功名が辻

スタッフ

原作:司馬遼太郎(『功名が辻』)
脚本:大石静
演出:尾崎充信・加藤拓・梛川善郎・久保田充・梶原登城・大原拓

第1回:2006年1月8日:桶狭間

1573年(天正3年)長篠の闘いで織田信長(舘ひろし)は羽柴秀吉(柄本明)と徳川家康(西田敏行)らと山内一豊(上川隆也)らと鉄砲軍で武田軍を壊滅させた、千代(仲間由紀恵)は軍を待った。
1560年琵琶湖の浅井領で千代(永井杏)は生まれ、近江浅井氏の家臣の父・若宮喜助(宅麻伸)と暮らし母・とも(木村多江)は病弱で父は出陣し、織田信長(舘ひろし)は木下藤吉郎(柄本明)と今川義元(江守徹)の進軍に供えた。
山内一豊(上川隆也)は五藤吉兵衛(武田鉄矢)と祖父江新右衛門(前田吟)と信長とすれ違い父の仇と言うと家の再興を言われた、信長は兄弟を討って尾張を統一し一豊の父・山内盛豊(坂口進也)はその中で殺されていた、清洲城で丹羽長秀(名高達男)と林通勝(苅谷俊介)と柴田勝家(勝野洋)と佐久間信盛(俵木藤汰)が議論し、信長の正室・濃(和久井映見)は信長の妹・市(大地真央)と話し、藤吉郎は兵糧を集め寧々(浅野ゆう子)に会い、藤吉郎は前野将右衛門(石倉三郎)や蜂須賀小六(高山善廣)を誘い桶狭間で義元を留めると頼んだ。
六角の兵が千代の村に攻め入り村を焼き、千代とともは六平太に助けられ逃げ父の死を聞き、千代はともに1人で美濃へ行けといわれたが野武士に捕らわれたが、蜂須賀小六に助けられ逃げ、一豊らの一行に出会い怪我の治療をされ、美濃は遠く近くの寺の一豊の母・法秀尼(佐久間良子)を頼れと言われ名を聞いた。
信長は雨を待ち、一豊らは藤吉郎を追い小六らに会い主君を変えろと言われ乱世に仇はなく信長の力を言われ、千代は法秀尼と暮らし始め、信長は出陣し熱田神宮で陣を集め桶狭間に向かい、義元は桶狭間で休息し宴を張り、一豊らが様子を見ると信長は義元の桶狭間で休息を知り藤吉郎を褒め雨が降り山を駆け下り義元を急襲し倒した、一豊は信長み仇と狙うが闘いをみて味方したと言い槍を贈られた。


演出:尾崎充信

第2回:1月15日:決別の河

千代(永井杏)は法秀尼(佐久間良子)に居て、清洲に明智光秀(坂東三津五郎)が来て木下藤吉郎(柄本明)は山内一豊(上川隆也)と五藤吉兵衛(武田鉄矢)と祖父江新右衛門(前田吟)を家に置き、柴田勝家(勝野洋)は織田信長(舘ひろし)に光秀を告げ、濃(和久井映見)は市(大地真央)と松平元康を話し、信長が濃に光秀を尋ねた。
一豊らは法秀尼を訪ね信長に奉公したいと伝え任かすが命は粗末にするなと言われ、千代に会い戦は嫌いと言われ、千代は美濃に行こうとし法秀尼に一豊の妻に考えていたと聞いた。
一豊は藤吉郎から美濃に出陣の予想を聞き、法秀尼を訪ね千代が美濃に向かったと聞き追い河を渡る千代に戻れと告げるが美濃に向かい西美濃の不破市之丞(津川雅彦)ときぬ(多岐川裕美)に頼り迎えられ、千代は明日信長が美濃を攻めると告げ、信長が美濃を攻めたが市之丞の知らせで斉藤が出陣し信長は清洲に戻った。
一豊は藤吉郎から狙いは寧々(浅野ゆう子)と言い結婚を申し出た、1561年に藤吉郎と寧々が祝言し、斉藤竜興(工藤和馬)が美濃を継ぎ信長が美濃を攻めるが竹中半兵衛(筒井道隆)に阻まれたが藤吉郎の機転で助かり、藤吉郎は加増された。
藤吉郎は一豊に攻め方を変えると告げ西美濃を徐々に寝返らせ竹中半兵衛との知恵比べと言い、半兵衛は千代(仲間由紀恵)と遠乗りし墨股につれ弱点だと告げ、藤吉郎は一豊を連れ砦建設地の墨股を訪れ、千代は一豊の姿を見た。


