「八百八町夢日記2」

キャスト

北町奉行・榊原主計頭忠之(里見浩太朗):浪人・榊夢之助
鼠小僧(次郎吉)(風間杜夫)
与力・観音寺伝蔵(長門裕之)
同心・八田真四郎(船越栄一郎)
小料理屋の女将・おつや(中田喜子)
おつやの父・五郎八(名古屋章)
お杉(中村綾)
木崎(高橋浩二朗)

1991年10月-

第26話:6月23日:俺は天下の大悪党

八田(船越栄一郎)らは千次(平岡秀幸)の殺害を知り、榊(里見浩太朗)と次郎吉(風間杜夫)や五郎八(名古屋章)は縄を使う盗賊が誘われると調べ、榊は仁吉(三ツ木清隆)とお美乃(塙紀子)に会い、仁吉の弟子になるがお美乃には嫌われた。
次郎吉は千次と会っていた人物に弓たこが有ったと知るが襲われ、お美乃が攫われ投げ文で仁吉が誘われ榊に過去を話し盗賊に誘われたと言い、次郎吉は弓の持ち主が南野源四郎(小林勝彦)と知り賄賂の噂があった。
仁吉と用心棒の榊が出掛け盗賊・権次郎(市川好郎)の仲間に入るが信用されず、金座押し込みを聞き隣家から縄で忍びこむ計画と知り、次郎吉は屋形船でお美乃を見つけ助け、盗賊らが押し込むと八田と観音寺(長門裕之)が待ち伏せ榊も役人と言い、盗賊は逃げた。
奉行は南野と盗賊一味に現れ悪行を暴き斬り殺した。


脚本:小川英・胡桃哲
監督:関本郁夫

第27話:7月7日:北町恋ごよみ

観音寺(長門裕之)は亡き妻の墓参りでしの(麻丘めぐみ)に会い連れ合いの命日が同じと話し、八田(船越栄一郎)と同心・木崎(高橋浩二朗)は老齢の升屋夫妻の心中を見て、五郎八(名古屋章)は升屋内の揉め事と丸子屋彦右衛門(工藤堅太良)が升屋の沽券を持っていると話した。
八田は升屋の相手を調べ、榊(里見浩太朗)は小太郎の長崎留学を知り、次郎吉(風間杜夫)は源次(岡部征純)を尾行し、しのの家に行きそこに観音寺がいて、近江屋吉兵衛(大木晤郎)としのが親しいと知った。
榊らは観音寺が本気でしのに惚れていると知り、次郎吉は彦右衛門を疑い、五郎八は観音寺に升屋としのの繋がりを伝え、観音寺は奉行に小太郎がしのの子と伝え、父が蘭学者・津田と知った。
ムササビの彦造が火盗改め・鬼塚権十郎(外山高士)に次の狙いが近江屋と話し、聞いた次郎吉が見つかり榊が斬った振りをして、鬼塚としのを見た。
榊はしのから八丈島で彦造に会い、江戸で小太郎の学問費用に困った時に彦造に誘われたと打ち明け、奉行は観音寺にしのの自害を止めさせた。
鬼塚と彦右衛門と彦造らに奉行が来て悪事を暴き斬り殺した。


脚本:石村嘉子
監督:原田雄一

第28話:7月14日:見破られた次郎吉

次郎吉(風間杜夫)は鼠小僧の命日に墓に参るお久(芦川よしみ)に会い命の恩人と聞き、錠前師・卯之吉(中野誠也)の娘で目が見えなかったが鼠小僧の金で目が見える様になっていたと知った。
八田(船越栄一郎)がお久が同心・金井(田中弘史)殺害で自訴を言い、五郎八(名古屋章)は宗吉(西川忠志)の姉と言い、奉行はお久から鼠小僧の顔は知らないが判ると聞き、榊(里見浩太朗)から聞いた次郎吉は牢に忍びお久から金井に宗吉の学問とお久の治療費用が鼠小僧から出ていると脅され襲われ簪で刺したと聞き、金井の死体を見ると刀でとどめされていた。
五郎八は御殿医推挙候補は宗吉と伊勢屋藤兵衛(高城淳一)の息子と知り、佐久間出羽守(仙波和之)が伊勢屋に宗吉と鼠小僧の関係を広め殺す指示を出し、忍びこんだ八田を榊が追い出し用心棒になり、五郎八は宗吉を探し助け、八田がお久を牢から連れだし次郎吉が攫い、お久は宗吉を説得し次郎吉は医師になりたかった鼠小僧の夢を叶えてくれと言った。
伊勢屋と佐久間一味に奉行が現れ悪事を暴き斬り、宗吉は町医者になり、お久は次郎吉の顔を触りそっくりだが人違いと言い、次郎吉と榊は暴かれたと悟った。


