花咲舞が黙っていない(2015)

キャスト

花咲舞(杏)
相馬健(上川隆也)
芝崎太一(塚地武雅)

松木啓介(成宮寛貴)
辛島伸二朗(榎木孝明)
堂島正吾(石橋稜)

児玉直樹(甲本雅裕)
花咲幸三(大杉漣)
真藤毅(生瀬勝久)

スタッフ

原作:池井戸潤

#1:2015/07/08:59m

東京第一銀行本部・臨店班の花咲舞(杏)と相馬健(上川隆也)がコンビで全国の支店で様々な問題を解決して1年余りが過ぎ、草津支店でも解決して温泉に泊まろうとしていると芝崎太一(塚地武雅)部長から電話があり翌日の出勤を命じられた。
翌日出勤すると、天敵の真藤毅(生瀬勝久)は常務取締役に昇進し、児玉直樹(甲本雅裕)が傍に付き「次期頭取候補」と述べ、舞と相馬は日本橋支店への臨店を命じられ投資信託トラブルで、顧客が銀行を訴えようとしていると聞き、真藤派閥の支店長・橋爪藤一(寺脇康文)と中村課長が会い、顧客の諸角産業社長・諸角博史(佐藤B作)が3000万円の投資信託を購入し半年後に解約したが元本割れし300万円の損失が出たが諸角は購入時に渉外課・北原有里(片瀬那奈)から「元本は保証する」説明されていたと言った。
北原は舞と相馬に「元本保証は言ってない」と主張し、橋爪は顧客に行く必要はないと言い、相馬は舞の父・幸三(大杉漣)の店で飲み舞が北原が冷静過ぎると気にし、舞と相馬は翌日に諸角産業で社長に会うが訴訟済みと言い本当に保証を言われたと告げ、真藤は橋爪に訴訟だけでも誰かの責任問題と言い、舞と相馬は北原を責めが答えず、橋爪が支店員に悪言で成績向上を締め上げ北原に退職を求めた。
舞は支店で北原に謝り詳しく聞くと、成績ではなく橋爪の命令で元本保証を言い、損失後は勝手にやり元本保証を認めるなと命令され、退職を要求されたが証拠がないと言い、舞は自分もくやしいと言った。
舞は幸三の店で相馬に事情を話し、他の支店員から話しを聞くが誰も答えず、橋爪が出入り禁止にしたが、舞は退職者や出向者を探し、支店で北原が退職挨拶をすると舞が来て命令は橋爪だと言い退職者や出向者らから話しを聞き同じ命令を受け拒否し異動させられたと言い、橋爪が否定すると相馬が来て、舞が橋爪を批判すると中村はじめ他の行員も命令されたと言い始め、相馬は無視出来ない人数と言った。
諸角と和解が成立し、橋爪と北原は異動となり、真藤のライバル・堂島(石橋稜)が帰国した。


脚本:松田裕子・江頭美智留
監督:南雲聖一

#2:2015/07/15:50m

舞(杏)と相馬(上川隆也)は、芝崎(塚地武雅)から真藤(生瀬勝久)派閥の中北(金田明夫)が支店長の五反田支店の臨店に訪れ、些細な事務ミスが人手不足と告げ帰ろうとして、2人はかつて相馬の部下の融資課・松木(成宮寛貴)に会った。
松木は相馬に相談を言い、担当会社社長・安積(おかやまはじめ)のスーパー・あづみ屋ストアへの融資1億円を、中北から急に回収しろと指示され悩み、あづみ屋ストアの業績は黒字で返済も今まで遅延がなく貸しはがしと言われ倒産の可能性もあり、理由が思い当たらない松木は相馬に、あづみ屋ストアの決算内容記載のクレジットファイル見せた。
相馬と舞と松木に中北が現れ「融資は打ち切る」と、クレジットファイルを持ち去った、舞と相馬と松木が舞の父・幸三(大杉漣)の店で飲み、あづみ屋ストアの近くに出店した社長・神谷(富家則政)の競合スーパー・カミングマートへの中北の融資姿勢が不審で調べると、業績は悪いがこの半年間で急激に融資額が増えていた。
舞と相馬と松木の前で安積が過労で倒れ、相馬は本部で融資案件を調べ、松木は中北の判断に異論を言い担当を外され、相馬は舞にカミングマートへの融資を通さない方針と部の方針を言い、舞はカミングマートの為に中北があづみ屋の融資を止めたと考え調べた。
舞がカミングマートからの個人名の振り込み先を見つけ架空口座と判り、中北の賄賂と判り、松木は引き出しの中と考え鍵がかかり、相馬がスペアキーを考え舞が見つけ通帳を見つけ、中北と神谷に舞と相馬と松木が架空口座を中北が使っていると告げた。