演出:尾崎充信

第3回:1月22日:運命の再会

1563年千代(仲間由紀恵)と竹中半兵衛(筒井道隆)は墨股で木下藤吉郎(柄本明)は山内一豊(上川隆也)を見て「兵を損なわず勝つのが兵法」と聞き、不破市之丞(津川雅彦)は蜂須賀小六(高山善廣)の誘いを断りきぬ(多岐川裕美)と千代を話した。
織田信長(舘ひろし)に柴田勝家(勝野洋)は斉藤竜興(工藤和馬)の軍師は半兵衛と告げ、藤吉郎が墨股に3日で砦を築くと言い命じられ、組み立てた部分を筏で上流から流す方法を考えるが斉藤軍が邪魔するが築きあげ、千代は幼馴染の甲賀忍者・六平太(香川照之)に会い半兵衛と藤吉郎の闘いと聞き一豊が無事か知りたいと言い、藤吉郎は信長から藤吉郎秀吉と名を貰い一豊と川浪衆を与力に貰った。
千代は六平太から一豊が来ると聞き、半兵衛に藤吉郎と一豊が訪ね、千代は一豊と再会し、竜興が酒に溺れ1月後に半兵衛が弟の見舞いに来て稲葉城を乗っ取り、千代は暇を出されきぬと話すと市之丞が半兵衛の城を乗っ取りを伝え、千代は城に行くと竜興が意見を聞けば隠居すると聞き納得しなく、その後に竜興が城に戻ったが再度酒に溺れだした。
市之丞は千代に美濃での縁談を言われ、藤吉郎と一豊が半兵衛を説得するが応じず、一豊が父の仇だが信長に付いたと言い、半兵衛は千代からの一豊への手紙を読み六平太から信長に使えよと誘われ、藤吉郎は半兵衛によばれ一豊と向かうと半兵衛は千代を一豊に会わせた。


演出:加藤拓

第4回:1月29日:炎の中の抱擁

千代(仲間由紀恵)は竹中半兵衛(筒井道隆)の計らいで山内一豊(上川隆也)に会い尾張に誘われるが不破は捨てやれないと断り定めと言い駄目なら逃げようと言うが一豊は家臣も夢も捨てられないと断った、半兵衛は木下藤吉郎秀吉(柄本明)と話しいつ織田信長(舘ひろし)に会うか尋ねた。
半兵衛は信長に会い藤吉郎秀吉の家来になりたいと願い、稲葉山城攻略は家臣と兵糧の分散と述べ、藤吉郎秀吉は美濃の仲間に指示を伝え家族を篭城させて兵糧を減らさせた、藤吉郎秀吉と蜂須賀小六(高山善廣)らは寝返った家臣らの元に進んだが、稲葉山城は一夜で落ちなかった。
半年後に信長は藤吉郎秀吉と半兵衛を呼ぶと策はなく道三に聞けと答え、半兵衛は秀吉に一豊を呼び千代と結ぶと告げ、一豊に城内に忍び千代を助けよと言い、細い道の侵入道を告げ、秀吉は信長から女・子供は助けて良いと了解を得た、秀吉らは裏道から城内に入り、正面から味方を引き入れた、不破市之丞(津川雅彦)は千代に逃げろと言い、一豊は千代は夫婦になりたいと市之丞を説得し、炎の中で結ばれた、稲葉山城は陥落し、きぬ(多岐川裕美)が金を掘り出し市之丞と千代に持参金として渡した。
1567年10月信長は美濃に移り、一豊は50石取りになり千代との婚儀の日に法秀尼(佐久間良子)と弟・山内康豊(玉木宏)が来た、千代が来て法秀尼に挨拶し婚儀が始まった。


