腹か籠城か意見が多数に別れ、江戸から戻った片岡源五右衛門(新納慎也)や十郎左衛門や安兵衛らは吉良上野介(伊武雅刀)の処遇が不明と言い決断を求め、きよは吉良の屋敷で見付かるが材木商・木屋孫三郎(藤木孝)が女中・ちさに届け物に来て一緒に会い、瑤泉院(田中麗奈)に上野介が生きていて仙桂尼(三田佳子)が木屋を動かしたと伝えた。
きよは瑤泉院の手紙を仙桂尼に渡し噂が他からも有ったと聞き、赤穂は混乱し内蔵助の采配次第と考え、女は家の再興を考える事と聞き、家に戻り十郎左衛門を思うが幾日経っても赤穂の情報は入ら無かった。
兄・勝田善左衛門(大東駿介)がきよを訪ね父・元哲に会い、きよは元哲に何をするか問われ十郎左衛門への思いと母・さえの気持ちを考えていると答えると思いを貫く事の覚悟を問われ、十郎左衛門が江戸に戻ったと教えられ向かい会い赤穂に頼らず江戸詰めだけで仇討ちすると言われ手伝いたいと答えた。


演出:清水一彦
脚本:吉田紀子
原作:諸田玲子「48番目の忠臣」

第7回「新婚」2016年11月5日

元禄14年4月赤穂では意見が割れたが大石内蔵助(石丸幹二)が赤穂城開城を決めた、6月江戸・芝源助町できよ(武井咲)は町人に扮した礒貝十郎左衛門(福士誠治)と与八と酒屋を開き、呉服橋の吉良邸と吉良上野介(伊武雅刀)の情報を得るためで、きよと十郎左衛門は兄妹と偽り暮らすが十郎左衛門は死を覚悟してそそしかった。
7月にきよと十郎左衛門を勝田善左衛門(大東駿介)が訪ね片岡源五右衛門(新納慎也)や不破数右衛門(本田大輔)が会いたがると伝え、夜に集まり赤穂の開城と仇討ちを話し、翌日にきよは両国米沢町・堀部家借家を訪ねほり(陽月華)と堀部弥兵衛(笹野高史)と共に堀部安兵衛(佐藤隆太)から内蔵助の以後に含みがある言葉と決定前に城を出て江戸へ戻った十郎左衛門ら元側近の行動を許せないと聞いた。
きよは十郎左衛門から吉良の本所への屋敷替えを聞き、弥兵衛と安兵衛と佐藤條右衛門(皆川猿時)らは独自で隙を狙うと相談し、十郎左衛門と不破らは安兵衛らの動きを知り決行を考えた。
8月に原惣右衛門(徳井優)と毛利小平太(泉澤祐希)が弥兵衛を訪ね、きよは浅草・林昌軒に善左衛門を訪ね十郎左衛門の仇討ちの一念とあせりを話し安兵衛らが同士を求めていると聞き同じ志が同じと言い、ほりから十郎左衛門らの安兵衛らの仲間入りを求められ原が内蔵助の使者で江戸に来て安兵衛と言い争い内蔵助の江戸入りを求め、原から江戸の総意が条件と聞いた。
きよは十郎左衛門と泉岳寺に参り、善左衛門が原と毛利を連れ原が内蔵助の命と言うと安兵衛が来て、原が十郎左衛門と安兵衛に一心同体を求めた、家に戻った十郎左衛門はきよに江戸の家来はひとつになると話し、きよに恋しさは同じと言い抱きしめた。
元禄14年11月に赤坂今井・三次浅野家宅できよは瑤泉院(田中麗奈)に報告に行くと先客が居た。


