西村京太郎・サスペンス19

「十津川警部の事件簿 危険な賞金」

刑事の巡査・西本明(笠松将)は警視庁捜査1課長の警部・十津川省三(船越英一郎)と刑事・亀井定男(角野卓造)の無線指示で金を運び廃工場で誘拐犯人(辻本一樹)を誘い出し、十津川は自ら犯人を確保して子供・花(咲音)を助け出した、十津川は父(佐藤祐一)が誘拐犯と気づいた。
東京玉守商店街の神社で玉守病院院長・佐藤幸太郎(大石吾朗)が刺殺され、十津川班が出動し十津川と亀井は看護師・前沢文子(遠野なぎこ)から内縁で下町の赤髭先生と呼ばれたと聞き、西本と亀井は大熊麻里絵(山下リオ)と大熊佐和子(山下容莉枝)から往診の内容を聞いた。
刑事の巡査・羽村凛々子(大野いと)は盗品が多いと告げ、警部補・六条勝幸(大場泰正)と巡査長・本間良介(西沢仁太)は玉守商店街の平和を守る会会長を名乗る者から1000万円分の札束と「犯人の情報者に1000万円進呈」と呼んだ。
刑事らは商店街で聞き込み、幸太郎の部屋を家宅捜索し多額の預金と不明な入金と出金を見つかり、娘・佐藤冴子(加藤理恵)から前沢に半分残す遺言書を聞いた、夜に十津川と亀井は小料理屋「はらら」で女将・根来薫(山村紅葉)と板前・根来竜二(山口竜央)で呑んだ。
SNSの1000万円と犯人に関する書き込みが溢れ、十津川と西本は夫が死んだ大熊家で佐和子の妹・竹内真紀子(中山忍)と娘・竹内鈴子(美山加恋)に会い、堀越良太(奥野瑛太)と吉村秀夫(岩井拳士朗)が来て、麻里絵の婚約者・政野武文(増田修一朗)が手伝い、早坂達也(山田純大)が来た。
十津川は往診を疑い、刑事らは幸太郎が赤髭先生とは違う偽善者の意見を多く聞き洗い直した、幸太郎はスーパーの川崎勉(伊藤正之)から家族の秘密で金を受け取った、佐和子と麻里絵は恐喝を否定し、早坂は1000万円の賞金を認めアリバイを主張した、堀越は恐喝を否定し吉村のアリバイを主張した。
8年前に「早坂は1億円を引き出し」「幸太郎の口座に同額が増え」「堀越と吉村が聴取され、堀越と吉村と吉村の妹とその友人・天野鈴子(中田華月)がキャンプし鈴子が行方不明になり直ぐに取り消された。天野鈴子は現在の竹内鈴子だった。」。
堀越と吉村は何も話さず、真紀子は鈴子は2日間の記憶が無いと告げ、鈴子は背中に負われて山を降りたと告げ、埼玉で天野一郎(坂田聡)から実の父・早坂が1億円の身の代金を払ったと聞き、十津川と亀井は早坂から天野一家をバラバラにさせたと聞いた。
<以下、隠し字>
十津川と亀井は前沢を聴取し幸太郎と堀越と吉村の関係を問うた、翌朝に吉村の窒息死体が見つかりスマホに幸太郎殺害の遺書があり、吉村は誘拐と幸太郎の恐喝を自供したがアリバイが有り、西本は遺書を疑い、刑事らは堀越の周辺を調べた、十津川は8年前に誘拐犯が早坂が父と知った事が疑問と思いついた。
大熊家を家宅捜索し、十津川は佐和子に問い、麻里絵が誘拐事件で恐喝されていて幸太郎と堀越を殺害したと疑った、麻里絵は「堀越が指示して早坂から1億円奪い、幸太郎と堀越から脅された。」と自供し、十津川は早坂に鈴子に打ち明けろと鈴子と真紀子を会わせた。


監督:伊藤寿浩
脚本:田子明弘
原作:西村京太郎「十津川警部の事件簿『危険な賞金』」
出演者:船越英一郎・角野卓造・笠松将・大野いと・大場泰正・西沢仁太・山村紅葉・山口竜央・・中山忍・山田純大・美山加恋・山下リオ・大石吾朗・遠野なぎこ・山下容莉枝・加藤理恵・坂田聡・奥野瑛太・岩井拳士朗・伊藤正之・増田修一朗・横山一敏・中田華月・辻本一樹・咲音・佐藤祐一・片岡明日香・
製作年:2020年
96m


