人生は上々だ

キャスト

内藤八郎(浜田雅功):多田金融で借金の取立てをしている
大上一馬(木村拓哉):定職に就かずギャンブルで借金に追われる若者
下村七重(石田ゆり子):クラブでバイオリンを弾く女性
松井心(飯島直子):八郎の幼なじみでよき理解者。
早乙女佐織(戸田菜穂):大病院のお嬢様で銀行に勤める。
多田公平(内藤剛志):多田金融の社長でいわゆるヤクザ者。
れい子(北浦共笑):一馬の元恋人。

スタッフ

脚本:遊川和彦
監督:吉田秋生・難波一弘・伊佐野英樹・清弘誠

第1話:1995年10月13日:罪と罰:46m

大上一馬(木村拓哉)はギャンブルに負け3日以内に借金請求され、多田金融の借金の取立て・内藤八郎(浜田雅功)が借金取りに来て、銀行で八郎を強盗と告げ逃げた。
多田金融の社長・多田公平(内藤剛志)は八郎に一馬の取り立てを命じ、一馬は引越して恋人と会うと多田と八郎を見かけ逃げ、多田と八郎はクラブでバイオリンを弾く・下村七重(石田ゆり子)を見かけた。
一馬はヤクザに迫られ先輩と偽り八郎を呼び出し隙に逃げ、八郎は一馬を手錠で繋ぎ食事すると幼なじみ・松井心(飯島直子)が意見し、2人で部屋に帰り一馬は寝て元恋人・れい子(北浦共笑)の夢を見て、八郎は一馬と七重にあい部屋が空で連帯保証人で多田には隠した。
一馬は八郎から信用されない理由を聞き、自分にしか出来ない方法で借金をあつめると聞いた。


監督:吉田秋生

第2話:1995年10月20日:人間の条件:46m

八郎(浜田雅功)は一馬(木村拓哉)に結婚詐欺に向いていると持ち掛け、一馬が女性に声をかけるとヤクザが手を出すなと脅し殴られ、心(飯島直子)が手当てし、一馬が偽名で銀行員女性・早乙女佐織(戸田菜穂)に連絡した。
一馬は大病院の御曹司を装い八郎から金を借り、佐織に会い豪邸で驚き、聞いた八郎は準備を始め、八郎は多田公平(内藤剛志)から一馬の借金を催促され、八郎は下村七重(石田ゆり子)に会い利息を受け取り元金の処理を相談され彼氏を探せと答えた。
一馬は八郎にきざな言葉は向かないと言っていると、佐織から一馬に会いたいと電話があり、八郎は大病院の医師に借金取り立て猶予で芝居を頼み、一馬が佐織を連れ医師と芝居し、佐織に付き合っている女がいるが別れると言いかけ、八郎が兄と言って会い悪い女に訴えられると脅され、佐織に金で解決と言われると父に言えないと言い、佐織が払うと言いかけると、一馬の知り合いが一馬が医者を辞めたと言い、院長(峰岸徹)が父と言って現れ、八郎と一馬は逃げた。
八郎と一馬は責任をなすりつけあい、一馬はれい子(北浦共笑)を信じられなかった事を悔やみ、一馬に佐織が来てホテルに誘い迫り服を脱ぎ始め、心が八郎に行くと七重が訪ねて来て服を脱ぎ始め・・・・。


監督:吉田秋生

第3話:1995年10月27日:どん底:46m

一馬(木村拓哉)に早乙女佐織(戸田菜穂)が来て服を脱ぎ始め運を感じたと言い、騙される事にぞくぞくし一生離れないと言うが、一馬は応じられず好きでないと言い、八郎(浜田雅功)に下村七重(石田ゆり子)が服を脱ぎ始め迫り、ウィーンに行った彼の役に立ちたいと言い、八郎は騙されていると諭し帰したが悔やんだ。
心(飯島直子)のサービスが一馬と八郎で異なり、互いの結果を聞き、一馬は1週で金を作ると言いカード詐欺がばれ、多田金融に追われ八郎に助けられたが喧嘩で逃げ七重がクラブで働いていると教え、八郎は多田公平(内藤剛志)から1週と言われた。
八郎はクラブで七重に会い身の上を話し、一馬は年上の女性にホストクラブで迫られ、八郎は佐織に一馬の事を聞かれ、一馬は七重から八郎にれい子(北浦共笑)の事を聞いたと言われ借金を渡され逃げているだけと言われ、八郎と一馬は殴り合い、八郎は金は七重に返すと言い、結婚紹介所に登録した。