演出:伊勢田雅也
脚本:塩田千種
原作:諸田玲子「48番目の忠臣」

第8回「二人の男」2016年11月12日

身も心も結ばれたきよ(武井咲)と礒貝十郎左衛門(福士誠治)はしばし過ごすが、堀部安兵衛(佐藤隆太)と片岡源五右衛門(新納慎也)と勝田善左衛門(大東駿介)と不破数右衛門(本田大輔)が来て吉良上野介(伊武雅刀)が隠居し仇討ちを急がねばならぬと話すとほり(陽月華)が高田軍兵衛の手紙を持ち来て、安兵衛は高田の脱盟を言い高田の養子の件を聞いており、固辞すれば外に疑われる為のやむを得ぬ脱盟だと告げた。
元禄15年1月に無量院の仙桂尼(三田佳子)にきよは瑤泉院(田中麗奈)宅で大石内蔵助(石丸幹二)と会い全て任せて欲しいと話して頼もしい方だと言うと、仇討ちでなくお家再興だと望まれ、十郎左衛門の手伝いで働くと聞かれ酒屋は動き易いと答えると仇討ちに参加して欲しく無いと言われた。
きよは帰途に見知らぬ男に後をつけられ、堀内道場に駆け込み助けを求め佐藤條右衛門(皆川猿時)らに助けられ、安兵衛が本所に道場を開き村松三太夫(中尾明慶)親子が仲間に加わると聞き、自分だけが死に場がないと聞ききよは強く生きて欲しいと願い自分も弱音を言わないと言った。
4月に十郎左衛門ときよの酒屋へ三太夫が訪ね来てきよとの縁談は先延ばしで刃傷事件で立ち消えになったが気持は変わらなく酒屋で働きたいと望み、十郎左衛門は受けてきよに別れる時が来たと告げた、翌日に十郎左衛門の母・貞柳尼(風祭ゆき)を訪ね病と知るが十郎左衛門への口止めを頼まれ費用の足しにと荷物を頼まれた。
十郎左衛門は吉良邸を探り安兵衛と会い道場で不破の参加が認められたと聞き、きよが襲われたと知り帰りきよに話すと追い出される思ったのだろうと気づかい、きよは支度をして店を去った。


演出:伊勢田雅也
脚本:塩田千種
原作:諸田玲子「48番目の忠臣」

第9回「生死の境」2016年11月19日

元禄15年7月18日江戸木挽町・浅野大学屋敷、閉門中の浅野大学長広(中村倫也)が本家に差し置きの幕府の処分が出て浅野家再興は断たれ、山科の大石内蔵助(石丸幹二)に伝わり7月28日に堀部安兵衛(佐藤隆太)ら同志を集め討ち入りを宣言した。
きよ(武井咲)は堀部弥兵衛(笹野高史)とほり(陽月華)と佐藤條右衛門(皆川猿時)と毛利小平太(泉澤祐希)らから内蔵助の言葉を知り、毛利から吉良家に伝が有るかと聞かれ江戸の浪士ら動きの活発化を感じ、家に戻り兄・勝田善左衛門(大東駿介)から礒貝十郎左衛門(福士誠治)が重病と聞き父・勝田元哲(平田満)にも勧められ十郎左衛門の元へ行った。
きよは十郎左衛門を懸命に看病し、見た村松三太夫(中尾明慶)にも夫婦と見え、寝ずの看病を続けるが悪化し医師に手の施し様が無いと言われ、譫言に十郎左衛門は「吉良を討たねば」と呟き、十郎左衛門はようやく一命を取り留め熱が下がり始め回復し、きよは十郎左衛門に本懐を遂げさせる為に助けたと言い手助けだしたく、同志だと思って欲しいと言い、きよは吉良屋敷に入ると考えた。
数日後に吉田忠左衛門(辻萬長)が江戸の同志を集め、きよは村松や十郎左衛門を迎えた、きよは吉田から同志は秋から冬に江戸に集まると聞き吉良屋敷の調べを頼まれ叔母・仙桂尼(三田佳子)に話し危険と言われたが上杉家の下屋敷への奉公で本所の吉良邸でなく残念と答え、心配された。
8月27日にきよは上杉家の下屋敷へ行き、母の名前を借りてさえと名乗り吉良上野介の妻・富子(風吹ジュン)の女中となった