感想:

十津川警部のラストラン

20年前に札沼線の新十津川駅で赤池庄五郎(福本成也)は東京へ行く友人・早瀬由美(杉本愛里)と中園宏司(丸田怜音)に揃いの列車ミニチュアを渡した。
新十津川町役場で赤池庄五郎(松尾諭)が札沼線廃止の撤回を求めて猟銃を持って立て籠もり早瀬由美(黒谷友香)と十津川省三警部(高橋英樹)が説得した。
2日前深夜に刺殺体が発見されて警視庁捜査一課警部・十津川と刑事・亀井定夫(高田純次)と柿沼浩輔(葛山信吾)と久保田あかね(伴アンリ)と北条早苗(山村紅葉)と小林宏昌(佐藤正浩)らは臨場し、被害者は大学教授・大島健蔵(久松信美)で発見者・丸山雪菜は大島から「十津川」と聞いた。
翌日に妻・大島絢乃(宮田早苗)から大島が品種改良の相談に度々来た男を「十津川のヤツ」と呼んだと聞き、捜査で現場付近の防犯カメラに男が映っていた、十津川と亀井は研究所で大島の同僚の准教授・早瀬由美(黒谷友香)からミトコンドリアの研究内容を聞き、研究支援のバイオ関連会社社長・中園宏司(中村俊介)が加わり2人は防犯カメラの男は幼なじみ・赤池と告げた。
3人は新十津川町出身で早瀬と中園は大学進学で上京し、赤池は地元で農業を継ぎ品種改良に取り組み、早瀬は大島を紹介したが大島は「小学生の自由研究レベル」と言っていた、北海道警は赤池を探し、十津川らはパートナーのシュミット教授(イアン・ムーア)が3月前に大島と対立し辞めていたと知った。
翌日に十津川と亀井は新千歳空港から札幌経由で滝川駅に行き、赤池は猟銃を奪い逃走し町役場の議会に侵入した、十津川と亀井は町役場に行き新十津川署課長・広松(斎藤歩)と刑事・鷺沼玲奈(伊藤麻実子)から赤池は資産家・浦野典史(螢雪次朗)を探し複数の人質と立てこもったと聞き、そこへ早瀬が駆けつけ、十津川は早瀬を庇い赤池に銃を向けられ「札沼線廃止撤回」要求を聞いた。
十津川と亀井は赤池の真意が不明で、浦野は土地売買を進めていた、赤池は大島を殺した中園を連れろと要求した、柿沼と北条は東京で中園を訪ねるとビル屋上から転落した、十津川らは送られた遺書を読み「大島殺害を自供」を告げ、赤池は投降した。

十津川と亀井は早瀬と中園が不幸な子供時代の逆境から成長したと知り、赤池を取調べ「遺書で、中園は大島と研究設備建設用地を浦野の土地で考えたが、1週前に大島が浦野に破棄を告げた。中園は大島と揉めて刺した」と告げ、赤池は「翌日滝川経由で戻りバスで新十津川に戻り襲われ中園に見えた、小屋で目を覚まし早瀬と中園のメールで事件を知った」と告げた。
<以下、隠し字>
十津川と亀井は早瀬から「建設用地は知らず、日本一早い最終列車新十津川10:00は使わず帰る」と聞き、十津川は鷺沼と新十津川駅で子供らが配る絵を見つけ、中園が残した絵と同じで昨日から配ると知り、東京へのルートを調べ鉄道マニアから「次の下徳富駅で降りてタクシーで砂川駅に行くルート」を聞き写真に写り、下徳富駅のノートに中園の書き込みが見つかった。 亀井はシュミット教授から早瀬がデータ改竄したが自覚が無いと聞き、十津川と鷺沼は赤池からノートの内容を聞き、広松から28年前の中園の養父の転落事故で早瀬がアリバイ証言したと聞いた。
東京で十津川らは早瀬に「度々不可解な事件が有ったが、全て中園に殺させた。中園は赤池を殺せず自殺した」と告げた、十津川と亀井は下徳富駅に行き早瀬は赤池から「中園を何故自殺させた。やり直して欲しい」と言われた。


監督:村川透
脚本:深沢正樹
原作:西村京太郎「札沼線の愛と死 新十津川町を行く」
出演者:高橋英樹・高田純次・伴アンリ・山村紅葉・葛山信吾・佐藤正浩・黒谷友香・松尾諭・中村俊介・伊藤麻実子・久松信美・螢雪次朗・斎藤歩・宮田早苗・(イアン・ムーア)・福本成也・杉本愛里・丸田怜音
製作年:2020年


