「吉原裏同心」

キャスト

神守幹次郎(小出恵介)
汀女(貫地谷しほり)
四郎兵衛(近藤正臣)
薄墨太夫(野々すみ花)
仙右衛門(山内圭哉)
藤村壮五郎(皆川猿時)
玉藻(京野ことみ)
柴田相庵(林隆三)
お芳(平田薫)
身代わり屋・佐吉(三宅弘城)
長吉(沼田爆)
清次(若葉竜也)

スタッフ

原作:佐伯泰英
脚本:尾崎将也

第1回:希望の光:2014年6月26日:42m

下級武士・神守幹次郎(小出恵介)は、借金の方で嫁がされた夫・藤村壮五郎(皆川猿時)からひどい扱いを受けていた幼なじみ・汀女(貫地谷しほり)を救出し、駆け落ちし追われる3年の放浪の旅に出た。
幹次郎は剣の修行を続け、追われる暮らしで追っ手に汀女の弟・信一郎(上遠野太洸)が含まれている事に気づき、養子にされ仇討ちに入れられ、江戸・吉原にいると聞いた。
幹次郎は信一郎を救い出すために江戸・吉原に入り、吉原の花と呼ばれる薄墨太夫(野々すみ花)の行列を見て、初音(水野絵梨奈)に会い信一郎を聞き連絡を頼んだ。
自警組織・四郎兵衛会所と側の町方同心詰所があり、四郎兵衛会所頭取・四郎兵衛(近藤正臣)は腕のたつ人物を探していた。
壮五郎一派は幹次郎らを待ち受け吉原に罠を張っていて、信一郎が初音と逃げようとし幹次郎を呼び寄せる罠と考えていたが、幹次郎は仙右衛門(山内圭哉)を見つけ、信一郎を追い駆けつけたが信一郎と初音は討たれた。
幹次郎は壮五郎一派を斬り、幹次郎の剣の腕を見ていた四郎兵衛会所頭取・四郎兵衛は2人の弔いを認め、事情を聞き吉原の裏同心を頼んだ。


監督:西谷真一

第2回:守りたい人:2014年7月3日:43m

吉原裏同心の四郎兵衛(近藤正臣)の申し出を幹次郎(小出恵介)は断り、吉原で儲けている人を手伝う事になると言い、汀女(貫地谷しほり)は壮五郎(皆川猿時)はまだ追い所詮は仮暮らしと言った。
幹次郎は宗助を助け、医師・柴田相庵(林隆三)とお芳(平田薫)に運び込むと藤助が来て四郎兵衛の申し込みを断ったと言い、宗助は付け馬に失敗し相手は遊女・梅園(奥菜恵)の客・弥七で浪人・島田藤兵衛(山口馬木也)にやられ取りはぐれたと言った。
汀女は墓詣りに行くと住職から四郎兵衛に呼ばれ、文も文字も修練があると言われ吉原の遊女の事を話し、茶屋・巴屋で四郎兵衛の娘・玉藻(京野ことみ)が文と文字を教えていて息子・清次(若葉竜也)はまだまだで手習いの師匠を頼まれた。
幹次郎は弥七を捕らえて藤助に引き渡し、梅園は藤兵衛に悪巧みを持ちかけられ、汀女の手習いに薄墨太夫(野々すみ花)が来て吉原にも遊女並みの幸せがあると言い、梅園の作った俳諧に不穏を感じ、幹次郎が取られたものを返したが何か暗い物を感じた。
汀女は四郎兵衛に話し、弥七は藤兵衛に頼まれ次に吉原を丸焼けにすると言ったと白状し、梅園の所に藤助と幹次郎が行き妹・おくにから借金を肩代わりする藤兵衛が現れたと言い、梅園が利用されていると考えるが偽の訴えで奉行に捕らわれ時間稼ぎと思われ、牢で身代わり屋・佐吉(三宅弘城)から声を掛けられた。
汀女が梅園の火付けを止め、幹次郎が吉原に戻り藤兵衛が逆恨みで盗賊に入ろうとするが幹次郎が斬り防ぎ、四郎兵衛が吉原裏同心を再度頼み梅園を助ける条件で引き受けた。


