真昼の悪魔

キャスト

大河内葉子(田中麗奈):関東女子医大付属第3病院外科医
難波聖人(中村蒼):関東女子医大付属第3病院入院患者
芳賀明善(篠原篤):関東女子医大付属第3病院清掃員
吉田誠(鈴木省吾):関東女子医大付属第3病院外科部長
渡来倫子(福田ゆみ):関東女子医大付属第3病院外科医
浅川純(瑛蓮):関東女子医大付属第3病院外科医
初老の男(村井國夫)
大塚光(大倉孝二):大手ホテルグループ御曹司
神父(伊武雅刀)

梶本喜子(宮地雅子):関東女子医大付属第3病院看護師
小林トシ():関東女子医大付属第3病院入院患者
小林照美(朝加真由美):トシの娘

スタッフ

演出:森雅弘
脚本:香坂隆史
原作:遠藤周作『真昼の悪魔』

第1話 『衝動』:2017/02/04

教会で神父(伊武雅刀)が「悪魔の話」の話をし、関東女子医大付属第3病院外科医・大河内葉子(田中麗奈)は誘われた商社員を針で脅し、葉子は外科医・渡来倫子(福田ゆみ)から死亡患者が昨夜もステーキを食べたと聞いた。
葉子は小説家志望青年・難波聖人(中村蒼)が腹部の痛みで運ばれ手術し、葉子は入院患者・小林トシの治療を娘・小林照美(朝加真由美)に告げ治療費の悩みを聞き力になると言い、葉子は眠るトシに娘がお金が大変と話しかけ、難波は病院清掃員・芳賀明善(篠原篤)と知合い、葉子は看護師・梶本喜子(宮地雅子)に照美の事を相談し、外科部長・吉田誠(鈴木省吾)と倫子と外科医・浅川純(瑛蓮)らは喜子とトシを噂した。
葉子は純とホテルの合コンパーティに行き大手ホテルチェーン御曹司で専務・大塚光(大倉孝二)と出会いレストランに誘われた、難波は病室の引出しの奥に病室名と患者名が書かれたメモ用紙を見つけ葉子に見せたが教えられず、芳賀から前の患者・加納の心労を聞きメモ用紙の患者が全員死亡と知った。
葉子は教会懺悔室で神父に「悪魔の話」への興味を話し「悪への衝動」を告げ神父は「善い事をすれば救われる」と答えた、葉子は初老の男(村井國夫)に肉を渡し、トシに「罪と罰」を読み聞かせ薬を投与し発作を起こしたが助かり、照美が喜子の暴言を盗撮し示談になり、葉子は解雇の喜子に何故泣いたか尋ね羨ましいと言った。
葉子は照美からトシに聞いて盗撮したと取引を要求され「無駄と判って欲しい」と答え注射して死にたいかと脅した、葉子は大塚と会い「小悪魔」と言われ誘われたが「悪魔的」と答え手を針で刺したいと答えた。


演出:森雅弘
脚本:香坂隆史
原作:遠藤周作『真昼の悪魔』

第2話 『実験』2017/2月11日

関東女子医大付属第3病院外科医・大河内葉子(田中麗奈)は外科医・浅川純(瑛蓮)から小林照美が母の遺体を引取に来ないと聞き、入院患者・難波聖人(中村蒼)は清掃員・芳賀明善(篠原篤)から死体恐怖の顔をきいた、葉子は教会懺悔室で神父(伊武雅刀)に心情を話すと人を傷つけるのは止めて聖書を学べと諭された。
葉子は病院で外科部長・吉田誠(鈴木省吾)と大手ホテル専務・大塚光(大倉孝二)を見かけ、デートで葉子に弄ばれた大塚はデートの約束を望んだ、小児科病棟に2人の児童・竹居京子と坂本武が入院していて、京子に武が「治らなければいい」と言った。
葉子は難波と「罪と罰」を話し前患者・加納を聞かれ、難波は芳賀に看護師・梶本を尋ねた、難波は調べると葉子に注意され医療ミス隠蔽を言うと吉田に終わった事だと注意された、葉子は純と外科医・渡来倫子(福田ゆみ)に難波が注意人物と言った。
難波は腹痛に襲われ芳賀から5人の突然死で加納は被害妄想だと聞いた、葉子は武に京子に菓子を食べさせろと言い、食事をしない難波に点滴をした、京子が菓子でアレルギー発作を起こし京子の母が毎日来ると京子に告げ、葉子は初老の男(村井國夫)に父と告げ幼少時を話し、葉子は京子の母に菓子が武の物と言うと部屋を変わり、葉子は武に京子の母が邪魔すると言い武が階段にワックスをかけて京子の母が転落し入院した。
武が京子と遊び怪我をして、葉子は京子に気持を尋ね後悔しないと感謝された、葉子は難波から病院で不審な事が起こされていると5人の死を不審がられ、難波の腹痛は大腸癌だで手術が必要と言った、葉子は大塚と会い家族を聞き、懺悔室で神父に子の実験は成功したが他は失敗と言い愛情が足りないと言われた。