感想:

鉄道捜査官(19)

警視庁鉄道捜査隊東京駅分駐所の鉄道捜査隊主任・花村乃里子(沢口靖子)は、隊員・品川福太朗(本田大輔)と隊員・望月春樹(長谷川朝晴)と課長・野川一郎(筧利夫)と働き、花村は東京駅構内で男性刺殺体を発見し逃走する中年男が目撃されていて緊急配備した。
被害者は佐竹和則でポケットから住所が書かれたメモを見つけ臨場した捜査一課係長(こがけん)に渡そうとした、所轄署時代の先輩の捜査一課刑事・三沢貴彦(勝村政信)がメモを引き取った、三沢は当時は頼りがいのある先輩だったが、係長に報告しない三沢の態度に花村は不審を抱いた。
佐竹が恐喝の常習犯と判明し、メモの住所は大手通販会社社長・楠木孝蔵(長谷川初範)の自宅だった、楠木は一代で会社を急成長させたやり手で贈賄からパワハラの悪い噂があった。
花村は三沢から目撃された逃亡者は楠木の秘書・北島靖男(山本龍二)と聞き楠木の事情聴取に同行した、楠木は口をつぐんだが妻・昭子(内田慈)に促されて、「事件直前に佐竹が「娘を殺されたくなければ10億円用意しろ」と脅迫状を持って来た」と告げ、北島は「楠木の命令で佐竹を追跡したが東京駅で見失い、佐竹の遺体に遭遇して逃げた」と打ち明けた。
娘・楠木香織(武田梨奈)は父の会社の宣伝部長だが父に反抗的で、楠木が反対するカメラマン・君原洋介(小久保寿人)との交際をやめず、脅迫状はまったく聞き入れず翌日開催するPRイベント『秩父SLパレオエクスプレス縁結びツアー』も決行すると言い張った、花村は香織から中止を断られ、手塚真理絵(山村紅葉)と大沢次郎(山口竜央)の店で野川と三沢が変わったと話した。
花村と三沢は香織の警護のためカップルを装ってイベントに参加した、熊谷駅で不審男がツアーを尾行していた、SLが出発して11:25に長瀞駅に着き降りて實登山神社に行った、花村は不審者の写真を撮り野川に送った、岩畳で休憩になり三沢は香織を挑発した。
12:25に長瀞駅から普通列車で和銅黒谷駅に行き聖神社に参り、14:16に終点・三峰口で14:55発のバスに乗り換え三峯神社に向かい15:45に着いた、今村栄(金児憲史)が不審者を見かけたと言うと騒ぎの間に香織が消えた、花村は野川に連絡して不審者は南田義之で香織のストーカーと判った。
三沢が消え、楠木は脅迫電話で1億円持って車で長瀞に向かった、花村と品川は長瀞で合流して捜し、林の中で楠木と南田の車を見つけた近くで南田の刺殺体と殴られた楠木を見つけ病院に搬送した、翌朝に三沢が来て楠木から事情を聞くが疑った。
香織は見つからず、花村と三沢は捜索隊と登山道を調べてロッジを見つけて香織を確保して慰留品のネックレスを見つけたが覚えていなかった、三沢は香織と楠木を疑い、君原が来てアリバイを問うた。
花村らは東京に戻り野川らと打ち合わせ、南田は12:00から眠らされていたと判り誘拐犯でないと判った、花村は君原を疑うが川越と寄居にアリバイがあった、野川は「三沢は5年前の藤森充希(永島あゆみ)事件で上層部と対立して変わった」と告げた。
<以下、隠し字>
花村は西武秩父駅の温泉に向かう手塚に出会い、川越駅に行き11:27発特急で寄居に12:2,に着き、12:35発の秩父鉄道に乗り換え13:13に御花畑駅で下車して徒歩3分で西武秩父駅に行き、13:30発のバスに乗り三峰口駅前を経由して14:45に三峯神社に着いてアリバイが崩れた。
君原の行方が判らず、三沢は香織を尾行して花村に「楠木の5年前の容疑を1人調べ、君原が復讐を狙う」と告げた、花村と野川は手塚から楠木の後妻・昭子が怪しいと聞いた、花村は三沢を呼び出して今村と昭子との関係を告げ、今村は君原に南田と佐竹を殺害して罪を着せようとした、花村は今村が南田を見たと嘘をつき楠木を脅迫して罪を着せたと告げ、三沢は一村を逮捕した。
花村と野川は君原を取調べた、花村と三沢は楠木と昭子と香織と君原を集め、「楠木は昭子との関係を知らず今村を利用して、君原と楠木殺害を計画した」「君原は恋人の復讐を狙い香織に近づいた」「香織は気づいたが黙っていた。5年前に藤森殺害した楠木を見ていた」、三沢は楠木を逮捕した。