監督:西谷真一

第3回:許せぬ奉行:2014年7月10日:43m

幹次郎(小出恵介)は吉原裏同心として働き、掏摸を捕らえ、四郎兵衛(近藤正臣)から大きな仕事があると言われ、同心・村崎が四郎兵衛に、吉原を視察に南町奉行・村山(ダンカン)が来ると伝え、村山は小判が好きだと心配した。
幹次郎は汀女(貫地谷しほり)と会所の世話で吉原の長屋に住み、お芳(平田薫)や仙右衛門(山内圭哉)と会い、医師・柴田相庵(林隆三)が訪ねて来た。
玉菊燈籠の日に、村山が見回り四郎兵衛や太夫らが迎えたが、卵をぶつけられ村山は怒るが、四郎兵衛は外部の人間なら問題はないと言い、取り調べ中と言った。
太兵の店でのみ卵を売っており、購入した遊女・きく(富田靖子)に会うと体が悪いが稼いだ金を他に渡すと言い、きくは昔は売れっ子で、投げられたか疑問で太兵が捕らえられたが否認し、村山に薄墨太夫(野々すみ花)が相手し事件を治めようとした。
相庵に血をはいた遊女・きくが運ばれ労咳と言い、手習い所で汀女はきくの事を話し薄墨太夫はきくが村山に見初められたが好きな男がいて頑として聞き入れなく知った村山がその男に酷い仕打ちをしたと聞き、幹次郎も佐吉(三宅弘城)から喜助(天宮良)が無実の罪をかぶせられ江戸所払いになり喜助は卵を商っていたと聞いた。
きくと喜助が奉行・村山に仕返しを狙っていると考え、幹次郎らがきくを呼び出し喜助と会い、きくが渡した卵をぶつけたと聞き、太兵が捕らわれていると言うと喜助が自訴すると、屋根からきくが自分が投げたと実際に投げてみせて身を投げた。
幹次郎が薄墨太夫の文で呼び出された村山の髷を切り、村山は職をとかれた。


監督:西谷真一

第4回:年季明け:2014年7月17日:42m

幹次郎(小出恵介)と汀女(貫地谷しほり)は吉原の長屋暮らしに慣れて来た。
吉原で遊女・おかん(高橋由美子)と客の大工・幸助(おかやまはじめ)が心中未遂をおこし仙右衛門(山内圭哉)や幹次郎が行くと、おかんの年季明けに一緒になる約束の2人だが、年季明けにおかんの借金の証文を店主・徳蔵(近童弐吉)が出した、帰りに幹次郎を薄墨太夫(野々すみ花)が呼び止め煙草を勧め前の礼を述べた。
四郎兵衛(近藤正臣)は会所で内容を聞き証文の真偽が大切で、徳蔵は親方が許さず帰れず幹次郎が家で預かり、吉原五町丁名主が証文を書いた小間物問屋・橘屋喜兵衛が徳蔵に頼まれおかん同席で書いたと言った。
棟梁・栄造(加藤武)に幹次郎と仙右衛門が行くと仕事を休んだから止めさせたと喧嘩になり、汀女は遊女らに手習いを教え、借金が嵩むと言い玉藻(京野ことみ)が薄墨太夫は風邪と言い、幹次郎と仙右衛門は浪人につけられ襲われた。
お芳(平田薫)と汀女が幸助に屋根を修理して貰い、喜兵衛がおかんの身請けに来て幹次郎と仙右衛門と幸助が行くと、おかんは待てないと言い幹次郎は喜兵衛が破った証文を貰い、汀女に薄墨太夫は客を断る口実と言い汀女は追われる身を話した。
幹次郎は佐吉(三宅弘城)から橘屋が金に困っていると聞き、証文の日付があわず徳蔵と喜兵衛が組んでいると疑い、2人の仲間割れを聞いた幹次郎が用心棒の浪人を斬り、四郎兵衛はおかんと幸助に証文は偽で年期明けと言い、幹次郎らが棟梁に行くと汀女が先に事情を話していた。