監督:清弘誠

第4話:1995年11月3日:弟よ:46m

一馬(木村拓哉)と八郎(浜田雅功)は結婚紹介所に登録し費用が高いが相手の女性を選び帰ると、早乙女佐織(戸田菜穂)が来て一馬が隠れ八郎は悪く言うが、佐織は諦めないと言い帰り、結婚紹介所から電話で一馬は3人共に可で八郎は駄目だった。
一馬は紹介女性らに会い上から目線だったり占いを信じたりし、八郎が会った女性・早苗は乗り気でなく、心(飯島直子)の店で打合せで心で決め台詞を練習し喧嘩し、八郎が下村七重(石田ゆり子)のバーで飲むと様子が変で同情していると言われ2人で帰り、ウィーンに行った彼の事を客に話すと皆が騙されていると言われたとぼやき、八郎は愛する力と信じる勇気が大事と言った。 多田公平(内藤剛志)が八郎に来て一馬を隠したが最近変だと尋ねられ、一馬は紹介女性に彼女が別れられないと言い乗り気にさせると、佐織が来て自分の運命を信じると言い壊し、八郎は早苗から金を受け取り会ってに借金を持ちだすと一馬が取り立ての芝居をし代わりに払えと言うと別れに成功した。
一馬は借金取りに脅され八郎の金を渡し、心の店で飲み八郎の家族を教えられ、八郎が金を盗んだと来て怒り隠していた弟の手紙を探し、一馬に関わってから滅茶苦茶だと言い一馬が去ると、心が八郎が会社に連れられ助けてくれと言い多田が八郎を責め、見た一馬は佐織に結婚して欲しいと頼み、多田に借金を返した。


監督:清弘誠

第5話:1995年11月10日:別離:46m

一馬(木村拓哉)が借金を返すと八郎(浜田雅功)がグルと疑われたと言うと、多田公平(内藤剛志)が手下を殴り、傷だらけの八郎に謝り、八郎が一馬に金の出所を聞くと早乙女佐織(戸田菜穂)に結婚すると言って借りたと言い、一馬は八郎にも借金を返し縁が切れたと言い別れ、一馬は部屋を借り佐織が手伝いに来て借金返却の目処まで結婚を待って欲しいと言い抱いてキスしようとするとれい子(北浦共笑)を思い出した。
八郎は下村七重(石田ゆり子)の練習に行き彼(矢島健一)が金を返し2人でウィーンに行くと言われた、心(飯島直子)の店で酔うが心の気持は判らず、一馬が借金取りを始めたと知り客を取り合うと逃げられた。
一馬と八郎は佐織と七重の事を言い争う内に、一馬は心の気持を八郎に話し八郎は心に会うが何も言えず七重から会いたいと電話を受け、一馬は佐織と翌日の約束をして客を見つけるとナイフで襲われ助けた八郎が刺され、一馬が手当てし病院に連れ医師・早乙女賢治(峰岸徹)が娘と話したいと言い、八郎は一馬に向いてる仕事があると言った。
八郎は病院を抜け出し七重に会いバイオリンを聴き田舎に帰ると言われ見送り結婚してくれと言い、一馬は佐織にれい子が好きだった理由を聞かれ海に自殺を図る佐織を追いかけた。


監督:難波一弘

第6話:1995年11月17日:ラストチャンス:46m

一馬(木村拓哉)は海で自殺を図った早乙女佐織(戸田菜穂)を海岸に引きあげ介抱し息を取り戻しれい子(北浦共笑)に負けたく無かったと言い、八郎(浜田雅功)がバスを追いかけ下村七重(石田ゆり子)に結婚を申し込むが断られた。
早乙女賢治(峰岸徹)が佐織を診察し一馬に娘に会うなと言い、一馬は心(飯島直子)に八郎は出入り禁止と言われ、八郎は足を傷つけた客に当たり、一馬と八郎は競馬に負け、多田公平(内藤剛志)に見つからない様に逃げ、互いに振られたと言い合い、当たり馬券を拾い一馬は八郎の指示で女性を口説くが失敗し、二人で近づきカラオケに誘い口説くが揉め逃げられた。
一馬と八郎は七重を訪問するが、八郎は何も言えず一馬が悪口を言うと七重は自分が悪いと言い、一馬と八郎は通行人に当たり二人の所を多田に見つかり恩知らずと殴られ、互いに付きまとうなと言い合い別れるが、直ぐに会い反省した。
一馬は佐織を連れ出し、れい子が死んだ海に連れ逃げずれい子の為に忘れるから待って欲しいと言い佐織は信じると言い、八郎は多田に辞表を出し止めるが去り、七重が心の店に来て八郎に指輪を返す様に頼み、心は八郎に渡し、見た一馬は八郎を駅に連れ説得し、八郎は七重を列車から連れ出した。