原作:遠藤周作『真昼の悪魔』
脚本:香坂隆史
演出:森雅弘

第3話 『命日』2017/2月18日

大河内葉子(田中麗奈)は小学生頃に虐められた同級生・梓に煉瓦を落とそうとして誘拐を目撃した母(阿南敦子)と刑事に聞かれたが隠したと思い出した、葉子は父・徳広(村井國夫)に料理を作り始めた。
芳賀明善(篠原篤)が難波聖人(中村蒼)に病院内の事件を話し、葉子は外科医・渡来倫子(福田ゆみ)と浅川純(瑛蓮)と難波の手術を話し、葉子は大塚光(大倉孝二)にデートに誘われて興味を持てと言われ後悔すると答えた、そこに大塚のライバルで実業家・宮島浩介(原田龍二)が声をかけ葉子に興味を持ち大塚を挑発した。
葉子は台所で料理をすると徳広が「土曜が母さんの命日だな」と言い食事の味が濃いと呟いた、大塚が宮島を殴りその動画がネットに出回り、葉子は大塚と食事すると明日会うと約束しキスされた、大塚が翌日行くと葉子は宮島と話し部屋に去り、葉子は宮島に首を絞めさせ、次に宮島を縛り大塚を呼び刺せと言い写真に撮らせた。
葉子は大塚に病院を買う約束をして家に誘った、難波は葉子に疑うと指摘され落ち着かないが説得されて手術同意書にサインをした、母の命日に葉子は大塚を家に招き威厳を持った徳広が迎え話し、葉子は医師になった動機を話した。
大塚が帰り葉子は料理すると徳広が倒れ病院に運び倫子は手術不可だと言い、葉子は付き添い自分が殺すから死ぬなと「子供の頃から隠して来た」と言うと徳広は判っていたと誘拐事件を話し、葉子は知られない様に暮らしたと言い、徳広は今のままで良いと言い死んだ。


原作:遠藤周作『真昼の悪魔』
脚本:香坂隆史 演出:千葉行利

第4話 『背信』2017/2月25日

大河内葉子(田中麗奈)の父・徳広(村井國夫)が死に、難波聖人(中村蒼)は外科部長・吉田誠(鈴木省吾)に徳広の死が疑問で手術を止めると言うが医師への冒涜と否定されて、葉子に手術を同意して手術室で麻酔で薄れる意識で葉子から「腫瘍は良性」「他も殺した」と言われ恐怖の表情で眠った。
外科医・渡来倫子(福田ゆみ)が患者大物政治家・小早川を診察し、吉田と膵臓ガンの悪化対応を話した、葉子は倫子に動物実験段階で無認可の新薬投与を提案し、副作用をほかの患者で実験すると言い倫子は悩んだ。
葉子は老人患者・佐々木を診察し新薬投薬を告げた、覚醒した難波は吉田に葉子が話した内容を言うが取り合わず、難波は芳賀明善(篠原篤)に葉子の見張りを頼み、葉子は大塚光(大倉孝二)を誘い抱かせると大塚は眠り、徳広を殺し心を試したかったが出来なかったと思い出した。
葉子は具合が悪くなった佐々木を手当てし、難波と芳賀は葉子が佐々木担当と知り監視した、難波は佐々木の病室から出た葉子から薬を取りあげ糾弾するが外科医・浅川純(瑛蓮)が通常の薬と言い芳賀も否定した、葉子が難波に傷が広がるから縛って貰い母が心配と告げ、葉子は芳賀から薬を返され葉子を真似し止められ無くなったと聞いた。
葉子は芳賀に求められて手に針を刺した、吉田は難波が盗聴した葉子と佐々木の会話を聞き医師全員に難波が話して録音を聞かすと普通の会話で吉田が心の病と言い、吉田は小早川に薬は実験済みと告げた、倫子は葉子に何も聞いていない事にすると言い、葉子は吉田に薬入手で相談したと言った。 葉子は大塚から結婚を望まれ、命ある限りと言い受け入れた。