演出:黛りんたろう
脚本:吉田紀子
原作:諸田玲子「48番目の忠臣」

第10回「密偵」2016年12月3日

きよ(武井咲)は瑤泉院(田中麗奈)とつま(宮崎香蓮)と滝岡に同士らが江戸に集まると話し、きよは吉良上野介(伊武雅刀)の奥方・富子(風吹ジュン)の実家の上杉家下屋敷に女中として奉公に入ると告げた、上杉家下屋敷できよは富子に会いさえと挨拶し、きよの予想と異なり夫婦仲は良いと聞き、琴を弾き聞かせ笑顔が優しく芯が強いと感じ、日々は穏やかだった。
きよは橘屋の使いに扮した毛利小平太(泉澤祐希)から菓子箱に隠された手紙を受け取り、上杉家動向調べの他に異変の通知と上野介の人相の確認を求められた、しかし上野介は富子の元に現れなく、来ると言い出し揉めるが上杉家が認めないだろうと聞き、富子から嫡男を養子にしたと不満を聞き、外の神社に小平太に告げた。
小平太は堀部安兵衛(佐藤隆太)と礒貝十郎左衛門(福士誠治)と村松三太夫(中尾明慶)と勝田善左衛門(大東駿介)に上杉家が上野介を守る気が無いと告げ、不破数右衛門(本田大輔)が大石内蔵助(石丸幹二)が江戸に向かったと告げ、11月に内蔵助は江戸に着き吉田忠左衛門(辻萬長)らが迎えた。
きよは小平太の手紙で内蔵助の江戸入りと上野介の人相確認の求めを知るが尾行を見つけ、数日後に上杉家当主で吉良夫妻の長男・綱憲(柿澤勇人)が病に倒れ富子のもとに来ると聞き、綱憲を看病する富子の姿にきよは自分の姿を思い出し方法を教えた、きよは富子に上野介が綱憲に会いに来ないのかと尋ね、富子から複雑な気持ちを聞いた。
数日後に綱憲の熱が下がり、富子か上野介が来ると聞き、小平太の手紙で討ち入りの日が決まったと知り、上野介が下屋敷に来てきよは顔を見た。


演出:黛りんたろう
脚本:吉田紀子
原作:諸田玲子「48番目の忠臣」

第11回「吉良の顔」2016年12月10日

11月20日にきよ(武井咲)がいる上杉家下屋敷に吉良上野介(伊武雅刀)が奥方・富子(風吹ジュン)と長男・綱憲(柿澤勇人)に会いに来た、きよは上野介に挨拶し赤穂浪士の誰も知らない顔を確認した。
12月3日に回復した綱憲が上杉家上屋敷に戻り、きよは上野介が討ち入り日の12月5日の茶会を日延べしてしばらく下屋敷に留まると聞いた、用意した手紙を見ると女中・ちさ(二宮郁)に橘屋の手代が来たと聞き、連絡係の毛利小平太(泉澤祐希)に日延べと上野介の顔の傷を知らせ、決行の日が決まれば前日に約束の木に印をつけると聞いた。
きよが富子に琴を聞かせると上野介が上杉家臣が本所か米沢へ移動を言うと怒り世間が敵と白状だと言い富子がなだめた、きよは富子から事件以来上野介が変わり本来は優しく、いっそ刺し違えて死のうと考えたと吉良家の将来の不安を聞いた。
12月8日に上野介は本所の屋敷に戻る事になり富子をいたわり、何があっても取り乱すなと告げきよに富子を頼んだ、きよは10日を過ぎても木に印がなくいっそこのままと考えかけるが思い直した、12月13日に仙桂尼(三田佳子)が勝田元哲(平田満)を訪ね年内の討ち入りを聞ききよの荷担を話し公儀の咎がどこまで及ぶか案じ止められない性格は母・さえと似ていると言った。
きよは木に印を見つけ翌日の討ち入りを知り、用意した手紙を富子に見せて父の病と言い宿下がりを許され父の回復を望まれ、雪の中を屋敷を去った。