監督:西谷真一

第5回:父と娘:2014年7月24日:43m

吉原一の売れっ子・薄墨太夫(野々すみ花)を呼ぶのは大変な事で、その席へ少女のおけい(宮武美桜)が遊女になりたいと言って現れ、幹次郎(小出恵介)と汀女(貫地谷しほり)が呼ばれ、話しを聞いて欲しいと頼まれた。
幹次郎と汀女は、おけいを長屋に連れ、医師・柴田相庵(林隆三)とお芳(平田薫)が来て説得するが聞かず、幹次郎は遊女にするが両親には二度と会えないと言うと泣き出し、父・谷平(柳沢慎吾)が借金のカタに吉原に売ろうとし、その前に自ら来たと言った。
谷平が来て仙右衛門(山内圭哉)におけいの事を聞き、女郎・吉野が親父がいなくなったと足抜けを謀り四郎兵衛(近藤正臣)が今回だけはと取りなし、谷平がおけいに金の算段がついたといい、幹次郎はばくちには手を出すなと言った。
仙右衛門が吉野の事を話すと、相庵も似た糸里の事を聞いていた吉原の外だが四郎兵衛は同じ女衒が絡むと考え女衒・庄助(富家規政)の名が出て、調査を始めた。
谷平は悪質な女衒・庄助のばくちの誘いに手を出し、幹次郎らは庄助のばくち場を見つけ谷平を見つけ次の獲物と考えたが、谷平は庄助からおけいを売る様に言われた。
四郎兵衛は庄助を捕らえる証拠がなく、おけいを売らせて証拠を掴むと決めたが、幹次郎は一度遊女になった後の親子の関係を心配したが、幹次郎・汀女・おけいに谷平がまた博打の借金で吉原へ行くように頼みおけいは承知した。
幹次郎は汀女に親子を囮に使うと告げ汀女はおけいは強いと言い、おけいを引き取った庄助は外に戻ってから谷平を殺そうとすると、幹次郎が全て聞いたと現れて一味を捕らえ、谷平はおけいに謝り、幹次郎は四郎兵衛と玉藻(京野ことみ)に謝り、おけいは汀女と薄墨太夫に旅立ちの挨拶をした。


監督:佐藤峰世

第6回:隠しごと:2014年7月31日:43m

汀女(貫地谷しほり)が遊女に手紙の書き方を教え天紅を知り遊女・雛菊(徳永えり)もいたが、文に毒をつけなじみ客・清右衛門を殺害した容疑で連行された。
四郎兵衛(近藤正臣)会所に店主が助けを求め、幹次郎(小出恵介)と仙右衛門(山内圭哉)が行くと、同じ見世で働く遊女・鞆世(黒谷友香)は雛菊を救ってほしいと幹次郎に頼み、清次(若葉竜也)から事情を聞いた幹次郎と仙右衛門が調べ、番頭・茂蔵(半海一晃)を見かけ、文運び・正五郎から受け取った清右衛門が天紅をなめると毒で死んだ。
汀女は雛菊が手紙に天紅をつける所を見ていて、その後と考え医師・相庵(林隆三)とお芳(平田薫)はとりかぶとは容易に入手出来、幹次郎は同心・村崎から雛菊に会わせて貰い店の者が無実を信じていると伝え、大切なものを壊しそうと聞き、汀女が薄墨太夫(野々すみ花)に尋ね、玉藻(京野ことみ)と幹次郎が聞き、一番大切な物を失う事だと答え遊女の心は男に判らぬと言った。
幹次郎は四郎兵衛と玉藻に正面からと言い、鞆世らに聞き遊女・春日が雛菊と正五郎とが恋仲と言い、幹次郎は四郎兵衛らに話すが正五郎の死体が遺書を残し見つかり、幹次郎と汀女はとりかぶとの入手が疑問で佐吉(三宅弘城)は見立てた医師・了安がたまたま通りかかったが博打好きで、常連に番頭・茂蔵がいて清右衛門の死後に主になっていた。
幹次郎と仙右衛門は相手の吉原遊女が判らず、汀女が似せて呼ぶ文を書き、鞆世と茂蔵が殺害方法を語り文が偽と知るが幹次郎が来て雛菊は仲間を思っていたと言い、鞆世は店で一番であり続けたかったと言った。
雛菊が解き放たれ遺書を見て鞆世と気づき世話になており庇い、正五郎との会話は文の相談だった。


