立花登青春手控え2

キャスト

立花登(溝端淳平)江戸・小伝馬町の牢医者
ちえ(平祐奈)登のいとこ
松江(宮崎美子)登の叔母
平塚平志郎(マキタスポーツ)小伝馬町牢屋敷の牢屋同心
土橋桂順(正名僕蔵)小伝馬町牢屋敷の牢医者
直蔵(波岡一喜)藤吉配下の下っ引き
久坂道之丞(渡辺佑太朗)旗本の三男坊
きよ(鷲尾真知子)小牧家の女中。
藤吉(石黒賢)深川・八名川町の岡っ引き
小牧玄庵(古谷一行)登の叔父、町医者
道場主・鴨井左仲(峰蘭太郎)
左仲の娘・園井(石志望)
牢屋同心・水野徳次郎(山岸門人)
牢番・万平(みのすけ)
小料理屋「どん助」で女将・おせん(園英子)
あき(木下美咲)

スタッフ

原作:藤沢周平「獄医立花登手控え」「風雪の檻」「愛憎の檻」「人間の檻」
脚本:古田求・田村惠・小林政広
演出:山下智彦・服部大二・前原康貴

第1回「片割れ」 2017年4月7日

立花登(溝端淳平)は東北の故郷を離れて江戸の叔父・小牧玄庵(古谷一行)と松江(宮崎美子)夫婦の世話になり、小伝馬町の牢医者として働いていた。
叔父夫婦が出かけ女中・きよ(鷲尾真知子)と玄庵の娘・ちえ(平祐奈)が見送り、人相の悪い患者(木村祐一)が来て登が刃物傷を手当てした。
数日後、登は牢屋敷で小伝馬町牢屋敷の牢屋同心・平塚平志郎(マキタスポーツ)から牢医者・土橋桂順(正名僕蔵)から刃物傷の囚人・与吉(津田寛治)の手当てを命じられ、牢屋同心・水野徳次郎(山岸門人)と牢番・万平(みのすけ)と手当てした、道場主・鴨井左仲(峰蘭太郎)の道場で登は師範の代わりに稽古を行い、旗本の三男坊・久坂道之丞(渡辺佑太朗)が柔術を磨くと言い左仲の娘・園井(石志望)を好いた。
登は小料理屋「どん助」で女将・おせん(園英子)と岡っ引き・藤吉(石黒賢)と藤吉配下の下っ引き・直蔵(波岡一喜)から戸塚屋に入った二人組盗賊の与吉が捕らわれ相棒は逃げると聞き、登は牢で与吉に相棒の顔を見ていると言った。
登は玄庵に人相の悪い男がちえを襲うと告げ、夜に何者かに襲われ、牢から解かれた長助(伊藤俊輔)を疑い藤吉と直蔵と「与吉に頼まれて賢三に伝えた」と聞き出して捕らえたが別人だった、登はちえの警護を命じられちえの友人・あき(木下美咲)から結婚の相手・清次郎を紹介され手当てした男だった。


原作:藤沢周平
脚本:古田求
演出:山下智彦

第2回「幻の女」 2017年4月14日:45m

小伝馬町牢屋敷で牢医者・立花登(溝端淳平)は牢医者・土橋桂順(正名僕蔵)と別れて、牢番・万平(みのすけ)と牢屋同心・水野徳次郎(山岸門人)と遠島の刑を待つ巳之吉(忍成修吾)を診察し、登は巳之吉から幼馴染みのおこま(朝倉あき)が愛しいが消息不明だと聞いた。
登はいとこ・ちえ(平祐奈)と登の叔父の町医者・小牧玄庵(古谷一行)と女中・きよ(鷲尾真知子)と叔母・松江(宮崎美子)と暮らし、代診で大津屋に行き本所の日野屋で蒔絵師・慶斎(鶴田忍)から巳之吉が借金で脅され相手の匕首で殺したと聞くが、おこまは知らなかった。
登は岡っ引き・藤吉(石黒賢)に相談し、巳之吉からおこまからお守りを貰い行方不明になったと聞き、藤吉と下っ引き・直蔵(波岡一喜)はおこまは父親の死後に急に男らと引っ越しのちに深川の料理屋で女中と聞き、借金絡みで男は手先と考えた。
登は料理屋で財布を盗み追い出されたと聞き、旗本三男坊・久坂道之丞(渡辺佑太朗)に会い隠され男が絡むと聞き、3月前に料理屋で客と女が揉めたと聞くと、襲った男から「おこまは小伝馬町牢屋敷にいる」と聞いた。
島送りの前日に登は巳之吉におこまは見つからないと告げ、藤吉に真実を話しおこまの罪状を聞き、登はおこまに巳之吉が会いたがっていて、知らずに遠島になあたと告げた。