原作:遠藤周作『真昼の悪魔』
脚本:香坂隆史
演出:千葉行利

第5話 『挑発』2017/3月04日

大塚光(大倉孝二)が大河内葉子(田中麗奈)との婚約を発表して、外科医・渡来倫子(福田ゆみ)に葉子の仕事を尋ねた、神父(伊武雅刀)が人間ドックの申し込みに病院に来て葉子が案内した、葉子は亡くなった父・徳広(村井國夫)が最後の言葉の意味を知るため作家志望の難波聖人(中村蒼)に自分の生い立ちを小説題材に提供した。
葉子は神父と公園で父の死を話し、これから自分らしく生きると決めたと言い、人体実験で対立し、愛が必要と言う神父へ反発して対立した、外科医・浅川純(瑛蓮)が手術して死亡した患者の妻・本田真由美が医療ミスだと外科部長・吉田誠(鈴木省吾)に言い、神父が教会に通っていた本田と話し、聞いた葉子は大塚から300万円借りようとして中傷メールを見せられた。
葉子は本田に金で示談を持ちかけ断られた、葉子は神父を担当し、倫子が神父に頼ったと言い葉子を疑うと言った、葉子は難波を車椅子で散歩し逃げるのは諦めろと言い階段で脅した、本田が交通事故に逢い運ばれた。
デートで葉子を待つ大塚に芳賀明善(篠原篤)が来て葉子を判っていると言い脅した、葉子が芳賀は清掃員でストーカーだと言い、2人で教会に行き神父に検査結果を渡し結婚を告げ式を上げたいと頼むと神父が葉子を挑発し、神父が本田を見舞うと居なく葉子が脳死判定を受けたと言った。
吉田は倫子に判定結果を改竄し悪魔に魂を売ったと言い、倫子が放って置けないと言い、浅川は葉子に見抜いた通りで本田の手術は時間が掛かりすぎて傷つけ死亡して何も言えなかったと告白し、葉子は償う必要はなく自分が助けると言った、葉子は看護師に神父の脳腫瘍は他の病院で治療し立場で秘密だと言った。


原作:遠藤周作『真昼の悪魔』
脚本:香坂隆史
演出:伊藤大輔

第6話 『復讐』2017/3月11日

大塚光(大倉孝二)は芳賀明善(篠原篤)に金を渡し大河内葉子(田中麗奈)と会った、芳賀は病院からの脱出した難波聖人(中村蒼)に葉子の情報を伝えた、葉子は病院に来た我儘な老男性を診断して大塚の父・陽一(団時朗)だと見抜き、父も葉子を気に入り担当医にして入院した。
難波は変装して外科部長・吉田誠(鈴木省吾)を殴り止めた外科医・渡来倫子(福田ゆみ)と話した、葉子が吐血して倒れ「倫子と吉田が手術し難波が葉子殺害を図り罰と言った」夢を見ると外科医・浅川純(瑛蓮)が倒れた葉子を心配した。
陽一は大塚に大きな態度で非難し、葉子は大塚に陽一の余命は短いと言い、陽一は大塚に会社は譲らないと言い、大塚は怒り葉子は会話を盗み聞いた、大塚は難波から葉子は人殺しと言われ、葉子は大塚から陽一が遺言書を書き換えられると聞き提案し、倫子と吉田を個別に脅した。
難波は芳賀から過去の悪事と葉子の気持が判ると聞き疑い、葉子は大塚に陽一を早く死なせる方法があると言い、ネットの中傷は自分が書き本当と言うと大塚は断り、葉子は芳賀から自分が異常と聞き怯えない者は駄目だと答えた。
大塚は芳賀から全てばらすと脅されて殴ると、芳賀が階段を落ち葉子が治療して電気ショックを加え、大塚に症状を伝えると死なせて欲しいと頼まれ陽一も死なせて良いかと問い、葉子は了解を得て陽一に伝え待てないと言い、大塚は葉子に陽一を殺してしまい仲間いると言うと理解していなく子を作ろうと言われた。