演出:清水一彦
脚本:吉田紀子
原作:諸田玲子「48番目の忠臣」

第12回「討ち入りの朝」2016年12月17日

きよ(武井咲)屋敷を出ると尾行され会った毛利小平太(泉澤祐希)に身を隠せと伝え料理屋に逃げ、礒貝十郎左衛門(福士誠治)からの言付けを聞き毛利から言付けを預かり読むと脱盟状だった、きよは金杉町で十郎左衛門と会いその母・貞柳尼(風祭ゆき)とも久しぶりに会い、十郎左衛門から生きろと告げられた。
翌日の朝にきよは瑤泉院(田中麗奈)に討ち入りを知らせ、勝田善左衛門(大東駿介)は勝田元哲(平田満)に会い討ち入りを告げ、堀部弥兵衛(笹野高史)家に同士が集まり参加者の最終確認でほり(陽月華)がきよを迎え佐藤條右衛門(皆川猿時)はほっとしたと聞き、きよは毛利を心配し、村松三太夫(中尾明慶)も残す弟を託された。
夜に吉田忠左衛門(辻萬長)や大石内蔵助(石丸幹二)が来て、十郎左衛門が毛利の手紙を渡し脱盟を皆に告げ、時が近づく準備に別れ去り堀部安兵衛(佐藤隆太)がほりに別れを言い、きよは内蔵助から礼を言われ瑤泉院への言付けを聞き、十郎左衛門を見送り思い出の琴の爪を渡した。
きよはほりに連れられ細井屋敷に行き、儒学者・細井(吉田栄作)に会い目黑で死体が2つ見付かり赤穂浪人と柳沢家来と聞き、落合与左衛門()が来て瑤泉院から本懐後に一同へ渡して欲しと蜜柑を渡され、瑤泉院が祈願していると聞ききよは見届けに行った。


演出:伊勢田雅也
脚本:吉田紀子
原作:諸田玲子「48番目の忠臣」

第13回「別れの雪」2016年12月24日

元禄15年12月14日深夜に赤穂浪士らは本所の吉良邸に向かい、大石内蔵助(石丸幹二)や堀部弥兵衛(笹野高史)や原惣右衛門(徳井優)や片岡源五右衛門(新納慎也)や村松喜兵衛らは表門に、大石主税や堀部安兵衛(佐藤隆太)や前原伊助(山本浩司)や不破数右衛門(本田大輔)や村松三太夫(中尾明慶)や寺坂吉右衛門や礒貝十郎左衛門(福士誠治)らは裏門に別れ、側で佐藤條右衛門(皆川猿時)や勝田善左衛門(大東駿介)が見守り、浪士らは突入した。
善左衛門や條右衛門や堀内源左衛門や寺内玄達らが裏門の外で耳を澄まし、きよ(武井咲)が駆けつけ加わり、死んだ毛利小平太(泉澤祐希)を思った、細井広沢(吉田栄作)屋敷でほり(陽月華)が見守り、1時間後に静まり返った、瑤泉院(田中麗奈)が屋敷で祈り、笛が鳴り鬨が上がった。
門が開き浪士の隊列が出て来て内蔵助が本懐を遂げた言い、きよと善左衛門が瑤泉院からの蜜柑を渡し、きよは十郎左衛門と最後の言葉を交わし、十郎左衛門はきよに蜜柑を渡し泉岳寺に向かい、噂を聞いた人が沿道に集まり、上杉家下屋敷で富子(風吹ジュン)が長男・綱憲(柿澤勇人)から討ち入りで吉良上野介(伊武雅刀)の死を聞き、上杉家家老・色部又四郎(堀内正美)が綱憲に仇討ちを止めた。
きよは父・勝田元哲(平田満)を見かけ驚き、十郎左衛門との日々を思い出し気づくと寺坂吉右衛門(川口覚)に声を掛けられ内蔵助の命で西国の本家の浅野大学長広に連絡に行くと聞き、姿は死んだ小平太と重なり、泉岳寺で條右衛門から浪士は大名家にお預けと聞き、富子は綱憲に遺恨は断ち切るべきと父の遺言だと言った。