原作:藤沢周平
脚本:古田求
演出:服部大二

第3回「化粧する女」2017年4月21日

小伝馬町牢屋敷で牢医者・立花登(溝端淳平)は牢医者・土橋桂順(正名僕蔵)から、吟味方与力・高瀬甚左衛門(小木茂光)が連日に囚人の畳刺し職人・房五郎(岡田義徳)を拷問すると聞いた、罪状は押し借りだが登は牢屋同心・平塚平志郎(マキタスポーツ)から高瀬は房五郎が隠す別の強盗の罪を調べると聞いた。
登は牢番・万平(みのすけ)と房五郎を手当てし鍵役同心・小淵忠右衛門(大河内浩)からしばらく黙認だと聞いた、登は叔母・松江(宮崎美子)と叔父・小牧玄庵(古谷一行)が出かけていとこ・ちえ(平祐奈)と女中・きよ(鷲尾真知子)過ごした。
登は岡っ引き・藤吉(石黒賢)と下っ引き・直蔵(波岡一喜)と、岡っ引き・百助(阿南健治)から手塚屋の押し込みで房五郎が疑われ、女房・おつぎ(玄理)を口説いた男に押し借りを働き証文を書き6両を捕ったと聞き、房五郎とおつぎがグルと疑った。
登はおつぎに会い探ると、押し借りは自分のせいで押し込みの夜は家に居て、百助と高瀬も聞いたが調べたと聞き、登は高瀬から房五郎を夜盗と言う投文が有ったと聞いた。
登は鴨井左仲(峰蘭太郎)道場で久坂道之丞(渡辺佑太朗)と稽古し迷いを感じ、登はちえと小間物屋・伽羅屋に行き着飾ったおつぎを見かけ、芳蔵(玉置玲央)という道楽息子が住む家と知り、おつぎが伽羅屋で多く買い物したと知った。
登はおつぎを尾行し「おつぎと芳蔵が房五郎を奉行所に投文し白状せず死に一人占め出来る」と話すのを聞いた、登は芳蔵の足を折りおつぎに逃げられぬと告げ、牢で房五郎に話し自白を求めた、房五郎が高瀬に自白し藤吉がおつぎと芳蔵を捕らえた。


原作:藤沢周平
脚本:小林政広
演出:服部大二

第4回「押し込み」 2017年4月28日:43m

牢医者・立花登(溝端淳平)は旗本三男坊・久坂道之丞(渡辺佑太朗)と茶店「さつき」に寄り、おのぶ(岡本夏美)が「道場で久坂の次に強い」と言い、唐辛子売り・源次(和田正人)と湯屋の釜番・金平(ラサール石井)と元雪駄問屋若旦那・保次郎(姜暢雄)が時々来ると言った。
金平が登が小伝馬町牢医者だと言い3人は神田皆川町足袋屋川庄への押し込み強盗を話した、登は叔父の町医者・小牧玄庵(古谷一行)に3人が囚人に見えると告げ、叔母・松江(宮崎美子)から用事を言われ逃げた。
保次郎は川庄の女中・おてつ(安藤輪子)に言い寄り、源次は同じ長屋の労咳で病弱なおしづ(笛木優子)に会い、金平と保次郎と計画を練りおしづは元足袋屋・三好屋の娘で川庄に暖簾分けしたが、川庄が得意を横取りし三好屋が潰れおしづを冷遇して追いだし、源次は復讐すると言った。
10日後に小伝馬町牢屋敷で登は牢屋同心・水野徳次郎(山岸門人)と牢番・万平(みのすけ)と見回り、金平から2人に言付けを頼まれ、牢屋同心・平塚平志郎(マキタスポーツ)から金平が巾着切りで捕らえたと聞き、源次を訪ねておしづに会い診察した。
登は家で女中・きよ(鷲尾真知子)といとこ・ちえ(平祐奈)と会い、金平から「3人で押し込みを計画したが、本職のむささびの七蔵が狙い、おてつが三之助(龍坐)に素人3人が川庄を狙い殺せと話した」と言い2人を助けて欲しいと聞いた。
登は岡っ引き・藤吉(石黒賢)から七蔵が皆殺しすると聞き、源次と保次郎を探し「さつき」で見つけ計画を止めると言うが聞かず、おのぶから今晩と聞き、登は久坂と七蔵一味を防ぎ2人を助け出し諭した。
登は金平に伝え、藤吉は下っ引き・直蔵(波岡一喜)から賊が退散し妙な柔術の2人組を聞き登に尋ねさせた。