原作:遠藤周作『真昼の悪魔』
脚本:香坂隆史
演出:千葉行利

第7話 『挑戦』2017/3月18日

難波聖人(中村蒼)は大河内葉子(田中麗奈)の告発文を書いた、葉子は大塚光(大倉孝二)に病院購入を急がせた、難波は神父(伊武雅刀)に協力を頼み自ら心療内科の病室に戻り、外科部長・吉田誠(鈴木省吾)と外科医・渡来倫子(福田ゆみ)は難波を怪しみ、病院に届いた告発文に葉子が書かれたが否定し、芳賀明善(篠原篤)の殺人の告白DVDが届いた。
葉子は大塚に病院買収を急がせ、大塚を助手に使い葉子は自身の手術を自ら行った、大塚に病院買収を中止した、葉子は教会で神父と会い脳腫瘍だと告げた、愛と赦しを説く神父に葉子は自分の罪を全て話したが神父は感謝すると言い葉子の病院で手術を受けると言い、聞いた葉子は神父の寿命は自分が決めると答えた。
神父が入院して難波に命を預けると言った、大塚は倒れた葉子を病院に運び吉田と倫子は対応に悩み、大塚が自分のせいだと助けを求め、難波と外科医・浅川純(瑛蓮)も手術を頼んだ。 葉子は助かり大塚は葉子が必要だと言った、難波が葉子を殺人犯だと責めると葉子は自分が知りたいと答え、神父が葉子を神に祈ると葉子は対立した、神父と難波が葉子が殺害するのを録音する為に待ち、途中で止めると言う難波に神父は自身も悪であり止める必要はないと答えた。
葉子は神父殺害を図るが出来なかった。


原作:遠藤周作『真昼の悪魔』
脚本:香坂隆史
演出:田部井稔

最終・8話 『贖罪』2017/3月25日

大河内葉子(田中麗奈)は大塚光(大倉孝二)と結婚して2才娘・エマを育て富士山近くの診療所で医師をしていた、難波聖人(中村蒼)は小説家で活躍し次作「白衣の悪魔」を考え神父(伊武雅刀)を訪ねて「退院後に葉子が教会に来て変わっていて償いを求め」「子を産み病院を開くと言った」と聞き、「眠る悪魔が覚醒していないか見定めてほしい」と聞いた。
葉子の診療所に小林照美(朝加真由美)が来て娘・エマを盾に償いを求めて土下座させて金を取りにまた来ると言い去った、難波は転職した吉田誠(鈴木省吾)と医師を続ける渡来倫子(福田ゆみ)から難波のICレコーダーで葉子が解雇と聞いた。
難波は外科医・浅川純(瑛蓮)から葉子の退職後に葉子が以前そそのかした女児の父・竹居道明(坂上忍)と葉子が話をしたと聞き、竹居から葉子が無責任で子を無視すると聞き、難波は刑務所で服役する芳賀明善(篠原篤)から「葉子の悪魔の第2章が始まる」と聞いた。
葉子は大塚にエマを連れて消えて欲しいと言うと破滅しても側にいると言われた、難波は葉子を診療所に訪ね会った人らを伝えて、大切なものを求めて子を産んだが壊す時が来たと聞き、償う資格は無いと告げて翌日呼び出した。
難波は小説を書き、葉子は照美を呼び出して銃を向けて「エマを悪魔の子と呼ぶな」と言い撃ち、大塚はエマと葉子を一緒に待ち、・・・・。


原作:遠藤周作『真昼の悪魔』
脚本:香坂隆史
演出:千葉行利

感想:

悪魔は死なず償いもしないが、自覚はあるか?。 自身を含めて大切な守るものがあるかどうか。 自身が大切だと悪魔になれない。

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