監督:田中英治

第7回:いいなずけ:2014年8月07日:43m

吉原で薄墨太夫(野々すみ花)を秘かに付け狙う男が現れ、汀女(貫地谷しほり)の手習い所で大店・伊勢亀が来ると聞いた。
汀女は幹次郎(小出恵介)に気になる事があると言い、四郎兵衛(近藤正臣)も伊勢亀の宴に出席し、その後薄墨太夫は誰かにつけられていると言い若い侍らしかった。
幹次郎と仙右衛門(山内圭哉)が薄墨太夫の部屋を見守り、幹次郎は汀女の勘が当たっていたが隠していた理由は疑問と言い、汀女は細かい事に目が行くと言い、幹次郎は尾行を感じ文が残されていたが穏やかで無かった。
四郎兵衛は過去が寄って来たと言い、幹次郎は相手が武士と言い、薄墨太夫は四郎兵衛に話し、四郎兵衛は幹次郎と汀女と玉藻(京野ことみ)に薄墨太夫は武家の加門麻で許嫁がいたが両親が病死し費用が残りそのために許嫁・間宮啓一郎と別れ自ら吉原へ来たが、相手は死に不明だった。
幹次郎は佐吉(三宅弘城)から間宮に弟・鋭三郎(辻本佑樹)が居り、薄墨太夫は度々会っており狙いは判らないが文字に怒りを感じたと言い、身を持ち崩した鋭三郎を自分のせいと考え、殺さずに捕らえるように頼んだ。
四郎兵衛が伊勢亀が吉原の外に呼び出し薄墨太夫は承知したと告げ、幹次郎は危ないと言うが承知の上で逃げたくないと頼まれたが、相手の命の保証は出来ないと言った。
当日、幹次郎の姿がなく、相庵(林隆三)とお芳(平田薫)が来て先に駕篭で偽が入ったと判り、薄墨太夫は鋭三郎と会い仇と狙われるが幹次郎が来て斬り、薄墨太夫に謝った。四郎兵衛に幹次郎が鋭三郎の弔いを頼むと薄墨太夫からも頼まれたと言い、汀女は薄墨太夫に武家出で似ているが太夫は救い出した人がいると言った。


監督:西谷真一

第8回:覚悟あり:2014年8月21日:43m

汀女(貫地谷しほり)は幹次郎(小出恵介)が薄墨太夫(野々すみ花)を助けたと吉原で評判だと聞いた。
幹次郎は四郎兵衛(近藤正臣)が1人ででかけ玉藻(京野ことみ)が忘れものを持って来て、四郎兵衛がならず者に襲われると幹次郎が助けたが、物取りでなさそうで、四郎兵衛は浪人を雇える金持ちと考えた。
穀物問屋香取屋の武七(篠井英介)は息子・公太(浜田学)に吉原会所の乗っ取りを計画は無理に急ぐなと言い、四郎兵衛に吉原に大きな店を持ちたいと話したが難しいと言われた。
公太は幹次郎と汀女が一緒に居るのを見て汀女を誘拐し、幹次郎は汀女を探し相庵(林隆三)やお芳(平田薫)に聞くが判らず、四郎兵衛にも相談すると昨日と関係すると言い、幹次郎をおびきだす為と言い、幹次郎が呼び出され公太と浪人が来て、四郎兵衛を殺す邪魔をするなと脅した。
幹次郎は四郎兵衛の共をして出かけ、玉藻に隠れて酒を飲み、先日の出かけた訳を話し、襲ったのが香取屋と言い、幹次郎は汀女と脅しを話し四郎兵衛は会所で探すと言った。
汀女が手紙を切って外に流し、佐吉(三宅弘城)が拾い近くを調べ、香取屋の空き家を見つけ幹次郎が確認したが、様子が判らず踏み込めず四郎兵衛が囮になり呼び出し、隙に幹次郎が汀女を助けると言った。
四郎兵衛が出かけ、香取屋の空き家から浪人が出て、幹次郎が踏み込み汀女を助け浪人らを斬り、四郎兵衛の所に行き浪人らが襲い、会所の手下が守りそこに幹次郎が来て浪人を斬り、武七と公太を捕らえた。
玉藻は仙右衛門(山内圭哉)が最初に行ったと言い、薄墨太夫は2人の仲を知り、・・。