演出:伊勢田雅也
脚本:塩田千種
原作:諸田玲子「48番目の忠臣」

第14回「梅の便り」2017年1月14日

元禄16年正月、きよ(武井咲)は床に伏して年を越した、きよと勝田元哲(平田満)を佐藤條右衛門(皆川猿時)と勝田善左衛門(大東駿介)が訪ね公儀が浪士の処分で揉めると話し、きよは瑤泉院(田中麗奈)を訪ねるとつま(宮崎香蓮)から仙桂尼(三田佳子)が来ていると聞き、助命嘆願に桂昌院の伝を探った。
きよを訪ねて礒貝十郎左衛門(福士誠治)がお預けの細川家の家来・堀内(北見敏之)が来て浪士の手紙を隠密に身内に運び、十郎左が藩士らと共に穏やかに過ごし十郎左が大事なお守りと称すものを肌身離さず持っていると言い、堀内はきよが切った梅を持ち帰り十郎左に届けた。
儒学者・細井広沢(吉田栄作)屋敷できよは柳沢への助命嘆願を頼み、ほり(陽月華)は潔く死なせたいと望み、細井は本心を問い堀部安兵衛(佐藤隆太)を死なせたく無いと言った。
数日後に浪士らは酒を飲み堀内に感謝し、きよは元哲から細井から浪士の処分が切腹と決まったと聞いた、きよは十郎左の母・貞柳尼(風祭ゆき)に切腹と知らせ、浪士らは次々切腹し知人らは泉岳寺で祈った、きよは十郎左の墓で祈り、ほりは遺体を見て穏やかでないと言い、仙桂尼が吉良家が断絶し願いが叶ったが浪士は居なく、遺族の流刑が決まり命を救う事が残ると言った。


演出:清水一彦
脚本:吉田紀子
原作:諸田玲子「48番目の忠臣」

第15回「新しい道」2017年1月21日

元禄15年4月にきよ(武井咲)は泉岳寺でほり(陽月華)から奉公すると聞き、瑤泉院(田中麗奈)らに会い伝えた、つま(宮崎香蓮)が勝田善左衛門(大東駿介)に嫁ぐためにお暇を貰い、きよは善左衛門から僧になると聞いた。
きよ(武井咲)は小石川無量院で仙桂尼(三田佳子)から赤穂義士の遺児の遠島が免れなかったが赦免を求め続けると聞き遠島を見送った、元富子の梅嶺院(風吹ジュン)は皆が居なくなったと居った、きよは父・勝田元哲(平田満)と礒貝十郎左衛門の義姉・みえ(三輪ひとみ)から十郎左衛門の母・貞柳尼(風祭ゆき)の死を聞き十郎左の遺品と小さな包みを渡され、きよが十郎左に贈った琴の爪だった。
きよは細井広沢(吉田栄作)からほりに頼まれたと奉公を聞き、柳沢が押す甲府宰相・綱豊の桜田御殿への女中奉公で一旦武家の養女となり奉公すると聞き戸惑い考える時間を貰うが、浅野家のために意義があると言われた。
きよは仙桂尼に浅野家のため話し、おのれの利を求めるならば見破られるとまごごろで新しい奉公をせよと言われた、きよは十郎左衛門の墓に参り梅嶺院と会い忠義の志のなれの果てを見届けに来たが眠る者を如何に恨むか判らないと聞き、きよは私を恨んで欲しいと言うと梅嶺院は何にもならないと言った。
冬に善左衛門とつまの婚儀が行われ、元哲が見えずとも亡き者もこの場に来ていると言った、きよは元哲に翌日に出立し矢島の養女となり後に桜田御殿へ行くと言った。
宝永元年3月にきよは桜田御殿に入った。


