珈琲屋の人々

キャスト

宗田行介(高橋克典):喫茶店『珈琲屋』のマスター
柏木冬子(木村多江):行介に殺された闇金業者の妻、総合病院看護師
南野千果(倉科カナ):花屋『アルル』のネット販売を担当
島木雅大(八嶋智人):行介の小学校からの幼馴染で、花屋『アルル』店主
木綿子(壇蜜):おでん屋「伊呂波」の女将。
笹木省子(美山加恋):和菓子屋の娘。
塚本圭次(秋元龍太朗):行介と同じボクシングジムに通う高校生。
天野直道(岩松了):天野クリーニング店主
矢部(津田寛治):闇金の取立て屋。
天野元子(渡辺えり):『天野クリーニング店』店主の妻
熊谷章枝(吉行和子):元出版社編集長。
秋元英治(小林稔侍):行介の事件を担当した元警察官
秋元悦子(中原ひとみ)

スタッフ

脚本:渡辺千穂
演出:井坂聡

【第1回】人生を変える一杯:2014年4月6日:49m

東京下町の商店街の珈琲屋店主・宗田行介(高橋克典)の父は彼が人を殺め娑婆を留守にしている間に死に、元警察官・秋元英治(小林稔侍)から亡き父の「一杯の珈琲が人生を変えることもある」という言葉を聞き信じて珈琲をいれていた。
行介に殺された闇金業者の妻で看護師・柏木冬子(木村多江)は行介の手紙を無視していたが患者・熊谷章枝(吉行和子)の勧めで行介を互いの顔を知らず見ようと思い訪ね、店で花屋店主・島木雅大(八嶋智人)と秋元と行介に会い、珈琲を飲むと、クリーニング店妻・天野元子(渡辺えり)が来て主人・直道(岩松了)が浮気していると言った。
島木はなだめ、冬子は独身と言い元子は行介に一緒に尾行を頼み秋元に方法を聞き、冬子は人と関わるのも良いと言い帰り、行介はボクシングジムで高校生・塚本圭次(秋元龍太朗)と会い、ジムオーナーから指導を頼まれたが断り、秋元は行介に事件は事故の様で控訴すれば未遂で済んだと言うが殺意が有ったと答えた。
秋元は借金取り立てで相手の妻を襲う男を弾みで殺しただけと言い、おでん屋「伊呂波」の女将・木綿子(壇蜜)へ行き、島木がネット販売担当・南野千果(倉科カナ)を紹介し、行介に昔は人助けしたと言い島木と行介と元子は直道を尾行すると女性を見た。
冬子は熊谷に珈琲は誰が入れても美味しいか聞き、元子は直道を追いかけ怒鳴り、行介の店を冬子が訪ね珈琲を飲みどうして飲みたくなるかを聞き、元子と直道と秋元が来て元子が追求すると直道は元子が皺のシャツを着せると言うと、冬子が無責任と言い、ナイフを持つ元子を行介が止めた。
行介が皆に珈琲を出し父の言葉を話し、冬子は元子が行介に止めて欲しくて珈琲屋に来たと思い、島木と行介と秋元はおでん屋で天野夫婦を話し、冬子は宗田行介の事を最っと知りたいと思った。


脚本:渡辺千穂
演出:井坂聡

【第2回】ひとりじゃない:2014年4月13日:49m

夫を殺された冬子(木村多江)は章枝(吉行和子)の勧めで名を隠して、犯人の珈琲屋店主・行介(高橋克典)に会い最っと知りたい思ったと章枝に伝えた。
島木(八嶋智人)は千果(倉科カナ)のネット販売での儲けと自治会費払いも不十分な家もあると秋元(小林稔侍)やと話し、団子屋を揚げると娘・笹木省子(美山加恋)が来て親に隠れてメイクし、取立て屋・矢部(津田寛治)が団子屋・健治(徳井優)と妻・雅子(藤吉久美子)に来た。
元子(渡辺えり)に息子・勇人が反発し行介に人殺しの方法を聞き、行介は矢部に出会い、省子は健治の遺書を見つけ行介と見つけ救急車で病院に行き、行介は看護師・冬子と再会し、省子は健治の遺書で借金苦の自殺と知り借金返済のため援助交際を女生徒・弓代(岡本玲)に相談し決め、それを勇人が見た。
健治が意識を戻し冬子や雅子や行介が訪れ励まし、冬子と章枝は健治を訪ねる省子を見、冬子は矢部に偶然会い団子屋の取り立てを知り夫の過去の仕事を悔やみ、行介に省子が心配と話すと省子と千果が来て、省子が金の事を話し冬子はプライドは大切と言い千果は効率良く稼げと言い、行介は両親は団子屋で省子を育てたと言った。
勇人が省子を尾行し疑うが誤魔化し援助交際相手(大河内浩)と会うが逃げだし、冬子が見つけ相談があれば行介に会う様に言い、弓代が省子に損害賠償を求め親にばらすと言い、冬子は行介を訪ねると省子が金を借りに来て事情を話すと行介は黙って貸し、弓代に省子が払いビジネスだと答えたが、冬子は自分に返ると言うと弓代は皆が自分と同じになれと思っていると答えた。
行介は弓代に人を殺した手で炒れた珈琲だと言って出し、まだ汚れきっていないと言い父の言葉を言い、弓代と省子はそれぞれ帰った。