監督:佐藤峰世

第9回:明日の幸せ:2014年8月28日:43m

汀女(貫地谷しほり)と薄墨太夫(野々すみ花)が書の手習いをしていると、遊女・柳里(星野真里)の畳屋の二代目・圭次(成河)への身請け話が決まり吉原を出て幸せになろうとしていたが、玉藻(京野ことみ)と汀女だけの前で泣き始め、汀女が幹次郎(小出惠介)に柳里が3年前に約束をした徹三郎(千葉哲也)が身請け話に殺しに来ると相談をした。
相庵(林隆三)とお芳(平田薫)の診療所に、仙右衛門(山内圭哉)がぎっくり腰で吉原から運ばれてきて、見た汀女は柳里を助ける方法を思いつき、四郎兵衛(近藤正臣)は玉藻に見舞いを言い、汀女と幹次郎が四郎兵衛に相談に来て手伝うと答えた。
汀女の手習い中に腹中を起こし、相庵の診療所に運ぶと遅かったと言い、汀女と幹次郎と会所の者を残し他は帰し、柳里は生き返り名を千代と変え、汀女と幹次郎が圭次へ連れて行き、柳里の急死は吉原に広がり、四郎兵衛は薄墨太夫に話し木曽屋の話しを持ちだすと迷っていると言い、汀女と幹次郎は仙右衛門とお芳にあとは徹三郎が納得するかどうかと話した。
徹三郎が吉原に来て桜木屋・幸三が柳里は死んだと答え、徹三郎が幸三に柳里が集めていた金を要求し問い詰めて殺し、四郎兵衛らは聞き幹次郎が相庵の診療所に急ぎ、徹三郎が来て柳里の行き先を聞いた。
四郎兵衛は汀女と幹次郎は良い事をして、柳里は守られなければならないと言い、汀女と幹次郎は柳里を訪れしばらく移動するように話したが、柳里は圭次と別れて徹三郎に行くと言いだしたが、圭次が説得した。
診療所のお芳と仙右衛門に、お芳らが荷物を運び浪人が尾行された、その夜に徹三郎と浪人らが襲うと汀女と幹次郎と会所の者が待ち受け捕らえた。


監督:田中英治

第10回:姉の願い:2014年9月04日:43m

会所に相庵(林隆三)とお芳(平田薫)が往診に来て、仙右衛門(山内圭哉)と玉藻(京野ことみ)が迎え、お芳を仙右衛門が送り、玉藻は四郎兵衛(近藤正臣)に2人の事を相談し、四郎兵衛は幹次郎(小出惠介)と汀女(貫地谷しほり)に任せた。
幹次郎が仙右衛門に聞こうとすると、山吹屋で心中があり遊女・小春(馬淵英俚可)が死に番頭・又一は御法度と言い、小春は「文吉」と言い息絶え、他の遊女は小春はもうじきいいことがあると周囲に話しそれは弟・文吉(内野謙太)の婚礼だった。
信濃屋の番頭・義左衛門(湯江健幸)が心中相手が手代と言い、店の金を使いこみ見つけたばかりだが逃げて見つからず、会所に小春の弟・文吉が来たが信じられず、汀女と幹次郎は婚礼を聞くと全て嘘と告白し、薄墨太夫(野々すみ花)から幹次郎は小春から弟に渡す金を預かったと聞き、50両を盗んでいないと知り、行く末も相談され守ると答えた。
文吉は昼から酒を飲み姉の気持ちが負担だが、相庵とお芳と仙右衛門が来て小春が文吉を自慢し弟の嘘を知っていたと語り、幹次郎は弟思いの小春と浩太が心中でないと四郎兵衛に伝えこっそり調べると決めた。
汀女はお芳から仙右衛門を好いていると聞きだし、仙右衛門は幹次郎に心中の日に義左衛門を見かけ、佐吉(三宅弘城)に調べを頼むともう1人聞いている者がいて、幹次郎は文吉を止め、茶屋で義左衛門が山吹屋と会い50両を分けていて、幹次郎は用心棒らを斬り捕らえた。
仙右衛門はお芳を好きと言い一緒になり、四郎兵衛は薄墨太夫の身請けを断る理由を聞いた。