脚本:松田裕子
監督:佐久間紀佳

#3:2015/07/22

相馬(上川隆也)が芝崎(塚地武雅)から辛島部長(榎木孝明)の指示で、舞(杏)と緊急臨店指示で、六本木支店で300万円の現金が紛失し、営業課長・神田(正名僕蔵)が支店中調べたが見つからなく、忙しくテラー同士で暗証を教え流れが掴みにくいが舞は3束は間違えないと言い、相馬は行員の私物検査を提案し、舞はテラー・伊沢良子(宮地雅子)と吉川恭子(内山理名)を調べ、次の松野で煙草が見つかった。
六本木支店長・久保寺(遠山俊也)は堂島(石橋稜)派閥だと真藤(生瀬勝久)と児玉(甲本雅裕)が噂し、300万円は出なく舞は伊沢に松野を疑うのは問題と言い、久保寺が解散させ、松野が舞にミスは不安だが横領はしないと告げた。
舞と相馬は幸三(大杉漣)の店で現金は見つかっても原因不明で終わる事を心配し、舞はもう一度防犯カメラの映像調べを考え、翌日時系列で調べ吉川の早さに驚き客に再度ティッシュを渡し、100万円以上の取引客に渡す高価な時計を15万円の客に渡し、舞はベテランなら客を選べると言い客はブランダージュ社長・馬場(袴田吉郎)で融資審査中で、融資担当・木山が融資で馬場と会うと舞が時計を渡し、吉川が時計を渡して無いと知った。
舞と相馬は吉川を尾行し馬場と親しくし、1年前から吉川の引き出しが増え借金と知り、木山がブランダージュの倒産可能性を言い、相馬は再度繁忙日を狙うと考え瞬間を捕まえると考え、当日に舞が事務応援し相馬が映像を監視し、馬場が来て吉川から箱を受け取り相馬が別の品を渡すと取り戻し調べると現金で、吉川は舞に馬場との結婚を言い、相馬が馬場に多数の女性からの結婚詐欺を指摘した。


脚本:松田裕子
監督:鈴木勇馬

#4:2015/07/29

舞(杏)が社内報の撮影をしていてると、真藤(生瀬勝久)と児玉(甲本雅裕)が通り掛かり、芝崎(塚地武雅)の指示で相馬(上川隆也)と舞は町田支店で女性行員がストーカー被害に遭う事件が発生し、行員の犯行可能性があり臨店班が担当になった。
舞と相馬は支店長・春日(山田純大)と融資課長・小見山(渡辺いっけい)から大事にしたくないと言われ、被害者の融資課・前原美樹(中越典子)に会い、3月前から無言電話がかかり、最近は帰り道に後を尾行されマンションの部屋に侵入された形跡もあったと聞き、会社で鍵を無くし融資課中を疑い、舞らは人事部の面談を装い融資課の男性行員らに話を聞くが怪しい人物は見つからず、春日と小見山は事態を終息させようとした。
舞と相馬は美樹と幸三(大杉漣)の店で美樹は出世の遅い小見山から嫌われ、担当の取引先・青山建業が2億円の負債で倒産し異動予定と言い、ストーカーはノー残業日に多いと聞き、翌日に舞と相馬と芝崎が美樹の帰り道を張り込むと、舞と相馬は美樹をつける男を見かけ尾行し古橋(長田成哉)と判り認めるが部屋への侵入は否定し、舞と相馬は美樹に疑問を言うと、美樹が青山建業の資料を持ち出し計画倒産を調べ、春日と小見山は何も聞かないと言い相馬は調べ振り込み先が破られていると見つけ侵入犯の目的だと疑った。
舞と相馬は本部で資料を調べる無くて支店の協力者の存在を疑い美樹にだけ伝え、舞と相馬は青山建業の1年の膨大な振り込み先リストを徹夜調べデータベース未登録先を見つけ、舞と相馬は美樹と春日と小見山に古橋が戒告と言い、住居侵入は刑事事件と言い小見山が青山建業との繋がりを消す目的で行ったと指摘し相馬は実態のないコンサルタント会社口座を示した。