原作:藤沢周平
脚本:田村惠
演出:山下智彦

第5回「みな殺し」 2017年5月5日

岡っ引き・藤吉(石黒賢)と下っ引き・直蔵(波岡一喜)が水死体の留吉を調べ不審で、それから2月の間に本所・深川で男らの変死が6件続いた、腹を刺された三之助(龍坐)が自身番に来て死んだ。
小伝馬町牢屋敷で牢医者・立花登(溝端淳平)は牢医者・土橋桂順(正名僕蔵)と牢番・万平(みのすけ)と見回り、研ぎ屋・芳平(六角慎司)から話しかけられ、帰宅して叔母・松江(宮崎美子)と女中・きよ(鷲尾真知子)に話し長屋の女房・おとく(我妻三輪子)に包丁を取りに行った。
翌日に芳平が死に土橋は牢屋同心・水野徳次郎(山岸門人)に不審は無いと告げ、登は市次郎に芳平を尋ねると牢名主・仁平衛(谷口高史)に聞けと言われ、藤吉が来ていとこ・ちえ(平祐奈)が迎え芳平の死と変死事件とむささびの七蔵の関わりを尋ねられ、むささび一味は清水屋から大金を盗み手下をみな殺しすると言った。
登は叔父・小牧玄庵(古谷一行)に芳平の口に紙片があり殺害を疑うが病死としたと言い、牢名主の届けに従うのが正しい決まりと聞き、旗本の三男坊・久坂道之丞(渡辺佑太朗)と話し仁平衛に見逃した理由を尋ねたが聞けず、七蔵が牢内にいると確信した。
登は牢屋同心・平塚平志郎(マキタスポーツ)に20間に牢に来た髪結いの亭主・佐吉と曲物職人・長蔵と雪駄職人・市次郎を聞きそ雪駄屋親方(河野洋一郎)と丑松(三浦俊輔)は事故で捕らわれたと聞き、佐吉と長蔵は違い、藤吉と直蔵に知らせた。
登と藤吉と直蔵はおとくから料理屋を聞き、雪駄屋を調べ市次郎が喧嘩を仕向けたと知り、市次郎が牢を出されて小料理屋に行き夜に出かけおとくを訪ねて金を探し、登と藤吉と直蔵が捕らえた。


原作:藤沢周平
脚本:田村惠
演出:山下智彦

第6回「見張り」2017年5月12日

牢医者・立花登(溝端淳平)は傘張り職人・酉蔵(浅野和之)の女房おとし(富田靖子)と出会うが具合が悪そうだった、登は鴨井左仲(峰蘭太郎)の道場で旗本の三男坊・久坂道之丞(渡辺佑太朗)と左仲の娘・園井(石志望)と話した。
小伝馬町牢屋敷で登は牢番・万平(みのすけ)と牢屋同心・水野徳次郎(山岸門人)と牢を廻り、登は重病人の囚人・作次(黒田大輔)を治療して押し込みの相談を聞いたと言われ、「二人が牢を出て酉蔵を仲間に誘いと話した」、名が蔵吉と巳之助だと牢屋同心・平塚平志郎(マキタスポーツ)から聞いた。
登は家に戻り叔母・松江(宮崎美子)といとこ・ちえ(平祐奈)から遅いと言われ、叔父の町医者・小牧玄庵(古谷一行)と相談した、女中・きよ(鷲尾真知子)がちえに松江も登とちえとの仲を考えろと告げた。
酉蔵は傘張り職人だが酒飲みの怠け者でおとしは一膳飯屋で働かざるを得なく、登はおとしを往診し、登は酉蔵を探しておとしが病で死ぬかも知れないと嘘をつき蔵吉と巳之助に誘われても乗るなと言い、酉蔵はおとしに死ぬなと言った。
岡っ引き・藤吉(石黒賢)と下っ引き・直蔵(波岡一喜)らが作次の死体を見て、牢医者・土橋桂順(正名僕蔵)と登は平塚から巳之助が作次と会っていたと聞いた、登は藤吉に押し込みの相談をしたと伝え酉蔵の事も伝えた。
登は酉蔵を探し2人ずれと話したと聞き、酉蔵は蔵吉と巳之助から見張りを命じられた、登と藤吉と直蔵は酉蔵から見張りと聞きおとしの病は治ると告げた、酉蔵が見張り蔵吉と巳之助が押し込むと登と藤吉と直蔵が2人を捕らえた。