監督:難波一弘

第7話:1995年11月24日:さようなら:46m

八郎(浜田雅功)は下村七重(石田ゆり子)を発車間際の列車から強引に連れ出し一馬(木村拓哉)にぶつかるが、七重は荷物もバイオリンも列車に置いて来て何も無いと言い八郎は指輪を贈り、八郎と一馬は心(飯島直子)に頼ろうとして冗談と勘違いされ、七重は八郎と婚姻届けを出そうとするが八郎が判子を持たず、多田公平(内藤剛志)が八郎に辞めるなと言い、一馬は早乙女佐織(戸田菜穂)と早乙女賢治(峰岸徹)を待ち交際を言うと病院を継ぐ者と結婚させたいと言われた。
八郎と七重とが、一馬と佐織に会い結婚の証人を頼み、八郎が多田に辞めたいと頼むが認めず最後の仕事に別れた女から荷物を取り返せと言われ、八郎を心が誘い初対面と付き合おうと言い八郎は相手がいると断り、七重は多田の手下に家に押し込まれ襲われると一馬が来て七重がナイフで脅し追い返した。
一馬が八郎に七重の様子を聞き心配し、八郎は多田からマンションの鍵を借り出かけると一馬が聞いて知り2人で出かけ愛人のマンションに行くと愛人の死体があり警察が来て一馬と八郎は2階から飛び降り逃げ、八郎は婚姻届けを捨てようとし、1人逮捕された。


監督:伊佐野英樹

第8話:1995年12月1日:栄光と絶望:46m

4年後、一馬(木村拓哉)と早乙女佐織(戸田菜穂)の結婚式が行われ一馬は早乙女賢治(峰岸徹)の病院で働くとスピーチがあり、一馬は数年前は違う人生だったがある人に会い生活が変わったと挨拶した。
一馬と佐織が心(飯島直子)の店に行き、父が死ぬ借金が有り婚約したと聞き、八郎(浜田雅功)が何故見つからないのかと聞かれ、一馬は1人で下村七重(石田ゆり子)と息子・一郎と会い過ごし、一馬は父を連れると約束した。
一馬は病院に運ばれた八郎(浜田雅功)の手当てをして、翌朝気づくと探したと話すと、七重には元気になるまで知らせるなと言われ、八郎が病院を抜け出し一馬は心当たりを探し、八郎は酒を求めて町を歩き一馬は見つけ話しを聞きと前科者に仕事がないと言い、酒に溺れ中毒になっていた。
八郎は一馬と殴り合い負けて、全て一馬のせいと言い、翌朝一馬は八郎を連れ七重と一郎を見せて八郎を待っていると言うが、知らないと言う八郎を置いて一馬は去り、八郎は心の店でビールを飲むと後藤(小林すすむ)が来て心が婚約者と紹介し、八郎は七重に電話するが何も言わず切った。
心は一馬から八郎はアルコール中毒と聞き、一馬は八郎を見つけるが川に飛び込み、一馬も飛び込み助けた。


監督:清弘誠

第9話:1995年12月8日:幸福のゆくえ:46m

八郎(浜田雅功)が酒を飲むか迷うと一馬(木村拓哉)が訪ね酒を見つけ捨て下村七重(石田ゆり子)の事を考えろと言った。
一馬は早乙女賢治(峰岸徹)から心配事を聞かれ、心(飯島直子)に八郎の監視を頼み、多田公平(内藤剛志)が来て八郎と揉め酒を飲まそうとして心が追いだした。
一馬は七重親子を訪ね一郎の揉め事を周囲に謝り、八郎が帰って来ないか不安になると言い、八郎は心に店で働かないかと誘われ、家に帰り早乙女佐織(戸田菜穂)に会い一馬と付き合わないように頼まれ金を渡されるが返し、八郎は酔い病院で騒ぎ一馬の邪魔をして喧嘩した。
八郎は心の店で後藤(小林すすむ)と話すのを見て帰り、佐織が見て、七重と一郎のアパートを訪ねるが帰り、公園で目覚め一郎に偶然会い探す七重を見て逃げ隠れた。
1月後に八郎は心の店で働き、一馬が食事に来て八郎を呼び出し立ち直った理由を聞くと本当の事を言わず一馬と会わないせいと聞き七重に教えると言い、一郎の誕生日を心の店で行おうと七重に言い、一馬と七重と一郎が心の店に行き、八郎は途中で多田公平の取り立てを見かけ喧嘩を売られ殴られ酒を無理に飲まされ、多田が一馬を呼び出し、一馬は様子を見て多田に文句を言い八郎が制止するが多田を繰り返し殴った。