演出:清水一彦
脚本:吉田紀子
原作:諸田玲子「48番目の忠臣」

第16回「側室候補」2017年1月28日

きよ(武井咲)は喜世に字を変えて桜田御殿に奉公にあがり教育係・江島(清水美砂)に作法を教わり始め御殿女中としての嗜みで書物を読まされ書写し暗誦した、喜世は女中・古牟(内藤理沙)と江島は厳しいが上屋敷は公家の奥方がいて気詰まりと聞いた。
3月半ばに、喜世は次期将軍と目される甲府宰相・徳川綱豊(平山浩行)から声をかけられて閨へ呼ばれる、喜世は自分がと動揺したが支度して閨に行くが、綱豊の口づけを拒否してしまい下がらされた、綱豊は側近・間部詮房に喜世を尋ね、女中が失態と噂し、喜世は江島から綱豊から翌日も呼ぶと聞いた。
喜世は閨で綱豊に失態を詫びると、綱豊が御殿での暮らしと教育係が厳しいと話し育ちと両親を聞かれ綱豊が自身の両親を話したが触れようとせず返された、それが幾日か続き、喜世は江島から綱豊が家臣に養子に出され後に返されたが優しいと聞かされた。
喜世は十郎左に謝りながら、綱豊の閨で抱いて欲しいと頼み身を捧げた、喜世は思いを寄せた者を聞かれ亡くなったと答えた、喜世は唐澤(福井裕子)が江島に妾として送られて来た女と話すのを聞き、江島から役目と言われ、別の世界で自分の甘さを知った。
喜世は外出許しで泉岳寺へ行き墓に参り十郎左衛門(福士誠治)と似た人物に会った。


演出:伊勢田雅也
脚本:吉田紀子
原作:諸田玲子「48番目の忠臣」

第17回「江戸城大奥」2017年2月4日

喜世(武井咲)は十郎左衛門(福士誠治)と似た人物に間部詮房と名乗られ甲府宰相綱豊(平山浩行)からの迎えと聞き悲願達成を手伝うと言われた、江島(清水美砂)は唐澤(福井裕子)に綱豊が喜世を不問にせよと言ったと告げ、喜世は詮房と綱豊がどこまで知っているかいぶかった。
綱豊が詮房から喜世が泉岳寺にいたと聞き、宝永元年4月に将軍綱吉の娘・鶴姫が死去して、喜世と古牟(内藤理沙)は唐澤と江島から「綱豊が将軍後継者となり江戸城西の丸に移り喜世と古牟も側室として移り、正室・熙子(川原亜矢子)と熙子の息がかかる側室・須免(野々すみ花)が居る」と聞いた。
喜世は公儀の知らせがなく待ち、儒学者・細井広沢(吉田栄作)が詮房と決定が遅いと話した、喜世は閨で綱豊から登城を聞き抱かれて世を変えると言われた。
綱豊は徳川家宣と名を変えて江戸城西の丸に移り、喜世と古牟は側室となり名を左京の方と右近の方と変えた、正室付御年寄・岩倉(ふくまつみ)の連絡で左京の方と右近の方は奥御殿で熙子と須免に挨拶して、熙子は早く世継ぎを生むように言い、江島が左京の方と右近の方に熙子が猫嫌いで部屋から出すなと言い熙子の言葉は逆さまだと言った、熙子は岩倉に懐妊競争では喜世を警戒すると言った。
宝永2年2月に左京の方を客人の仙桂尼(三田佳子)が訪ね、瑤泉院(田中麗奈)の手紙を持ち来て「左京の方への3回忌法要の礼」と言い、富子の死と遠島された赤穂浪士遺児の病死を告げた。 左京の方は家宣の閨に呼ばれて嘆願しようとすると家宣に口を塞がれた。


演出:船谷純矢
脚本:吉田紀子
原作:諸田玲子「48番目の忠臣」

第18回「悲願」2017年2月11日

左京の方(武井咲)は自らの素姓を明かそうとすと徳川家宣(平山浩行)に密かに「決まった事を変えるには大義が必要で時期を待て」と言われた、西の丸では誰が最初に子を宿すか争いが始まった、宝永2年6月に将軍綱吉の生母・桂昌院が死去し、数日後に左京の方は儒者・新井白石(滝藤賢一)から時代の終焉で変化の前触れと聞いた。
1年後の秋に大恩赦で遺児・村松政右衛門が流刑から解かれて木屋孫三郎(藤木孝)とほり(陽月華)と共に左京の方に会いに来て「悲願だ」と言われた、宝永4年7月に右近の方(内藤理沙)が家宣の子を産み家千代と名付けられた、熙子(川原亜矢子)は大典侍の方(野々すみ花)にも子を求めて寺社に祈祷させた。
家千代は2月で死に、左京の方は女中らから右近の方が病んでいると聞き、江島(清水美沙)が熙子が大典侍の方の子を望み祈祷すると告げ大典侍の方が子を孕んだ、右近の方が寝込み養生所に送られた、左京の方は江島から好機と言われ反発したが男子を産んで本丸大奥の頂点まで登りつめたいと言われた。
左京の方は家宣から閨に呼ばれ、家宣から子が育たぬのは自分の性だが血筋を残すのが道だと言われた、左京の方は恋ではなくと思った、翌年7月に大典侍の方が男子を産み大五郎と名付けられた、年の瀬に左京の方は家宣に懐妊を告げた。