原作:藤沢周平
脚本:古田求
演出:前原康貴

第7回「待ち伏せ」2017年5月19日

小伝馬町牢屋敷で牢医者・立花登(溝端淳平)は牢屋同心・平塚平志郎(マキタスポーツ)から牢から解き放ちになったばかりの3人が連続して殺されかかり、職人・甚七と料理屋下働き・六兵衛と下働き・三吉だが繋がりが見つからず、探りを頼まれて次に解き放ちになる馬六(田山涼成)の命が危ないと考えた。
登は馬六に探りを入れると叔父・小牧玄庵(古谷一行)に世話になっていると言われた、登は叔母・松江(宮崎美子)から玄庵が倒れたと聞き、玄庵自身が心臓の痛みで飲み過ぎと聞き、登は往診と打診を頼まれ馬六を尋ね娘・おかつ(富山えり子)は蝋燭問屋女将に嫁に行ったと聞いた。
登は往診で忙しく女中・きよ(鷲尾真知子)と昼食し代診でいとこ・ちえ(平祐奈)が手伝い、登は頼りにされた、登はおかつに会い女将で貫禄が出て馬六を引き取ろうか迷うと相談された。
数日後に登は牢医者・土橋桂順(正名僕蔵)といると、平塚と岡っ引き・藤吉(石黒賢)から馬六が解き放ちと聞き、翌日に馬六が牢を出て、5日後に下っ引き・直蔵(波岡一喜)が馬六を見張るが飲みに出かけた馬六が襲われた。
玄庵が馬六を治療し、登は藤吉と直蔵と馬六におかつに引き取られろと言うと仲立ちを頼まれた、多田屋徳兵衛(内浦純一)は酒を飲んでも良いと言うがおかつは怒り、馬六は手代・伊八(金原泰成)と会い登に盗賊頭だと思い出した。
登と馬六は男らに囲まれたが闘い伊八だと判った、3人は目眩ましで狙いは馬六が狙いと判り、藤吉らが盗賊らと伊八を捕らえた、藤吉は登に多田屋がかって盗みに入られ手引きが不明だったが伊八で馬六が引取られると知り狙ったと言った。


原作:藤沢周平
脚本:小林政広
演出:服部大二

最終(8)回「処刑の日」2017年5月26日

大津屋助右衛門(国広富之)が妾・おつま(こばやしあきこ)殺害の罪で3月前に小伝馬町牢屋敷に送られた、大津屋は無罪を言うが目撃証言があり通らなかった、牢医者・立花登(溝端淳平)は養女・おゆき(北浦愛)から父の無実を言われた。
登は牢屋同心・平塚平志郎(マキタスポーツ)と牢医者・土橋桂順(正名僕蔵)から処刑囚人の病は治療が無駄と言われ、牢屋同心・水野徳次郎(山岸門人)と牢番・万平(みのすけ)と牢に行き牢名主・仁平衛(谷口高史)に大津屋の様子を尋ね物を食べず悪いと聞き、助右衛門を診ておゆきの行く末が心配と聞いた。
旗本の三男坊・久坂道之丞(渡辺佑太朗)と登は病の道場主・鴨井左仲(峰蘭太郎)と左仲の娘・園井(石志望)に会い久坂と園井が看病したと話し、ちえ(平祐奈)が助右衛門の妻・おえん(大路恵美)と手代・新七(田中幸太朗)が出会茶屋で親しく一緒にいる所を目撃した。
女中・きよ(鷲尾真知子)と叔母・松江(宮崎美子)から登は猫並の扱いと思い、ちえからおえんとおゆきの婿候補・新七の目撃を聞き、叔父の町医者・小牧玄庵(古谷一行)におえんと新七の人柄を尋ねた、登は南町奉行所同心・加瀬作次郎(山田純大)から裁いたのは吟味方で目明し・吉次(齊藤尊史)に聞けと言われた。
登は岡っ引き・藤吉(石黒賢)と下っ引き・直蔵(波岡一喜)に相談し、登と藤吉は吉次から勝手に調べろと許しを得た、藤吉は裏木戸から逃げる男の目撃を見つけ新七を疑うが動機が不明だった、藤吉は大津屋番頭・久蔵(河西健司)からおえんは商いを知らないと聞き帳簿の見直しを依頼した。
藤吉は久蔵から帳簿の70両の穴を聞き、登は藤吉らとおえんと新七を見張り金を騙し取ろうとした新七を捕らえた、大津屋の処刑の日に登は検使与力・辻村清左衛門(浜田学)と添田半兵衛(石丸謙二郎)に刑の延期を頼むが断られたが、加瀬が新七を連れて口書きを見せて、添田が大津屋を牢に戻した。
登は玄庵と松江と共に、助右衛門とおゆきを見送り感謝された、登はちえに褒美だと口づけした。


原作:藤沢周平
脚本:古田求
演出:山下智彦

感想:

医師で優秀で柔術も強く正義感がある。
叔父夫婦やいとこの生活に悩みながら、牢医師の生活がある。
柔術の道場と友人と、岡っ引き等の知り合いも増えて行く。

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