演出:尾崎充信

第5回:2月5日:新妻の誓い

千代(仲間由紀恵)と山内一豊(上川隆也)は祝言をあげ夜にいつから気に掛けたか尋ね夢を聞き同じ夢を追うと言い、五藤吉兵衛(武田鉄矢)と祖父江新右衛門(前田吟)が語り、翌朝に法秀尼(佐久間良子)と弟・山内康豊(玉木宏)に千代が寝坊し集まった。
寧々(浅野ゆう子)は堀尾吉晴(生瀬勝久)の妻・いと(三原じゅん子)と中村一氏(田村淳)の妻・とし(乙葉)から一豊の嫁の噂を聞き、千代は吉兵衛から山内家は貧しいと言われ無理は避けよと言われた。
織田信長(舘ひろし)は稲葉山を岐阜と改め近江を攻めると言うと、木下藤吉郎秀吉(柄本明)はまだ早いと言うと策がないと言われ、一豊は吉晴と一氏を家に呼びいとととしも来て一豊と千代に会い、秀吉は竹中半兵衛(筒井道隆)に相談し浅井と組むと聞き、一豊は千代に秀吉から浅井を調べろと言い先に不破市之丞(津川雅彦)に浅井の内情を聞き、変装して近江に向かった。
寧々が千代を訪ね小袖製作を頼まれ、秀吉は信長に浅井長政に正室がいなく信望が厚いと言い、信長は濃(和久井映見)と市(大地真央)に相談すると市が嫁に行くと言い、秀吉は市之丞に縁談を持ち掛け、市が千代を訪ね近江の話しを聞き、寧々の為に作った小袖を持ち帰り、寧々は全てを持って行くと言われた。
後日に市が千代を連れ馬で駆け、信長への思いと婚儀の不安を聞き、一豊と秀吉が戻り市に会い市は城に戻り、千代は一豊に市が婚儀で戦を止めると言った。


演出:尾崎充信

第6回:2月12日:山内家旗揚げ

織田信長(舘ひろし)の妹・市(大地真央)は1568年小谷城の浅井長政(榎木孝明)の嫁ぎ父・浅井久政(山本圭)らと婚礼を行い、千代(仲間由紀恵)は竹中半兵衛(筒井道隆)から信長が京へ進軍すると聞き、山内一豊(上川隆也)に世の動きを見極めよと言い、祖父江新右衛門(前田吟)が妻・ふね(熊谷真実)と長男・祖父江新一郎(浜田学)ら男3人・女4人を連れて来た。
信長と濃(和久井映見)は明智光秀(坂東三津五郎)から手紙を受け、一乗谷で光秀は足利義昭(三谷幸喜)と細川藤孝(近藤正臣)と上洛と岐阜行きを話し、信長は光秀に5000石を与え、濃が光秀と昔を話した。
千代は五藤吉兵衛(武田鉄矢)からやり繰りを言われ、楽市で品物が安いと知り商いを始め、食事を減らし空腹に苦しみ、木下藤吉郎秀吉(柄本明)と寧々(浅野ゆう子)が一豊を訪ね光秀の取り立てを話し、信長の家臣で光秀が増えるが一豊は秀吉を信じた。
義昭が岐阜に来て、光秀が信長に礼法を教え、上洛を約束し出陣が決まり一豊が六角攻めの先陣になり、千代が手作りの御旗で出陣を見送った。


演出:加藤拓

第7回:2月19日:妻の覚悟

寧々(浅野ゆう子)が千代(仲間由紀恵)の作った着物を気に入り、明智光秀(坂東三津五郎)の妻子を噂し、千代はたま(今泉野乃香)に会い光秀の娘と知り妻・槇(烏丸せつこ)に連れ、木下藤吉郎秀吉(柄本明)と山内一豊(上川隆也)らを連れ織田信長(舘ひろし)が小谷城の浅井長政(榎木孝明)と浅井久政(山本圭)を訪ねた。
一豊が市(大地真央)に呼ばれ、千代に打ち掛けを作って欲しいと頼まれ、信長は小谷城に泊まり、一豊は六平太(香川照之)に久政への注意を言われ、長政は久政の信長討伐を言われたが反対した、翌朝信長は長政勢を加え上洛した。
ふねが流産で重体になり千代は夫に死を知らせるなと言われた、足利義昭(三谷幸喜)は征夷大将軍になり信長は堺と大津の代官を望み秀吉はこれからは商才と鉄砲調達と言った、一豊と祖父江新右衛門(前田吟)と五藤吉兵衛(武田鉄矢)と祖父江新一郎(浜田学)が家に戻ると徳次郎(ささの堅太)が新右衛門を悪く言い斬ろうとするのを千代が止めて悔やみ、徳次郎を探し千代が1人で山を探し連れ帰った。
翌年正月に信長は出陣し一豊らも出陣し、秀吉を京都奉行にし一豊も京に留まる事になった。