演出:清水一彦
脚本:吉田紀子
原作:諸田玲子「48番目の忠臣」

第19回「誕生」2017年2月18日

左京の方(武井咲)は懐妊し、宝永6年正月に江島(清水美沙)から指導され書物を読まされた、唐澤(福井裕子)と江島は御年寄・岩倉(ふくまつみ)から五代将軍綱吉死去を聞いた。
徳川家宣(平山浩行)は六代将軍となり新井白石(滝藤賢一)と間部詮房(福士誠治)に「生類憐みの令」を廃止させ恩赦が行われた、赤穂浪士の残りの遺児が救われ赤坂今井・三次浅野家で仙桂尼(三田佳子)が瑤泉院(田中麗奈)と落合与左衛門(山本龍二)に左京の方懐妊を告げた。
左京の方は江戸城本丸に入り、側室・大典侍の方(野々すみ花)の子・大五郎が初節句を迎えた、7月に左京の方は食欲がなく江島は燕巣を食べさせるが進まず、取り寄せた西瓜を勧めた、女中・松が風邪で食欲のない大五郎に与えると容態が悪化して江島が故意と疑われた。
左京の方が江島を心配し、大五郎の悪化を知るが大典侍の方は近づけ無かった、左京の方が熙子(川原亜矢子)に江島を取りなすが自身が倒れ、奥医師・上岡法印は早産と言い、大五郎が死に、左京の方が男子を産み鍋松と名付けられた。
熙子は鍋松を大五郎の生まれ変わりで世継ぎと願い育てると言い、江島が左京の方に抱かせて育てたいと願い叶えられた。


演出:清水一彦
脚本:吉田紀子
原作:諸田玲子「48番目の忠臣」

最終(20)回「月光院」2017年2月25日

宝永6年11月に左京の方(武井咲)は父・勝田元哲(平田満)と出家した兄・勝田善左衛門(大東駿介)と仕官した叔父・佐藤條右衛門(皆川猿時)とつま(宮崎香蓮)と会い大恩赦を喜び、左京の方は広島の浅野大学の旗本と家の再興を伝え皆が喜び、左京の方が将軍家宣(平山浩行)に望んだただ1つの事だった。
宝永7年9月に浅野家は再興した、左京の方は家宣と元気に成長する鍋松と過ごした、家宣が病に倒れて左京の方は江島(清水美砂)と心配し、家宣は新井白石(滝藤賢一)と世継ぎを相談した、熙子(川原亜矢子)が左京の方に病状を伝えた。
その夜に御三家が集められて鍋松の世継ぎが決められた、左京の方は鍋松と家宣に呼ばれて次期将軍は鍋松と告げられ左京の方は幼く無理と言うが決めたと言われた、家宣は危篤になり逝去し熙子と左京の方と大典侍の方(野々すみ花)と右近の方(内藤理沙)が見送った。
鍋松は家継と名を変えて4才で将軍になり、左京の方は将軍生母となり熙子と老中が補佐して、左京の方は間部詮房(福士誠治)に家継を頼み、左京の方は髪を下ろして月光院と改めた、月光院は年寄りとなった江島と登り詰めたと話した。
月光院を瑤泉院(田中麗奈)と仙桂尼(三田佳子)が訪ねて来て浅野家再興の礼を言い元禄14年3月14日の事を思い巡らせ、仙桂尼が子・家継が月光院の行く末を導き皆の命を繋いだと言った、左京の方は家継を抱き強く生きると願った。


演出:伊勢田雅也
脚本:吉田紀子
原作:諸田玲子「48番目の忠臣」

感想:

意外と短い時間を描く。
後半でも10年以下でそこで将軍が3代も代わった。
そして、多くの死者が出た。

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