脚本:小川英・中野顕彰
監督:原田雄一

第29話:7月21日:見えぬ疫病神

孔雀長屋で次郎吉(風間杜夫)は桶屋浅吉(上野淳)と妻・お駒(阿部朋子)に会い、桜井新十郎(横光克彦)から娘・美代が病気と聞いた。
上方で流行っている病気・コロリが八田(船越栄一郎)が観音寺(長門裕之)に江戸で発生と伝え、江戸城で若年寄・讃岐伊予守(川合伸旺)らは御典医・室井玄斎(幸田宗丸)の見立てで発生孔雀長屋の隔離を南町奉行・酒井肥後守(西山辰夫)に命じた。
家主・治兵衛(北見唯一)も知らぬ間に長屋は板で囲まれ出入り禁止で桜井は病名をコロリと聞いておらず、榊(里見浩太朗)は五郎八(名古屋章)とおつや(中田喜子)と調べ始め、抜け出した次郎吉と繋ぎを取り、江戸城で長屋の焼きうちと知り、八田は近江屋(福山升三)が孔雀長屋を残し周辺の土地の買い占めを知り、榊は御典医が美代を診察した事が疑問で、美代を連れだし小石川診療所医師に診せる事を計画した。
八田と五郎八は近江屋と伊予守が焼き討ち後に遊郭作りを聞き、次郎吉は長屋衆を説得し八田と五郎八らが美代を診療所に運びこむと医師はコロリでないが弱っていると言い、翌朝美代は回復し、奉行(里見浩太朗)は登城し焼き討ち中止を決めた。
伊予守と玄斎と近江屋に奉行が来て、悪行を暴き斬り殺した。


脚本:元生茂樹
監督:金鐘守

第30話:7月28日:殿様は盗っ人上り

笹沢藩主・槙原右京大夫(風間杜夫)が鉄砲で撃たれ川に落ち、釣りをしていた榊(里見浩太朗)と五郎八(名古屋章)と八田(船越栄一郎)が見つけ次郎吉(風間杜夫)そっくりで驚き、藩を救う事を頼み死んだ。
八田は笹沢藩を調べ、妻・美保の方(北原佐和子)と鶴千代がいて、下屋敷に弟・槙原式部(南条弘二)がおり、美保の方付き腰元・萩江(佐藤恵利)は父・川俣外記(穂高稔)に藩主が帰らぬと伝え、次郎吉は榊らから右京大夫の身代わりを言われた。
榊は医師になり次郎吉を藩主にして笹沢藩屋敷に行き、部分的に記憶喪失といい、堀甚左衛門(堀内正美)や飯田平蔵(岩尾正隆)は式部の仕業とばれるのを恐れ、次郎吉は美保の方も憶えていないと言い、飯田と堀は赤城屋(高桐真)の借金も知っているだろうから毒殺を考え式部が下屋敷に誘った。
赤城屋らに榊は入りこみ、次郎吉は美保の方と萩江のばれて全てを話し、下屋敷へ行き毒殺を逃れ一味が探すと奉行が現れ飯田と堀は赤城屋らを斬り殺し、笹沢藩の跡取りに鶴千代がなった。


脚本:鈴木生朗
監督:金鐘守

第31話:8月18日:女泥棒の悪い癖

女盗賊の説教強盗が3両を奪う事件が起こり次郎吉(風間杜夫)は榊(里見浩太朗)にお富(伊藤美由紀)だろうと言い、中山道で御用金が奪われ、お富は猫八(丹古母鬼馬二)に能役者の家を聞きそこで隠し部屋と大金を見つけるが追われ逃げた。
榊と八田(船越栄一郎)がお富を訪ねると元岡っ引き・八兵衛(今福将雄)が盗み癖を直せと説教し、能楽師・綱木主水正(田中浩)が伝八(中田博久)に女盗賊を殺せと指示し、襲われたお富を榊が助け話しを聞いた。
お富は猫八が集めた仲間と能役者の家に盗みに行くが見つかり次郎吉が助け、榊が綱木らの助けたと言い去り、伝八がお富と八兵衛を襲い八兵衛が大怪我をし、綱木らが金を移動させると奉行が来て一味を斬り殺した。
奉行はお富を江戸払いにし八兵衛が親代わりになり去った。