監督:難波一弘

第10話:1995年12月15日:さらば友よ:46m

一馬(木村拓哉)は多田公平(内藤剛志)の暴力を振るい状態を心配し、八郎(浜田雅功)が訪ね誰もが喜ぶと言い、八郎に刑事・志村(角野卓三)が声を掛け病院に連れ多田は危篤で八郎は一馬が刺したりしたとデタラメを言った。
志村は一馬に八郎の事を聞かれ無関係と答え、八郎は一馬に会わない方が良いと言い一馬が自首すると聞き自分を一生恨むだろうと言い、一馬が勝手にするなら自分も七重に会わないと言い、一馬は早乙女佐織(戸田菜穂)から警察から八郎の事を聞かれたと言い心配され、下村七重(石田ゆり子)と八郎の事で言い合い、一馬は七重から電話で八郎の事を聞かれもう関わりたくないと答えた。
八郎は佐織から電話で一馬と喧嘩し一馬に好きな人がいて親友の妻と言い、翌日に八郎は七重と一郎の様子を見に行き一郎が一馬が好きで七重が否定し、八郎が一馬の病院に仮病で行き佐織の疑いを話し、志村が来て一馬と八郎は芝居をするがしつこく絡んだ。
八郎は心(飯島直子)に行き心配だったと言われ、後藤(小林すすむ)からの電話に出て断り、八郎に踏ん切りを付ける為に抱いて欲しいと言い、一馬に七重が来て八郎が会いたくないだろうと言い帰ろうとすると、一馬が七重を抱き謝り八郎を会わせると言った。
一馬は離婚届けを書き置いて出かけ、早乙女賢治(峰岸徹)に辞表を出し迷惑を掛けられないと謝り、七重と一郎に会い待つと八郎が電話で七重と話し忘れてくれと言い、一馬は八郎を探し、八郎は警察に向かった。


監督:伊佐野英樹

最終(11)話:1995年12月22日:永遠の友:46m

八郎(浜田雅功)が警察に向かうと一馬(木村拓哉)が来て自首すると言い、玄関前で殴り合い八郎が中に連れられ、一馬が目覚めると早乙女佐織(戸田菜穂)が居て、八郎が捕まった理由と殴り合った理由を聞き辞表を返すと、下村七重(石田ゆり子)が来て八郎に面会を断られ心の中で裏切ったと言い、留置所で心(飯島直子)が八郎に結婚は止めたと言い八郎が結婚を申し込むと断った。
一馬は心から八郎の伝言を聞き、客(的場浩司)が来て、一馬は友情とは何かを考え佐織に帰り離婚届けを渡され運命を言われた、一馬は警察に出頭し刑事・志村(角野卓三)は八郎の話しと食い違うと言い、八郎を連れて来て話し合えと言い、一馬と八郎は七重と一郎の事で揉め、八郎は一馬の方が世間の役にたつと言い張り、一馬は八郎は自分に自惚れているだけと言い、志村に八郎は芝居を続けるが一馬は多田(内藤剛志)を殴った動機は八郎が親友だからと言った。
志村は八郎に多田が意識を取り戻したと言い釈放し、逮捕された一馬を八郎が訪れ親友かと聞き、八郎が心を訪れると七重と一郎に会いに行かせ、七重が大事なものは一郎と八郎だと言い漸く八郎と一郎が親しく話し出した。
1年後に出所する一馬を誰も迎えず、一馬が七重の家に行くと引っ越し、看護士を目指す佐織の手紙を読むと、八郎が車で来て焼き肉屋に連れ、心が最後の客と結婚したと言い、七重との結婚は一馬の出所待ちで実家に戻っていると言い、一馬は八郎を約束だと殴ると感謝の印と殴り返され、七重の実家に行こうとするが車が故障しヒッチハイクで向かった。


監督:清弘誠

感想:

強情だけの2人がいつか親友になってゆく。
周囲は迷惑だが、どこか憎めないという幸福な設定だ。
最終話以降も、揉めるばかりだろう。

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