監督:佐藤峰世

第11回:かたき討ち:2014年9月11日:43m

幹次郎(小出惠介)と汀女(貫地谷しほり)は、仙右衛門(山内圭哉)とお芳(平田薫)が夫婦喧嘩し、四郎兵衛(近藤正臣)は薄墨太夫(野々すみ花)から幹次郎が好きだと打ち明けられて考え込んだ。
吉原にスリの集団が横行し、集団の元締めを突き止める必要があった。
幹次郎と仙右衛門は、中林与五郎(豊原功補)への仇討ちを迫る溝呂木忠也(佐野和真)を見かけ幹次郎が止め、四郎兵衛が来て廓の刃傷は御法度で会所で取り仕切ることになり、番屋で事情を聞き溝呂木は父・六兵衛(村野武範)の仇を探し見つけたと言った。
幹次郎は与五郎を長屋で預かり、忠也の言う事が信じられず聞くが答えないが、幹次郎が身の上を語ると、与五郎は六兵衛から賭け碁をもうしかけられ以降続き、六兵衛が借金が増えて止める事を言うと斬りかけられたと言った。
仇討ちの場所と刻限が決まると忠也の松中藩留守居役・亀田は本当の事情がばれないように助太刀を準備すると言い、聞いて卑怯に思う幹次郎は与五郎の助太刀に名乗り出て、玉藻(京野ことみ)が薄墨太夫に幹次郎の助太刀を告げ、四郎兵衛が止めるが汀女はやらせて欲しいと頼んだ。
仇討ちの朝に、薄墨太夫が幹次郎を呼び助太刀を止めて欲しいと言うと幹次郎は汀女は行けと言ったと答えた、そこに会所が追うスリの集団が現れたと仙右衛門が伝え幹次郎が迷うと与五郎はスリを追えと言った。
仙右衛門と幹次郎はスリの集団を捕らえ、幹次郎は仇討ちに向かい助太刀となったが与五郎はわざと斬られ若い者が残った方が良いと言った。
お芳が幹次郎と汀女は仇討ちが探していると言った。


監督:川野秀昭

第12回(最終回):我が町:2014年9月18日:43m

幹次郎(小出惠介)と汀女(貫地谷しほり)は仇討ちが探していると知った、遊女・夕霧が襲われ財布を奪われ薄墨太夫(野々すみ花)は幹次郎が取り戻すと慰めたが他にも事件が頻発し、吉原が荒れていると言われ始めた。
会所頭取の座を狙う勘助(原田大二郎)が悪者を送りこみ、幹次郎を壮五郎(皆川猿時)らが襲い失敗し恨みを言い、幹次郎は越中山岡藩の矢部新造(田中幸太朗)から剣の腕を見て、屋敷で松下源左衛門(山田明鄕)が会い剣術の指南を頼み壮五郎の事も承知と言い、汀女と相談し四郎兵衛(近藤正臣)に話す事にし、壮五郎と会ったとも伝えた。
四郎兵衛へ勘助が来て、追い出された恨みを言い座を譲れと要求し、四郎兵衛と玉藻(京野ことみ)と薄墨太夫に幹次郎と汀女は越中山岡藩から剣術指南を頼まれた事と仇の壮五郎が現れた事を話すと、四郎兵衛は越中行きを勧め吉原の事件は勘助が起こし解決と言った。
矢部は直ぐにと言い、仙右衛門(山内圭哉)とお芳(平田薫)後は自分らですると言い、幹次郎は佐吉(三宅弘城)から勘助の事を詳しく聞き、四郎兵衛と薄墨太夫は互いの強がりを言い合い、勘助は四郎兵衛の首を取れと命じ幹次郎は明日にいなくなると言った。
幹次郎と汀女は吉原に名残惜しみ出発し越中山岡藩の面々と会うが、そこで盗賊と会い夕霧の財布を見つけ約束を思いだし剣術指南の話しが無かった事に頼み、幹次郎は吉原が襲われていると知り急ぎ戻り勘助一味と立ち合い斬り倒し、行くのは止めたと言った。
数日後に四郎兵衛は壮五郎の件で家老に会い仇討ちが止めになったと幹次郎と汀女に伝え、吉原に留まって欲しいと言い、皆で祝った。


監督:川野秀昭

感想:

感想: 自身に問題を抱えるものを主人公にするのは今や普通になっている。
全く知らない世界で必要とされ、次第に仲間が増えて行く。

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