脚本:横田理恵
監督:佐久間紀佳

#5:2015/08/05

休日に舞(杏)は久しぶりに合コンに参加し新しい出会いを求め、相馬(上川隆也)は大学の同窓会で青井(石黒賢)と10年ぶりに再会し青井は5年前にIT企業「デジタルブルー」を立ち上げ妻と2人の子供と円満な家庭を築き、同級生で元妻・石原由美(財前直見)とも会った。
舞と相馬と青井は幸三(大杉漣)の店で飲み、翌日に相馬は青井からデジタルブルーへの融資を依頼され、五反田支店・松木(成宮寛貴)を紹介し、1週後に営業成績が伸びずに困っていた松木は新規の大型融資を張り切るが、翌日に松木から融資稟議書を見せられた相馬はデジタルブルーの業績の不審点に気づき調べ、デジタルブルーは2月前に会社を縮小して、悩む青井を見かけ、相馬は元妻・由美を呼び出し青井の妻・沙織を尋ねると最近会わないと聞き、妻は愚痴をこぼし仕事の話しはしないと聞いた。
相馬は五反田支店で舞と松木に会い、デジタルブルーの決算書を見てコピーで疑い、取引先を調べ記載に違いが多く経営が悪化していると判り、相馬は青井に直接会うと松木に言い、舞を由美が訪ね青井の事で悩んでいると答え2人は特別な友人と言い、自分も辛いときに何も出来なかったと言った。
相馬はデジタルブルー前で舞に会い、青井に会い融資は出来ないが相談に乗ると何故偽の決算書を出したか尋ね、青井は認め謝り黙認を頼み、舞が青井に相馬の気持が判らないかと言い、松木が闇金から借りていると伝え青井は騙され妻が連帯保証人で家族も壊れると明かしそこの指示に従ったと話し、相馬は闇金に行き、青井が自己破産し接近を禁止と述べ出方次第で告訴も行うと言った。


脚本:梅田みか
監督:南雲聖一

#6:2015/08/12

舞(杏)と相馬(上川隆也)は、芝崎(塚地武雅)から検査部の与信検査への応援を命じられ、与信検査とは支店の融資が正しいかを本部がチェックする業務で、検査を指揮する検査部主任・氷室(東幹久)は支店荒らしと噂される厳しく高圧的で、舞は素人呼ばわりされた。
舞らは、真藤(生瀬勝久)派閥の田山(石橋保)が支店長を務める深川支店に与信検査に行き、氷室の指導は厳しく検討会で多くが問題になり融資課長・北村(土屋裕一)と舞と同期の融資課員・江藤(笠原秀幸)が標的になり、舞は氷室の態度に嫌悪感を覚えたが、相馬は実は「氷室が支店の行員の弱みを握って脅し、金銭を要求している」という内部告発があり応援目的はそれの確認だった。
1日目が終わり氷室は田山に責任を言い、舞と相馬は幸三(大杉漣)の店で江藤と北村と会い、北村が追求された会社が田山案件で答えられないと言い、氷室は田山に夏目木材が問題と指摘して金を要求し、翌日に案件から外し相馬がファイルを見て江藤と北村から田山決済で緊急決済したと聞き、深川プリントへの不明融資と金額が合った。
舞は江藤と夏目木材に行き社長に又貸しを尋ね不法と言い聞き、迂回融資を知り北村の依頼で相馬が検討会で取りあげを言い、相馬が舞に氷室の不正の疑いを告げ証拠がなく、舞が監視カメラに気づき調べ写り、相馬が夏目木材を取りあげ田山の迂回融資を指摘し、田山が氷室に話しが違うと言い舞が氷室に金を受け取ったと証拠を見せた。


