静かなるドン

キャスト

近藤静也(中山秀征)
秋野明美(石田ゆり子)
川西部長(石倉三郎)
逃野(松澤一之)
近藤妙(野際陽子)
鳴戸竜次(鹿賀丈史)
猪首硬四郎(阿藤海)
生倉新八(なぎら健壱)
肘方年坊(成瀬正孝)
沖田寝多(須藤正裕)
坂本健(美木良介)
沢木全次郎(平泉成)
大久保竜造(宍戸錠)

その他

1994年

1:極道サラリーマン誕生

女性下着メーカーで川西部長(石倉三郎)が社内コンペが行われ、近藤静也(中山秀征)の作品はモデルに気の毒と言われ、逃野(松澤一之)は大物かもと言い、秋野明美(石田ゆり子)が参考にと最初のアイデア商品を渡した。
静也は母・近藤妙(野際陽子)から半年過ぎ暴力団新鮮組の父・近藤勇足(小林完吾)に話せと言った。
川西は社長の評判が良いと宴会に行くが店はぼったくりで、静也が家から持ってこさせる事になり母に電話し、他の社員は逃げ帰り、出所したばかりの猪首硬四郎(阿藤海)が迎えにきた。
静也は父の死を知り駆けつけ、肘方年坊(成瀬正孝)や生倉新八(なぎら健壱)や沖田寝多(須藤正裕)が見込みで殴り込みで揉め、鳴戸竜次(鹿賀丈史)が来て、静也と鳴戸は博打で決めようとし母のいかさまを見抜き鳴戸は待とうと言った。
猪首がボディガードに付き、静也が会社に行くと影で悪い噂ばかりで必要か悩むと秋野から電話があり会社に出掛け食品店に出掛けると肘方と生倉の子分の喧嘩で、秋野が怪我をし、鳴戸は静也が3代目になり命令すると修まると言った。
静也は秋野を見舞い、静也が3代目の静かなドンになり、会社は辞めない事を条件にし、鳴戸は一部のみの秘密にして認め、叔父・大久保竜造(宍戸錠)の元で襲名式をした。
静也が出社すると部長から全てのデザインを没にされるがやり直し、叔父から呼び出しを受け、帰りに逃野や秋野がチンピラに絡まれるのを見て猪首と止めた。
翌日、秋野は静也に危険な魅力な男に会ったと言った。


脚本:西岡琢也
監督:長谷部安春

2:新鮮組三代目総長の初仕事

寝坊した静也(中山秀征)は出勤し専務や同僚にあった。
組では2代目の仇・長州会討ちで意見が別れ、静也は長州会の会長(渡辺文雄)に組を解散させて納めようと提案し、考えると言った。
静也は下着にウールを入れてモデルがかゆいと文句を言われ、鳴戸(鹿賀丈史)は如何に捌くかが課題と言い、川西部長(石倉三郎)は会社近くにセカンドハウスを借りており静也は家族の為に頑張っていると知った。
長州会の会長から静也は呼び出され解散するから2人で店に行きたいと言い、長州会の会長の娘・千代子(北原佐和子)と夫と子供・誠に会った
長州会の会長から静也は長州会の子分の面倒を見る事を頼まれたが、長州が襲われた。
静也は川西から商品が採用されるかも知れないと言われ、秋野(石田ゆり子)から正直に生きていると言われ、千代子と子供・誠に会った。
猪首(阿藤海)が長州を襲ったのが桂(平賀雅臣)だと判るが、長州は自分で始末すると言うが桂は誠を誘拐し長州を呼び出し、千代子が助けを求めて来た。 桂が長州を殺そうとしたときに静也らが駆けつけ、鳴戸が来て助けた。


脚本:岡芳郎
監督:成田裕介

3:狙いはパンティー

女性下着メーカーでショーの準備が進められ秋野(石田ゆり子)のアイデア中心だったが、静也(中山秀征)をアシスタントに指名した。
近藤妙(野際陽子)は鳴戸(鹿賀丈史)に妻捜しを指示し、生倉(なぎら健壱)や肘方(成瀬正孝)は妙と間違えて相手に立候補した。
他社・エデンの伝説のデザイナー・野田(山口仁)と秋野・静也にデザイン盗難注意するが静也はボディガードだと言った。
静也は見合いを薦められたり、手下の娘に迫られ会社の女性から妙な目で見られ、夜は猪首(阿藤海)らと飲むが理恵に絡む客を懲らしめ、新鮮組本部へ戻ると妙から早急な見合いを迫られた結婚は博打と言われた。
秋野に野田から呼び出しがあり、通りがかりにバッグを盗まれ、追った静也は理恵(荒井乃梨子)に会いメーカーの名札を落とし、猪首の捜索を頼んだ。
秋野は川西部長(石倉三郎)からデザインをせかされ困り、静也はバッグを探し猪首は盗難犯を見つけ他社の内藤(深見亮介)から頼まれたと判ったが逃げていた。
静也に理恵から内藤が店にいると電話があり、行くと野田とお金で揉めていたが静也はバッグを見つけてくれたと言って持ち帰った。
秋野は辞職覚悟をするが、静也に頼まれた猪首が落とし物として届けた。
野田は競合メーカーの専務から情報が欲しいと言われただけと言われ、ショーを邪魔するが静也が新鮮組を連れて来て解決した。