脚本:渡辺千穂
演出:井坂聡

【第3回】恋までの距離: 2014年4月20日:49m

冬子(木村多江)は行介(高橋克典)から起こった事実は変えられないと言われ、冬子は千果(倉科カナ)から取立て屋・矢部(津田寛治)との関係を聞かれたが答えず、千果は島木(八嶋智人)に冬子の事を聞き給料以外に金を受け取り、元刑事・秋元(小林稔侍)らがカラオケ教室の美人教師・真知子(有森也実)とカラオケに熱中していた。
冬子は章枝(吉行和子)に命日を言われ、行介が人を殺したと聞くがそれ以上聞きたくないと語り、行介と島木は秋元と真知子が会っているのを見て、秋元は団子屋の閉店セールを見て、おでん屋で秋元は千果と会い金貸し青野の殺害状況を話し、省子(美山加恋)は圭次(秋元龍太朗)に礼を言い行介に引越を話した。
行介は冬子に会い話しあい、冬子の夫の命日に行介は花を買い墓参りに行くと冬子に出会い青野の妻と知り謝ると冬子は去り、行介は考え込み島木と秋元が来て青野の妻が冬子だと言い、秋元は償ったと前を向けと言い、島木と秋元が互いの浮気を攻めあった。
秋元が真知子を温泉に誘い、家に帰り妻・悦子(中原ひとみ)に疲れたから死んで欲しいと話しかけ、秋元は行介に1日くらいは楽しく暮らしたいと言い1日だけ世話を頼み真知子と温泉に行った。
行介が悦子へ行くと苦しみ医師を呼ぶと状況が悪ければ救急車を呼べと言われ、秋元に電話で伝え、秋元は真知子に謝り帰宅し夫婦で泣き合った。


脚本:渡辺千穂
演出:井坂聡

【第4回】大切なひと:2014年4月27日:49m

冬子(木村多江)は行介(高橋克典)に手紙を書こうとしたが上手くゆかないと章枝(吉行和子)に言い、場所を聞かれ、千果(倉科カナ)は島木(八嶋智人)に誘われるが、妻・久子に島木が売上げを誤魔化し退職金を渡され、島木とどうするかを考えた。
珈琲屋に青年・中里茂(渡部秀)が行介(高橋克典)に来て、刑務所仲間で出所後に行介の珈琲を飲みに来る約束と言い手品を披露し、美容院の理恵へ行くと茂は出かけ行介と秋元(小林稔侍)は心配し、理恵にもう会えないといわれ再就職も難しく、千果は茂に偶然会いダミーの彼氏を頼み言いふらし島木に見せ、おでん屋で弟の様に説教したが、理恵との別れを聞き別れた。
茂はヤクザ者の矢部(津田寛治)から金庫破りの腕で窃盗団に誘われ、行介を訪ね冬子の事を聞くとやり直せると言われ簡単でないと言い返し、千果は茂と矢部を見て心配し、千果は冬子に相談し冬子の夫の仕事仲間のヤクザと知った。
矢部は茂に金持ち老人の強盗を誘うと、冬子から茂から手を引く様に頼まれれるが断り、冬子は行介を訪ね茂の事を話し止める方法を相談し、夫・青野がした事を知り責められず自分もそれで生活していたと言い、名を隠したのは行介が悪い人なら気が晴れると思ったからで卑怯だったと言い謝った。
茂は金持ち老人の金庫を開けようとしたが行介の言葉を思い出し逃げて、千果に会うと矢部らが追ってきて行介の店に連れると矢部が追って来て行介を挑発したが、冬子と千果が庇い、茂が謝り止めると言うと矢部は去った。
千果は久子に退職金を返し茂を迎え帰り、行介は冬子をスケートに誘い、・・・。


脚本:渡辺千穂
演出:井坂聡

【最終回(5)】ささやかな幸福:2014年5月4日:49m

冬子(木村多江)は千果(倉科カナ)とスケートに行くが行介(高橋克典)は来なく、省子(美山加恋)と島木(八嶋智人)は圭次(秋元龍太朗)と行介とのボクシングの練習を見て、章枝(吉行和子)は冬子から話しを聞いた。
おでん屋で島木と秋元(小林稔侍)と省子と行介と圭次が女将・木綿子(壇蜜)と話していると、千果が来て行介に冬子に謝れと言い木綿子も同意し秋元は女は自分を優先する様に言った。
おでん屋の女将・木綿子に別れた夫・佐川(東根作英寿)が来たが逃げ、章枝は商店街に来て人を見て珈琲屋で行介と秋元とアルバイトを始めた千果と会い、珈琲の知識が詳しく入院中だと言うと冬子が章枝を探しに来て、章枝は1人は気楽だが寂しいと言い冬子を残し帰り、島木が佐川を連れて来て、島木は佐川が木綿子の元夫で酷い事をしたがやり直したいと言い、千果と冬子が木綿子に佐川の事を話し木綿子は夫の暴力に刺し逃げたと告白すると、佐川が来てやり直しを求め謝った。
冬子は行介に佐川と木綿子の事を話すと心配し、冬子の事を心配すると冬子は自分では終わった事と答えたが行介は今でも幸せと言い、秋元は行介を説得し、冬子は行介宛ての手紙を書き珈琲屋に行くと、木綿子は佐川に離婚届けを渡し無理と言うと佐川は脅しナイフで襲い止めた冬子を刺し、行介らは冬子を救急車で病院に運ぶが予断を許せばい状態で、島木・秋元・木綿子・章枝らが見守り、章枝は行介に冬子の手紙を渡し行介は読み思いを知り、冬子の意識が戻った。
島木・秋元が拘置所に木綿子を訪ね励まし、行介は珈琲屋を続け悩みを持つ人に助けを送り続け、町の人は生活を続けて・・・・・。


脚本:渡辺千穂
演出:井坂聡

感想:

過去は消すことは出来ないのか。
望まなくとも、伝わる事もあるかも知れない。
誰もが悩み、どこかに救いを求める。

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