脚本:松田裕子
監督:佐久間紀佳

#7:2015/08/19

芝崎(塚地武雅)の指示で取引先財務情報漏洩したと舞(杏)と相馬(上川隆也)は五反田支店へ臨店を命じられ、漏洩は「サワダ建業」で担当・松木(成宮寛貴)と支店長と融資課長・門田(音尾琢真)から松木が昨夜に自宅で仕事の為に規則違反でクレジットファイルを持ち出し盗まれ、今朝に支店長宛てに「ファイルを拾った」電話と100万円の謝礼を要求されたと聞いた。
相馬は警察に届けると言うが、盗まれた証拠はなく東京第一銀行の不祥事で、真藤常務(生瀬勝久)から内々の解決を命じられ、舞と相馬は昨日の松木の行動を辿り、クレジットファイルを持ち出した松木は門田に強引に誘われ融資を断る予定の品川物流社長・葛西(戸次重幸)の接待で会食に連れられた、3人でサワダ建業で謝罪したが赤字で倒産と言われ、葛西は知らなく度々接待すると言い接待先は個室で、2次会のキャバクラは荷物を預けるシステムでキャバ嬢・沙羅(小松彩夏)様子が変だった、舞と相馬と松木は幸三(大杉漣)の店で沙羅を怪しむが本名不明で、松木はミスで終わりと言うが舞はサワダ建業を考えろと言った。
銀行でOL・斉藤が沙羅が五反田支店の客と言い相馬は給料日で来ると考え、待つと舞が見つけ使用ATMで川島ゆり子と知り葛西からの定期振り込みが有り、脅迫電話に支店長が謝礼を払うと答えた、舞はサワダ建業で松木と会い追加融資のファイルを書き、舞と相馬は沙羅の証言が必要と考え、返却現場で沙羅に告訴を言い電話で金を要求する葛西を問い詰めると、門田が融資する気がないのに接待に応じたと門田の責任と謝礼金を狙ったと言うと、舞が無関係なサワダ建業と松木の被害で責めた。


脚本:梅田みか
監督:南雲聖一

#8:2015/08/26

舞(杏)は相馬(上川隆也)と幸三(大杉漣)に旅行みやげを渡し、川崎支店支店長・水原(半海一晃)が帰り道で階段から突き飛ばされる事件が発生し、芝崎(塚地武雅)の指示で舞と相馬に状況を探れと指示され病院へ行くと、入院した水原が副支店長や融資課長を怒鳴り散らし、真藤常務(生瀬勝久)派閥の水原は傲慢な性格で部下から恐れられ、話を聞こうとする舞と相馬は追い返され部下に資料を借りた、その夜に武蔵小杉支店支店長・金田(森岡豊)が襲われ、舞と相馬は金田に会い、水原と金田は7-8年前に虎ノ門支店融資課に一緒だったと聞いた。
虎ノ門支店に舞と相馬が向かうが支店長・辺見は当時は知らず、ベテランの融資事務・田川(高橋ひとみ)から倒産した取引先の岡村スチールのファイルを見せられ、7年前に支店でに社長・岡村(八十田勇一)が支店に乗り込み水原に殴りかかった暴力事件を聞かされ、舞と相馬は水原に話しを聞くと警察が来たと言い、担当の磯部隆彦(小市慢太郎)の責任と言い、調べると2月前に退社し会い倒産は融資が受けられ無かった為と言い、金田から引き継いだ時は業績悪化で差戻され最後に否認され、岡村が乗り込んだと言った。
舞と相馬は芝崎から岡村が上海で見つかり犯人でなく、虎ノ門支店の田川が来て磯部が参っていると言い水原が金田を立てて、反発した磯部への嫌がらせでわざと岡村スチール担当を磯部に代えわざと時間を遅らせたと言い、相馬は磯部に電話しどこでも阻害され止めたが銀行員の記が無いと気づき、偶然に水原に会い復讐を考えたと答え、まだ他にいると言い切った。
舞と相馬は当時の支店長の真藤常務を狙うと考え、襲った磯部を止め警察に事情を聞かれ、舞と相馬は辺見と田川の協力で真藤常務と水原に岡村スチールへの稟議を故意に遅らせたと追加融資の稟議書を証拠を見せ規則違反と言い、真藤常務はいつも銀行の名誉を守って来たと答えた。