脚本:西岡琢也
監督:長谷部安春

4:三代目の身代金

静也(中山秀征)の会社に色々ないやがらせがあり、静也は恵(西野妙子)と四郎(奥野敦士)に誘拐され、川西部長(石倉三郎)と逃野(松澤一之)は視察の工場でのピンの混入で脅され、静也の誘拐の身代金5000万円を要求され断るが、猪首(阿藤海)は誘拐を知った。
大久保(宍戸錠)が来て静也を待つが妙(野際陽子)は猪首から誘拐を聞き、恵は四郎の静也の誘拐が入会試験と言った。
川西は身代金を断り、静也は社員で金額は異なると言い500万円というと川西は払えないと言うが秋野(石田ゆり子)が払うと言い、会社のボスが来てはじめから採用する気がないと言った。
ボスは川西にピンの混入と社員の見殺しで5000万円を要求し川西の上司(谷村好一)は断り、猪首から聞いた新鮮組は金策に走り妙は鳴戸(鹿賀丈史)に金を渡し、それを秋野に渡し要求場所に置いた。
取りに来た犯人を秋野は追うが捕まり、猪首がつけたがまかれ、静也は携帯電話で場所を組に知らせ、埠頭に一味が集まり目隠しされて車が暴走し静也が転げだし、一味が次々と倒されて行き、鳴戸らが駆けつけた。


脚本:柏原寛司
監督:成田裕介

5:総長の天国と地獄

静也(中山秀征)は川西部長(石倉三郎)の左遷人事の噂があったが、専務・松平(広岡瞬)から東都デパートへの秋野(石田ゆり子)の派遣を言われ、クレームを言うと静也も出向し松平の運転手にさせられた。
現場(松井紀美江)では秋野への反発があるが、松平は秋野をたてるが総会屋・笠原金蔵(名和宏)が来て黒い噂があり、なにかが目的だった。
秋野と静也は川西に戻れる様に訴えたが、3人は東都デパート部長から後継者問題で松平だけが頼りと言われ情報を求めたが、女性問題や左遷や問題が言われていた。
静也と秋野は、芸者の千代菊(小川美那子)を訪ね、松平は父の死後にシェフを諦め後継者を選んだと言い、静也は妙(野際陽子)に父の事を聞き比べた事は無いと言われた。
静也は松平から母に頼まれたらどうするかと聞かれ、秋野は部門の強化の為と言われた。鳴戸(鹿賀丈史)は笠原絡みの東都デパートの次期後継者問題で正体探しを言い、秋野に調べのため芸者を頼み有坂と鮫島と市ノ瀬がいた。
笠原が東都デパートに乗り込み、背任罪を述べ松平の退任を迫るが、静也が新鮮組を連れて乗り込み市ノ瀬が実印を使ったと述べ有坂と鮫島も一味と判り、新鮮組は去った。
松平は決心が付き退任を決めシェフを目指した。


脚本:峯尾基三
監督:長谷部安春

6:三代目の怒り爆発

静也(中山秀征)は万引き子供・文太(篠崎杏平)とぶつかり万引きと間違われた。
秋野(石田ゆり子)と静也が帰ると文太に会い父と誤解され、つきまとわれ、ホステス・理恵(荒井乃梨子)に助けられたが、幹部会に遅れた。
元黒竜会幹部・田所(椎谷建治)が出所し鬼州組・木島(佐藤仁哉)のヒットマンになる噂がありターゲットが新鮮組と言い、田所は文太の父で足を洗いたかった。
静也は理恵の財布を奪い逃げた文太の捜索を猪首(阿藤海)に頼み、妙(野際陽子)から2つの仕事は無理かと聞かれ、会社でも隠し子の事が広がっていた。
猪首は静也に、文太が万引きを行っていると言い、静也が尾行すると大家の家に行き母親が死に父が行方不明と聞き、猪首が帰って来た田所を見つけ、静也が尾行して会い文太が一人で暮らしていると言うと田所は怒った。
田所は静也と秋野に会い文太と会う事を頼むが文太が狙われ病院に運ばれ、鬼州組は田所に新鮮組のせいと言い、田所は静也に文太が実の子でないと話して文太に聞かれた。
田所は静也に文太が自分の子で良いか考えたと言い、静也は鳴戸(鹿賀丈史)から新鮮組には子供を襲わないと言った。
田所は妙を人質に取り、三代目を呼び静也が会い鳴戸が犯人を見せて木島に利用されていると言い、木島に会い撃たれるが静也が来て怒りを爆発させた。
静也は文太を田所に連れて行き、親子仲直りした。