監督:村川透
脚本:深沢正樹
原作:西村京太郎「臨時特急「京都号」殺人事件」
出演者:沢口靖子・山村紅葉・長谷川朝晴・本田大輔・筧利夫・山口竜央・勝村政信・武田梨奈・金児憲史・こがけん・長谷川初範・内田慈・小久保寿人・山本龍二・永島あゆみ・
製作年:2021年


感想:

十津川警部の事件簿「悪夢」

多摩川の河川敷で刺殺体が発見され、警視庁捜査一課・十津川省三(船越英一郎)と刑事・亀井定男(角野卓造)と西本明(笠松将)と羽村凛々子(大野いと)と本間良介(西沢仁太)と六条勝幸(大場泰正)ら十津川班は臨場した。
被害者は中村健治(内田朝陽)で、松田裕子(安田聖愛)が身元確認して「3月前に裕子の借金返済で空手の有段者の中村は闇金と揉めていた」と告げた、現場付近の駐車場が犯行跡が見つかり、十津川は空手の有段者の中村があっさり殺され疑問を抱いた。
十津川と亀井は根来薫(山村紅葉)と根来竜二(山口竜央)が営む料理屋「はらら」で話した、翌日に十津川らは中村の元の会社で部長・島原倫子(遊井亮子)と当時の上司・音羽英祐(近藤公園)から解雇理由は横領と聞いた、社長・工藤洋一郎(西村和彦)は中村を庇ったと告げ、英祐は帰宅して妻・音羽夏子(雛形あきこ)に中村の事件を話した。
西本や羽村の調べで現場近くで襲われた女性・白井明日香から「犯人の手の甲に虎のタトゥーがあった」と聞いた、所轄から類似事件2件発生し永井美幸と桜井里緒が被害と聞いた、中村は助けようとして殺されたと考えられた。
夏子は工藤との過去で脅された、西本と羽村はタトゥーを探し裏カジノで橋爪恭介(弓削智久)を追うが逃げられ家宅捜索して永井と白井の盗品が見つかった、橋爪とアーティスト・赤坂透(水上剣星)は高校友人だった。
4日後に西本と羽村は張り込み、河口湖で橋爪の車と遺書が見つかり向かい県警・岩永と捜査した、十津川は犯人は2人組と考え、車の足取りを調べて山中から橋爪の死体を見つけた、その通話履歴に工藤と夏子が見つかり、十津川らは工藤に会い「工藤は夏子と不倫関係で中村に脅された」と聞き、十津川らは夏子に会い同様だと聞いた。
翌日に十津川らは島原に聞き込むと工藤を擁護して夏子と英祐の強い繋がりを聞き、英祐からは夏子への思いを聞いた。
<以下、隠し字>
十津川らは暴行事件被害者を調べて犯人との接触場所を考えて通勤電車と考えた、桜井は不審者を思い出した、駅の防犯カメラから容疑者を見つけて赤坂の部下・石田豊(岡部尚)を連行した。
英祐は夏子に不倫を理由に離婚を求めた、取り調べで石田は「橋爪と2人で女性を襲った、助けに来た中村を殺害した」と認めたが橋爪殺害は否定した、河口湖の防犯カメラで自転車が映り十津川は真相を知った。
十津川らは夏子に会い、英祐を逮捕した、英祐は「夏子のスマホで橋爪を呼び出して殺害した」と認めた。
十津川は英祐と夏子を会わせて「中村が英祐に夏子の過去を話した事を後悔していた。英祐は逆に夏子を幸せにすると思った」「罪を背負い助ける為に離婚した」と告げた。


監督:伊藤寿浩
脚本:大石哲也
原作:西村京太郎「十津川警部「悪夢」通勤快速の罠」
出演者:船越英一郎・角野卓造・笠松将・大野いと・大場泰正・西沢仁太・山村紅葉・山口竜央・・雛形あきこ・近藤公園・西村和彦・内田朝陽・安田聖愛・遊井亮子・弓削智久・岡部尚・水上剣星・
製作年:2021年
96m


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