脚本:横田理恵
監督:佐久間紀佳

#9:2015/09/02

舞(杏)は相馬(上川隆也)と町で元彼と会い隠れ、帰ると芝崎(塚地武雅)が三鷹支店の1000万円の手形紛失事件で舞と相馬は臨店を命じられ、行くと支店内で行員総出で手形を探し、支店長・野口(佐戸井けん太)と融資課長・小泉から、手形をなくした融資課・堀田(和田正人)を聞き事情を聞き、堀田は昼前にカワバタ機械を訪ねて手形を預かり支店に帰ったが、担当者不在で別の業務をこなし、集金袋を引き出しに入れ鍵をかけ出かけたが、帰った時は手形が無かったと言い、支店内のどこも可能性があり捜索が難航し、途方に暮れた舞は赤坂支店時代の先輩で渉外課・西原香澄(中村ゆり)と再会した。
舞と相馬と香澄は幸三(大杉漣)の店で話し、香澄は舞の指導係で堀田の真面目さを聞いた舞は、手形を受け取り紛失に気づくまでの足取り捜索を考え、翌日に舞と相馬と堀田はカワバタ機械で社長・川端から話を聞き、支店に戻る間に空白の1時間がありファミレスでサボったと判り、ファミレスで調べるが無く、堀田に聞くと自分で弁償すると言うが相馬は客の金を使う事と諭した。
舞と相馬と芝崎は幸三(大杉漣)の店で話し、カウンターと聞いた相馬は席が疑問で相手が居たと考え、翌日ファミレスで女性と居て堀田が鞄を置いて外に出たと聞き服装が東京第一銀行の制服で、舞と相馬は業務日誌で該当者の香澄を見つけ不倫を疑い、堀田から聞き出し、舞は香澄から手形を盗り堀田から嘘を言われた裏切りを許せずに困らせる為と聞くが銀行員では失格で悲しいと言った。


脚本:梅田みか
監督:鈴木勇馬

#10:2015/09/09

舞(杏)と相馬(上川隆也)は幸三(大杉漣)の店の評価をインターネットで調べ、掲示板サイトに「狐」が「東京第一銀行豊洲支店をぶっつぶす」の書き込みがあり舞と相馬は芝崎(塚地武雅)の指示で豊洲支店へ行き、支店長・三枝(津田寛治)と副支店長・中野と会い、真藤常務(生瀬勝久)派閥だが温かく迎えた。
三枝は客や取引先とのトラブルはなく、舞と相馬は案内係で営業フロアを見回り、閉店時間に火災報知器が鳴り、火元はゴミ集積所で消火活動でボヤだったが警察捜査で調べてATMコーナーから集めたゴミに発火物が見つかり、防犯カメラ映像をチェックすると顔を隠した若い男が映り、三枝が突然激高し舞と相馬を怒りボヤ騒ぎの責任を臨店班に押し付けようとした。
掲示板に「狐」から「三枝支店長に罰を与えろ」と書き込まれ、三枝は真藤に説明し内部調査を児玉(甲本雅裕)に命じるが、堂島(石橋稜)は臨店班対応を述べ、発火原因が判り材料が入手困難で、倒産会社・時田硝子を三枝に聞くが隠し、融資担当者は支店長が直接担当で強引な回収と考えられ、舞と相馬は連絡先の時田硝子元社長・時田紀一郎(山崎銀之丞)を訪ねると1月前に死に20才の息子・恒夫(岸博之)は行方不明で倒産の裏を疑い恒夫は警察に手配された。
舞と相馬は岩手の時田硝子元専務・久我靖彦(大和田獏)を訪ねるが相手にされず、舞と相馬は久我の農作業を手伝い、テレビで恒夫の逮捕が報じられ、財務資料を見せられ三枝に騙され事業を広め融資を受けたが不成功で撤退し、追加融資の為に融資の返却を騙され倒産したと聞かされ、相馬と舞が融資時のメモを見つけ銀行のプリントが三枝と判明したと言い、舞は間違っていると責めた。