脚本:峯尾基三
監督:深沢正樹

7:三代目のキスの味

川西部長(石倉三郎)が新製品・軽量ブラのCMにアイドル・立木美佐(遊井亮子)を選び、秋野(石田ゆり子)と静也(中山秀征)が訪問した。
美佐から突然CMをキャンセルが入り、事務所は本人が乗り気でないと言い、静也と秋野は本人に会いに行き会うと態度が悪かった。
三代目は猪首(阿藤海)・肘方(成瀬正孝)と飲み会に行くと美佐と斎藤(並樹史朗)と五十嵐(鹿内孝)に紹介され五十嵐と斎藤が帰り、美佐は三代目を誘惑するが断った。
美佐はライバルに鞍替えが判り、井上紀子の名で美佐の事で三代目を呼び出し本名で相談があり、妻になりたい・帰りたくない・自分で無くなって行くと言い、そこを秋野が見て、鳴戸(鹿賀丈史)に帰った三代目は自分がどうなるのか心配と言った。
肘方と斎藤が三代目に来て、美佐がいなくなったと相談し、贈り物役で傷ついていたと答えると妙な質問をされ猪首に調べさせると美佐から三代目に会いたいと電話があった。
美佐は暴力団に襲われ静也が駆けつけると五十嵐から強請のネタの録音テープを盗んだと聞かされ、キスで誤魔かすが連れ去られ、自由になりたい美佐は五十嵐に選択の余地がないと言われたが、三代目が駆けつけ助けた。
美佐は静也と三代目が同一と気づくがキスをして去った。


脚本:鈴木元
監督:岡芳郎

8:宿敵!鬼州組四代目登場

三代目・静也(中山秀征)はゴルフで関西の鬼州組四代目・坂本健(美木良介)に会い、猪首(阿藤海)・沖田(須藤正裕)から怪しい者は知らせろと言われ、帰り道で組員・沢木(平泉征)らに狙われた。
鳴戸(鹿賀丈史)に組員が駆けつけるが三代目・静也は考えると言い、妙(野際陽子)に慌てず慎重にと言われ、鳴戸から鬼州組で坂本が東京に来ていると言った。
坂本は三代目が奇妙な男で沢木に様子を見ると言い、猪首は電車通勤を禁止し、秋野(石田ゆり子)が三代目の似顔絵に憧れスランプになった。
焦る組員に対し三代目・静也は待つと指示し、会社の方が心配と鳴戸が言い、静也は一度脱ぐと元に戻れないと心配した。
静也は秋野に会社を辞める相談をして、家業の両立が難しいと言うと自分で決めるしかないといわれた。
妙が倒れ病院に入り静也が駆けつけると早く継ぐ様にいわれ、猪首が刺され、坂本らが妙に会いに来て三代目と会うと争いを避ける方法を相談したが無理といわれた。
秋野に三代目・静也からヤクザに会わない方が良いと言い、静也は妙と鳴戸に会社を辞めると言い、鬼州組とは争いはしないと言った。


脚本:鈴木元
監督:成田裕介

9:激突!新鮮組VS鬼州組

肘方(成瀬正孝)のビルの落成式で新鮮組が集まり、大久保(宍戸錠)が演説し三代目・静也(中山秀征)が訪れるが鬼州組の噂ばかりで、静也が狙撃されたが鳴戸(鹿賀丈史)の計画で逃れ、妙(野際陽子)が三代目の地位を空席にした。
鬼州組四代目・坂本健(美木良介)は沢木(平泉征)と全国制覇を狙っていた。
静也は会社を休み、秋野(石田ゆり子)は事情があると思うが川西部長(石倉三郎)は適当だった。
新鮮組で四代目争いが始まり、新鮮組にスパイがいる噂があり突き止めた組員が襲われ、鳴戸は静也に飾りでない三代目が必要と言った。
静也は三代目に戻り、坂本に会いに行く前に秋野に会い、妙から先代の形見を預かり出向いた。
鳴戸と静也は鬼州組に乗り込み坂本と交渉し坂本は関西に戻った。


脚本:峯尾基三
監督:成田裕介

10:三代目の花嫁候補

静也(中山秀征)は紙でショーツを作るが女に会い、変えると関東鉄火組組長・古夏(中村綾)が挨拶に来て、妙(野際陽子)に縁談を仕組まれたが喧嘩別れした。
静也が秋野(石田ゆり子)といると、古夏が無理に連れ去り空手を仕掛けるが配下(片岡弘貴)が静也の実力に気づいて、古夏は妙と静也の部屋の下着を整理しようとしたが出かけ、秋野にあうが静也が仕事が好きと言われ、2人は去り川西部長(石倉三郎)が投げ捨てた紙ショーツを拾った。
妙が小牧組・小牧(浜田晃)と鬼州組四代目・坂本健(美木良介)に誘拐され金を三代目に持参を要求し、静也は1人で出かけ様とするが鳴戸(鹿賀丈史)は皆が付いてきていると言った。
静也と妙は閉じ込められ爆弾をセットされ、鳴戸らに場所を連絡して組を巻き込ませようとされたが、2人は仲間に助けられ小牧組に乗り込み解散させた。


脚本:小野喜世仁
監督:成田裕介

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