演出:加藤拓

第8回:2月26日:命懸けの功名

1570年足利義昭(三谷幸喜)の不穏な動きを木下藤吉郎秀吉(柄本明)が見つけ明智光秀(坂東三津五郎)に伝え、密書に織田信長(舘ひろし)の謀反が書かれていたと告げ、光秀が義昭を諫めるが聞かず、秀吉が山内一豊(上川隆也)らと岐阜で報告し大名を集め能や茶会を催すと言い、一豊を徳川家康(西田敏行)に使いを命じた。
一豊は千代(仲間由紀恵)に信長が浅井に黙って朝倉を攻めるかも知れぬと内密に告げ、一豊は岡崎で家康に書状を届けどこを攻めるか質問され、千代は六平太(香川照之)に市(大地真央)が危ないと言い、信長は上洛しなかった朝倉攻めに出発し家康が到着し光秀に案内させ、六平太は市に連絡した。
浅井長政(榎木孝明)と浅井久政(山本圭)が意見が対立し、市は長政に信長との戦を避けて欲しいと言い、信長は越前を攻め金ヶ崎城が降伏し、一豊は竹中半兵衛(筒井道隆)から城受け渡しは戦になり易いと聞き、朝倉家家臣・三段崎勘右衛門(岡田正典)と一豊が闘い矢を顔に受けたが斬り倒した。
長政が一族の意見で出陣を決め、信長は長政の陣中見舞いが届き六平太が市からと小豆を受取、陣を引かせ殿は秀吉が引き受け、一豊は聞き命を賭けると参戦した。


演出:尾崎充信

第9回:3月5日:初めての浮気

木下藤吉郎秀吉(柄本明)が殿を引き受け、徳川家康(西田敏行)らが挨拶し退き竹中半兵衛(筒井道隆)が山内一豊(上川隆也)を見舞い、秀吉や蜂須賀小六(高山善廣)らに策を授け、殿は時を稼ぎ引きつけ逃げる役で重傷の一豊を祖父江新右衛門(前田吟)や五藤吉兵衛(武田鉄矢)らが輿で運んだ。
六平太(香川照之)が千代(仲間由紀恵)に織田信長(舘ひろし)の敗走と秀吉軍が殿で、一豊の重傷を伝え戦国の宿命で祈れと言い、一豊らは包囲されるが家康軍に助けられ京に逃げ戻り、浅井長政(榎木孝明)を市(大地真央)が迎え浅井久政(山本圭)が批判し、市は信長に知らせ浅井を裏切ったと話したが、長政は我が子も斬ると市を斬らず黙って居れと言い、久政は信長暗殺を狙った。
京で信長に秀吉と家康が戻り挨拶し一豊を200石に加増した、一豊が堀尾吉晴(生瀬勝久)と中村一氏(田村淳)に礼を言い、祖父江新一郎(浜田学)が千代に一豊の無事と加増を連絡し、数日後に一豊を小りん(長澤まさみ)が叔父を探すと訪ね泊まり込み、一豊を誘惑した、夜に陣ぶれがあり小りんに千草越えと言った。
一豊は堀尾からくの一と言われ探すが居らず、小りんは六平太に告げ一豊を話し、六平太は刺客を買収しわざと外させ、信長は岐阜に戻り寧々(浅野ゆう子)から千代(仲間由紀恵)を聞き市の打ち掛けは自分に届けよと言い、濃(和久井映見)が信長への襲撃を心配すると脅しと言い、千代は一豊から傷でなく京で女を抱いたと謝られた。


演出:尾崎充信

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