脚本:和久田正明
監督:井上泰治

第32話:8月25日:夢之介が賭けた男

口入屋・俵屋伍平(西山嘉孝)を仁吉(冨家規政)が刺し逃げ、伍平は町の評判が良く町中が犯人を捜し、榊(里見浩太朗)は仁吉を見つけ連れて逃げ匿い、武士が俵屋番頭・久造(森章二)に仁吉殺害を命じ、仁吉を襲うが次郎吉(風間杜夫)が逃がした。
仁吉は伍平に騙され賭博で借金を作り、妹をかたに取られたが自害したと言い、榊は自分を信じて奉行所の観音寺(長門裕之)に行くように言い逃がし、五郎八(名古屋章)は普請奉行・若狭越中守(遠藤征慈)が久造に伍平が給金の上前を取り代わりに炊き出しをして善人と思わした方法を継ぐ様にいうのを聞き、おつや(中田喜子)は俵屋の賭場の壺ふり・佳代(鈴川法子)がいかさまで借金を作らせたと聞いた。
榊は次郎吉に仁吉が奉行所に行くか賭けたと言ったが、仁吉はお絹(藤奈津子)と一緒に逃げ、次郎吉は町の衆に伍平が給金を半分取っていた悪人と告げた、仁吉は悩み奉行所に行くため戻り次郎吉と町の衆に助けられ久造らに狙われながら奉行所に行った。
奉行(里見浩太朗)は仁吉に自訴になると告げ、若狭越中守の屋敷で久造ら一味と斬り殺し、仁吉を3年の島送りにした。


脚本:小川英・中野顕彰
監督:井上泰治

第33話:9月1日:壺ふり女医者

口入屋・弁天屋勇五郎(河原崎次郎)の賭場で医師・神崎ちづる(友里千賀子)が賽を振るが失敗し医師は賭博するなと言われ、伊勢屋女中(谷口靖子)が金を盗み水戸犬千代(立川三貴)と仲間・多羅尾内膳(谷口高史)らに斬り殺された。
五郎八(名古屋章)がちづると手伝い・お滝(藤田千代美)を呼び、次郎吉(風間杜夫)が物干しから落ち腰を挫き治療し、男勝りで博打に目がないと噂し、八田(船越栄一郎)は榊(里見浩太朗)らに女中殺しに浪人が絡むと告げた。
犬千代は次の女中(朝倉めぐみ)に金を盗ませ殺し、御用人・松田十太夫(溝田繁)は犬千代に父・藩主は知っていると諭すが無視し、内膳・佐渡吉(中嶋俊一)や伊賀者が決起を促し、ちづるはヤクザに絡まれるが勇五郎が助け、五郎八は下手人が犬様と呼ばれると榊に言った。
ちづるは賭場で井筒屋(疋田泰盛)から金を貸すと言われ、聞いた佐渡吉は犬千代にちづるが金持ちに患者がいると告げ犬千代はちづるを狙い、次郎吉は勇五郎に犬千代は良くないと言いちづるを止めた。
犬千代は諫めた十太夫と藩士を斬り、八田が榊に告げ、勇五郎がちづるを諭すと犬千代と伊賀者・内膳らに襲われ怪我をするが榊が助け、治療するちづるに勇五郎と榊が犬千代が女中殺しでちづるを狙ったと告げた。
犬千代はちづるを屋敷に呼ぶが人殺しと言い去り、奉行が来て悪行を述べ犬千代と伊賀者一味を斬り殺した。


脚本:和久田正明
監督:金鐘守

第34話(最終話):9月15日:夢之介最大の危機

奉行(里見浩太朗)は盗賊・暗闇の権助(原口剛)を捕らえたが隠し金は言わず、五郎八(名古屋章)に桐生からお新(伊藤美紀)が来て母・秀の娘と櫛を見せ、五郎八は榊(里見浩太朗)・次郎吉(風間杜夫)・八田(船越栄一郎)・おつや(中田喜子)に盗賊の引き込み先で秀と会い行方不明になり知らなかったと告げ自分の娘と言った。
榊と次郎吉は不審で甚佐に会いに行くとおらず次郎吉は桐生へ行き、八田は権助の調べを南町与力・片桐(志茂山高也)が見に来て不審で尾行し、源助(石倉英彦)に殺され旗本寄合・金村主膳(黒部進)屋敷を突き止めた。
五郎八はお新を五月雨の紋三(曽根晴美)に攫われ仲間に無理に入れられたがお新は紋三の配下で、五郎八は榊に集合先の手紙を残し紋三に会うとお新も仲間と知り捕らわれ、榊は罠と知るが集合先に行き紋三一味に襲われた。
次郎吉は金村の屋敷で企みを聞き、八田と観音寺(長門裕之)は権助解き放ちの要求を受けるが次郎吉が狙いは権助の金と告げ、榊は仲間を見捨てないと言い五郎八と閉じ込められるがお新が助け、次郎吉・八田・観音寺らが来て助けた。
金村が紋三を叱ると、奉行が来て悪行を述べ一味を斬り殺した。


脚本:小川英・胡桃哲
監督:金鐘守

感想:

感想: おりんとおつやは代わるが、似た構成が続く。
奉行の決め台詞が次第に固定されるが、最初は奉行所が来る。
次第に全て斬り殺すが、「関わり無き者は去れ」と言うと去る事もある。。

このページの先頭へ