脚本:松田裕子
監督:南雲聖一

#11(final):59m:2015/09/16

舞(杏)と相馬(上川隆也)は芝崎(塚地武雅)から秘書室の手伝いを言われ頭取の妻の絵画展に第一銀行頭取・芹澤龍一(村井国夫)が来て、真藤の妻・嘉子(大島さと子)が舞に声をかけ真藤常務(生瀬勝久)が噂していたと言った。
舞と相馬は幸三(大杉漣)の店で妻同士の争いを言い、翌日に大手建設会社・蔵中建設が倒産し、芝崎が堂島専務(石橋凌)の舞と相馬への呼び出しを伝え、会うと蔵中建設の社員から「社長の裏金の、1億円が東京第一銀行に賄賂だ」の告発のメールが届き、事実の確認を指示され事実なら行内で権力を持つ人物関与し銀行全体の不祥事で、舞と相馬はメールの送り主の蔵中建設で総務部長を務めていた西崎(近江谷太朗)から裏帳簿を見せられ、白水銀行の「真藤毅」名義の口座に1億円振り込みが記され、賄賂を受け取りは真藤常務と思われた。
翌日に相馬が出社すると、舞が直に真藤に白水銀行の振り込みを問い詰め理由を聞くが相馬が来て止めた、舞と相馬は堂島に伝え秘書室長・荒木が頭取に取締会召集を命じられ、児玉(甲本雅裕)が舞と相馬に白水銀行の取引を調べ見せて1億円が直ぐに現金で引き出され相馬は真藤が指示されたと考え、真藤に誰を庇うか尋ねると、舞に銀行を変える事は出来ないと答え、相馬が真実が判れば銀行が壊れるかと聞くが答えなく、舞は嘉子から電話で呼び出され真藤から銀行を辞めると聞き相談され真藤の手帳を渡された。
舞が相馬と児玉に見せ頭取・芹澤を庇っていると考えると、荒木が舞と相馬に役員会での報告を命じ、相馬は舞に1億円の行方を追うと言い、舞と相馬と児玉が当日の頭取・芹澤のスケジュールを調べ、社用車の運行を調べ担当秘書・荒木が使い貴金属店と塗装会社に行ったと知り調べ、相馬は判ったと言った。
臨時役員会で、舞と相馬は調査結果を報告し、西崎から聞いた内容と「真藤毅」名義の口座への1億円振り込みと荒木への引き渡しと黒幕の指示を話し、頭取・芹澤の指示と言い児玉が証拠のマスコット人形を持ち、舞が純金と示し相馬が各社の注文書の荒木のサインを見せた、芹澤は否定し真藤の責任と言うと舞が銀行だけの常識だと非難し、真藤が賄賂と判り芹澤の指示で荒木に渡したと言い銀行を変えるべきだと証言し関係したと謝罪し、堂島が芹澤の解任を提案し満場一致で決まった。


脚本:松田裕子
監督:南雲聖一

感想:

金融知識とそれで謎を追う。
同時に、組織と個人の関わりを伝える。
果たして行動基準は異なるのか。

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